
先月、F1初開催の韓国GPが終了したばかりだが、その強行が果たして正しかったのかどうかを疑わせるニュースが4日(木)飛び込んできた。
FIAの検査官は10月24日(日)の霊岩(ヨンアム)でのF1イベントにゴーサインを1出したものの、11月末に予定されていたF3レースで、州の検査官は移動式スタンドの安全性が不足していると判断したことが明らかになった。
主催者のバリー・ブランドは、声明においてこう述べた。「(地元プロモーター)KAVOは、不可抗力によって(イベントを)キャンセルせざるを得なかった」
理由について彼は"サーキットに法的専門事項"があるためと言い、KAVOのスポークスマンは『AFP(フランス通信社)』に対し、中止は"検査官からの承認の遅れ"によるものと説明している。
『Korea Auto Valley Operation(韓国オート・バレー・オペレーション/KAVO)』は、全羅南道(チョルラナムド)の政府も関与するジョイントベンチャー事業だ。
スポークスマンのキム・ジェホ氏は、この件が来年の韓国GPに影響することはないと語っている。2011年のカレンダーには10月16日に同GPの名が記載されている。
「移動式スタンドを完全なものにするため、ベストを尽くします」と彼は述べた。
「経験不足にもかかわらず、初のF1レースは満足のいく運営ができたと考えていますが、来年のF3レースに向けては準備を万全にしなければなりません」と彼は付け加えた。
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