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モンツァで2台そろって結果を残したいロータス

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2015年8月29日 « 他チームからのアプローチを認めるマグヌッセン | タイヤミスは「もう起きない」とボッタス »
© Sutton Images
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スパ・フランコルシャンで3位表彰台を獲得した興奮が今も続いているというロータスのロマン・グロージャン。いまだに笑顔が消えないという彼はベルギーについて"僕のキャリアベストレースだろう"と語り、"あの日、最高の力を発揮できたのはエンストンのみんなのハードワークのおかげ"とチームをたたえた。

レースの残り2周で前にいたセバスチャン・ベッテルのタイヤがバーストし、表彰台の一角に滑り込んだことについて、グロージャンは少し残念そうな様子だった。

「僕はどんどん近づいていたし、彼を抜くために最善を尽くしただろう。彼は手ごわい相手けど、あの時の僕の集中力はすごかったよ。コース上で彼にタイヤトラブルが起きてしまったのは残念だった。ポジションをめぐって戦うのを楽しみにしていたのに。絶対に表彰台の最後の1段を手に入れていたという自信はある」

"シアター・オブ・スピード(スピードの劇場)"と呼ばれるイタリアGPの舞台、モンツァでレースができることは"光栄"だとグロージャンは言う。

「モンツァが好きなのはそれがすごく特徴的だから。たくさんのレーシングヒストリーを持った素晴らしいコースだ。僕らのヒーローたちがレースをした場所で戦えるのはうれしいよ。コースの周りには雰囲気があって、ロイヤルパークを背景にレースができるなんて本当に特別な環境だ。もちろん、フェラーリファンはその大きな一部だ。これほど伝説的な場所で走れるのはすごく光栄だよ」

「初めて自動車レースをしたのは2003年。フォーミュラ・リスタっていうカテゴリーにいた時だ。僕はそのルーキーシーズンですべてのレースに勝利した。他にもモンツァではいい結果を残しているから、いい思い出がたくさんある」

ロータスE23はスパ以上にモンツァに適しているというグロージャンは、ここでも良い結果を残したいと意欲を見せる。

「データ上、モンツァはスパよりも僕らのクルマに合うはずだから、理論的にはまたポディウムも可能だよ! もちろん、行ってみるまではライバルとの力関係は分からないけど、僕はいつも通りに一番いいリザルトを狙っていく」

「クルマはできるだけなめらかなのがいい。直線で速くなければいけないんだ。その点で僕らは今年かなり強い。それから、タイヤデグラデーションを管理することが大事だ。レズモやアスカリシケインのようなビッグコーナーもトリッキーだ。ダウンフォースが少ないから、ターンでいいグリップを得るのが難しい。妥協点は難しいけど、チームが最善のソリューションを見つけてくれるはずだ」

最後に、2人のドライバーに共通して、"ピザとパスタ、どっちが好き?"という質問が投げかけられた。

「コースの近くにいいピザ屋を知ってるから、断然ピザだね。でも体重の面が心配だから、いつも気をつけてるよ! イタリアは魔法の場所。文化もその大きな一部だ。多くのドライバーと同じように僕もカート時代からそこでたくさんレースをしてきて、国のことをよく知っている気分だ。イタリアにいて楽しまない人なんて1人もいないよ」

前戦ベルギーで突然パワーを失い、リタイアに終わったパストール・マルドナドは可能性のあったレースを失ったことを悔しがる。ロータスが彼のマシンを調べたところ、事前のコースオフで縁石に当たった際にシャシーに17Gもの衝撃が加わっていたことが明らかになった。

「グランプリをフィニッシュできないのは腹が立つものだよ」とマルドナドは述べた。「ベルギーではポテンシャルがあっただけにね。ロマンは見事表彰台でフィニッシュしたし、僕は彼より前のグリッドからスタートしたんだ。可能性があるのは分かっているし、クルマはモンツァに合っているはず。イタリアにはたくさんファンがいるから、いいリザルトを残せたら最高だね」

「僕らはデータをすべて調べ、同じような状況を避けるために何をすべきか分かったと思う。スパはかなりユニークな場所だから、同じ状況が再現される可能性は低いだろう。チームがいいリザルトを残すのを見られて良かったけど、2台ともコースに残って一緒にそれを達成できればもっと良かった」

マルドナドにとってイタリアは、彼がヨーロッパでレースを始めた頃に住んでいた場所であり、多くのレース技術を習得した場所でもあるという。

「僕はモンツァが好きだし、イタリアも大好きだ。実はヨーロッパでキャリアをスタートしたばかりの頃、サーキットのすぐ近くに住んでいたんだ。ここでは何度かレースに勝っているし、たくさんのいい思い出と特別な感情がある。友人もたくさんいて、多くのサポーターたちが僕を見に来てくれるから、みんなと久しぶりに会えるのはすごく楽しみ。コースはとてもユニークだ。もちろん、昔のヒーローたちと同じ場所でレースができるのは最高だよ。モンツァは長年にわたってほとんど変わっていなくて、走ると昔のバンクや公園の樹木といった特徴がまだ残っている。もちろん、ファンが素晴らしい雰囲気を作り上げていて、それがグランプリの最高のサウンドトラックだ」

直線スピードが要求されるモンツァでロータスのマシンは有利だと彼は期待をにじませる。モンツァと聞いて思い浮かべる言葉は"スピード"以外にないとマルドナドは述べた。

「スタート/フィニッシュストレートとバックストレートでいかに速く走れるかがすべてだ。そこではシーズンで一番の最高速に達する。中でも重要なのはパラボリカコーナーだ。ラップの終盤にあるここをうまくまとめなければいいタイムは出せない。失敗すれば次のラップで妥協を強いられる。クルマはストレートに合わせてローダウンフォースのセッティングだから、その分コーナーが難しい――特にパラボリカのようなロングコーナーはね。速くてタフな、モンツァの一番の要所だよ」

パラボリカのランオフは昨年、グラベルからターマックに改修された。その影響を尋ねると彼はこう答えた。

「アプローチは今も同じ。できるだけ速く、効率的に入っていく。もちろん、より安全になったし、コースオフしても罰は少なくなった。安全性の観点からは良かったと思う。外側にあまりスペースのない高速コーナーだから」

ピザかパスタかという問いにはこんな答えが返ってきた。

「両方。どっちも大好き。でも、同時にはだめだけどね!」

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