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「フェラーリはルールを受け入れるべき」とハミルトン

Kay Tanaka
2010年6月28日 « セーフティカールール改訂を訴えるドメニカリ | ウェバー、イギリスGPに向けて準備 »
ピット出口でセーフティカーを抜いたハミルトン © Sutton Images
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ルイス・ハミルトン(マクラーレン)はフェラーリに対し、「ルールを受け入れるべき」と諭している。これは、ヨーロッパGP決勝レースにおいてセーフティカーにレースを台無しにされたフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサに対する意見だ。

マーク・ウェバー(レッドブル)のクラッシュによってセーフティカーが導入されたが、その際ハミルトンはコースに入ってきたセーフティカーをオーバーテイクし、レギュレーション違反を犯した。スポーティングレギュレーションでは、ピットレーン出口に引いてあるセーフティカーライン1からピットレーン入口に引いてあるセーフティカーライン2の間(コースのホームストレート以外)でドライバーがセーフティカーをオーバーテイクすることが禁じられている。

しかしハミルトンはそのルールに違反し、一方のフェラーリ勢はセーフティカーの遅いペースに付き合って約1周を走行。ようやくピットに戻ってきた頃には、ハミルトンはとっくに作業を終えてコースに戻っていた。これによってフェラーリは戦略を狂わされてしまったのだ。当然ながらハミルトンにはピットレーンのドライブスルーペナルティが発令されたものの、すでに後方との間に大きなギャップを作っていたために、同じポジションでコースに戻ることができた。しかしフェラーリ勢は表彰台フィニッシュのチャンスを失ったのだ。

しかしハミルトンは、自らが間違ったことをしたわけではないと主張。わざとセーフティカーを追い抜いたわけでもなく、全チームはルールを受け入れるべきだと主張した。

「セーフティカーが出てきたときは、すべての情報を処理するのが難しかったんだ。耳にはいろんな警告音が入ってくるし、ダッシュボードでもライトが点滅していた。セーフティカーライン1とセーフティカーライン2の間ではタイムが決められていて、それ以外の場所では速く走ることができる。だから、少し混乱したんだ」

「それでコースの終わりに設置されたセーフティカーラインを越えて、セブとのギャップを縮めようとした。だけどターン1を過ぎたところでセーフティカーがコースに入ってくるのが見えたから僕はスロットルを緩めてセーフティカーラインを通過し、それでOKだと思ったよ。チームからドライブスルーペナルティを受けると知らされてからは、可能な限りプッシュしてギャップを築こうとして、後方のマシンとの差を作ることができた。それからペナルティを受けたよ。時速60kmでピットレーンを走るのはすごく長く時間がかかったけど、2番手でコースに戻ることができた。それがアンフェアだったとは思わないし、これがレースさ。こういうルールなんだから、僕たちはそれを受け入れなければいけないだろう」

マクラーレンを率いるチーム代表のマーティン・ウィットマーシュはハミルトンに対するペナルティが「限界ギリギリのもの」だったと指摘しており、これによってハミルトンが勝利を狙うことができなくなったと語っている。

「ルイスのペナルティは受け入れたが、あれはかなり限界に近いものだったのは事実だ。実際に彼の2位を脅かすものではなかったのだが、彼がセブに対して挑戦するというわれわれの願いを達成することはできなくなってしまった。もし彼がドライブスルーペナルティを受けなかったとすれば、終盤に彼が見せた力強いペースやタイヤと燃料を温存してセブへのアタックを抑えていたことを考える限り、彼は十分にそのポジションを争うことができたであろう。だから、ペナルティはルイスやわれわれにとって不満なものであったし、観客やテレビの前で見守っていた視聴者にとってもそうだったと考えている。だが、こういったものは受け入れて前に進まなければならない」

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