マレーシアGP

/ News

  • マレーシアGP - 予選

雨のセパンでハミルトンがポール!

M.S.
2014年3月29日
雨で大幅に遅れた予選 © Sutton Images
拡大

トリッキーな気象条件と挑戦的なレイアウトが特色のセパン・インターナショナル・サーキットにて、29日(土)日本時間17時50分から2014年FIA F1世界選手権第2戦マレーシアGP予選が実施された。当初は日本時間17時スタート予定だったものの、激しい雨の影響で開始時間は50分延期されている。

これまでに3回行われたフリー走行のすべてでメルセデス勢が最速タイムを記録しており、初回はルイス・ハミルトン、2回目と3回目にはニコ・ロズベルグがタイムシートのトップに立った。

一方、開幕戦に続いて今週末もトラブルに悩まされているのがロータスで、土曜フリー走行ではマクラーレンの2台にも問題が発生。また、ケータハムの小林可夢偉もマシンの調整によって走行時間を大幅に削られている。

今週末に用意されているのはピレリのハードコンパウンドとミディアムコンパウンド。雨が上がるのを待ってQ1が開始されるも、激しく振り込めた雨の影響から路面はウエットコンディションになっており、ピットレーンにはセッションスタート前からインターミディエイトを履いたメルセデスコンビを先頭に隊列が形成された。

ウエットでも好ペースを示すのがメルセデスで、1分57秒台をマークしたロズベルグとハミルトンに一番近づいた暫定3番手のダニエル・リカルド(レッドブル)でさえ1分58秒台にぎりぎり乗せているという形。リカルドのチームメイトであるセバスチャン・ベッテルはエネルギー貯蔵に問題が発生したため、チームの指示によりいったんピットに引き上げた。

ベッテルはすぐに走行を再開し、セッション後半に1分57秒台で3番手に浮上する。一度上がった雨は再び勢いを強めつつあり、非常にトリッキーなコンディションに多くのマシンが苦戦した。Q1終了直前にはケータハムのマーカス・エリクソンが雨に足をとられてバリアにクラッシュ。赤旗が振られてセッション時間は残り35秒でストップしたが、間もなくそのままQ1が終了することがレースコントロールから発表された。

この時点で17番手だったパストール・マルドナド(ロータス)以降、エイドリアン・スーティル(ザウバー)、ジュール・ビアンキ(マルシャ)、小林可夢偉(ケータハム)、マックス・チルトン(マルシャ)とエリクソンがQ1でノックアウトされた。

Q2スタート前にもピットレーンにはマシンの行列ができ、先頭につけたロズベルグを含め、ほとんどの陣営がウエットタイヤを選んでいる。対照的にインターミディエイトを継続したフェラーリだが、アウトラップでフェルナンド・アロンソがトロ・ロッソのダニール・クビアトと接触。再度赤旗が掲示され、コースに出ていた全員がガレージへ帰還した。Q2の残り時間は12分46秒でストップしている。

アロンソのマシンは左フロントサスペンションを損傷しており、クビアトはノーズを交換。5分ほどで赤旗が解除されるとアロンソ以外の15名が順次コースへ向かうも、フェラーリも程なくしてアロンソをコースへと送り出している。アロンソとクビアトのインシデントについては予選後に審議にかけられることとなった。

マシン後部から高く上がる水しぶきに包まれたセパンでハミルトンが真っ先に2分の壁を破ったが、ペースアップしたベッテルが約0.4秒差で2番手に飛び込む。だが、暫定トップのハミルトンが自己ベストを更新したのに加え、その僚友ロズベルグが2番手タイムを塗り替えた。

チェッカーフラッグ後のラストアタックでタイムオーダーは入れ替わり、最終的に予選Q3にコマを進めたのは1分59秒041をマークしたハミルトンを筆頭にベッテル、ロズベルグ、リカルド、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、アロンソ、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ジェンソン・バトン、ケビン・マグヌッセン(共にマクラーレン)、ジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)の10名だった。

11番手クビアトからエステバン・グティエレス(ザウバー)、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ロマン・グロージャン(ロータス)までがQ2で予選を終えた。このセッションでボッタスがリカルドの進路を妨げたとしてスチュワードの審議対象となっている。

最後の予選セッションであるQ3がスタートすると、ほぼ全員がウエットタイヤでコースに入った。マクラーレンコンビはインターミディエイトで走行を開始するも、路面状態が優れないと見てマグヌッセンはすぐにウエットに変更。そのマグヌッセンと並んでピットに入ったバトンだが、こちらは新しいインターミディエイトに交換してタイムアタックへと向かった。

1回目の試みでは1分59秒台前半を出したハミルトンに同じく1分59秒台でベッテルが追いすがる。アロンソ、ロズベルグ、リカルドがトップ5に続いた。

2番手ベッテルはピットへ戻って新しいウエットタイヤへ履き替える。遅れてフェラーリやメルセデスのドライバーらもウエットからウエットへつないで最後のタイム争いに乗りだした。インターミディエイトのバトンは10番手に沈んでいる。

コースコンディションは非常に悪く、タイム更新がほぼ望めない状況ながらもロズベルグはひとつポジションを上げて予選3番手へ。前戦に引き続いてハミルトンがポールポジションを獲得しており、そのタイムは1分59秒431だった。

以下、予選トップ10にはベッテル、ロズベルグ、アロンソ、リカルド、ライコネン、ヒュルケンベルグ、マグヌッセン、ベルヌ、バトンの名が並んでいる。

マレーシアGP決勝は30日(日)日本時間17時スタート予定。決勝レースもお楽しみに!

© ESPN Sports Media Ltd.