
来週末のオースティンで行われるUS GPの注目点は、キミ・ライコネンの所在だ。
F1ドライバーから解説者に転身したミカ・サロがそう語っている。
ロータスはライコネンとの金銭問題を解決したとアブダビで述べており、ライコネンは納得してテキサスとブラジルでブラック&ゴールドのマシンをドライブするとしている。その後2014年にはフェラーリへと移籍する。
だが同じフィンランド人のサロはやや懐疑的だ。
「キミがオースティンに現れるかどうか見てみよう」と彼は放送局『MTV3』に述べた。「そしてどのクルマで走るかも」
「たぶん、US GPの週末を通して一番期待されることがそれだよ。キミがロータスではなく、ザウバーをドライブするといううわさがある」とサロは述べた。
これは新説だが、ロータスがザウバーの現ドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグをライコネンの2014年の後任に希望していることと確かに結びつく。
一方、ザウバーはライコネンの次の雇用主であるフェラーリからエンジン供給を受けている。
「今のところ、ただのうわさだ」とサロも認めた。
「キミはレースが好きだけど、もはやロータスの雰囲気は彼にとって快適じゃない。そしてザウバーも、資金不足でニコ・ヒュルケンベルグへの支払いができていない」と彼は付け加えた。
たとえオースティンでライコネンがどのマシンに乗ろうとも、2007年の王者が全力の走りを見せるとサロは確信している。
「キミがオースティンに現れれば、彼はやる気だってことだ」とサロは述べた。
「僕たちフィンランド人は、周りで何が起きようとも、それをパフォーマンスに影響させたりはしない。クルマに乗り込み、できる限りハードに走るだけさ」
© ESPN Sports Media Ltd.
