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マクラーレン、次期ルール次第では自社製エンジン製造も?

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2017年9月7日 « レッドブルはモンツァでフェラーリを上回っていたとホーナー | ライコネンの更新は考えるまでもなかったとアリバベーネ »
© Rubio/Sutton
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2021年に始まる新パワーユニットレギュレーションによって、カスタマーチームとワークスチームの選択がしやすくなるのであれば、マクラーレンは自分たちでF1エンジンを製造することを考えるかもしれないという。

現行のV6ターボハイブリッドエンジン導入から3年半、F1は2021年以降の新レギュレーションを作成するプロセスに入っている。次世代F1エンジンのコア原則は、既存のパワーユニットに確認されている欠点――コスト、複雑性やノイズ――を修正することにある。だが、FIAはそれについての詳細を何ら確定していない。

F1のターボハイブリッドレギュレーション下で最も苦しんだのがマクラーレンの現在のエンジンサプライヤーであるHondaだ。その苦戦ぶりはマクラーレンが来季のルノー転向を模索するほど深刻な状況となっている。マクラーレンにとって目の前の懸念は来シーズンに向けてコンペティティブなエンジンを確保することだが、エグゼクティブディレクターのザク・ブラウンは、2021年のエンジンレギュレーションが確定次第、自分たちの長期的オプションに改めて目を向けると述べている。

「われわれは2021年の新エンジンフォーミュラがどのようなものになるか興味を持って見守っている。それによっては自分たちのエンジン製造を検討することもあるだろうし、新ルールの下で新たな参入者が現れることも考えられる」とブラウンは述べた。「今われわれが集中すべきは次の3年間のことだが、それが解決すればすぐに(長期的展望に)目を向けなければならない」

「2021年以降のF1は、バジェットキャップや収益分配の見直し、そして新エンジンルールによって、とてもポジティブな方に変化すると私は考えている。ただ、あまりに多くのものが変わるので、2021年について何らかの決定をするのは少々難しい」

マクラーレングループに自社製エンジンを製造する態勢は整っておらず、ロードカーに搭載されているV8ターボもエンジンスペシャリストの『Ricardo(リカルド)』によって開発されたものだ。F1パワーユニット開発にかかる法外なコストを考えると、自社製エンジンというのは苦境に立たされているマクラーレンにとってこれまで現実的な道ではなかったとブラウンはいう。

「スポーツカーのエンジンも社内では製造していないので、自分たちのエンジンを作るというのは経験のない作業だ。そのためには十分なリードタイムといくらかの支出が必要になることを考えなければならない。必要なのはどんなルールになり、どのくらいのコストがかかるのかという進むべき道の理解だ」

「当然ながら今のようにエンジン開発に必要な何億ものコストを投じることはできないので、エンジンフォーミュラが変わるか、ある程度、経済的に実現可能なレベルになる必要がある」

ブラウンいわく、F1はコスワースやイルモアのような独立系エンジンマニュファクチャラーがコンペティティブなレベルでスポーツに復帰できるようなレギュレーションを強く求めているという。

「ただ数字を埋めるだけのエンジンではない、コンペティティブな独立系エンジンをわれわれは熱望している」と彼は述べた。「マニュファクチャラーは素晴らしいと思うよ。私は彼らを全力で支持する。だが、昔のようにチームたちが選択できる独立系エンジンがあるということは、スポーツにとって健全ではないかと考えている。それはコンペティティブなエンジンでなければいけない。そこがキーではないかな」

「以前、撤退する前のコスワースはあまりコンペティティブではなかったので、ただ独立系エンジンがあればいいというものではない。レースに勝てるものでなくてはね」

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