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タグ・ホイヤー離脱は「何ら問題なし」とデニス

Jim
2015年12月5日 « トロ・ロッソは現行型フェラーリエンジン搭載 | ハミルトンの手に王者のトロフィー »
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マクラーレンのロン・デニスは『TAG Heuer(タグ・ホイヤー)』のように長きに渡るスポンサー企業を失ったことでチームが弱体化することはないと主張する。タグ・ホイヤーは2016年からライバルチームであるレッドブルを支援することが決まっている。

2013年末に『Vodafon(ボーダフォン)』との契約が終了して以来、マクラーレンはタイトルスポンサーを持たずにF1を戦っており、さらにここ2年の低迷を受けて他にもパートナーを失っている。昨年には洋服ブランドの"Hugo Boss(ヒューゴボス)"がメルセデスに移籍。加えて今度はタグ・ホイヤーがレッドブルと提携して、ルノー製パワーユニットの冠名にまでなる。

タグ・ホイヤーはマクラーレンと30年に渡ってパートナーシップを結んできた。今とは異なるオーナーシップだった1980年代には5年間、マクラーレンのポルシェ製エンジンにタグブランドのバッジが使用されている。

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それでも、タグ・ホイヤーを失ったことはマクラーレンにとってそれほど大きな問題では無いと言うデニス。例えば、モナコGPでファッションモデルのカーラ・デルヴィーニュがピンクのレーススーツを着用したプロモーションの展開などは、もはやマクラーレンにマッチしなくなっていたとのこと。

レッドブルのエンジンブランド名が明らかになる以前の時点で、デニスは「勢い良く見出しを飾るスポンサーにしよう、と言って、それがなっぜタグ・ホイヤーブランドでなければならないのか。確かに長らく一緒にやってきたブランドではあるが、実際、われわれは株式も持っていたし関与もしていた。初期の頃には私自身がセールスやマーケティングをコントロールしており、同社の株主でもあったのだ。それから多くの変化があった。所有者の変更などね。歴史の糸がだんだんと細くなる中、今の最高経営者と私はさまざまな点で基本的に同意しないことがある」と続けた。

「彼のスポンサーシップに対する急進的なアプローチに関しては見解を共有できず、私は彼のブランドは言うまでもなく、私たちのブランドにとって不適切だと感じた。とりわけモンテカルロの一件については私はまったくもってポジティブな印象を持っていない。脈絡はきちんとしていたが、時間とともに数が減っていった」

また、デニスはタグ・ホイヤーの親会社である『LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)』グループの『Chandon(シャンドン)』と実りが良い契約を交わしたことも強調している。

「もしかしたらお気づきでないかもしれないが、LVMHグループの中にはもうひとつブランドがある。それがヘネシー・モエのブランドだ。詳しく数字を言うつもりはないが、われわれと同ブランドとの関係はタグ・ホイヤーとの財政状況に比べれば何倍もの価値をもたらす」

さらに、新たなパートナーを獲得するために広告スペースをたたき売るつもりはないと繰り返したデニスはこう述べている。

「価格表に関しては妥協しない。グループの最高経営者として収益ストリームの概要は持っているし、どの方向に進んでいくかを予想することが私の仕事でもある」

「F1にとって、スポーツ全体にとっての環境がチャレンジングである、なんて言うようなアインシュタインになる必要はない。例えばフェラーリに2年間の新しいスポンサーがつくなど聞いたことがないだろう。価格を落としてしまえば何もかもがスパイラルにはまって身動きが取れなくなる状況に追い込まれるし、そうなれば最悪だ」

「コマーシャルチームの舵を取り、誘導してやらなければならない。バランスの取れた意見を持つ必要もある。自分たちが進めている話し合いに関してはとても楽観しているが、われわれが来季をどのようにスタートするか、とにかくそれを待ってみる方がいいと思っている。それが心配で眠れないかって? それはない。われわれは強い。財政的にかなり強力だ。うちの組織としての資産価値は10億ポンド(約1,860億円)以上。われわれのすべての事業が収益を得ている」

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