16歳のマレーシア人ドライバー、ナビル・ジェフリがダックスフォード飛行場でロータスのF1マシンに乗って直線テストを行い、F1最年少テストドライバーの記録を作った。
アジア・フォーミュラBMWパシフィック・シリーズに参戦しているジェフリは、正ドライバーのヘイキ・コバライネン、同じマレーシア人のリザーブドライバーファイルーズ・ファウジーとともに空力評価プログラムやピットストップ練習に参加。
「言葉に言い表せないほどの経験をした。今までで一番素晴らしい1日だったよ」と語ったジェフリ。「本当のことを言うと、初めて出て行った時はちょっと怖かったんだ。みんなから、ものすごい加速でブレーキも今まで乗ったどんなクルマより強力だって言われていて、慣れるのに少し時間がかかった」
「ヘイキとファイルーズがアドバイスしてくれて、しばらくしたら落ち着いて今日のプランをこなすことができた。こんなチャンスを手にできてすごく光栄だし、この興奮はなかなか静まりそうにないよ。いつか、ヘイキ、ファイルーズ、ヤルノ(トゥルーリ)、そしてほかのF1ドライバーたちの仲間入りができるようにこれからも頑張りたい」
ジェフリが所属するエア・アジアASEANドライバー育成プログラムを運営するチーム代表のトニー・フェルナンデスは、彼の適応力にとても感心したとコメントした。
「最初にうちのマシンをドライブしてみないかとナビルに言った時、彼は冗談なのかと思ったようだ。だが私は真剣に、若いマレーシア人に頂点へのステップアップのチャンスを与えたいと考えていた」
「彼は私の信頼に応えてくれ、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。大変誇りに思う。今日自分に起きたことで頭をいっぱいにして、ナビルはマレーシアに帰っていくだろう。これでもう彼はF1マシン経験者だ。これからトップを目指すための励みになるはずだ」
コバライネンも代表の言葉に同意し、立派だったとジェフリを褒めた。
「彼は素晴らしかったよ。すぐに正しい手順を覚え、チームとも協調して仕事ができた」
テストドライバーとしてはジェフリが最年少だが、グランプリ出場の最年少記録を持つのは現トロ・ロッソ・ドライバーのハイメ・アルグエルスアリだ。昨年のハンガリーGPで彼は19歳と125日でデビューを果たした。


