McLaren

/ News

  • マクラーレン

レッドブルの若手がマクラーレン・オートスポーツ賞に

M.S.
2017年12月5日 « マルヤ、限られた予算での選手権4位に「誇り」 | 今後の決断は過去最大の決断だとリカルド »
© Manuel Goria/Sutton Images
拡大

マクラーレンが携わる賞を受けたのがレッドブルの若手育成プログラムに所属するドライバーだったため、受賞者にF1チームのシミュレーターをドライブする機会を提供することになっているマクラーレンが複雑な状況に置かれている。

今年のマクラーレン・オートスポーツBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)アワードに輝いたのが、イギリス出身でレッドブルのサポートを受けるダン・ティクタムだった。これまでの受賞者には元F1ドライバーのデビッド・クルサードや2009年のF1王者であるジェンソン・バトン、インディ500を複数回にわたって制したダリオ・フランキッティらがおり、来季にマクラーレンのリザーブドライバーを務めるのは昨年にこの賞を受けたランド・ノリスだ。

受賞者には2013年型のマクラーレンマシンでのテストや、シミュレーターでドライブする機会が与えられることになっている。マクラーレンはこの賞に大きく関わっているものの、ノミネーションと選考を取り仕切るのはBRDCだ。ティクタムは3名の候補者と共に、2日間にわたってさまざまなレーシングカーをテストしており、そこで見せたパフォーマンスが最終的に今回の結果につながった。

事態を複雑にしているのが、ティクタムが2017年にレッドブルのジュニアプログラムと契約していることだ。マクラーレンが最大のライバルの一つであるレッドブルに関係するティクタムにシミュレーターを任せるとは考えにくく、賞与は来年の2013年型マクラーレンを使用したテストに限られるだろう。今年の選考プロセスにおいてマクラーレンは勝者が他チームと提携する可能性について懸念を示しており、BRDCに選定方法の再考を望んでいる。

ティクタムにとって今回の受賞はキャリアにおける大きな転換点となる。2015年、MSAフォーミュラのレースでセーフティカー中に10台をオーバーテイクし、序盤にクラッシュした相手にマシンをぶつけたティクタムには、2年のレース出場停止処分が言い渡されていた。この処分は1年に短縮され、ティクタムは2016年終盤にレース活動を再開。その後にレッドブルの目に止まっている。今年のマカオGPウイナーでもあり、2018年はフォーミュラ3にフル参戦する計画だ。

© ESPN Sports Media Ltd.