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マクラーレンが2021年からメルセデスと再タッグ

Jim
2019年9月28日 « ライコネン、「クルマの感触はそこそこいい」 | コレアは右足温存を選択、再建手術へ »
© Lars Baron/Getty Images
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マクラーレンが2021年にルノーからメルセデスのエンジンに載せ替えることになった。新契約は2024年まで続くという。

マクラーレンは2017年末にワークスサプライヤーだったHondaと袂を分かち、ルノーのエンジンカスタマーとなった。以来、調子を上げて現在ではワークスチームのルノーを上回るコンストラクターズ選手権4位につけるまでに改善したものの、いまだにメルセデス、レッドブル、フェラーリの上位3チームとは大きな開きがある。

今はフェラーリが最もパワフルなエンジンを持つと言われているが、現行のターボハイブリッドが採用された2014年以降、すべての選手権を制してきたのはメルセデスであり、今年も再びタイトルを手に入れる可能性が濃厚だ。

当時はカスタマーではなく、ワークスチームだったが、マクラーレンにとっては1998年、1999年、2007年、2008年と直近4回のチャンピオンシップ制覇を成し遂げた時のエンジンサプライヤーに戻ることになる。

マクラーレンCEOのザク・ブラウンは「われわれがF1で再び成功を収めるための長期計画において、この合意は重要なステップである。メルセデスはチームとしてもパワーユニットとしてもベンチマークであり、われわれの旅路の次なるフェーズに同社との関係を確保したいと考えるのは自然のこと」とコメントしている。

「今回の発表は株主の自信を反映したものであり、マクラーレンを上位に返り咲かせるためにわれわれが尽力していることを投資家、従業員、パートナー、そしてファンの皆さまに示す重要なメッセージだ」

マクラーレンのパワーユニット変更に伴い、メルセデスは2021年からカスタマーチームの数を現在の2――ウィリアムズとレーシング・ポイント――から3に増やし、逆にルノーはワークスチームのみとなる。

ルノー代表のシリル・アビテブールは「われわれのパートナーシップが始まって以来、マクラーレンはコンストラクターズ選手権で9位から4位に上がった。したがって、われわれはこれを非常に成功した関係だと考えられる。しかしながら、2020年末に満了する現行契約の条件を見ていく中で、ルノーとマクラーレンが将来に向けて異なる野心を抱いていることが判明した」と明かしている。

「この数週間にわたり、今回の決断に関するさまざまな要素のすべてが慎重に評価されてきた。2021年はすべてのチームにとって重要なシーズンであり、われわれにとって将来に向け、ライバルの強みと野心に関する正確かつ明確な見方を持つことが重要だ」

「今回の決断は上位に復帰するというゴールを持つワークスチームになるというルノーのビジョンに一致するものである。ルノーは長いエンジン供給の歴史において常にそうであったように、来シーズンまでマクラーレン・レーシングへの献身を守り続ける」

メルセデスはマノーが健在だった2014年から2016年にかけて3チームにエンジンを供給していたことがあり、再びそうするにはFIAから特別な免除を受ける必要があるとはいえ、現段階では形式的なものだろうと見られている。

ブリックスワースにあるメルセデスのエンジン部門は2021年からレースごとに8台にエンジンを供給するため、それらの学習からより高い率の利点を得ることになるだろう。また、F1においてはメルセデスとそのエンジンカスタマーとの間で戦略的な政治的同盟が組まれる可能性もある。

メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフは次のように語った。

「新たなパワーユニット供給契約を結び、マクラーレンがメルセデス・ベンツのレーシングファミリーに復帰することをうれしく思う。2つのブランドは名高い歴史を共有しつつも、今回の新契約はすべて将来を見据えたものであり、この先のパワーユニット供給における新時代の始まりとなる」

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