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アロンソにインディ500予選落ちを謝罪するマクラーレン

Jim
2019年5月20日 « アロンソ、2019年のインディ500は予選敗退で幕 | Wシリーズのチャドウィックがウィリアムズ入り »
© Jeffrey Brown/Icon Sportswire via Getty Images
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マクラーレンのスポーティングディレクターを務めるジル・ド・フェランは2019年インディ500に予選落ちという衝撃的な結果をフェルナンド・アロンソに詫びた。

インディアナポリス・モータースピードウェイを舞台に行われた初週のプラクティスを通して不調だったアロンソはトップ30のスポットを手に入れられず、現地19日(日)にグリッド最後方を争うバトルに挑んだが、"バンプデー"でアロンソが記録した4周の平均時速227.353マイル(約365km)はアメリカのドライバー、カイル・カイザーにわずか時速0.019マイル(約0.03km)およばずに予選落ちを喫している。

2003年にインディ500を制した経験を持つド・フェランは、2017年にマクラーレンとアンドレッティ・オートスポーツのパートナーシップによって実現したアロンソのブリックヤードデビューを支えており、その後、マクラーレンで現在の役職に就いた。

マクラーレンは今年のインディ500参戦にあたって自チームを立ち上げ、元フォース・インディア副チーム代表のボブ・ファーンリーが率いている。ただ、HondaとのF1契約が厳しい状態で終焉したこともあり、マシンにはシボレーエンジンが載せられた。

マクラーレンは今年こそインディ500のみの参戦となるが、2020年にはインディカーシリーズへのフル参戦を目指している。それでも、ド・フェランは日曜夜、予選落ちした今回のプロジェクトに関わったすべての人々に謝罪した。

『Racer(レーサー)』に対し、「私だけでなく、チーム全体にとってとても感情的で難しい経験だ」と語ったド・フェランは「この場を借りてアメリカのみならず、われわれの進歩を通して応援してくれた世界中のファンに謝罪すると共に感謝したい。あらゆる場所から良い言葉や素晴らしいメッセージをたくさん頂戴している。ありがとうございます。インディ500に出られずに申し訳ない」と続けている。

マクラーレンのインディ500チームやスポンサーに謝罪した後、ド・フェランは隣に座るアロンソにも詫びている。

「最後になったものの、今私の左側にいる彼に感謝したい。そして、謝罪したい。十分に速いマシンを用意できなかった。あなたはわれわれが知る通りチャンピオンらしい走りだった」

「とりわけ、最後の3日間は本当に切迫しており、非常に難しかった。フェルナンド、キミからはもうこれ以上求められないほどだと思っている。だから、申し訳ない。あなたは素晴らしいドライバーだ。35年と少しのレース生活において、今回が最も痛みを伴う経験だった」

「私の中では複雑な感情があるが、われわれはレーサーだ。この場所を尊重している。レースの中でもここは最も厳しいチャレンジのひとつ。明日にはカムバックしたい。戦いたい。明日にはカムバックして戦いたい。本当につらい」

予選落ちした場合は他チームのエントリーを購入することもオプションのひとつだが、マクラーレンはアロンソがレースに参戦できるようエントリーを手に入れるつもりはないとも認めている。

「われわれはフィールドに自分たちの場所を得たいと思っている」と付け加えたド・フェラン。

予選落ちに終わったアロンソにとって、モータースポーツの3冠達成の目標を成し遂げるには少なくともあと1年待たなければならない。すでにモナコGP優勝とル・マン24時間レースの制覇は達成しているアロンソは史上2人目の3冠王を目指している。史上初の3大レース制覇は1960年代から1970年代にかけて2度の世界王者に輝いたグラハム・ヒルが成し遂げている。

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