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2010年第3戦ドライバーコメント予選

Kay Tanaka / Me / Jim
2010年4月3日 « 淡々と雨を予想するアロンソ | KERS、2011年に復活? »

3日(土)に行われたマレーシアGP予選は、終始雨用のタイヤが用いられるコンディションとなった。路面の水量の増減によって適切なタイヤが目まぐるしく変化する状況だったが、うまく読んだマーク・ウェバー(レッドブル)が今シーズン初ポールをゲット。一方、路面が乾く方向に向かっていると判断してQ1最初の出走を見送ったマクラーレンとフェラーリは、その後雨量が増えたことによって大いに苦しみ、後方に沈んでしまった。

日本人ドライバーの小林可夢偉(BMWザウバー)は昨年のF1デビュー以来5戦目にして、初の予選Q3進出を達成。決勝レースをスタートするのにいいポジションを得ており、シーズン初ポイント獲得が期待される。

開幕戦の予選を終えたドライバーたちのコメントは以下のとおりだ。

【マクラーレン】

ジェンソン・バトン
土曜フリー走行:7番手
予選:17番手

「最初に降ってきた雨の後はもう降らないと考えたから、僕らは待機することにしたんだ。だけど、どうやら間違った方向に物事が進んでしまったようだね。インター(インターミディエイトタイヤ)での1周目はOKな感じだった。問題だったのは、危険な兆候が感じられなかったということだよ。第1セクターはかなり乾いていたけど、その後に左、右と続く高速のコーナーはかなりウエット状態だったんだ。それでアクアプレーニングに見舞われ、グラベルにはまってしまった。そうなったらもう、何もできなかったんだ。グラベルにとまった後も押し出してもらえるかと思っていたから、エンジンを回したままにしていた。マシンにダメージが生じていないことを願うよ。僕とルイスが早くセッションを終えてしまうという、残念でおかしなものになった。だけど明日のグリッドでは、僕は直接的なライバルになっているドライバーたち(ハミルトンやフェラーリ勢)よりも前からスタートできるから、これについてはそれなりにいい結果になったと思う」

まさかの20番手からレースで巻き返しを狙うハミルトン © Sutton Images
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ルイス・ハミルトン
土曜フリー走行:2番手
予選:20番手

「こういった日もあるさって感じだよ。予選が始まるまではいい週末だったんだけど、単純に言ってしまえば、僕らは雨が降らないと予測していたってこと。ほかのトップチームと同じタイミングでコースに出たんだけど、これが僕らには全然ツイてなかった。僕がコースに出たとき、どこもかしこもイエローフラッグが振られていたんだ。その後は雨が強く降り出したしね。何も感じ取ることができず、本当に滑りやすかった。簡単に滑ってしまう感じで、僕は1周目にスピンしてしまったよ。だけど、この状況下ではベストを尽くすことができた。僕は週末をつうじて速かったわけだけど、この状況でいったい何ができただろう? とにかく忘れなきゃね。それからいつも言っているように、決してあきらめないつもりだ。だから僕の周りからスタートするマシンだけじゃなく、数列前にいるドライバーたちにも注意を払うよ。明日が楽しみだ」

【メルセデスGP】

ミハエル・シューマッハ
土曜フリー走行:5番手
予選:8番手

「今日の自分の結果には確かにちょっとガッカリしている。予選の序盤からは明らかに僕たちがかなりいい感じであることが分かったし、もっとやれたことは間違いない。Q3での最後のアタックはラップタイムを確保したくてとにかく1回走って、その後2周目に入ろうと思ったら最初のクイックラップですでにタイヤがダメになっていた。だからあれ以上はいけなかったんだ。それでも、明日に向けてウエットタイヤの限界を知れたことは良かったし、今はレースに完全に集中していかなければいけない。それから、ニコ(ロズベルグ)にはチーム初のフロントロー獲得おめでとう、と言いたい」

ニコ・ロズベルグ
土曜フリー走行:6番手 予選:2番手

「自分の初めてのフロントロースタートには本当に満足している。僕だけじゃなく、チーム全体やペトロナスにとっても、ホームレースのひとつであるセパンでこれだけいい予選ができたことは最高だ。今日はかなり難しい1日で、コース上にとどまっているのもかなりきつかった。Q3のアタックは今日一番の走りだったし、最初のクイックラップでいいタイムが出せたと思う。2回目のアタックはタイヤがデグラデーションを起こし始めていたから、あれ以上速く走ることは不可能だった。コースに出てすぐ、インターミディエイトの方がいいと思ったから、もしかしたらそこで戻って履き替えるべきだったかもしれない。でも、最終的にはちゃんとうまくいった。明日はこの位置から強力なレースができると自信を持っている。ウエットだろうとドライだろうとね。レースを楽しみにしているよ」

【レッドブル】

セバスチャン・ベッテル
土曜フリー走行:3番手
予選:3番手

「今日のマークはよくやったね。Q3のスタートはすごくトリッキーだった。水が多すぎて、赤旗は正しい判断だったよ――走れる状況じゃなかった。水量が多くて車高は低いから、ドライブしているというより、泳いでる感じだった。Q3でエクストリームを履いたのは正しかったと思うよ。思ったよりも水はけが良くて、最終的にはマークのタイヤの方が良かったけど、チームにとって3番手はいい結果だと思う。トリッキーなセッションで――次のラウンドに進み、できるだけいいグリッドを手に入れることが大事だった。それは達成できたよ。ファステストラップで少しミスしたのが悔やまれる――ニコ(ロズベルグ)と接戦だったんだ。コンマ1秒ぐらいかな。でも、今考えるとそれほどマージンはなかったかもね。今日は3番手で大満足。明日は何だって起こりえる」

マーク・ウェバー
土曜フリー走行:1番手
予選:ポールポジション

「今日はトリッキーだったね。Q1とQ2の雨量を考えると、ミスを犯さずにクリアラップを取るのは難しかった。クルマによってはかなりペースが違うのもいるからね。インターミディエイトタイヤでのQ2のラップはペドロ(デ・ラ・ロサ)を抜くのに手間取ったけど、それが最速だった。だからプッシュし続けなければならないと分かっていたんだ。コンディションは急激に変わっていった。Q1でビッグネームがいくつか消えたのはサプライズだったけど、それだけ微妙なタイミングだということの証明だ。このポールは、Q3でインターの判断をした僕のエンジニア、シアロンのおかげだ。僕は半信半疑で、"コースを見てみなよ、どう思う?"って言ったら彼は"いいじゃないか、やってみようぜ"って答えたんだ。場所によってはトリッキーだったし、最終コーナーでは少しアクアプレーニングを起こしたけど、なんとかコースに踏ん張って、仕事をやり遂げたよ」

まさかのQ1敗退を喫したアロンソ © Sutton Images
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【フェラーリ】

フェリペ・マッサ
土曜フリー走行:8番手
予選:21番手

「すごく残念な結果だ。雨が激しくて予報では回復するはずだったから、少し待ってからコースに出たんだ。でも、予想以上に濡れたコンディションの中、飛び出すことになってしまった。僕たちはミスを犯した。天気予報にしてやられたよ。明日のレースではベストを尽くすしかない。確かにタフだよ、こんなに後ろのグリッドからスタートするんだから。でも、少しでもポイントを取らないと。晴れと雨、どっちを願うべきか分からない。前者なら、ポジション逆転のチャンスがあるかもしれない。でも、同じようにレースから脱落する可能性もあるからね」

フェルナンド・アロンソ
土曜フリー走行:4番手
予選:19番手

「僕らは雨がやむと思っていたんだ。だから、他より長くガレージにとどまった。ところが、コースに出たら、コンディションはさらに悪化してしまって、エクストリームウエットでもタイムを伸ばせなかった。雨は展開を劇的にするかもしれないけど、セッション自体はくじ引きみたいなもの。今日は外れを引いてしまって、悪い時間、悪い場所に出て行ってしまった。でも予選の結果なんて、特に意味があるわけじゃない。ポイントが与えられるのはレースの結果なんだからね。もちろん、後方からのスタートは厳しい立場に立たされることになるけど、先週のメルボルンで分かったように、何が起こるかなんて分からない。自分たちの力を信じるしかないんだ。ポイントを取るためにはベストを尽くす必要がある」

【ウィリアムズ】

ルーベンス・バリチェロ
土曜フリー走行:9番手
予選:7番手

「今日の予選には2つの面があるよ。ポジティブな面としては、チームとして満足できるということだ。ドライだったら、5番手と7番手を手にすることはできなかったと思うからね。一方、最後のアタックでインターミディエイトタイヤを選択していれば、もっといいラップタイムを残せたと思う。それでも、明日のレースに向けてうまく準備できているから満足だよ」

ニコ・ヒュルケンベルグ
土曜フリー走行:13番手
予選:5番手

「最終的に、小さなブレイクスルーを経験できた。すごくタイトな予選で僕のアタックは完ぺきじゃなかったから、もう少し改善できただろう。でも、この結果に満足している。マシンはウエットコンディションでいい動きをしていたし、僕もウエットでのドライブが好きなんだ。明日のレースが楽しみだよ。明日は天候がどうなるかということが大きいだろうね」

【ルノー】

ロバート・クビサ
土曜フリー走行:10番手
予選:6番手

「今日は天候によってすごくチャレンジングな予選セッションになったけど、マシンはウエットコンディションでよかったから、楽にQ1とQ2を突破できたよ。Q3では雨が激しくなると予想したから、最初のアタックからハードプッシュしたんだ。それによってタイヤを壊してしまい、路面が乾いていく段階ではタイムアップが難しくなってしまった。だけど6番手スタートはいいポジションだし、明日のレースが楽しみだ。天候が大きな役割を演じると思うけど、今日と同じような状況になればギャンブルになるだろう」

Q3進出を逃したものの、好位置からスタートするペトロフ © Sutton Images
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ヴィタリー・ペトロフ
土曜フリー走行:16番手
予選:11番手

「今日の天候を予想するのは難しかったから、できる限り早くコースに出ることにしたんだ。Q1では雨がどんどん激しくなっていったから、これは正しい選択だった。Q2ではインターミディエイトを履いた時にマシンがいい感触だったし、セッションを通じてプッシュしたよ。だけどわずかにQ3進出を逃し、残念だ。それでも11番手はいいスタート位置だし、明日のレースで雨が降れば何が起きるかわからない。レース完走を目標にしているけど、ポイントをいくらか獲れればいいね」

【フォース・インディア】

エイドリアン・スーティル
土曜フリー走行:11番手
予選:4番手

「僕たちにとっては再び素晴らしい予選になったよ。16時から雨が降り始めたけど、僕が昨日言ったとおりになってくれたね! チャレンジングだったし、セッション中のコンディション変化もかなりあった。雨がすごい時もあったけど、半分ウエットで半分ドライという状況になることもあり、適切なタイヤ選択がすごく重要だった。こういったコンディションの中で僕たちは素晴らしい仕事をしたと思うし、どのセッションでも適切に動けたんだ。このポジションを手にできてとてもうれしいよ。すごい成功だし、チームはこの結果を受けるに値する。みんな最高の仕事をしてくれたんだ。適切なタイミングで正しいタイヤを選ぶのは重要なことだからね。僕が最後に刻んだタイムも4番手獲得には大切だった。常にいい仕事ができたよ」

ビタントニオ・リウッツィ
土曜フリー走行:14番手
予選:10番手

「今週末の目標だった予選Q3に進出できたから、満足できるよ。いい予選だった。Q3は去年のブラジルGPに近い、すごいウエット状態だったんだ。だけど、それから急速に乾いていったよ。最終ラップにはフロントブレーキがロックしてしまうトラブルがあり、最後のアタックをロスしてしまった。だけど、こういったコンディションの場合、正しいタイミングで正しいところを走っていなければならないんだ。明日はタフなレースになるだろう。僕たちの周りには速いマシンがたくさんいるけど、今日の走りを見る限りでは、僕たちはすべてのコンディションで力強い。楽しみにしているよ」

【トロ・ロッソ】

セバスチャン・ブエミ
土曜フリー走行:12番手
予選:13番手

「Q2を最大限に生かせなかったから、怒りを感じている。だけど、僕にできることなど何もなかったから、このポジションからレースに挑むしかないね。コンディションが激しいと考えたからQ2はフルウエット(ウエットタイヤ)でスタートしたんだ。だけどコースに長くとどまりすぎてしまって、その後インターミディエイトに履き替えたんだけど、その頃には再び雨脚が強くなってしまっていた」

ハイメ・アルグエルスアリ
土曜フリー走行:15番手
予選:14番手

「速いドライバーたちに起きたことを考えてみれば、僕の予選結果はそれなりによかったと言えるだろう。それでも、Q2でもっと早くフルウエットからインターミディエイトに交換していれば、Q3に進出するチャンスもあったはずだよ。明日のレースも今日みたいなコンディションになるという予報だし、そうなれば何が起きるかわからない。個人的にはドライレースがいいんだけどね」

【ロータス】

ヤルノ・トゥルーリ
土曜フリー走行:20番手
予選:18番手

「かなりいい感じだったからガッカリしている。僕がアタックラップを走っている時に前でスピンしたマシンがいて、第2セクターと第3セクターで邪魔されてしまい、最速ラップをちゃんとまとめられなかったんだ。その後、雨がひどくなっちゃって、それ以上ラップタイムを伸ばすチャンスはなくなってしまった。それでも、明日はベストを尽くすつもりだし、何が起きるか見守っていく」

上位勢のミスもあり、Q1突破を果たしたコバライネン © Getty Images
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ヘイキ・コバライネン
土曜フリー走行:21番手
予選:15番手

「超うれしい! こういうコンディションはいいね。自分の速さを判断するのはかなり難しいし、リスクを冒さなきゃいけない。それにマシンはずっと言う事をきかない感じだしね。でも、それがチャレンジだし、僕は大好きさ! コースの一部はだいぶウエットで雨も激しかったんだけど、他はそれほどでもなかったりした。Q2に進出できたことは僕にとってもチームにとっても予想をはるかに超える結果だ。うん、もちろん今日の僕たちはちょっとラッキーだったわけだけどね。でも、他の新チームを今回も打ち負かしたってことだから! 幸運だったとはいえ、自分たちの戦略はきっちりはまった。マクラーレンやフェラーリはあれほど雨が降るとは考えていなかったみたいで様子を見守っていたしね。彼らはセッション序盤のチャンスを逃し、僕たちはそのアドバンテージをフルに生かした。明日のレースが待ち遠しいよ!」

【HRT】

カルン・チャンドック
土曜フリー走行:24番手
予選:22番手

「僕はトゥルーリ、アロンソ、ハミルトン、マッサの真後ろから明日のレースをスタートするんだ。予選前の天候はいい感じじゃなかったし、その天候が予選の最後まで保たれるかもわからなかった。結果的にはそうならず、僕たちは初めて大雨の中でマシンをドライブする経験をしたよ。ベストを尽くすことができた」

ブルーノ・セナ
土曜フリー走行:23番手
予選:23番手

「少し難しい1日だった。コンディションはタフなもので、こういった状況下で走るのは初めてだったんだ。すごく濡れた路面によって滑ってしまうまでに5周を走ったけど、不運にもエンジンがストールしてしまった。なんとかグラベルを脱してガレージに戻れたから、さらに周回を重ねることができたけどね」

【BMWザウバー】

ペドロ・デ・ラ・ロサ
土曜フリー走行:17番手
予選:12番手

「変化するコンディションによってすごく難しい予選になった。コーナー進入でブレーキングする際、いったいどのぐらいの水が路面にあるかなんてわからないんだから。マシンはウエットでかなりよかったし、あと1周だけでもクリアラップを得られればトップ10に入れただろう。Q2最後のラップでは、最終セクターだけで2台のマシンを交わす必要があったんだ。だけど、明日のレースがすごくエキサイティングになりそうだから楽しみさ!」

小林可夢偉
土曜フリー走行:18番手
予選:9番手

「初めて予選Q3に進出できたのですごくハッピーです。同じようなウエット状態だった去年のブラジルGPでもQ3に近づいたんですが、Q2最後のアタックでスピンしてしまいましたから。その時から学習したんですよ。ドライコンディションでの僕たちはパフォーマンスに苦しんでいたので、このポジションには満足です。アクアプレーニングがあったのでウエットコンディション下で走るのは簡単ではありませんでした。明日のレースでは燃料をたくさん積んでマシンが重くなりますから、雨が降ればもっと悪い状況になるでしょうね。でも、明日はポイントを獲りたいと思います」

【ヴァージン】

ティモ・グロック
土曜フリー走行:19番手
予選:16番手

「ここまでは僕たちにとって順調な週末だ。クルマに大きなトラブルはなかったし、どのセッションもちゃんと作業ができた。予選も、セッション最初の雨を考えると比較的スムーズにいった。すぐに出たのが正解だったね。Q1ですごくいいラップを出せたおかげでQ2に進めた。トップチームを上回れたのは爽快さ。彼らが僕らより後ろからスタートするんだからね。でも、Q2は完璧とはいかず、早く入りすぎてヘイキに負けてしまった。でも、今日の結果には全体的に満足するべきだろう。チームにとって素晴らしいことだし、明日に向けてモチベーションが高まっている。明日はクレイジーなレースになりそうだから、集中を切らさず――コース上に残ること――そして結果を待つのみだ」

ルーカス・ディ・グラッシ
土曜フリー走行:22番手
予選:24番手

「今日もいくつかトラブルがあって、フリー走行と予選の間にクルマのパーツを組み直さなければならなかった。予選に間に合うかどうかギリギリの状態で、タッチ&ゴーみたいだったけど、メカニックたちがよく頑張ってくれた。そのおかげで数ラップ走れて、少なくともクルマがきちんと走ることは確認できたよ。個人的には期待外れの一日だったけど、チームにとってはうれしい日だから、それには満足だ。明日のレースが楽しみだし、もっといい結果になってほしい。初完走という僕らの目標を達成したいね」

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