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陽性反応のマクラーレンメンバーが回復

Jim
2020年3月16日 « 開幕が遅れる中、18戦開催に希望を持つF1 | ピレリのチームメンバーに陽性反応 »
© Bryn Lennon/Getty Images
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マクラーレンを率いるザク・ブラウンはオーストラリアGP開幕前夜に新型コロナウイルス検査で陽性反応が出ていたマクラーレンのチームメンバーが「順調に回復」しており、現在は症状がなくなったと明かした。

2020年シーズンの幕開けとなるはずだったオーストラリアGPは先週末に予定されていたものの、12日(木)にチームメンバーに新型コロナウイルスの陽性反応が出たマクラーレンはグランプリへの参加を見送る決断を下し、さらにフリー走行が始まる金曜日になってF1もメルボルンでのすべてのセッションを中止することにした。F1パドックで感染が拡大するのを防ぐとともに、メルボルンの公共安全への影響を最小限に抑えるため、各チームの代表者、F1、FIAの会合を経て中止が決まった格好だ。

F1サーカスの一行が荷物をまとめてヨーロッパに戻った一方で、陽性反応が出ていたマクラーレンのメンバーと、当該人物と濃厚接触のあった14人はメルボルンで14日間の隔離状態に置かれていた。

15日夜にマクラーレンが発行した声明で、マクラーレンCEOのブラウンは当該メンバーの体調が回復したことを明かしつつ、支援してくれたF1コミュニティに感謝を述べた。

「ウイルスに感染していたチームメンバーが順調に回復し、症状がなくなったこと、隔離されていたメンバーが全員、元気であることを報告でき、うれしく思う。チームメイトやパートナーに加え、F1コミュニティや世界中のファンから受けた支援は本当に素晴らしく、皆さまに心から感謝申し上げる」

「目下、われわれの焦点はF1やFIA、他のチームらとともに、2020年カレンダーに関して取り組みながら、この先数カ月にわたってチームを管理していくことだ。刻々と変化する状況にあるが、先のことを想定してフレキシブルに動けるようにしていきたい」

マクラーレンは陽性反応が出たと分かってすぐにオーストラリアGPからの撤収を決めた最初のチームだ。ブラウンとマクラーレン代表のアンドレアス・ザイドルはすでにそういったシナリオを話し合っており、行動を取ることに何ら疑いは持たなかったという。

「イギリスではチームとともにシナリオの想定を続けていたため、さまざまな結果に対応できるオプションを持っていた。アンドレアスと私はすでに、ガレージで陽性反応が出た場合は唯一の選択肢しかないということで同意していた。先にも言ったように、レーサーとして最も難しい決断ではあったが、CEOとしては何よりも容易な決断だった。チームのみんなが優先される。アンドレアスもそのことは十分に感じている」

「木曜夜にこのニュースがもたらされたとき、アンドレアスと私は株主の1人と夕食を取っていた。即座にチームホテルに戻ってレースチームの主要幹部と合流し、アンドレアスがチームを率いることに集中する一方で、私はうちの役員や株主に対応しつつ、もちろん彼らは私の言うことを完全に支持してくれたし、他のチームやF1、FIAへの情報伝達に注力した」

他のF1チームと同様、マクラーレンは現場入りしていた全チームメンバーに対して少なくとも2週間はファクトリーに近づかないよう要請している。また、チームマネジメントの一部には隔離されているメンバーを支援するため、メルボルンにとどまった者も数名いるという。

ザイドルは「現在、隔離された状態でメルボルンにとどまらなければならなかったチームメンバーを受け入れたい。簡単な状況ではない。隔離状態にある者を支えるため、14日間にわたって自主的にメルボルンにとどまってくれているレーシングディレクターのアンドレア・ステラやその他のみんなに心から感謝している」と語り、次のように付け加えた。

「チームメンバーと言及するにあたり、2人の素晴らしいドライバたちにも感謝したい。カルロス(サインツ)とランド(ノリス)は当然ながらチームメンバーのことを心配している。2人とも健康ではあるものの、われわれは2人を残るチームのメンバーから肉体的に引き離さなければならない。ただし、コミュニケーションはコンスタントに取っている」

「また、金曜日、14人ものコアメンバーを欠いていたわれわれにとって非常にチャレンジングだったガレージの撤収や機材のパッキングなど、即座に協力を申し出てくれたパドック仲間のチームにも感謝している。これぞわれわれ全員が受け入れるF1の精神である」

「彼らをサポートするため、私もメルボルンに数日とどまっていたが、今はヨーロッパに戻り、ザクとともに取り組みながら、この先数週間にわたってどう運営していくか、そのプランを練っているところだ。とはいえ、移動を伴うレースチームに関してはすでに、予防措置として2週間はファクトリーに近づかないことを決定している」

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