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ポジティブな成果を手に入れたマクラーレン

Me / Jim
2015年11月30日 « 「本当の差はもっと近い」とライコネン | ベストシーズンを過ごしたフォース・インディア »
© Sutton Images
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マクラーレンのジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソはシーズン最終戦アブダビGPを12位と17位でゴールした。

アロンソがスタート直後のターン1で他車と接触した責任を問われてドライブスルーペナルティを受けたが、マクラーレンは長く苦しかった2015年をダブル完走で締めくくっている。

フェルナンド・アロンソ

「タフで不運な週末だった。昨日はQ1でパンクして、今日はスタートでコントロールが利かなかった。それでパストールに突っ込んでしまったんだ。決着はそこでついたようなものだった。何のバトルもないレースで、ほぼ単独走行だった。僕にとってはテストセッションのようなもの――冬のために有益なデータが得られたならうれしいけど、それでもタイヤと燃料はセーブしなければいけなかった。レース中、エンジニアにこう言ったんだ"ねえ、プッシュしてみようよ"って。軽い状態でスーパーソフトタイヤを試してみたかったんだ。すべてうまくいったよ。僕の2016年の準備はこの後すぐに始まる。来週にはマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)でシート合わせとシミュレーターテストがあるんだ。きっといい前進ができると考えている」

ジェンソン・バトン

「今年の僕のベストレースじゃないかな。最初のピットストップは、バルテリがリリースされるのが見えた――僕はボックスに入るところだったのに、まずいチームの判断だったね――ぶつかると思ったから衝撃に備えた。それでピットストップが混乱してしまって、クルーも動揺していたよ――僕にとって最悪だったのは、レース中に維持しようとしていたDRSゾーンから外れてしまったことだった。それがこの1年ずっと僕らの作戦だったんだ。そのためにタイムを失ってしまった。今日の仕事には満足している。ずっと燃料をセーブしなければならず、苦しくて大変だったけど、それでも楽しめたよ。終盤はあんなに長くウィリアムズ・メルセデスを押さえられるなんて思っていなかった。彼らの方が直線ではるかに速いからね。でも、それができた。驚きだけど、とてもポジティブな成果だ。僕はもう来年を楽しみにしているんだ――このままプッシュを続けよう」

エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)

「今日はイライラが止まらない疲労困憊のレースだった。まさしく、これが疲れとフラストレーションのたまるシーズンの終わりだ。ジェンソンが12番手に食い込み、フェルナンドが17番手(スタートは他車のペナルティにより繰り上がって16番)だった昨日の予選パフォーマンスから、今日のレースでも12位と17位となり、ひとつも上にいけず、ポイント獲得のポテンシャル的には何の進歩も果たせなかった。ドライバーはどちらもトラブルフリーでレースを終えられたわけでなく、ジェンソンはウィリアムズクルーが犯したバルテリ(ボッタス)のアンセーフリリースによってリアウイングのエンドプレートにダメージを負い、フェルナンドは、われわれとしては無難だったと思うに足るパストール(マルドナド)との小競り合いでドライブスルーペナルティを食らった。そうは言っても、明るい気分になる理由もある。控えめに言うなら、コーナースピードが週末を通してまずまずだったこと。実際、今日のレースの終盤5周はフェルナンドのセッティングを"フルデプロイメント"に切り替えている。この数週間、数カ月に渡って奇妙な状況に遭遇してきた彼にコース上で少しでも楽しんでもらいたかっただけでなく、うちのマシンがパフォーマンス面でどれだけ力をはっきできるかを見たかった。結果は励みになる以上だった。彼のファステストラップである1分44秒796は52周目に記録されたものであり、これを上回っていたドライバーはたったの2人。しかもメルセデスのルイス・ハミルトンとフェラーリのセバスチャン・ベッテルだけだ。つまり、徐々にきている。明らかにきている。ただ、要約すればまったくもって最高のシーズンではなかった。その一瞬一瞬を楽しめたとも言えない。ドライバーやスタッフ、スポンサーやパートナー、ファンにとっても厳しかったことは承知している。それでも、間違いなく、そう、われわれはライバルたちのパフォーマンスに匹敵できるよう必死に取り組み続け、これからも全力で取り組み続ける。だからこそ、最後に、それぞれに対して経緯を表しておきたい。まずドライバーはコース内外において本当に優秀だった。彼らのがんばりに見合うだけの結果を残せることがめったにないにもかかわらず、一度も不満をこぼさず全力で戦ってくれた。スタッフたちも疲れ知らずに仕事を続け、拠点でも外でも、最高のチームスピリットを示している。本当に心から皆には感謝している。ずっとわれわれを信頼し続けてくれたスポンサーおよびパートナーのことは言い表せぬほど誇りに思うと共に感謝しており、彼らの忠誠は必ずや実を結ぶだろう。そして、最後になったが何よりも大事なのは、ファンの皆さんが本当に信じられないほどの忠誠心を示してくださり、あらゆるオッズに反して、そしてすべての失望にもかかわらず、#BelieveInMcLarenHonda(ビリーブ・イン・マクラーレン・ホンダ)の精神を目いっぱい発揮してくれた。皆さんに感謝申し上げる。本当にありがとう!」

新井康久氏(株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者)

「何よりも先に、シーズンを通した絶え間ないハードワークとモチベーションでチームを支えてくれた2人のドライバーたちに感謝します。それから、この19戦を通して何度もアップダウンを経験したチーム全体にも感謝しなければなりません。彼らと、ウォーキング、そしてさくらでとりでを守ってくれた皆さんを心からたたえたいと思います。その一人一人がいなければ、われわれが今シーズンの戦いと改善を続けることはできなかったでしょう。このアブダビのレースリザルトは、1周目のインシデントやピットレーンのトラブルによって難しいものではありましたが、中団での真っ向勝負を通じてわれわれのパッケージの進化を確認することができました。これからは、信頼性とパワーユニットのディプロイメントの修正を重点として行われる冬の開発に期待します。われわれの狙いは、もっと強く、もっと良くなって来年戻ってくることです。最後になりますが重要なこととして、この1年温かく見守ってくれたファンの皆様に心からお礼を申し上げます。皆さんの好意や励ましは何よりも大きな力になりました」

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