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ハローにもパフォーマンスを見いだせるとマクラーレン

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2018年2月10日 « フェラーリがエンジンを始動 | 契約をもったいつけるつもりはないとリカルド »
© Mark Sutton/Sutton Images
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マクラーレンのチーフエンジニア、ピーター・プロドロモウは、新しいハロー・コックピット保護デバイスには明らかなマイナス面があると同時に、新たな空力パフォーマンスを得る機会を切り開くことができると述べている。

ハローは今年の全てのF1マシンに搭載が義務づけられており、ドライバーの頭部保護を強化するよう設計されたものだ。チタニウム製の構造はどのマシンも同一だが、デザイナーたちは独自のカーボンファイバー製フェアリングでハローを覆うことレギュレーションで許されている。

それらのフェアリングを使えば、気流を冷却ダクトや空力的影響を受けやすい部分に向けることが可能だ。プロドロモウによると、まずは失われたパフォーマンスを最小限に抑えることが優先事項ではあるものの、一方で、空力開発に新たな道筋を開くことにもなるという。

「空力的にはもちろん悪影響がないはずがない」と彼は述べた。「確かに対処しなければならないチャレンジがそこにはある。第一には――ダメージリミテーションと言おうか――があり、次に機会と活用について取り組むことになる」

「なかなかに興味深いと思われる道筋が開かれるのも事実だよ。きっと、多種多様なソリューションが出てくるに違いない。範囲はかなり限定されていて、基本形状の周りに認められている狭い範囲ではあるものの、エアロダイナミシストとしてはそこに機会を見いだせる」

「エンジンへの(空気の)フローに与える影響については皆がチャレンジに直面する。われわれも含めて、特定の冷却ダクトへのフローに影響するし、リアウイングへのフローにも影響してしまう。しかし、裏を返せばそこには機会もあるということで、以前は利用できなかったものが利用可能になるかもしれない」

それでも、プロドロモウはハローがパフォーマンスの重要な差別化要因になるとは考えておらず、シーズンが進めばほとんどのチームが類似したデザインにたどり着くだろうと予想する。

「シーズンの半分も過ぎれば、全体が収束するだろうと想像できる。それが私の大まかな推測だよ」

エンジニアリングディレクターのマット・モリスはハローの取り付けに対するそれぞれのアプローチによって、ハローとシャシーがつながる後部の2カ所でデザインの多様性が生まれると考えている。

「その(シャシーの)部分への取り付け方にはさまざまな方法が考えられる。いくつかの違いが見られることになるかもしれない。シャシーのその箇所の形状は、あまり大きな負荷をかけるには向いていないんだ。シャシー上面のその部分は立ち上がっていて安定感があまりなく、そこにハローを取り付けるものだから、反発して、ハローをドライバーから引き剥がそうとしてしまう――決して好意的な構造ではないよ」

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