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ルノーとメルセデスに類似点を見いだすベル

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2016年3月26日 « ピレリ、予想通りの「崖」は生み出せず | ニューイは近々2017年マシンに着手 »
© Gasperotti/Sutton
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ルノー・スポールF1チームのチーフテクニカルオフィサーを務めるボブ・ベルは、現在のチームと、後にワールドチャンピオンとなった2010年当時のメルセデスに類似点を見いだしている。

ベルはメルセデスが2009年にブラウンGPを買収した後にテクニカルディレクターとして加入し、チームが現在のV6レギュレーションで成功する礎を築いた。ルノーは財政難に陥ったロータスを買収してフルコンストラクターとして復帰したばかり。シャシーとエンジンの両部門を率いることになったベルは、両者に明確な類似性があると述べた。

「似ていると思うよ」と彼は『ESPN』に語った。「私がメルセデスへ行った時はまだブラウンチームの名残が非常に強かった。その前はHonda Racing F1だったチームだ。Hondaが撤退してブラウンになった時に多くの人々が一時解雇され、人数が大幅に減っていた。われわれが最初にしなければならなかったのは、現行マシン、来年のマシン、そして2014年のマシンという先のチャレンジに対処できる構造をある程度作ることだった」

「あるステージでは平行して3台のマシンのプログラムを実行していたので、それが可能な構造を作り、やり遂げられるだけのリソースを用意する必要があった。2つのプログラムには多くの類似点がある。私にとって未知のテリトリーでないのは確かだね」

しかし、ベルは今後数年でルノーを再建するチャレンジの難しさを過小評価しているわけではない。

「大変な課題だよ。今のF1にいる優秀なエンジニアはほとんどが事前通知を必要とする長期契約だ。だからスイッチを入れるようにすぐに多くのニューブラッドを獲得できるわけではない。われわれには安定した成長計画があり、長期的な参戦になることを認識している。手当たり次第にかき集める考えはない。チームによく合い、協力ができて、基準を満たす適切な人材を探す。時間をかけてふさわしい人々を見つけるつもりであり、近道はしない」

「われわれの成長計画では、現在470人のところを18カ月から2年かけて650人ほどに増やすつもりだ。達成可能な目標だが、管理できる形でそれを達成し、最終的に適切な人材が集まるようにしなければならない」

「ヴィリー・シャティヨンのエンジンサイドでは、そこまでの成長レベルは必要としていない。昨年までにリソースが縮小されていたわけではないからだ。そこにはわずかな成長だけで十分な人数がそろっている。ヴィリーの状況は、どちらかというと実際の人数よりも組織的構造が適切かどうかの方が重要だろう」

ルノーはチームを機能させるために必要な財政的リソースを投じてくれるとベルは確信している。しかし、一方で新たな収入源を引きつけることの重要性も強調した。

「ルノーはモータースポーツ経験が非常に豊富で、100年以上グランプリレーシングに関わっている。彼らがコミットするというのだから、コミットするのは間違いない。しかし、今のF1は財政面で非常にタイトであり、トップでF1レースをするためは多くのコストがかかる。かつてのようなビッグスポンサーはもういない。ルノー、メルセデス、フィアット、どんな自動車メーカーであっても、ここに投資する資金には非常に慎重でなければならない。今現在、彼らには他にも多くの投資先があるのだからね」

「ルノーはわれわれを全面的に支えてくれる。彼らが資金を出してくれるのだからわれわれは仕事を達成しなければならない。だが、彼らはわれわれが結果を残すことを期待している。コスト的に効率よく結果を残し、既存の収入源や新しい収入源を引きつけることを期待しているんだ。彼らにすべての勘定を払ってもらえると思ってはいけない」

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