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ペナルティは5基目投入のベッテルのみ

Jim
2017年10月4日 « エンジントラブルに泣いたフェラーリ | レース中のインシデントはすべておとがめなし »
© Mark Sutton/Sutton Images
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今年で1999年から続いたグランプリ開催の歴史に幕を下ろしたマレーシアGPでペナルティを受けたドライバーはエンジントラブルによって予選をノータイムで終えたフェラーリのセバスチャン・ベッテルだけだった。

雨天に見舞われた初日は初回セッションが30分遅れでスタートし、事実上、60分の走行時間しか得られなかったが、後半のフリー走行はドライコンディションに恵まれている。しかしながら、残り30分を切って、ハースF1のロマン・グロージャンがターン13の縁石に乗ったところ、排水溝カバーが外れ、ハースF1マシンの右リアタイヤを破損。突然、コントロールを失ったグロージャンは為す術なく、高速状態でグラベルに乗り上げ、タイヤバリアにぶつかって停止した。

セッションは赤旗中断となり、レースディレクターのチャーリー・ホワイティングが現場検証に向かった結果、再開されることなく初日のセッションは幕を閉じる。コース事情によるマシン損傷を被ったハースF1はグロージャン車を修復するため、F1スポーティングレギュレーション第21条7項に定められる消灯令を特別に免除してほしいと要請。

これに対し、スチュワードは「FIA国際競技規定第11条9項2号に認められる権限に従い、当該コンペティター(ハースF1)がカーナンバー8(グロージャン)を修復する目的に限り、F1スポーティングレギュレーション第21条7項の規定を1回限り免除することとする。また、今回の免除は同項にて言及されている"2回の例外"のひとつとしてみなされない」と説明し、特例を認めた。

また、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップチェッカーを受けた決勝レースではゴール後に、最後尾スタートから4位フィニッシュを遂げたフェラーリのセバスチャン・ベッテルとウィリアムズのランス・ストロールが接触するインシデントが発生している。スチュワードは審議した結果、どちらにも接触の責任はなかったと判断し、おとがめなしの裁定を下した。

そのベッテルは土曜フリー走行でエンジントラブルに見舞われ、予選には新しいエンジンコンポーネントを搭載して臨んだが、Q1で走り始めた直後、別の問題が発生してしまい、結局、タイムを残せずにマシンを降りている。これでベッテルが最後尾の20番グリッドに並ぶことが確定したため、フェラーリは3つのエンジンコンポーネントを交換してレースに挑む。いずれも5基目を数え、ベッテルには合計20グリッド降格処分が科されたものの、スタート位置に影響はない。

マレーシアGP週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

マレーシアGP初日:9月29日(金)

初日に発令されたペナルティはない。

マレーシアGP2日目:9月30日(土)

グランプリ2日目に発令されたペナルティはない。

マレーシアGP決勝:9月17日(日)

【決勝】

◆セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
<違反内容>
5基目の内燃機関、5基目のターボチャージャー、5基目のMGU-Hを使用し、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
<裁定>
20グリッド降格、内訳は次の通り。
1)5基目の内燃機関搭載による10グリッド降格(いずれかのコンポーネントが5基目に至るのは初めて)
2)5基目のターボチャージャー搭載による5グリッド降格
3)5基目のMGU-H搭載による5グリッド降格
<裁定理由>
FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)および第23条3項(e)に則り、上記の通り20グリッド降格ペナルティが科される。チームは9月30日(土)19時10分にパワーユニットエレメントの交換を技術委員に通知した。

シンガポールGP:エリクソンがギアボックス交換で処分
イタリアGP:ルノー組3チームがエンジンペナルティ
ベルギーGP:タイヤ使用のミスでウィリアムズに罰金130万円
ハンガリーGP:複数のバトルにそれぞれの裁定
イギリスGP:車検結果を受けFIAはテザー製造過程を再確認へ
オーストリアGP:やむを得ない走行妨害はおとがめなし
アゼルバイジャンGP:レース中断時はファストレーンから動くべからず
カナダGP:ペナルティ発令の不手際に怒るクビアト
モナコGP:代役のバトンに次戦3グリッド降格処分
スペインGP:正面から見えなかったフォース・インディアのナンバー
ロシアGP:接触はおとがめなしもコース復帰で2名にペナルティ
バーレーンGP:レース展開を左右したハミルトンのペナルティ
中国GP:黄旗の減速不十分に厳罰
オーストラリアGP:急いでも手順は確実に!

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