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デニス、マクラーレン・グループのトップを退陣

M.S.
2016年11月16日 « メルセデス勢、最終決戦でも同一のタイヤ選択 | レッドブルの判断ミスは分かっていたとロズベルグ »
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15日(火)に行われた株主総会を受け、ロン・デニスがマクラーレン・テクノロジー・グループの会長兼CEOを辞任した。

1980年からマクラーレンにかかわってきたデニスは来年1月中旬に現在の契約が切れるまで、いわゆる"ガーデニング休暇"の状態に置かれる。高等法院でこの動きを差し止める裁定を勝ち取ろうとしていたデニスだが、その試みは失敗に終わった。

デニスはマクラーレン・グループ株の25%を所有しており、その他に長年のビジネスパートナーであるマンスール・オジェ(TAGグループ総帥)が25%、バーレーンの投資ファンドである『Mumtalakat(マムタラカト)』が50%を抑えている。今回の報道を認める挑戦的な内容の声明を出したデニスは、一部から悲惨な結末を迎える可能性について警告がありながらも、他の株主たちがデニス離脱を"強行した"と述べた。

「私はマクラーレンにおける他のメインシェアホルダーであるTAGやマムタラカトの代表が、その他の他のマネジメントチームから今回の行動がビジネスにもたらす結末について強い警告があったにもかかわらず、私をガーデニング休暇に追いやる決断を強行したことに落胆している」

「彼らが理由とするものは完全に誤っている。私のマネジメントスタイルはこれまでと常に変わらない。そのスタイルこそがマクラーレンをF1で20のタイトルを勝ち取った自動車及び技術グループに仕立てあげ、年間8億5,000万ポンド(約1,154億円)を生み出すビジネスに成長させてきた」

「この期間を通して私はマクラーレンがテクノロジーの最先端であるべく、一連の才能ある同僚たちと密接に働いてきた。彼らにはこれからも大いに感謝し続けるだろう」

「残念なことに、このプロセスを通してTAGもマムタラカトもマクラーレンに対する私のビジョンとその真の成長可能性を共有していないことが明らかになった。しかし、私が何よりも懸念しているのは私が築いたビジネスと、3,500人の従業員たちだ」

デニスはグループの株式を所有し続けるものの、声明からはすでにマクラーレンを越えたところで別のプランを抱いているようだ。

「私は両企業における重要な株式、および両役員会における私の席を、マクラーレンの利益と価値を守り、将来を形作っていくのを手助けするために今後も利用し続ける」

「加えて、マクラーレンとの契約関係が期限を迎えた際には、新たな技術投資ファンドの設立を目指している」

「多くの商業機会を追い求める上で、外部からの投資と共に私の専門知識や財政的なリソースが生かされるだろう。近年、私は変化を遂げてきたものの、現在のビジネスにコミットするあまり着手することができなかった」

マクラーレンをF1における一勢力に押し上げた一人がデニスであり、その指揮下で圧勝時代を経験し、複数回の選手権制覇を遂げてきた。2015年のメルセデスエンジンからHondaへの切り替えで重要な役割を果たしたのもデニスだった。しかしながら、このパートナーシップはかつてのアイコニックなマクラーレン・ホンダ時代を再現するにはまだ至っていない。

また、2013年にチームを離れた『Vodafone(ボーダフォン)』に代わるメインスポンサーも確保できていなかった。

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