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ライコネン、早くも移籍を後悔?

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2013年11月6日 « チルトン、残留の"見込みあり" | レッドブルの優位は覆せるとロズベルグ »
この後自らハンドルを握り、空港に直行したライコネン © Associated Press
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キミ・ライコネンはすでにフェラーリへの復帰を決めたこと後悔しているかもしれないという。

アブダビでの彼の機嫌は最悪だった。木曜日には姿を現さず、レースでは極めて珍しい1周目のクラッシュを喫して、空港へ直行している。

ドイツのテレビ局『RTL』で解説者を務めている元ドライバーのクリスチャン・ダナーは、ライコネンのイラ立ちは単純にロータスの状況に対してだけでなく、フェラーリへの移籍が近づいていることとも関係していると見ている。

「キミはマネジャーにフェラーリへ送還されて怒っている」とダナーはドイツ紙『Bild(ビルド)』に語った。

「今のアロンソは"ゴールデン・パイナップル(ノーポイントの最上位)"がせいぜいというところで――勝利にはほど遠い」と彼は付け加えた。

またフェラーリの環境もライコネンにとっては気が重いはずだとダナーは考えている。

「ロータスは彼が望む限りの自由を与え、さらに今は明らかにフェラーリより良いマシンを彼に与えている」とダナーは述べた。

「ルカ・ディ・モンテゼモーロから、たくさんパーティーを開くと言われたら彼はどうするのだろうね?」

ダナーのコメントは興味深い。だが周知されているロータスの財政問題を考えると、ライコネンにとってはフェラーリ戻る方が良いはずだ――特に2014年はエンジンがチャンピオンシップの鍵を握ることになると予想されている。

またロータスの新たな後援者となる予定の『Quantum Motorsports(カンタム・モータースポーツ)』の信頼性について疑問を投げかける報道もある。彼らは数カ月前にチームの35%を買収すると約束しながら、まだ1ユーロも払っていないとされる。

ドイツ誌『Sport Bild(シュポルト・ビルド)』は、最終的に実現しない怪しい取引の裏に同グループ代表のマンスール・イジャズがの姿がしばしばあったと報じている。

さらにブラジル紙『O Estado de Sao Paulo(オ・エスタド・デ・サンパウロ)』のリビオ・オリッキオ通信員は、イジャズが昨年、莫大なローン返済を滞らせて法廷に立ったと伝えた。

ライコネンにとって1つの解決策は、バーニー・エクレストンがロータスの賞金を直接2007年王者の口座に振り込むことだと『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』は報じた。

事実、ライコネンがフェラーリ復帰を決めたのは、F1のトップドライバーという彼のステータスに見合った報酬を得たいとの思いからだった。

2012年末までマルシャのドライバーを務めていたティモ・グロックは、"ペイドライバー"にシートを奪われ、F1を去った。彼は現在ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)のトップドライバーとして活躍し、報酬を得ている。

未払いを理由にライコネンがストライキをちらつかせたことについて、グロックはこう述べた。「今のF1で何が起きているのか、真実がそこに表れている」

「彼らは生き残るために、今こそ真剣に考えるべきだ」と彼はドイツのラジオ『Sport1(シュポルト・アインス)』に語った。

「フェラーリとメルセデスを除いた全員が問題を抱えている」とグロックは続ける。「ドライバーに報酬が支払われないのが正しいことかどうか、彼らは考えるべきだ」

一方、フェラーリはアロンソともう1人の元チャンピオンをそろえた2014年のラインアップに満足しているようだ。

「キミは突然、そして思いがけなく、夏に契約可能になった」とチーム代表のステファノ・ドメニカリは『Welt(ヴェルト)』に語った。

「われわれはこの機会に飛びついたよ。ほとんど無意識に動いたと言ってもいいほどだ」と彼は付け加えた。

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