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予算制限擁護派の理由を明かすルノー

Jim
2018年3月13日 « 考え方を変えて新シーズンに挑むボッタス | ハートレー、クビアトに耐久レースの教えを伝授 »
© Mark Sutton/Sutton Images
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ルノーはF1のバジェットキャップ(予算制限)導入を擁護し、この問題に関する決定が下されるまでチームの体制を"分別良く"築いてきたと明かした。

バジェットキャップはF1オーナーであるリバティ・メデイアにとって今季の政治的論争になり得る問題のひとつだ。CEOを務めるチェイス・ケアリーは昨年、本件についてチームらが"大筋で合意"したと述べ、もともとの提案ではチームあたり年間1億5,000万ポンド(約223億3,300万円)になると考えられていた。

これまでは小規模チームが最大の擁護派になることが多かったものの、ルノーの最高技術責任者(CTO)を務めるボブ・ベルはグリッド全体の予算に歯止めをかけることがF1にとって重要だと考えているという。

「F1レースに挑み、成功を収めるのに必要な費用を削減することにルノーは賛成だ。チーム間のコスト、収支の相違は非常に大きい。F1で成功を収めるのにこれほどの大金をかけるべきではない」と語るベル。

「コストを削減し、競争のレベルを整える方法を探す必要がある。こういったイニシアチブに後れを取っているのは間違いなく、それがコスト制限というのならばわれわれは賛成する。ルールの改定によってコストが下がると言うのならば、それにも賛成しよう。多くの資金を費やすことに喜んでサインする者がいるとは思えない」

「実際、F1はグリッドのどのチームも財政状況を維持することができ、資金を失うことなく生き残れる状態にするべきだと思う。例えばフォース・インディアなどはこの数年、ビジェイ(マルヤ)が資金を投入することで生き残ってきた」

「例えば、マノーはオーナーが資金を入れてくれたからこそ存続できていたのだ。グリッドにいる全チームが自分たちで生み出す収入によって自給自足できるようにする必要がある。そういう場所になるべきだ」

ルノーがワークスチームとしてグリッドに復帰したのは2016年だが、以降、ゆっくりとF1オペレーション部隊を再構築してきた。ベルはメルセデスやフェラーリ、レッドブルらと戦う上で、バジェットキャップの決定によってルノーの必要な成長スケールが劇的に変化する理由についてこう説明している。

「うちのチームは非常に賢明な方法に則って運営されている。言い方として、昨年のチャンピオンシップでわれわれは6位だったので、選手権で4位の座を楽にキープできるポジションにつけるようにしなければならない、と言うのもひとつの方法だ。つまり、フォース・インディアのようなチームを見てみれば、彼らはそれを達成しているのだから、おおよそ同じようなリソースで彼らと同じ仕事を達成できるようにならなければならない、ということ。そう言えば明白だろう」

「われわれにそれができれば、とりわけルノーがそれを達成する力を持っていることを証明できれば、より多くの人材やリソースに資金を投入し始める者はいなくなるだろう。あらゆるステップを自分たちの手で証明する必要がある。それができれば、メルセデス、フェラーリ、レッドブルのトップ3に対してどうしていこうといった話し合いを持ちかけられるようになる。リソースという観点でも彼らは別次元にいるからね」

「だが、われわれはその準備をしてきた。ルノーはしっかりと備えているので、トップ3を除いたバトルに常に加わっていけるような分別のあるポジションと信じるところに拡大していくつもりだ。それによって次の一歩を踏み出し、リソースに関する話し合いを進めていけるようになる。F1界が変わり、コスト制限が導入され、突如としてすべてがダウンサイズするメリットはわれわれに来る。できれば、もう一度、厳しい世界に戻らなければならないということのないように、しっかりと見極めようとしているのだ」

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