韓国GP

/ News

  • 韓国GP

2011年第16戦ドライバーコメント決勝

Kay Tanaka / Jim / Me
2011年10月16日 « レッドブルとインフィニティ、関係を強化・延長 | 韓国GP決勝後の記者会見パート1 »

16日(日)に行われた韓国GP決勝レースは、わずかに雨が落ちる場面もあったとはいえドライコンディションが保たれた。勝利をつかんだのはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)で、今シーズン10勝目をマークしている。

2位にはポールシッターのルイス・ハミルトン(マクラーレン)が入り、実にドイツGP以来となる6戦ぶりの表彰台に上った。3位にはマーク・ウェバー(レッドブル)となり、日本GPを制したジェンソン・バトン(マクラーレン)は4位だった。小林可夢偉(ザウバー)は14番グリッドからスタートしたもののポジションを上げられず、15位でゴールしている。

レースを終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。

【レッドブル】

セバスチャン・ベッテル(1位)

「最高だよ。今日は本当にうれしい1日。チームにとってはとても特別な1日だ。コンストラクターズ選手権優勝は本当にすごい。素晴らしいレースだった。僕たちはとてもペースがあって、本当に楽しかった。スタートしてすぐにルイス(ハミルトン/マクラーレン)を追い抜くのが難しいってことは分かっていたし、ブレーキングのときには危うくコースオフしそうになっちゃったけど、彼はとてもフェアだったし、僕たちにとってはポジションを得ることが重要だったんだ。正直、それほど快適じゃなかったけどね。風は強いし、逃げるのは本当に苦労したよ。ミラーに映る後ろのマシンがどんどん大きくなっているのは分かっていたし、リードを築くのはきつかったけど、でもやれた。ファステストラップを刻んでチャンピオンシップの優勝を決められたのが最高。(ファステストラップは)ポイントがあるわけじゃないけど、それでも記録できればうれしい。ファクトリーにとってチャンピオンシップ優勝がどれだけ大きな意味を持つか、想像するのは誰にとっても難しいと思う。後押しになるし、コースにいる人たちだけのためのものじゃない。それ以上の意味があるんだ。舞台裏ではたくさんのことが行われている。一年中毎日だ。2台のコンペティティブなマシンを作り上げるのはチーム全体の仕事だし、僕たちはそれをコース上で限界までプッシュする。今日はコントロールラインを通過したときに肩の荷が下りた気がした。皆はきっとこれで僕たちが気楽にやると思うかもしれないけど、僕たちは勝つために、ベストを尽くすためにここにいる。今日は優勝するチャンスがあったからそれを生かした」

マーク・ウェバー(3位)

「ルイスとのバトルはかなり必死だった。ピットレーンを出るときに彼の後ろについていかなきゃいけなくなってイライラしたから、彼のペースが落ち着く前にアウトラップで彼を追い抜いてやろうと思ったんだ。ルイスのようなドライバーを追い抜くのは簡単じゃない。何度か仕掛けてみた。お互いのマシンは長所と短所が違っているから攻撃を成功させるのが難しくて、いいバトルになったね。楽しかったけど、もうひとつ上のポジションになりたかったし、パフォーマンス面では僕たちがそれにふさわしいとは思うけれど、マクラーレンはいい仕事をしたと思うし、ルイスもうまく走っていた。僕にしてはいいスタートだったし、いい結果も得られたから今日はポジティブなこともたくさんあった。チームはコンストラクターズで優勝するために信じられないほど努力を重ねてきたから、本当にすごい。チームの皆、ミルトン・キーンズにいるマシンの設計や製造部門の皆、今年はずっと100%の信頼性を誇るルノーエンジンを製造してくれているビリーの皆、そしてオーストリアのフシュルにいる皆にとって、本当に最高の一年だと思う。今夜は頭痛を抱えるはめになりそうだね」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「素晴らしい。チームにとって最高であり、レッドブル・レーシングおよびレッドブル・テクノロジー・グループのメンバー1人1人、そしてレッドブルのために働くすべての人にとって最高だ。先週末にドライバーズ選手権連覇を果たし、そして今週末にチームがコンストラクターズ選手権のタイトルを防衛したので、マテシッツ氏にとっては本当に特別な1日になったことだろう。間違いなく、がっかりする結果だった昨年の埋め合わせだ。ファンタスティックなレースだった。セバスチャンはすべてをうまくやったと思う。いいスタートを決め、ターン4のイン側でポジションを上げ、その後はレースをコントロールしている。世界チャンピオンらしいドライブだった。そしてマーク・ウェバーも称賛されるべき走りを見せてくれている。彼は公平ながら非常にうまく防御するルイスを追い抜くためにあらゆる手を試した。一貫して速さは上回っていたにもかかわらず、DRSゾーンに入る際に適切なポジションにつけず、1-2を達成することはかなわなかった。それでも、1-3フィニッシュでコンストラクターズ連覇を決められたことはチームにとって本当にスペシャルなこと。すべてのチームメンバーと、チームに携わるすべての人々が誇るべき結果だ。この素晴らしい結果を達成することを可能にしてくれたレッドブル、エンジンサプライヤーのルノー、そしてすべてのパートナーに心から感謝している」

【マクラーレン】

ルイス・ハミルトン(2位)

「僕にとっては今シーズンで最も強力なレースの1つだ。後ろのマーク(ウェバー/レッドブル)がすごく大きなプレッシャーをかけてきたし、ミスを犯したりタイヤをロックアップしたり、ワイドにふくらんでしまうことは簡単なことだったろう。でも、1度もそんなことに陥らなかったことには本当に満足している。プレッシャーに耐えるということはワールドチャンピオンの証しだと信じているけど、今日のレースで僕はそれを証明できたと思う。僕たちのマシンはいいスタートを切ったけど、レースを通じて首位は失ってしまった。最終的にはコックピット内にあるすべてのスイッチが最大限の適応において助けになってくれたよ! ディファレンシャルとフロントウイングが最大限に可能なことだったけど、僕にできることはそれ以上なかったからね」

「ほぼロックしそうな勢いでコーナーに飛び込んだけど、マシンは曲がってくれなかったんだ。だから、スピードを保ったままコーナーに進入することができず、マークに抜かれてしまったんだよ。フロントウイングにデブリが挟まっていることを知ったのはレース後のことさ。それでアンダーステアが生じたんだろう。チームにとって優れた強力な結果だ。チームスタッフたちは週末を通じて間違ったことをしなかったから、今日の結果には誇りを持てる。でも、厳しい戦いだったよ! この流れを残りの3戦でも維持したいね。巻き返す感触はいいものだ」

ジェンソン・バトン(4位)

「今日は4位よりも上の結果を手に入れられなかったと思う。レースを通じてアンダーステアに対処するのが難しかったから、4位という結果は今日の僕たちのマシンの可能性を適切に反映しているね。1周目のターン3では、ブレーキングしたところにフェリペ(マッサ/フェラーリ)がイン側から入ってきて僕はアウト側に押しやられてしまい、いくつかポジションを失った。1周目が終わったところで僕は6番手だったけど、この残念な1周目がなかったとしても結果は変わらなかったと思うんだ。レースを通じてフロントのグリップが得られなかったね。簡単にDRSゾーンに入ることができなかったから、ストレートでアドバンテージが得られないと前にいるマシンに近づくことがすごく難しかったんだ」

「1回目のピットストップでニコ(ロズベルグ/メルセデスGP)に抜かれてしまったけど、その前にピットの出口で彼はブレーキを遅らせたんだ。ここのピット出口はちょっと普通じゃないよね。普通、前のマシンに続いてピットを出ることができたら、その後にオーバーテイクできるものなんだ。というのも、後ろにいるマシンはターン3までのDRS区間でオーバーテイクできるからさ。でもニコはピットの出口でタイヤをロックさせたワイドにふくらんだから僕は彼を抜いたんだけど、それによって彼は僕の後ろでDRSの検知ポイントを通過することになった。それで、ストレートで抜かれてしまったというわけ。かなり早く挽回することができたし、ルイスやマークと共に2番手争いをすることもできた。でも、どのスティントでも終盤にはフロント部分が厳しくなったんだ。最終セクターでは十分に近づけなかったしね。ピットストップでフロントのダウンフォースを増やすセッティングにしたけど、それでもアンダーステアを抱えていたからマークに対してDRSを使えるほど接近できなかった。レースを通じて僕がDRSを使ったのは1回だけだと思う。それでも、今日が悪い1日だったとしても、それほど悪くはなかったよね!」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「今日のルイスのドライブは本当に鼓舞されるものだったと思う。彼は完ぺき主義者で勝利を望んでいるわけだから控えめかもしれないが、毎周にわたって最速マシンから受けた計り知れないほどのプレッシャーに耐え、素晴らしいチャンピオンとしての優れたドライブを見せてくれた。彼が戦うことによって手にしたポジションは、結論から言えば再び得た2位というものにすぎないかもしれない。しかし、ミスを犯さずにファンタスティックなドライブを見せ、美しい毅然さと完ぺきな判断を有していた。また、データ分析によれば、彼のフロントウイングからはかなり多くのダウンフォースが失われていたようだ。レース後にルイスのフロントウイングを確認した結果、左側のスロットギャップにタイヤラバーが挟まってしまっていたが、これは間違いなくコース上のマーブルを拾ってしまったということだろう。結果としてかなりのアンダーステアに悩んだわけだが、それがタイヤを傷める結果ともなった。その状況の中で彼は素晴らしいドライブを見せたのだが、安定して強大なプレッシャーにさらされたことを考えれば、後退してしまうことは簡単だったことだろう」

「同様にジェンソンも輝かしいドライブを見せてくれた。ジェンソンのマシンにもレース後、ダメージが発生していたことが確認できている。フロントウイングに飛び石があったようだ。結果的にアンダーステアが発生したわけだが、これが第3セクターでマークに接近しようとするジェンソンの能力に影響を与え、結果としてDRSゾーンと第3セクターにおいてアタックを難しくしてしまったのだ。それでも、今日のわれわれには素晴らしいレースカーがあったということが証明された。それでも、われわれには2人の輝かしいレースドライバーがいるということのほうが重要だろう。彼らはレースの最初から最後まで戦い、決してあきらめなかった」

「彼らの活発なドライブがボーダフォン・マクラーレン・メルセデスに報いを与えてくれたが、チームスタッフたちはこの2週間、自宅、家族、友人と離れて戦ってくれている。われわれは今日、コンストラクターズ選手権を制したレッドブル・レーシングの素晴らしい成功を理解しなければならないだろう。また、われわれのチームスタッフたちの努力とチーム全体がこの2週間に捧げてきた犠牲にも敬意を払いたい。この2戦でわれわれは65ポイントを獲得したことで、コンストラクターズ選手権におけるわれわれの位置を確立した。日本と韓国でのレースを終えた今、チーム全体に"ありがとう"と言いたい。2011年も残すは3戦だ。誰もが、そのすべてで勝利したいと願っていることは分かっている」

【フェラーリ】

フェルナンド・アロンソ(5位)

「シーズンのこの時期は大半がそうなるように、本当に接戦のレースだった。今年はずっとそうだけど、予選はレッドブルとマクラーレンが明らかに強いけど、日曜日になると僕たちはかなり近づける。全体的にはアクションの多いおもしろいレースだったね。スタートは上位勢のペースについていくのにちょっと苦戦したんだ。数周走っただけでスーパーソフトはすでにアンダーステアをひどくさせていたから。それに、ずっとトラフィックがあったから空力ダウンフォースが減って、そのことがさらにタイヤパフォーマンスを低下させた。ソフトに交換すると状況はかなり改善されたし、前がクリアになってからは全力でプッシュできたけど、その時はもう表彰台を争う集団が前にいたから難しくなっていた。だから無線で言ったことは(集団を追いかけながら走った)20周を踏まえて、あとたった2周じゃ何もできやしないと思ったからそう言ったんだ。土曜日のパフォーマンスを改善しなきゃね。でも今年の残りのレースで1勝を狙うことをあきらめるつもりはない。それに、来年に向けた作業も続けていく。新しいことを試したり、もしかしたらいくつか戦略面でリスクを冒したりもするかもしれない」

フェリペ・マッサ(6位)

「もっといい結果を得られたのに小さなトラブルに阻まれたから、うれしくはない。いいスタートを決めて、オープニングラップではいくつかポジションも上げられた。最初のピットストップが終わってロズベルグ(メルセデスGP)とバトン(マクラーレン)の後ろでコースに戻った。他の2人は僕より先にピットに入っていたし、マイケル(メルセデスGP)もピットストップを控えていたから、チームとしては僕のポジションを守らなきゃいけなかったんだ。スーパーソフトを履いたレース前半は前にいる人たちについていくのに苦戦したけど、ソフトを履いた途端、とても速く走れるようになった。そして2回目のストップのあとはポジションを争うトロ・ロッソとフォース・インディアの後ろになっちゃって、かなりタイムをロスしてしまい、結果的にフェルナンドに先を行かれた。今日のパフォーマンスレベルは予選より良かったし、それは今年の一貫した要素だと思う。F1では新しい開催地のインドGPまで少し休憩だ。まだインドのことは知らない。だからどんな風なのか興味津々だ。(母国の)ブラジルと同じように強度の成長期にあると思うから、共通する部分がたくさんあると思う」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「先週末の鈴鹿でセバスチャン・ベッテルに祝辞を述べたように、今回もコンストラクターズタイトルを勝ち取ったレッドブルに同じくお祝いを述べるのが適切だろう。彼らは最高のマシンを有しているので、理論的にもこれが当然の結果だ。今回のレースでは私たちの結果もロジックが示している。ポテンシャルに関して言えばわれわれは3番目に優れたマシンであり、5位と6位でフィニッシュした。レースペースは間違いなく予選のパフォーマンスより優れている。つまり、ほとんどの場合は常に表彰台を争う展開になるが、2列目以上でスタートできなければ頂点を目指すのは難しくなる。少なくとも1勝はできると考えているので、この先はシーズンをできる限り最高の形で締めくくれるようにしていかなければならない。ライバルの調子を考えれば非常に難しいことではあるが、絶対にトライしていく」

パット・フライ(シャシー部門ディレクター)

「日曜日は土曜日と全く同じ、まさに鏡のような結果だ。これに関する驚きは確かにない。予選で3列目になれば、それより前からスタートする者に何かしらのハプニングがあり、すべてが完ぺきに進まない限りは頂点を争うのが厳しくなることは十分承知している。今日はその2つの状況とはいかなかった。最初のピットストップではトラフィックにつかまってしまったのでね。第1スティントでは遅いマシンの後ろになることがないよう、全員がタイヤを限界まで使おうとしていたが、もしうちのドライバーたちをもう1周早くピットに入れていればストーリーは違っていたかもしれない。だが、実際は追い抜くのが最も難しい相手であるメルセデスGPのロズベルグが前に来てしまった。加えて、ピットレーンのトラフィックがフェリペから重要な2秒を奪った。第2スティントはフェルナンドがとても速かったので彼を数周長くコースにとどめた結果、フェリペの前で戻ることになったのだ。コースがクリアな状態で走っているときには、彼がこのマシンの力を発揮してくれたと思う。それでも、その頃にはもう前のマシンに攻撃を仕掛けるには遅すぎた。ここでは新しいフロントウイングを試し、2012年のマシンに生かすために可能な限り多くのデータを収集している。非常に初期ではあるが兆候としてはポジティブだ。とはいえ、これからすべての情報を慎重に研究していかねばならない。最高レベルにいたいのであれば予選パフォーマンスを改善する必要があることは分かっている」

【メルセデスGP】

ミハエル・シューマッハ(リタイア)

「励まされる1日になりそうだったけど、また残念なレースになった。今回もマシンはレース状態でとてもよかったし、いくつかポジションを上げることができていたから大いに残念なことだ。どんな結果が可能だったのか興味深いし、間違いなくいくつかポイントを手にすることはできていたと思うよ。あのインシデントについては、僕はヴィタリー(ペトロフ/ルノー)を見ていなかったんだ。突然スピンして行こうとしていない方向に進んでしまったんだけど、リアウイングを見たら壊れていたんだよ。残念だったけど、こういったことは激しく戦っていればあり得る。それがレースってものさ」

ニコ・ロズベルグ(8位)

「今日はレース序盤にいい速さを発揮できたけど、プライムタイヤに交換してからはデグラデーションが激しくてかなり難しくなった。ジェンソン(バトン/マクラーレン)やフェラーリ勢といいバトルができたし、第2スティントではフェリペ(マッサ)とフェルナンド(アロンソ)に対してポジションを守るためにハードプッシュしたよ。この間にフロントタイヤにフラットスポットを作ってしまったから、予定よりも早めにピットストップしなきゃいけなくなった。これでプライムで走る最終スティントが長くなってしまったんだ。終盤には十分なグリップが得られなくなり、ハイメ(アルグエルスアリ/トロ・ロッソ)に対してポジションを守れなかった。今日は僕にとって難しいレースだったけど、ポイントをいくつか獲得できたから満足している」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「レース序盤の戦いぶりには励まされたし、両ドライバーはオプションでいい成果を残してくれた。ニコはトップ3チームとバトルを繰り広げ、力強いピットワークによりフェラーリ勢を上回ることができたのだ。1回目のピットストップでは2台のマシンにプライムを履かせたが、それは2ストップでレースを走り切ることができたと考えた場合の最低限の判断だった。ニコはいいドライビングだったが、27周目に左フロントタイヤにフラットスポットを作ってしまい、それによって再びプライムタイヤを履かなければならなくなった。その後はチェッカーフラッグまでのハーフディスタンス以上を、タイヤをケアしながら走らせることを余儀なくされたのだ。本当にいい仕事をして14番手から7位まで浮上したが、10周分フレッシュなタイヤを履いていたアルグエルスアリに対して、ファイナルラップにポジションを守りきることができなかった。ミハエルのインシデントについてだが、彼はいいドライブを見せていたしポジションを上げて自分の仕事に集中していたところに、あるドライバー(ペトロフ)が単純に言ってターン3のブレーキングを忘れてしまったのだ。今日は可能性を最大限に生かしてポイントを手にすることができなかったものの、残り3戦に向けてはわれわれの競争力の兆候に励まされる。この流れを、新しい挑戦となるインドでも発揮することが目標だ」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)

「いい滑り出しでニコは1回目のピットストップを終えた時点で5番手につけてフェラーリ勢の前に出ることができ、その後は前戦の勝者であるジェンソン・バトンとスリリングなバトルを展開した。ニコのレースの終わり方には満足できていない。彼は左フロントタイヤにフラットスポットを作ってしまった影響で早めにピットインを行い、とても長い第3スティントを過ごすことになったのだが、最終周にDRSを用いてオーバーテイクされてしまったのだ。ミハエルは12番グリッドから力強いドライビングを見せ、あまりにも楽観的なライバル(ペトロフ)によって追突されるまではアロンソが駆るフェラーリの前を走っていたのだ。われわれのチームは今週末、レース序盤に最も軟らかいタイヤを履いて燃料をたくさん履いていた状態で力強いペースを見せたことからポジティブな要素を得られた。これはシーズン序盤にいくらか苦戦していたことなのだ。学習プロセスによって正しい方向性を得られているが、これこそ、われわれが設定した目標の1つだ。ルイス・ハミルトン(マクラーレン)の2位表彰台によって、われわれのV8エンジンにとっては105戦目にして100回目の表彰台ということになる。また、最近の86戦では34勝を記録している。この節目に達したことについては、メルセデス・ベンツ・ハイ・パフォーマンス・エンジンズで働く同僚たちによくやったと言いたい。初めて戦うことになる2週間後のインドGPを楽しみにしている」

【ルノー】

ブルーノ・セナ(13位)

「ベストレースには程遠いね。スタートが悪かったし、その後は常に上り坂のバトルだった。再びたくさんのマシンに抑えられてしまい、ポイント獲得に向けた僕の能力が制限されてしまったよ。マシン自体には特に弱点があるとは感じていないけど、僕たちの位置からいい成果を残すことができなかったんだ。状況を改善する方法を探るし、インドに向けて状態を整えたい。まだ行ったことがない場所だし、レースが楽しみだ」

ヴィタリー・ペトロフ(リタイア)

「フェルナンド(アロンソ/フェラーリ)に対してポジションを守ろうとしたんだけど、路面が汚れている部分でブレーキングすることになってしまったから、ホイールをロックしてミハエル(シューマッハ/メルセデスGP)に追突してしまった。前に出る可能性があったから、僕はフェルナンドとのバトルに集中していたよ。お互いにブレーキをすごく遅らせたから、どちらもコーナーを曲がり切れなかったね。そこまでの戦略や僕のレースには満足している。ミハエルには謝罪したよ。彼の失敗ではなくて、完全に僕のミスだ。ホイールがロックしてしまったから、僕にできることはもうなかった。でも、これがレースだし、明日はまた別の日になるさ」

エリック・ブーリエ(チーム代表&マネージングディレクター)

「再び、今回のレースでも複雑な感情を抱くことになってしまった。週末全体を見てみればいいペースを発揮できたと言えるが、それを利用できなかったのだろう。ブルーノが昨日の予選でより上位につけられなかったことは残念だし、結果としてレースがタフなものになった。ヴィタリーはいいグリッド位置を得て、16周目にミスを犯すまではいい様子だった。もし、ソフトタイヤ(オプション)を履いていた第1スティントと同じようにできていれば、少なくとも8位、もしくは7位に入れていたと予想できる。残念ながらそうならなかったが、これから2週間後に行われるインドGPを楽しみにしている」

アラン・パーメイン(チーフエンジニア)

「残念な1日だったが、特にマシンがとてもいいペースを見せていたことを考えるとなおさらそうだ。1回目のピットストップを終えた後のミハエルおよびフェルナンドとのバトルにはとても励まされた。ヴィタリーは路面のダーティーサイドでタイヤをロックさせてしまい、ミハエルに突っ込んでしまったため、両者のレースは終わりとなった。ブルーノは難しいレースを戦った。後方からのスタートになり、いくらかリスクを冒して序盤にポジションを得るためスーパーソフトを履かせたのだ。それが機能せず、彼は概してスタートしたのと同じポジションにとどまることになった。ソフトタイヤでレースの半分近くを走破することを望んだがそうはならなかった。しかし、同様にわれわれに対して悪い影響もなかった。ポジティブな面としては、ヴィタリーのマシンがうまく機能してくれたことに疑いの余地はないということがある。前に進むためにより多くのデータを収集できた」

【ウィリアムズ】

ルーベンス・バリチェロ(12位)

「今日の僕たちのペースは良かったし、速いマシン勢と争うことができた。今回もセーフティカーが味方にはなってくれず、ポジションに影響があったんだ。それでも、レースをエンジョイできたしオーバーテイクを楽しめた。ポイントを獲得できなかったのが残念だけどね」

パストール・マルドナド(リタイア)

「いいスタートを決められたし、ペースもOKだった。残念ながらピットインの際にミスがあって、ドライブスルーペナルティを受けたんだ。チームがエンジンにトラブルを発見したことでリタイアを余儀なくされ、そこで僕のレースは終わりさ。最高の週末じゃなかったけど、これからはインドでより良い結果を残すことに集中する」

マイク・ジラン(チーフオペレーションエンジニア)

「まずは3ストップ戦略を分けることにし、パストールはソフトで、ルーベンスはスーパーソフトを最初に履かせた。両ドライバー共に強力なスタートを見せてくれた。ルーベンスはレースを通じて激しく戦い、特に最後に履いたソフトでのペースが良く、セーフティカーが導入されたことで2ストップに戦略変更した結果12位となった。パストールも激しく戦ったが、残念ながらピットレーンへの進入が遅れたことでドライブスルーペナルティを受けてしまったのだ。その後、エンジンに関係したトラブルにより彼のレースは終わってしまった」

【フォース・インディア】

エイドリアン・スーティル(11位)

「今日は簡単なレースじゃなかったけど、入賞に一歩及ばなかったことが悔しい。レースのスタートは問題なかったのにシューマッハ(メルセデスGP)とアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)からかなり序盤に攻められた。自分たちの戦略は良かったと思うし、最初のピットストップはセーフティカーが導入されたタイミングで行ったけど、今日のメインライバルだったトロ・ロッソに比べて、僕たちは彼らを打ち負かすだけのペースがなかった。直近のライバルのレースペースがかなり強いから、明らかに残りの3レースでは必死に戦っていかないといけない。(コンストラクターズ選手権)6位を死守するためにはポイントを加算していく必要がある」

ポール・ディ・レスタ(10位)

「1ポイントを獲得できたことはいいけれど、結局、今日の僕たちはトロ・ロッソに匹敵するだけのパフォーマンスじゃなかった。終盤はブエミを抑えて9位にとどまれるように思えたのに、6周とか7周を走るにはタイヤが足りずに彼を抑えきれなかった。タイヤについてはもう少しアグレッシブな戦略を採った方がよかったのかもしれない。スタートではユーズドじゃなくてスーパーソフトのニューセットを使うべきだったかも。でも、それでフィニッシュポジションが変わったかと聞かれると自信はない。それでもシーズン末に向けてはすべてのポイントが重要になってくる。ザウバーに対して1ポイントのギャップをつけられたことが重要だ」

ロバート・ファーンリー(チーム副代表)

「いろいろな意味でわれわれにとっては分かりやすいレースだった。当初、ポールには3ストップ戦略を計画していたのだが、17周目にセーフティカーが導入されたときに2ストッパーに変更している。レース全体を通してトロ・ロッソと接戦の展開だったものの、最後は彼らが上回った。彼らはとりわけ最後のスティントで強さを発揮し、ブエミがポールを追い抜いて9番手に浮上した。1ポイントを加算できたことはうれしい。ただ、残りの3レースに向けてペースを改善するためには必死に取り組む必要がある。次の戦いはデリーで行われるチームのホームレースだ。チームの誰もが楽しみにしているレースであり、F1にとっては歴史的なレースになるだろうから、インドのファンの前で強力な走りを披露できることを願っている」

【ザウバー】

小林可夢偉(15位)

「スタートは良かったんですが、ポジションを上げることはできませんでした。セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)とバトルしていた際、マシンの接触によってフロントウイングにダメージが生じました。スタートではソフトコンパウンドを履いていましたが、10周走ってからスーパーソフトタイヤに交換したんです。でも、セーフティカーが導入されてライバルたちがピットインしたので、新品タイヤのアドバンテージを発揮できなくなってしまいました。リアウイングにもいくらかダメージがあったんですが、その理由については分からないんです。レース中盤の大部分でブルーノ・セナ(ルノー)が僕の背後にいたんですが、彼が激しく攻めたててきたので結果的にフロントウイングにダメージを負いました。それによってマシンのアンダーステアが激しくなり、タイヤにもブリスターが発生してしまったんです。フロントウイングの交換もあって、予定よりも早くピットインすることを余儀なくされました。2回目のピットストップ後は後方にいる数台のマシンをオーバーテイクできましたが、今日はポイント獲得を果たすチャンスがありませんでしたね。とにかく遅すぎました。でも、今後も作業を続けていきます」

セルジオ・ペレス(16位)

「僕のスタートはかなり良かったんだけど、その後は数台のマシンに抑えられてしまい、得ることができたポジションを再び失ってしまったんだ。序盤に履いたソフトタイヤはかなり良かったけど、その後のスーパーソフトには苦戦した。特に最終スティントでのデグラデーションが激しかったよ。レース残り3周というところでピットストップを余儀なくされたのは、右フロントタイヤのダメージが確認できたからなんだ。残念だけど、あのタイヤを履いたままレースをフィニッシュすることは不可能だった。それでも、今日の僕たちにポイント圏内でフィニッシュするほどの速さはなかったね」

ジャンパオロ・ダラーラ(トラックエンジニアリング責任者)

「予選からペースに苦戦していたが、今日も改善は見られなかった。フリー走行で抱えたグリップに関する問題を解決できればと期待したのだが、この状況を改善できなかったのだ。何度かインシデントに巻き込まれたことは事実だが、われわれが抱える主な問題点はパフォーマンス不足だ。ライバルとの争いにおいて、単純に言って速さがない。戦略の面で方法を見つけようとしたが、ドライバーたちはいい仕事ぶりだったものの、最終的には十分なものではなかった。迅速に対応する必要があるだろう」

【トロ・ロッソ】

セバスチャン・ブエミ(9位)

「自分のレースには本当に満足している。第1コーナーで誰かが僕に突っ込んできて4つもポジションを落としてしまったけど、何が起きたのかはまったく分からない。その後は他のマシンを追い抜くのに一苦労だった。ウィリアムズの2台、ザウバーの2台、そしてフォース・インディアの2台。そうやってポジションを上げたんだ。マシンは直線で優れたトップスピードを発揮していたし、本当にコンペティティブだった。ピットストップもとてもうまくいったから、週末の最初から最高の仕事をやり遂げてくれたチームに感謝したい。今はインドが待ち切れないよ。きっと(インドでも)競争力があるはずだし、初開催のレースでさらにポイントを加算できるだろうからね。チャンピオンシップではザウバーにあと数点差。僕たちが必死にがんばり続ければ現実的にも残りのレースで彼らの前に出られるはずだ」

ハイメ・アルグエルスアリ(7位)

「トロ・ロッソが素晴らしい仕事を果たしたのは今週末だけじゃない。マシンにアップデートを投入した鈴鹿でもそうだったことは事実だ。日本ではアップデートを最大限に生かせなかったけど、レースまでにわずか数日しかない中でもチームは前進するためにとてもがんばってくれた。予選でもいいラップを走れたんだ。それから今日はタイヤにデグラデーションの心配がなかったし、自分たちの2ストップ戦略が正しいものだと信じていた。完ぺきに機能したと思っている。マシンは本当にものすごい直線速度があって、だからこそファイナルラップでニコ(ロズベルグ/メルセデスGP)を何とか追い抜くことができたんだ。彼に比べると僕はセクター2で苦戦していたから、DRSを稼働させるのに十分近づくため、第1コーナー以降はKERSをすべて温存した。KERSとDRSをすべて使って、ついに成功させられた。正直、やれると思っていなかったし、この結果は予想していなかったけれど、最後に最後の力を振り絞って追い抜くことができた。彼がファイナルラップでわずかにミスを犯したことも助けになったけどね。最高のピットストップのおかげもあって、このファンタスティックな結果を残すことができた。新パーツを装着するためにがんばってくれたメカニックは特にそうだし、一生懸命やってくれたチームの皆のためにも本当にうれしい。3レースを残してザウバーに近づけたから、今回のようにトップ10でフィニッシュするパフォーマンスを続けていれば彼らを追い抜けると思っている」

フランツ・トスト(チーム代表)

「7位と9位のポジションはハイメがモンツァで達成してくれたポジションに比べてもはるかに素晴らしく、シーズンのベストリザルトだ。コースにいるチーム全員、そしてファクトリーや風洞にいるすべてのスタッフの努力なしでは、ここ最近のアップデートを得られずパフォーマンスが改善することもなかったはずなので、彼らのハードワークのおかげだ。加えて両ドライバーの実に強力なパフォーマンスのおかげでもある。55周を走り抜いて、ハイメ・アルグエルスアリの前でゴールしたのはトップの3チームだけだ。スタート後、彼はひとつポジションを落としたが、そこからはアグレッシブな追い抜きを何度も披露しながらファンタスティックなレースを戦っている。最終ラップでロズベルグをパスする彼のファイトは本当にエキサイティングだった。セバスチャン(ブエミ)はスタートで4つのポジションを失い、巻き返しを強いられた。フォース・インディアの後ろで時間をかなりロスしてしまったが、それを切り抜けてからは彼もまた9位に浮上するファイティングスピリットを示してくれた。今年のチャンピオンシップにおける上位3チームに次ぐ最初のチームとしてリザルトに残るのはトロ・ロッソにとってものすごい結果だ。最後に、先週末のドライバーズ選手権制覇に続いてコンストラクターズタイトルを勝ち取ったレッドブル・レーシングにお祝いを述べたい」

【ロータス】

ヘイキ・コバライネン(14位)

「先週末の日本での素晴らしいパフォーマンスに続き、また僕たちにとって大きな前進だ――2台のザウバーの前、14位でフィニッシュし、最終ラップではもう少しでセナに手が届くところだった。間違いなく今までで最高のレースだよ。1周目から集団を相手に戦えたことは、僕にとってもチームにとってもすごくうれしいこと。今日もすごいスタートだった。ターン1で大量にパスしてみんなリバースに入っているみたいだった。オプションでの第1スティントは順調で、タイヤをケアすることができたから、数周長くステイアウトできたのが最初のストップですごく役立った。プライムに履き替え、それからのペースはファンタスティックだったよ。前の人たちのタイムと比べ、コンマ1秒くらいのペースでついていけた。2セット目のプライムもまったく同じ――ウエアを管理できたから全てのラップでプッシュできた。前にいる何台かは終盤に苦しくなると分かっていたし、あと半周あったらセナをパスできた自信がある。最終的に2台のザウバーをペースでも戦略でも上回って勝てたので、すごくうれしい。この週末はずっと強かったし、シーズン終盤に力を見せられるクルマがあるということはチーム全体にとって素晴らしい。正直言って、今すぐクルマに乗ってもう一度走りたいくらいさ――もうインドが待ち切れないよ!」

ヤルノ・トゥルーリ(17位)

「とても素晴らしいレースで、間違いなくシーズンのベストだっただろう。チーム全体とファクトリーの働きをたたえたい。彼らが僕とヘイキにレースのできるクルマを与えてくれた。僕のスタートはあまり良くなかった――1コーナーでいくつかポジションを落としたけど、1セット目のタイヤですぐに遅れを取り戻した。プライムに変えてからのタイムは最高だったよ。ヘイキも僕も中団グループのペースについていけたし、後続は楽に引き離せた。でも2回目のストップではピットレーンのトラフィックでちょっと問題があって、少しタイムロスし、狙っていた位置より後ろでのコース復帰になってしまった。レース終盤にブルーフラッグを振られるようになってからは減速しなければいけなかったけど、トラブルがなければヘイキと同じように(小林)可夢偉とセルジオ(ペレス)の前でフィニッシュできたはずだ。でも、いい週末だったし残りの3レースでは今日のパフォーマンスを元にしてシーズンを最良の形で終えたい」

マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「エクセレントなレースで、チーム全体の素晴らしいパフォーマンスだった。先週の日本でわれわれの最強レースだったと言ったはずだが、今日はそれを再び上回ることができた。ザウバー2台を倒し、前のグループのペースについていけたので非常に満足だ。2台ともオプションでスタートし、第2スティントでプライムに交換した。すぐにデグラデーションが思ったよりずっと少ないことが分かり、2ストップ作戦がうまくいった。ヤルノの中間スティントは好調だったが、時間がかかり、トラフィックの中に戻ってしまったことは不運だった。そのために本来より後ろでフィニッシュしている。ヘイキは非常に良いスタートで、レースを通していい走りを見せた。終盤、ルノーのタイヤがタレているのが分かったので、ヘイキにはプッシュするよう言い続けた。ラスト2周で彼は6秒近く追い上げていたので、後1周あれば彼もパスできただろう。だが今日の仕事ぶりは申し分ないものだ。われわれはシーズン末に向けて非常に良い状態になっている。残る3レースでもこの走りを維持しなければならない」

リアド・アスマット(グループCEO)

「なんというレースだろう! みんな今日のパフォーマンスには興奮したよ。戦略も良かったしペースも良く、ピットストップも素晴らしかった。われわれは良くなり続けており、シーズン終盤にそれができるということはいかに真剣に将来の成功のための基礎を築いているかを表している。今の位置に腰を下ろすこともできた――後ろの2チームとは差が開いており、前のチームについていくだけで良かった。だが今日は本当にレースができるんだというところを証明した。チーム全体に満足感が漂っている。われわれが持っている経験と予算をはるかに超えるチームらと刃を交えることができたというのは、来年以降に向けて大きな期待感につながっている。これをインドでも繰り返したいし、残る2戦でも同じだ。われわれが本当に戦いに加わったのだということを示したい。今日の結果を見れば、そうできると確信している」

【HRT】

ダニエル・リカルド(19位)

「いいレースだった。週末の状況を考えると完走できて良かったよ。レース中のペースは良かったし、ヴァージンといいバトルができた。これで2戦連続彼らよりずっとコンペティティブだと証明できたから喜ばないとね。セーフティカーの後のことにはちょっとガッカリしている。グロックに仕掛けたら逆にダンブロジオに抜かれてしまったんだ。彼を抜き返すのは大変だった。2台のヴァージンに割って入れたことは良かったけどね。次は2台とも抜けるように頑張らなきゃ」

ビタントニオ・リウッツィ(21位)

「スタートはすごく良くて数台オーバーテイクしてターン3に向かった。どこかで接触があったんだろう、カーボンの破片が飛んでいたから。フロントが何かに当たって、フロントエンドがロックしてしまい、ターン4でヴァージンの1台と接触してしまった。その後フロントウイングにダメージがあってピットインしなければならず、レースは終わったも同然だった。第1スティントはいいペースだったんだけど、セーフティカーが最悪のタイミングで出てきてしまった。リーダーたちに抜かれたばかりだったんだ。それで直接のライバルたちに対しても周回遅れになってしまった。すごく難しいレースで、そこら中にバランスが落ちていて走りにくかった。でもそうした問題に耐えてチェッカーフラッグまでたどり着けたのは良かったね」

コリン・コレス(チーム代表)

「今日のレース展開には総合的に満足している。マシンのセッティングができたのは昨日の午前中だけであり、ダニエルにはエンジンのトラブルもあった。レースではタイヤマネジメントが鍵となり、チームは良い仕事をした。ダニエルはダンブロジオより速く、ある段階ではグロックをも上回っていた。彼らと戦い、非常にコンペティティブなレースを見せてくれた。とても良い走りを見せており、ヴァージン2台の前に出られなかったのはトラフィックマネジメントのためだ。1周目のインシデントでトニオ(リウッツィ)が予定より早くピットインしなければならなかったのは残念だ。それとセーフティカーの影響が残りのレースで彼に重くのしかかった。そうでなければもっと上でフィニッシュできただろう。速さも一貫性もあり、リーダーたちとの差が今シーズン最も小さかったのは良い兆しだ。パフォーマンス的にはわれわれのベストレースと言っていい。残る3戦もこの調子を維持したい」

【ヴァージン】

ティモ・グロック(18位)

「僕たちにとってはいい週末だったと思う。セーフティカー導入時は適切な選択ができたはず。レースを通して本当にいいマシンだった。最後のラップまで一貫してプッシュできたし、これまで抱えてきたトラブルはすべて問題が軽減されていたように思う。ピレリタイヤは素晴らしかったし、とても一貫性があった。いろいろ楽しかったよ。最後の最後、ファイナルラップまでプッシュできたんだから。レースの中盤にはHRTとちょっとしたバトルもあった。彼らは突然速くなったんだ。だからもっともっとプッシュしなきゃいけなかった。全体的には満足しているし、マシンの力を最大に引き出せたと思っている。次はチームの皆が楽しみにしているインドでの大冒険だ」

ジェローム・ダンブロジオ(20位)

「今日はあまりいいレースじゃなかったけど、ルールで決められているからマシンに大きな変更ができないことを考えた上で、昨日に比べると今日はとても良かったんじゃないかと思う。自分たちの手にあるツールで埋め合わせられることを試し、正しい方向に進めたはず。だから全体的には良かったし、昨日に比べれば断然よかったと思っている」

ジョン・ブース(チーム代表)

「今日はわずかに多少なりとガレージの両側ともポジティブなレースを戦った。ティモは最後までハードに走り続け、リカルド(HRT)とのギャップを広げることに成功している。ジェロームがHRTの後方でフィニッシュしたことは悔しいが、予選をはるかに優った今日のパフォーマンスはポジティブに捉えるべきだ。彼はリカルドと激しいバトルを繰り広げ、セーフティカーの後にオーバーテイクしたものの、コバヤシ(可夢偉/ザウバー)とのバトル中に奪い返された。先週は失望の週末を過ごすはめになったが、今週末はチームの全員が前身を遂げている。戦略が良くなり、ピットストップは洗練されていた。これらのことは多くの自己反省がもたらしたものであり、最後の数戦に向けた努力を倍増させている。今週は初のインドGPの準備に取り組むためイギリスに戻る。エンジニアからロジスティクスの面々まで、チーム全員が未知なる旅路へのチャレンジを楽しみにしている」

© ESPN Sports Media Ltd.