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2015年第2戦ドライバーコメント決勝

Jim / Me / M.S.
2015年3月29日 « 均等化を求める議論の終えんを願うウォルフ | マルドナドとフォース・インディア勢にペナルティポイント »
フェラーリ移籍後、初の勝利を挙げたベッテル © Getty Images
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ウエットコンディションの予選とは一転して照りつける太陽が厳しい暑さをもたらしたセパン・インターナショナル・サーキットで29日(日)、シーズン第2戦マレーシアGP決勝レースが開催された。

序盤にセーフティカーが導入され、戦略が大きく分かれたレースでは第1スティントを長く取ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルが2ストップを生かしてトップチェッカー。3ストップ戦略だったポールシッターのルイス・ハミルトン(メルセデス)は逆転を許して2位に甘んじ、相棒のニコ・ロズベルグが3位表彰台に上った。

フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンのマクラーレン勢はトラブルでリタイアを喫している。

第2戦を終えたドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

メルセデス

ルイス・ハミルトン(2位)

「何よりも先に、セブ(ベッテル)とフェラーリに心からお祝いを言いたい。お見事だったよ。彼らがこんなに速いなんて思っていなかった。でも、すごいペースを見せていたから、勝利にふさわしかった。ここからファンを見渡せて最高だ。タフなレースだったよ。今日はバランスに苦しんでいて、最後まであまり気持ちよく走れなかった。アンダーステアがあまりにもひどくて、タイヤマネジメントが本当に大変だった。ミディアムに変えたらすごく良くなったんだ、最後もそれを使うと思っていたんだけど、ハードだったから驚いたよ。でも、僕はベストを尽くしたし、チームはきっと正当な理由があってそう判断したんだろう。無線でちょっとした混乱があって、戦略に疑問が生じてしまったんだけど、セブと同じピットだったとしても、何かが変わったとは思えない。今日の彼らの速さは、僕ら以上とはいわないけど、同じレベルではあった。一度開けられてしまったギャップは、取り戻すには大きすぎた。次のレースに期待しているよ。戦って、またトップに返り咲きたい」

ニコ・ロズベルグ(3位)

「僕にとってはあまりいい週末じゃなく、3位では満足できない。セーフティカーが出たとき、ピットで大きくタイムロスしたんだ。ルイスの後ろで待つのは分かっていたけど、他のクルマを行かせるのにいくつかポジションを落とした――特にレッドブルの列が動くまでの時間が長かったと思う。それで僕はまた上位まで抜き返さなきゃならなくてタフだったけど、レースペースは良かったから、そこは評価できる。セバスチャンとフェラーリを祝福しないとね。彼らのレースペースは素晴らしかったし、冬の間の進歩はとても印象的だ。どうやらフェラーリとの戦いになりそうだね――上海では反撃するよ」

クリスチャン・トト・ウォルフ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者)

「今日の一番の感想を言えばもちろんがっかりしている。われわれは見事な仕事を果たしたフェラーリとセバスチャン(ベッテル)に公平に打ち負かされた。どこかのポイントで彼らのロングランのペースに匹敵できたかどうか確信がない。彼らはふさわしい勝利を手にした。金曜日には路面温度が60度を超える高温下でキミ(ライコネン)がかなりの力強さを発揮しており、それがレースでも確認されたわけだ。もちろん、レースが終わってからなら、もっとうまくやれたかもしれないと考えられるので賢くもなれるし、確かに最大に得られた可能性のあるポイントは多かった。それでも、われわれはチームとして決断を下しているし、今は冷静に分析に努め、次の機会に改善できることを学んでいく時だと思っている。チームにとっては読むのが難しいレースだった。コックピットにいるドライバーたちにとってもそうだ。何度か興味深い無線のやり取りがあり、2人とも最後にはダブル表彰台という見事な結果を残してくれた。ただ、今日は一歩下がってこのスポーツのことを考えられると思う。ルール変更について誰かが騒ぎ出すと、F1は結果を出すような気がする。昨年のバーレーンもそうだったし、今日もそうだ。メルセデスにとっては完ぺきな一日ではなかったが、F1にとっては良い一日だったのではないだろうか」

パディ・ロウ(テクニカル部門エグゼクティブディレクター)

「まずは目覚ましい勝利を挙げたフェラーリとセバスチャンにおめでとうと言いたい。今回のレースに挑むにあたり、主には2つのチョイスがあった。2ストップあるいは3ストップにするか、レース用に優れたタイヤはプライムかオプションか。その疑問についてはQ1でトップチームの選んだタイヤコンパウンドが異なっていたことからも、昨日の時点で意見が分かれていたのは明白だ。われわれはレース用に新しいプライムタイヤを温存したが、他のチームはオプションのニューセットを温存していた。プライムタイヤを生かした3ストップ戦略を予定しており、セーフティカーが序盤に導入されはしたものの、3ストップのうち最初の1回として使うには十分な長さだった。後知恵で考えれば、このアドバンテージがフェラーリに2ストップ戦略の利点を与えたのだろうと思うし、セーフティカーが解除されてからの数周でわれわれがトラフィックで失った時間で生じたセバスチャンとのギャップを埋め合わすにはかなりチャレンジングだったと思う。とりわけ、今週末を通して競争力を発揮していたフェラーリに対して、われわれは根本的なペースのアドバンテージを有していたわけではないからね。とはいえ、2位と3位でしっかりとポイントを獲得できたので、チームにはよくやったとも言わなければならない。人間の忍耐という点で最も難しい週末のひとつだったが、本当に見事なパフォーマンスだった」

レッドブル

ダニエル・リカルド(10位)

「本当にフラストレーションのたまるレースだよ。レース前から戦闘準備はできていたし、スペシャルな何かを願っていたんだ。でも違った! 1周目で軽い接触があって、それが響いた。レースを通していくつか問題があって、対処しなければいけなかった。ペースが足りないからパスするのにすごい時間がかかって、ブレーキにも問題があったから、きついレースだったよ。セブ(ベッテル)はいい仕事をしたね。素晴らしいドライブだった」

ダニール・クビアト(9位)

「今日は状況から最大限を引き出したと思う。まだペースが足りないし、追い上げが必要だ。チームならやれると信じている。これはチャレンジだし、強い気持ちで立ち向かわなければいけない。9、10位争いなんて僕らは望んでいない。今日の苦戦の理由を探し出す必要がある」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「本当に難しい午後だった。第1コーナーにおける数度の接触により、ダニエルのフロントウイングはダメージを負っており、それがレースを通して悪化していったようだ。セーフティカーの後はブレーキの温度の上昇を確認し始めていたので、レースの後半はかなりマシンをケアしなければならなかった。今日のレースでドライバーたちがこれ以上のことができたとは思っていない。今週末からはいろいろと理解すべきことがたくさんあるし、2週間後の中国までに対応すべきことも多い。セバスチャン(ベッテル)は見事なレースだった。彼とフェラーリにおめでとうと言おう。願わくはすぐに彼らを手こずらせられるようになれるといいんだが」

ティエリー・サルビ(ルノー)

「メルボルンに比べるとドライバビリティに関して前進でき、ウエットの予選ではそれが不可欠だった。ラップタイムを伸ばすにはまだ改善すべき部分があるが、今のところはどちらのドライバーも完了した作業に満足してくれている。マレーシアでは例によってレース中のクーリングが限界にあったため、安全を確保するにはとりわけライバルに比べて妥協せざるを得なかった。ダニエルのフロントウイングの問題はラップタイムにかなり影響し、ダニー(クビアト)はヒュルケンベルグとのクラッシュ以降、ハードな巻き返しを強いられた。今週末の信頼性ははるかに良かったので、これでパワーユニットのパフォーマンスについてチームと取り組む時間を多くできる」

ウィリアムズ

フェリペ・マッサ(6位)

「今日はあまりいい一日じゃなかった。ピットストップでちょっと問題があって、少しタイムをロスした。最後の数周でバルテリが追いついてきて、ホイール・トゥ・ホイールのレースができたのは良かったよ。今のクルマの状態を考えると、チームにとって最大限のポイントを獲得した」

バルテリ・ボッタス(5位)

「最後はいいレースだった。僕はずっと位置が悪くて、スタートではタイムもポジションも大きく失った。クルマのパフォーマンスはこれがベストだと思うし、最後はフェリペとレースができて良かった。まだ仕事が残されているのは分かっている。自分たちのミスから学び、進歩し続けなければいけないんだ。近々投入予定のアップグレードがあるから、それが正しい方向へのさらなるステップになることを期待している」

ロブ・スメドレー(パフォーマンスエンジニアリング責任者)

「良いチームパフォーマンスで、マシンのペースを考えれば、最大限の得点でフィニッシュできた。暑さの中でのタフなレースだったが、われわれはパッケージの中で改善の必要ないくつかのエリアを特定した。難しい土曜日からの見事な巻き返しだったし、最後に2台が良いレースを見せてくれた」

フェラーリ

セバスチャン・ベッテル(1位)

「グランデ・ガラ、ベッラ・マッキナ!(最高のレースに最高のマシン!)イタリア語からスタートしてごめんね。でも今日は僕にとってものすごくスペシャルな一日なんだ。なんて言っていいのか分からないくらい。言葉にならないよ。子供の頃からの夢がかなったっていうだけじゃない。なんかもう、たくさんの夢が一気にかなっちゃったような感じ。表彰台からの眺めは最高だったよ。メカニック、エンジニア、チームの皆を見ながら、ドイツとイタリアの国歌を聞く。チームの雰囲気はいつだって最高だったけど、とにかくどんどん良くなっている。今日は僕たち全員が一緒になってこの瞬間を楽しみ、祝うことが重要だと思う。今まであまりチームを変わったことがなかったから、新しいチームでの勝利は本当にホッとする。僕がフェラーリに来てからずっと、信じられないくらいの歓迎を受けているし、いろんなことの改善に取り組んできた。いつも言っているようにポテンシャルはものすごい。冬の間に成し遂げた前進を確認できてうれしいよ。(ドライバーの交代を含め)舞台裏ではかなりの変化があった。決して容易なことではないけど、皆がそれをポジティブに考えている。昨年もマシンは良かったんだけど、僕はそれを乗り切れなかった。それと比べているわけじゃない。フェラーリに来てからは本当に最初からすごくいい感触がある。特別な一日だ。僕もチームも最後に勝ってから長い時間がかかった。どのレースでも同じポジションにいたいな。でも、現実的にならなきゃね。今日のメルセデスはちょっと苦戦していたけれど、彼らは最高のパッケージを持っているし、僕らの目標はすべてのグランプリでその差を縮めること、そして確実に彼らのすぐ後ろにつくチームになることだ」

キミ・ライコネン(4位)

「いろいろうまくいかなかったという点で、かなりまずい週末だった。スピードは良かったけれど予選はうまくいかなかった。今日もスタートがまずくて、ラインを離れるときにかなりホイールスピンした。まわりのドライバーみんなとバトルしていて、ナッサーと最終コーナーでやりあっているときに左リアがパンクし、ピットに戻るにはタイヤがない状態でフルラップを走りきらなきゃいけなかった。タイヤなしで1周したからその時点で僕のフロアには少しダメージがあり、セーフティカーが助けにはなったけれど、後ろからスタートしなければならなかったんだ。ベストを尽くしたし、4位は僕らにできた中で最高の結果。セバスチャンの勝利は彼とチームにとってすごくいいことだよ。去年がどれだけ大変だったかを考えれば、チームは本当にいい仕事を成し遂げた。冬季テストから僕らには良いマシンがあると分かっていたから、まったくの驚きだったわけじゃなく、多分こういう高温のサーキットが僕らに合っているんだろう。他のサーキットでどうなるかは分からないけれど、マシンはこれまでのところ強さを発揮している。僕らが望むところにはまだ達していないけれど、いいパッケージがあるし僕たちはもっと強くなっていくよ」

マウリツィオ・アリバベーネ(チーム代表)

「これは一人の男の勝利ではない。すべてのレベルで非の打ち所のない仕事をしてきたチームによる成功だ。今日のセブは本当に驚異的だった。またキミも、後方から見事な反撃を見せてくれた。チーム全体がスイス製時計のような統制を示していたよ――いや、イタリア製と言うべきかな! 今日はチームにとても感動させてもらった。この数カ月、深夜までランプをともして多大な努力を注いできたマラネロのファクトリーの男女を含め、皆に感謝したい。われわれはいま一度現実に戻り、地に足を付けて、高い集中力を維持しなければならない。なにしろメルセデスは強敵だ。レース後、社長のマルキオンネからチーム全体に祝福があった。彼もわれわれの一員だ。スポットライトを浴びることは好まないが、いつも強力な貢献をしてくれている。そして彼は真のフェラーリファンだ!」

マクラーレン

フェルナンド・アロンソ(リタイア)

「この週末は僕が予想したよりもずっと良かった。今日一番ポジティブだったのは、僕らが他のクルマと対等に走れたことだ。ジェンソンと僕だけの戦いじゃなかった。それが僕らにとって最初に必要なステップだったけど、早くもクリアすることができた。実際、レースペースは驚くほど良かったよ。僕は集団の中を走っていて、ピットストップ前にはレッドブルに追いつくことまでできたんだ。うれしいサプライズだよ。こういう信頼性トラブルというのは、通常はプレシーズンテストで出るものなんだけど、冬の間に走れなかったから、残念ながら最初の数戦はこういうトラブルも覚悟しなければいけない。中国ではもう一歩前進したいね」

ジェンソン・バトン(リタイア)

「レースのスタートはちょっとゴタゴタした。セーフティカー中に通常より長いピットストップになってしまって、ロベルト(メルヒ)の後ろに入ったんだ。セーフティカーが戻るのに、彼は前とのギャップを縮めようとしなかったんだ。だからリスタートのときには4秒か5秒、集団と離れている状態で、彼をパスしてから前に追いつかなきゃならなかったから、それでタイヤを傷めてしまった。でも楽しかったよ。実際に他の人たちとレースができていた。前にいるレッドブルの1台が見えていたんだ――それもレースの終盤まで――うれしいサプライズだったよ。そのほかの人たちとも少しやり合えた。今週末の一番良かったところは、集団の中で戦えたことだね。そう遠くないうちに、1台ずつ撃ち落とせるようになればうれしい――1戦ずつの話だけどね。今日は価値ある一日だった。ただ、フェルナンドも僕も早めにレースを終えてしまったことだけが残念だ」

エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)

「当然ながら今日のレースをフェルナンドもジェンソンも完走できなかったことはがっかりしているが、2人とも、困難を極め、チャレンジングであり、フラストレーションのたまるコンディションで本当によくドライブしてくれた。加えて、昨日のMP4-30の予選ペース改善に続き、今日のレースペースも2週間前のメルボルンで示したものより大きく改善されている。さらに言えば、今日の午後にフェルナンドとジェンソンが走行した62周で貴重なデータが追加されており、絶え間なく取り組む徹底的な開発プログラムの情報となるだろう。何よりも大事なこととして、セパンに到着して以降、高温多湿の厳しい環境の中で疲れを知らない粘り強さで働き続けた闘志満々のメカニックたちに"メルシーボークー(仏語:どうもありがとう)"と言っておきたい」

新井康久氏(株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者)

「ERSの冷却問題によりレースをやめさせなければならなくなるまで、フェルナンドは素晴らしいペースを披露していたと思います。もちろん、この結果はわれわれにとって大きな失望です。ジェンソンのマシンは慌ただしく混戦する中で彼のポジションを死守しようとしていたタイミングでターボトラブルに見舞われました。ダブルリタイアはこのサーキットで直面した高温のコンディションによるものではなく、競争の激しいレースコンディションでパワーユニットを激しく使用した結果です。トラブルについてはさらに調査し、上海までに改善することを目標にします」

フォース・インディア

ニコ・ヒュルケンベルグ(14位)

「タフなレースで、常に周りで何かが起きているからすごく忙しかった。全体的なバランスにすごく苦しんでいて、タイヤが古くなると特にクルマがスライドしてばかりなんだ。序盤のセーフティカー中はピットインしないことを選んだ。それでいいコースポジションを得たけど、楽な決断じゃなかったよ。2ストップ作戦を成功させようとしたんだけど、デグラデーションの関係で不可能だったから、3ストップに切り替えたんだ。もっと早く3ストップに決めていれば良かったのかもしれない。でも、リザルトはそれほど変わらなかっただろうね。ダニール(クビアト)との接触によるペナルティで、僕はポイント争いから脱落してしまった。ターン1で少しワイドになって、ターン2のイン側で戻ることにしたんだ。彼とはほぼ並んでいたんだけど、きっと彼は僕がそこで取り戻そうとするとは思っていなかったんだろうね」

セルジオ・ペレス(13位)

「レース前からポイントに近づくために大きな戦いになるのは分かっていた。その通りになったよ。ミディアムを履いた最初のスティントはデグラデーションに苦しみ、セーフティカーが入った後で大きくタイムロスした。ハードコンパウンドではもう少しペースが良かったけど、結局、戦いに戻るには不十分だった。ペナルティまで科されてしまったしね。僕は行き場がなかったから、ロマンとの接触を避けられなかったと思っている。レーシングインシデントだと思ったのに、多くの犠牲を払ってしまったよ。がっかりなリザルトだけど、少なくとも僕らはこのレースから多くを学ぶことができた。これからの前進に役立つだろう」

ロバート・ファーンリー(副代表)

「チームにとってチャレンジングなレースだったが、1ポイントも取れなかったのは不運としか言いようがない。だが、チェコ(ペレス)とニコは、こうした状況で全力を尽くしてくれたし、レースの大半で多くのバトルに参加した。一部の強いマシンに対する判断は正確だったが、ペナルティによってトップ10争いからは外れてしまった。根本的なペースが足りないのはレース前から分かっていた。完全にドライのレースとなったので、戦略を混乱させたり、チャンスに乗じたりする機会は訪れなかった。もう一度組織を立て直して、本部で仕事を続け、近いうちにもっと強くなって戻って来なくてはならない。遅れを取り戻そうと皆が懸命に努力している。もう少し前で戦えるようになれば、その苦労が大きく報われるはずだ」

トロ・ロッソ

マックス・フェルスタッペン(7位)

「とっても楽しかった! 7位でゴールし、F1で初めてのポイントを獲得できて本当にうれしい! チームとして最高の仕事ができたんじゃないかな。最初の数ラップはちょっとトリッキーだったけどね。ミディアムタイヤにかなり苦戦していたんだ。だから早めにハードに履き替えて、それが完ぺきにはまった。マシンの感触は最高だったよ。ライバルたちと何度も良いバトルができたし、楽しかった。適切な戦略だったと思う。タイヤの管理もちゃんとできた。体調面も問題ない。終盤はかなり暑かったけど、対応できたし、一貫性も保てたから満足している。チームにとっては大きな後押しだね。今日はこれ以上ないくらいの仕事ぶりだ」

カルロス・サインツ(8位)

「今日は僕にとってめちゃくちゃ最高な一日! セパンのようなコースで2ストップ戦略を成功させるのは簡単じゃないけど、うまくいったから、昨日の予選結果を忘れさせてくれると思う。15番手スタートで8位なんてすごいよ! レースを通して僕の周りはいろんなことがあったから、ロックアップしたり、ミスをしたり、ポジションを落としたりしやすかったけれど、僕は落ち着いていられたし、最後にそれが報われた。マレーシアのコンディションはかなりタフ。当然、オーストラリア以上だ。でも、僕たちはこのためにちゃんと準備してきたし、何の問題もなかった。こういう結果を出せるとものすごい自信になる。いい仕事をしなきゃっていうモチベーションにもなるね。チームは素晴らしい仕事をしているし、2台揃ってポイントを獲得できたことは週末の締めくくりとして最高だ」

フランツ・トスト(チーム代表)

「フェラーリ、メルセデス、ウィリアムズの各車に何のトラブルも起きなかったこのマレーシアで、7位と8位でフィニッシュできたことはチームにとってもドライバーたちにとっても大きな成功だ。われわれに達成できるベストな結果だと思っている。チームは本当に素晴らしいレースパフォーマンスを発揮した。心から誇りに思う。昨日の予選セッションでも速かったが、それは特に驚きではない。マックスが見事に6番手を確保し、カルロスもきっと、今日のレースで示したようにスピードは持ち合わせていたのでトップ10入りが可能だったはずだ。両ドライバーともまずまずのスタートを決めている。序盤の数周はマックスが問題を抱えており、さらにトラフィックにもはまってしまったものの、セーフティカーが解除されて以降の後半はライバルたちをオーバーテイクし、素晴らしいショーを見せてくれた。カルロスは最高のスタートを切り、15番手のスターティングポジションから大きく順位を上げている。セバスチャン・ベッテル以外に2ストップ戦略を成功させたのは彼だけだ。しっかりとタイヤをケアしながらファンタスティックなレースを走った。チーム全体にお祝いの言葉を述べると共に、今日のレースを制したスクーデリア・フェラーリとセバスチャンにもおめでとうと言いたい。今日の素晴らしい結果が大きな後押しを与えてくれる。2週間後の次の中国でのレースが楽しみだ」

セドリック・シュタウドハー(ルノー・スポールF1/トラックサポートリーダー)

「今日の結果は当然のことながらとてもうれしい。失望のメルボルンの後、ファクトリーの全員が必死に取り組んできた。ドライバビリティとパフォーマンスに関して前進を遂げており、今週末は出だしからドライバーたちがいずれのエリアについても大きな改善を報告してくれている。今日のダブルポイント獲得に貢献できてうれしく思う。マックスの予選やレース中のドライバーたちのペースが示しているように、このパッケージはポテンシャルが高いので自信を取り戻せた。チームにとって最高の結果だ」

ロータス

ロマン・グロージャン(11位)

「力強いオープニングラップだったし、何度かオーバーテイクを決められたから全体的にはとても良いレースだったと思う。ヒュルケンベルグの後方でかなり時間をロスした上に高速コーナーでペレスにスピンさせられたけどね。レッドブルやトロ・ロッソ、フォース・インディアのオーバーテイクは楽しかった。最高だったよ。戦略も良かったんだけど、それを生かすにはタイムを失いすぎた。全体的にマシンの挙動は良かったと思うし、トップ10からそれほど離れていないから、中国までにギャップを縮められるようがんばる」

パストール・マルドナド(リタイア)

「ポテンシャルは明らかにある。特にレースではマシンのペースがかなりコンペティティブだし、十分にポイント獲得は可能だ。残念なことに、オープニングラップでインシデントがあってかなりタイムを失い、そこからのレースは妥協を強いられた。かなり後方に後退しちゃったけど、別の戦略にスイッチしてうまく巻き返せていたと思う。ブレーキトラブルに見舞われたのが残念。最高とは言えないけど、事実上、今回が僕たちの初レースだったから、次のグランプリに向けて問題に取り組み続けていかないとね。クリーンレースができればきっとポイントを争えるはずだ」

フェデリコ・ガスタルディ(副チーム代表)

「今日はポテンシャルを十分に発揮できなかった。パストールもロマンも得点できる可能性があったのに、われわれのコントロールが及ばない出来事によってかなわなかった。モーターレーシングでは時々こういうことが起きる。ポイント口座を開けるようにしっかりと中国に集中しなければ。今回もE23が優れたパッケージであることは示せたと思うし、両ドライバーとも全力を尽くす力がある。上海はこことはまったく異なるチャレンジをもたらすのでそれが次の焦点だ」

ニック・チェスター(テクニカルディレクター)

「ロマンはかなり強力な結果を残せそうだったが、トラフィックとスピンを強いられる出来事によってその可能性が潰え、一方のパストールはオープニングラップでパンクチャーに苦しみ、その後はブレーキトラブルに苦悩した。予選では優れたペースを発揮できていたし、気温が高かった今日もクリアな状況で走ったときは十分なレースペースがあっただけに残念だ。上海でコースに戻るのが待ち切れない。コースを走る度にE23のポテンシャルについてさらに多くを学んでいる」

マノー・マルシャ

ウィル・スティーブンス(スタートできず)

「レースができなくてすごく残念だ。週末はできる限りプッシュしたし、フリー走行での有望なペースを含め、マレーシアではいくつかポジティブな面があった。それについては中国で取り組む。でも、今は初めてのレースを完走したチームを祝福したい。この数カ月のハードワークが素晴らしい形で報われたよ」

ロベルト・メルヒ(15位)

「すごくハッピーだよ。レースで15位というのは素晴らしいリザルトとはいえないけど、この数カ月のファンタスティックな努力に対する巨大な報酬でもある。自分たちを本当に誇りに思うよ。週末に入る前から簡単にはいかないのは分かっていた。仕事はすごくハードだったし、すべての段階で集中力が必要だった。いくつか達成できなかったこともあるけど、何よりも大事なのはレースだし、フルレースディスタンスを走ってクルマを持ち帰れた。それが僕の一番の目標だったんだ。手に入れた情報は僕らの開発においてすごく重要なものとなる。その過程でいいリザルトを得て、いくつかのチームより上でフィニッシュできたのはうれしいよ。今日、ウィルがレースできなかったのは残念だけど、僕らは中国以降の仕事のためにすごくいいスターティングポイントに立てた。本当にポジティブな週末にしてくれたチーム全体に感謝したい」

ジョン・ブース(チーム代表)

「チェッカーを受けることができるとは、これほどうれしいことはない。われわれは非常に短期間で数多くのハードルを越えねばならなかった。みんなとても感動しているよ。このリザルトは素晴らしいチームによるとてつもない努力と決意のたまものだった。ロベルトはわれわれが彼に求めた堅実なレースパフォーマンスを見せてくれた。それは中国に向かうに当たっての大きな支えとなるだろう。これはわれわれが得た初めての本格的なデータだということを忘れてはいけないよ。もちろん、2台で同じ目標を達成できなかったことには落胆している。ウィルには謝りたい。彼はポジティブな週末のスタートを切りながら、それをレースで見せるチャンス与えられなかった。きっと彼も同様に優れたレースパフォーマンスを見せてくれたことだろう。2週間後の中国では彼にも良い機会がめぐってくることを期待したい。われわれの前にはまだ多くのハードワークが待っている。この瞬間を楽しみ、明日は気を引き締めて仕事に戻るつもりだ」

ザウバー

マーカス・エリクソン(リタイア)

「いい週末だったのに、かなりフラストレーションのたまる終わり方だ。すぐにマシンが快適に感じられ、いいスタートを切ってポジションを一つ上げられた。ニコ(ヒュルケンベルグ)もスタートが良かったようで僕の前にいたけれど、彼よりもペースがあるように感じた。ターン1で彼をパスしようとして、アウトサイドに動いたんだ。そこでオーバーテイクが可能なのは分かっていたけれど、残念なことにリアを失ってコースオフし、グラベルにはまってしまった。とにかく、今週末からポジティブなところを見つけることが必要だし、レースで起こったことから僕は学習した。中国ではもっと強くなるはずさ」

フェリペ・ナッサー(12位)

「僕にとっては全体的に難しい週末だった。いいセットアップがなかなか見つからなかったんだ。じっくり振り返って、僕らに十分なペースがなかったのはなぜかを理解しなくちゃ。レース自体も簡単じゃなくて、序盤にキミ(ライコネン)と接触した。このインシデントは避けるべきだったけれど、レースしていればときどきあること。次のレースウイークエンドである中国に目を向けなきゃね」

モニーシャ・カルテンボーン(チーム代表)

「確実にチャンスがあっただけに、今日ポイントが獲得できなかったのは残念です。不運にもドライバーたちは2人とも最初の数周でインシデントにかかわりました。マーカスのレースはそこで終わり、フェリペのチャンスは大きく目減りしてしまいました。しかし、ポイントには届かなかったものの彼はそこから強いレースをしています。この結果には当然落胆していますが、このレースウイークエンドからポジティブな点を見いだすことは可能です。私たちのパッケージはコンペティティブで、ポイント争いのできる位置にいます。そのチャンスを確実につかむようにしなければなりません」

ジャンパオロ・ダラーラ(トラックエンジニアリング責任者)

「テクニカルな面について言えば、今回もとりたてて問題のない順調な午後だった。それはこのレースで拾えた良い材料だ。両ドライバーが数周のうちにインシデントにかかわり、予定していた戦略が崩れたのが残念だった。マーカスがリタイアし、1台だけでレースを立て直さなければならなかった。われわれは3ストップから予定外の4ストップに変更している。それについては問題なかったが、序盤のインシデントのせいでレースは失われ、当然ながらかなり落胆している」

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