マレーシアGP

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「セバスチャンはマジでヤバイ」

M.S.
2016年10月4日
© Rubio/Sutton
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マレーシアGPの週末を『ESPN』が厳選した無線メッセージで振り返ろう。

「ケブ、飛び出せ。ジャンプアウト! ケブを出せ、ケブを出すんだ・・・」

ピットに戻ってきたケビン・マグヌッセンのマシンから炎が出るのを見たルノーのピットウオールは、マグヌッセンをコックピットから脱出させるよう必死になって指示した。

「あの(ピー音)!」

再びマグヌッセンにかかわるメッセージだが、発信者はジェンソン・バトン(マクラーレン)だ。予選中にレーシングラインから退かなかったマグヌッセンに対する怒りの一言。

「トラフィック!」

こちらもバトン。個々のドライバーについて不満を述べようとするも、途中でやめて一言だけのシャウトに切り替えたようだ。バトンの意に反し、マクラーレンのピットウオールへ向けられたこの無線はドラマティックというよりコミカルな印象がある。

「セバスチャンはマジでヤバイ。気がふれたみたいにロズベルグに突っ込んでったよ」

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)対マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の確執は終わらない。ベッテルがターン1のインサイドに深く攻め込んだのを見たフェルスタッペンの、忌憚(きたん)のなさすぎる感想。

© Rubio/Sutton
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「デルタをキープし・・・」
「はいはいはい、デルタをキープしてますよ!」

前述のベッテルの動きによってスピンを喫した怒れるロズベルグは、バーチャルセーフティカーの発令中にスローダウンせよというトニー・ロスの助言に感謝の気持ちを持てない様子だ。

「あああ、ブレーキがいっちゃってる・・・」

レース終盤にブレーキングゾーンで苦戦し、ありのままを述べたトロ・ロッソのダニール・クビアト。

「ヤツが突っ込んできたんだ! こっちは右に行かなきゃならなかったのに・・・」

キミ・ライコネン(フェラーリ)はターン2でのロズベルグのアグレッシブなオーバーテイクに不服を唱えた。ロズベルグには後に10秒のタイムペナルティが科されている。

「ノー! ノー! ノー!」

タイトル争いで形勢を逆転するための勝利をあとわずかのところで失い、まさかの不運をにわかには信じられないルイス・ハミルトン(メルセデス)。ハミルトンのマシン後部からは小さな炎が覗いていた。

「ああ、ドリンクがほしいね! 皆ありがとう。ちょっとついていたけれど、そんなことは前にもあったし。僕らは十分にふさわしいよ!」

マレーシアでの思わぬ勝利に歓喜するダニエル・リカルド(レッドブル)は、そこへ導いたちょっとした幸運に感謝した。

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