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アロンソの事故要因は「予測不能な突風」

Jim
2015年2月24日 « 加速を命じたラウダ | 中団勢、「セミ・コンストラクター」を提案 »
ターン3でウオールに衝突したアロンソ © Sutton Images
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マクラーレンはバルセロナテスト最終日の22日(日)に発生したフェルナンド・アロンソのクラッシュについて、予測不能な突風が原因による事故だったと説明すると共に、病院にいるアロンソが確実に回復に向かっていると明かした。

カタロニア・サーキットで実施された第2回プレシーズンテストの最終日、アロンソはターン3の出口でバリアに激突するアクシデントに見舞われ、予防検査のためヘリコプターで病院に空輸されている。

最初にウオールとぶつかった場所からマシンが停止した場所までの距離を踏まえて、事故後にはアロンソがアクシデント前のドライブ中に失神もしくは気絶していたのではないかとの報道も伝えられたが、マクラーレンとアロンソのマネジメントの双方がそれを否定した。

事故翌日の月曜日に発行した声明の中で、マクラーレンはマシン内部に電気ショックは一切発生していなかったと断定しつつ、22日にカタロニア・サーキットを襲った強風の影響が要因だったと説明。アロンソのクラッシュから数時間後には同じスペイン出身のカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)もこの強風にあおられて同じ場所でミスを犯している。また、マクラーレンはアロンソがウオールに激突する前にフルブレーキをかけていたことも明かした。

「フェルナンドのアクシデントの原因を完全に理解するため、24時間に渡ってマシンのダメージと関連するテレメトリーデータを詳細に分析した。まだ初期の段階ではあるが、いくつかの確固たる結論に達することができた」

「彼のマシンは上り坂の高速右コーナーであるターン3のエントリーでワイドに膨らみ、コース外に敷かれたアストロターフに乗り上げた。結果として生じるトラクションの損失により幾分かの不安定性が生じるもサーキットの内側に向かう中でトラクションを取り戻し、側面からウオールに衝突した。われわれの調査結果は当時サーキットの当該エリアで予測不能な突風が吹いたことによって今回のアクシデントが引き起こされたものであることを示しており、これは他のドライバー(例えばカルロス・サインツ)にも同様に影響を及ぼした」

「フェルナンドのマシンにメカニカルトラブルが発生していたことを示す証拠は一切ないと断定的に言える。加えて、空力プレッシャーの喪失は一切記録されていなかったことも確認している。相当レベルのGフォースが発生していた事実はあるものの、マシンがいかなる空力喪失にも見舞われていなかったことを示している。最後に、インシデントの前、発生中、発生後、いずれのタイミングにおいても、マシンのERSに放電や異常を確認した事実がないことも公表できる」

病院で回復に努めるアロンソ © Twitter
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「最後に、最近流布しているフェルナンドが電気系統の故障によって意識不明になったという趣旨の誤ったうわさについて異議を唱えておきたい。これは単純に真実ではない。われわれのデータは明らかに、最初の衝撃の瞬間まで最大限のブレーキ圧がかけられている間に彼がダウンシフトしていたことを示しており、その時に彼が意識を失っていたとすれば間違いなく不可能な作業である」

今回のクラッシュで脳震とうを起こしたアロンソはカタロニア・サーキットのメディカルセンターで応急処置を受けた後、予防的にさらなる検査を受けるため病院に搬送されている。マクラーレンはまだ26日(木)から始まるバルセロナテストにアロンソが参加するかどうかの決断を下していない。

「病院では彼の症状を徹底的に分析する検査が行われ、CTスキャンとMRIスキャンも撮影した。結果はすべて完全に正常である。昨日の所定の鎮静剤を使った治療は成功しており、薬剤の作用からの回復を目指すと共に、落ち着いて回復してもらうのに必要なプライバシーと平穏を提供するため、彼は病院にとどまりさらなる経過観察を受ける。迅速かつ完全な回復を実現できるよう全面的に支援し、次のバルセロナテストに彼が参加するかどうかはいずれ判断する」

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