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Honda、コンセプト維持のままターボの大型化を目指す

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2016年1月13日 « ザウバーのトラックエンジニアリング責任者が交代 | マグヌッセンがエンストンを訪問との報道 »
© Sutton Images
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HondaのF1プロジェクト総責任者、新井康久氏によると、Hondaの狙いは2016年もエンジンパッケージをコンパクトに保ちながらも、昨年より大きなターボチャージャーを組み込むことだという。

Hondaにとって昨年のF1復帰は悪夢となり、シーズンを通してパフォーマンスと信頼性不足に悩まされ続けた。エネルギー回生システム(ERS)の慢性的トラブルと同様に、彼らのスプリットターボデザインも問題を引き起こした。

メルセデスのスプリットターボとは異なり、Hondaはシリンダーバンク内のコンプレッサーのレイアウトをコンパクト化することを選んだ。これは――マクラーレンの"サイズ・ゼロ"MP4-30シャシーと相まって――タービンとコンプレッサーの小型化を意味した。そのために、この2つから生み出されるパワーが低くなり、それが内燃エンジン(ICE)にも影響。結果としてMGU-Hがタービンから吸収できるパワーが減り、MGU-Kを補うバッテリーを充電する能力が低下した。

「サイズが非効率性につながっていました」と新井氏は『F1i』に語った。「サイズが小さいため、エンジンが高圧のエアを必要としてしまったんです。つまり回転数に限界が生まれてしまいました」

より大きなターボを設置するということは、コンプレッサーが配置されているエンジンの"V"パートのレイアウトを変えることになるのかと尋ねると、彼はこう答えた。「そこまで大きな変更はありません。引き続きコンパクトなレイアウトを維持しますが、ターボチャージャーのサイズを大きくする必要があるのは分かっています。コンセプトはキープしますが、チャンバー内部を変えるか、どこかのパートを小さくすることが大きな目標です」

F1復帰にあたって、2015年にすぐにでも表彰台に挑戦するというあまりにも高い目標を掲げたために、Hondaは自らを苦しめることになってしまったと新井氏は認める。今季については目標を再設定したといい、安定してQ3に行けるようになることがプライオリティーだと彼は語った。

「(2015年の)冬のテスト前に、私が表彰台に言及したことはご存じでしょう。みんなにビッグマウスだと言われましたよ! 表彰台に上がれることを望んでいますが、今は、いつ、どのレースでとは言えません。みんな――私だけでなく――良いポジションに行きたいと願っています。だから、最初のステップはQ3に行くこと。それが第一歩なんです」

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