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バトンとの接触は自分のせいとハミルトン

Jim
2011年6月14日 « マッサに反論するカーティケヤン | ホーナー、ベッテルを"驚異的"と称賛 »
モントリオールで同士討ちを演じたマクラーレン © Sutton Images
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12日(日)に行われたカナダGP決勝レースでチームメイトであるジェンソン・バトンと接触したマクラーレンのルイス・ハミルトンは自分が悪かったと認めている。

ハミルトンはコントロールライン付近でバトンを追い抜こうと仕掛けるも、わずかに両者が接触してハミルトンはウオールにぶつかり、左リアタイヤがパンクしてしまった。スチュワードはレース後に審議し、レーシングインシデントだったと判断。しかし、このパンクチャーによりリタイアに追い込まれたハミルトンは悪天候で赤旗中断された際にバトンと話し合い、すでに状況をはっきりとさせていた。

『BBC Radio 5 Live(BBCラジオ5ライブ)』のポッドキャストで「長い中断があったときにジェンソン(バトン)が部屋にやって来て"ごめんよ、君が見えなかったんだ"と言ってきたから僕は"ううん、全部僕のせいだよ。最悪のタイミングで最悪の位置取りだった"と伝えた。それだけさ。僕たちはいいチームメイトだね、僕はそう思うよ」と話したハミルトン。

2戦続けて失望の結果に終わったにもかかわらず、落胆はしていないと言うハミルトンはさらにこう続けた。

「だってほら、自分の運は自分で引き寄せなきゃ。僕はまだF1にいるし、適合していて健康で、生きてレースができる。それってとても喜ばしいことだと思うんだ。僕たちのポジションにつきたいと願うドライバーは本当にたくさんいる」

「もちろん、いつも以上を期待してしまうのは常だけど、待った者にはいい時が来る。だから僕はとにかくその時を待ちながら、どこかの段階では自分のものにしたいと思っている」

一方、相棒を擁護するバトンは「ルイス(ハミルトン)はたくさんの見出しを飾っている。それは彼が本当にすごいからだ。彼はレーサーでありファイターだ。僕にとっては自分がここにいたいと思う理由がそれ。F1史上最高の一人と言われる才能にあふれたドライバーと共に過ごしながら対戦できるんだからね」とコメント。

チームを率いるマーティン・ウィットマーシュは同じポッドキャストで、今回のインシデントを過去のものと見なすハミルトンとバトンそれぞれの才能が彼らの素晴らしい関係性を示していると強調する。

「チームにスピリットがあり、2人のドライバーにもスピリットがあったことで、いさかいなどが起こらなかったことは素晴らしいことだ。両ドライバーともレースインシデントだと理解している。まったくもって問題がないことははっきりと見て取れるだろう」

「チームメイトが衝突することは簡単だ。もちろんチームにとっては悔しいが、2人のドライバーがぶつかり合ってしまうことは容易に起こり得ることだ。それでも、そうはならなかった。ルイスはチームのため、ジェンソンのために喜んでいると思う」

また、ウィットマーシュはハミルトンに変化を求めていないようで、「ルイスは情熱的なドライバーだと思うし、彼はそのまま進むべきだ。統計的あるいは客観的に考えるかどうかにかかわらず、彼は明らかに不運だった」と強調した。

「ルイスには攻めてほしい。他のマシンと接触してほしいわけではないが、同時に、接触を恐れて引くようでは、彼は今のように偉大なレーサーにはなれないだろう。彼はやらなければならない仕事をしなくなる。彼は不運だったのだ。しかし、彼は本当にタフなレーサーであり続けると思うので、この先のキャリアでも多くの成功を収めると確信している」

しかしながら、元マクラーレンドライバーのジョン・ワトソンは、チャンピオンシップリーダーのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に匹敵できない現状に対して、ハミルトンがフラストレーションを抱えていると警告する。

「ハミルトンはかなりイラついている」と『Talksport(トークスポーツ)』」に述べたワトソンは次のように付け加えた。

「今は彼が自分自身をいい場所に置けているとは思わない。彼はカナダに行ってレッドブルに挑めると考えていたようだが、グリッドは5番手。私からすればレースへの思いではなく、フラストレーションによって駆り立てられているような気がする」

「ハミルトンは落ち着いてじっくりと自分が何をやっているのかを考え、シーズンを取り戻そうとする必要がある。彼はグランプリマシンに乗れば自分が最速だと思っているだろうし、おそらくはそうだろう。彼ならすべてのレースに勝てるだろうし、世界選手権をすべて制して当然だ。つまり、そのフラストレーションがああいった判断につながっているのだろうし、それが問題を引き起こしている」

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