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設定目標を下げすぎたマクラーレン

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2018年4月19日 « ピットミス防止策に取り組むFIA | メルセデスがレッドブルの戦略を模倣しなかった理由 »
© Mark Sutton/Sutton Images
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シーズン序盤の3ラウンドで思ったほどMCL33のペースが伸びなかったことから、マクラーレンはマシン全面についての根本的な見直しを実施するという。

イギリスチームは今年の全てのレースでポイントを獲得してコンストラクターズランキング4位にいるが、予選でQ3に進んだことはまだない。レーシングディレクターのエリック・ブーリエはその1ラップのペース不足に着目し、1年の始めにチームの設定したターゲットが低すぎたと考えている。

「マシンは全てのターゲットを満たしている。ということはつまり、そのターゲットが正しくなかったのかもしれない」と彼は述べた。「われわれは野心という部分で、達成すべきものについての目標を改める必要があるだろう」

過去3年間、エンジンパートナーのHondaにパフォーマンスを向上させようとプレッシャーをかけ続けたマクラーレンは、冬の間にルノーパワーに切り替えた以上、もう弁解は通用しないと認めている。しかし、最初の3戦でマクラーレンのQ2最速タイムは、同じルノーエンジンのレッドブルが出したQ2の最速と比べて平均1.023秒遅い。そのようなシャシーパフォーマンスの欠如は受け入れられないとブーリエは述べた。

「われわれはルノー・スポールF1チーム、レッドブルと同じエンジンを使っているにもかかわらず、遅れている。それは隠しようのない事実だ」と彼は付け加えた。「われわれは理解する必要がある。なぜ予選でこんなに遅いのか、なぜレースでは良くなるのか、そして、なぜ他のルノーチームの後ろなのか、ということをね」

「バーレーンではいくつかの疑問がはっきりと浮かび上がったし、まだ進行中のプロセスもある。われわれは対処しなくてはならない。対処してみせるし、まさに対処しようとしているところだ」

マシンに明らかな欠陥はないとブーリエは説明し、単純にコーナーとストレートでの速さが十分ではないのだと述べた。

「今もバランスはとてもよく取れている」と彼は述べた。「ドライバーたちはマシンのバランスに満足だと言う。何か目的を持ってセットアップすれば、その通りに反応してくれる。アンダーステアを少し増やす、アンダーステアを減らす、オーバーステアを増やす、ここで0.1秒速くする、ここで0.1秒遅くする、何でもいい。だから、マシンについてはよく理解できていると思う」

「デザイン面でマシンに扱いにくさといったものはない。ただコーナーと直線でもっと速くしなくてはならないだけだ」

それはつまり、空力効率が不足しているということかと尋ねると、問題はもっと複雑だとブーリエは述べた。

「まあ、これも問題の1つではある。われわれのトップスピードは決して良くない。ランキングでは下位にいる。だが、それだけではないんだ。そこまで単純な話ではないんだよ。マシンのドライビングだけの問題であれば直すのは簡単だ。われわれは対処しなくてはならない。根本的に、という言葉を使わせてもらうよ。自分たちのいるべき場所にいけるよう、マシンの全面に対処しなくてはならない」

プレシーズンテストに現れた時のマシンは開発不十分な状態だったとマクラーレンは認めている。この3戦でアップデートは投入されているが、パフォーマンス最大の進歩がやってくるのは5月のスペインGPになるだろうとブーリエは述べた。

「いくつかの理由により遅れが生じたため、オーストラリアは望み通りのマシンではなかった。多くのパーツがコースデビューを控えているが、ロジスティクス上の理由から、それらはバルセロナでの登場となりそうだ。そこからはパフォーマンス面で自分たちの位置が分かるようになるだろう」

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