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マノーに買い手は見つからず、チーム消滅

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2017年1月28日 « マクラーレン、今度こそ原点回帰のオレンジに? | エクレストン、ライバルシリーズ立ち上げを完全否定 »
© Gasperotti/Sutton
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マノーはF1チームを救う新たな投資家を見つけることができず、2017年シーズンを前に解散することが決まった。

チームの親会社である『Just Racing Services Limited(ジャスト・レーシング・サービス・リミテッド/JRSL)』は今月初めに破産を申請し、1月31日(火)までに買い手を見つける必要に迫られていた。いくつかの交渉が行われたようだが、管財人の『FRP Advisory(FRPアドバイザリー)』は27日(金)に声明を発表し、F1チームが活動を停止したことを明らかにした。

「ここ数ヵ月の間、チームに長期的未来を確保するための新たな投資を手に入れようとシニアマネジメントチームは疲れを知らずに働いた。しかし、残念ながら与えられた時間内で望みはかなわず、われわれは残るビジネスの最大の利益を保護し、バイヤー探しを続けるためにもJRSLの破産手続きを進める以外の選択肢は残されなかった」

「今月始めに選定されて以来、FRPアドバイザリーの共同管財人はシニアマネジメントのサポートを得て、ビジネスへの新投資を確保しようと努力を続けた結果、複数の相手と交渉を行った。その期間中、2017年1月31日(火)までの全スタッフの給料の支払いを確保する資金が保証された」

「残念ながら管財人の選定以来、限られた時間の中でグループを現在の形で継続するための資金を見つけることはできなかった。継続企業としてグループを維持する運営、財政構造がないことから、共同管財人はJRSLの営業を停止し、遺憾ながら全スタッフを1月27日(金)から家に帰さなければならなかった。212人のスタッフには1月31日(火)に給料の支払いがなされるが、ごく少数を除き、1月末までに解雇される予定だ」

FRPのジェフ・ロウリーは"非常に限られたタイムフレーム"で買い手を探さなければならなかったと管財人の苦悩を口にした。

「チームが営業を停止し、閉鎖しなければならなかったのは誠に残念だ」と彼は述べた。「マノーはイギリスモータースポーツにおける偉大な名前であり、チームは新たなオーナーシップの下で力を与えられ、この2年間で多くのことを達成した」

「しかし、求められる高水準でのF1チームの運営と経営には、巨額の投資の継続が必要となる。ジャスト・レーシング・サービスはビジネスを売却する最後のハードルにつまずいた直後の1月初めに破産を申請した」

「そのプロセスによって非常に限られた時間の中でチームの長期存続を可能にするソリューションを探すための猶予期間が与えられたが、この非常にタイトなタイムフレームの中でビジネスを現在の形のまま継続できるソリューションを見つけることは残念ながらできなかった」

「この難しいプロセスの中にあってもサポートとプロフェッショナリズムを見せてくれた全てのスタッフにわれわれから感謝を申し上げたい。1月分の完全な支払いが済み次第、火曜日から全スタッフの正式な解雇手続きを開始する。共同管財人としてのわれわれの次の焦点は仕事を失うスタッフの支援だ。彼らが適切に解雇手当を請求できるように必要なサポートを提供したい」

チームの前身であるマルシャは2014年末に3,500万ポンド(約51億円)の負債を背負って破綻し、シーズン最後の3戦を欠場した。2015年初めに救済されて管理下を離れ、マノーという新たな名でグリッドに戻ってきた。

マノーにとって大きな打撃となったのは昨年のブラジルGPだった。ザウバーが2ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権でマノーを逆転。チームは入ってくるはずだった賞金を取り逃がしてしまった。

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