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2010年第17戦ドライバーコメント決勝

Kay Tanaka / Jim / Me
2010年10月24日 « 可夢偉と接触のスーティル、次戦5グリッド降格 | 韓国GP決勝後の記者会見パート1 »

第1回韓国GPは天候不順により混乱のレースになった。

予定よりも10分遅れてセーフティカー先導でスタートしたレースだが、激しいウエットコンディションのために赤旗中断となる。50分ほどの中断を経て、セーフティカー導入でレースが再開。通常のレースに戻ってからもクラッシュや接触が相次ぎ、さまざまなバトルが行われた。

そんな中で優勝したのはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。レッドブル勢がリタイアしたこともあるが、力強い走りを見せてシーズン5勝目を手にした。多くのドライバーがマシンコントロールに苦労してコースオフするシーンがあったが、アロンソはしっかりと縁石を避けてていねいなドライビングを披露。さすがは2冠王者という戦いぶりだった。

レースを終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。

【マクラーレン】

ジェンソン・バトン(12位)

「今日はグリップが足りなかった。ブレーキに触れる度にすぐフロントがロックしてしまって苦労したよ。コーナーでブレーキングしてもクルマを止められず、毎回まっすぐ行ってしまうんだ。それに、エイドリアン(スーティル)にコースから押し出されて、3つか4つポジションを落とした――彼は一体何を考えていたんだろうね。でも、それがなくても今日はペース不足だった。僕の意見では、もっと早くレースを終わらせるべきだったと思う――最後は日が暮れて、F1マシンを走らせるには暗すぎるコンディションだったよ。僕がこのチャンピオンシップに勝つためには、前の人たちが失敗してくれることに賭けるしかなくなってしまったから、そういう面でも今日はすごく残念な1日だった」

ルイス・ハミルトン(2位)

「スタートではとにかく走りたくて仕方がなかった。僕はレースが大好きだし、もう十分安全だと思ったんだ――17周もセーフティカーの後ろで走り続けるのは観客にとっても良くないし、ドライバーにとっても楽しくないよ。それに、もうレースができる状態に路面が乾いていると思った――再開できてうれしかったよ。終盤は特に、かなりトリッキーだった。真っ暗でよく見えなかったし、タイヤも終わってた。レッドブルが2台とも消えるなんてびっくりだね。フェルナンド(アロンソ)のドライビングは素晴らしかったけど、僕はこのところ残念なレースが続いていただけに、ポイントを取れてすごくハッピーさ。それでも僕らのクルマはまだ最速じゃない。最終セクターではフェルナンドに大きく離されてしまっていた。これからブラジルへ向かう前にマクラーレン・テクノロジー・センターでこの問題に全力で取り組むことになるだろう。あと2戦残っている――クルマはもっと良くなるし、ファクトリーのみんなは最高の仕事をしてくれている。みんな本当に熱心に、力の限りを尽くしてプッシュしているんだ。まだタイトルは手の届くところにある――僕らならできるさ」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「今日のレースは全ドライバーにとって非常にチャレンジングなものだった――変化するグリップや光量不足との戦いであり――ミスを犯しやすい状況だった。それでもわれわれのドライバーたちが一度も重大なエラーをしなかったのは、彼らの突出した能力の証明だ。だがこのように難しく波乱に満ちたレースの後は、どんなドライバーも違う道を選んでいればと思う瞬間があるものだよ。とはいえ、ルイスの2位は彼らしい好戦的なドライブの結果であり、それによって得た18ポイントでラスト2戦でチャンピオンシップのトップに立つ可能性を残した。ジェンソンに関しては注意深く彼の戦略を振り返らなければならないが、もっと良いレースを提供できた可能性はある。今はこれだけしか言えないが、彼の最初のタイヤセットは摩耗が激しく、あの時替えるしかなかったんだ。その後も彼のレースは苦しかった。われわれはまだコンストラクターとドライバーの両チャンピオンシップを争っている。ブラジルGPの週末では可能な限り攻め続け、アブダビGP最終ラップ、最後の1メートルまで、その両タイトルをつかむために努力し続ける」

【メルセデスGP】

ミハエル・シューマッハ(4位)

「今日のレースにはかなり満足しているし、午後のレースを通じて僕に指示を与えてくれたチームに感謝しなければならないね。初めての韓国GPに来た観客たちは、すごく楽しめたことだろう。コンディションはレース状態でスタートすることが不可能なほどだったから、セーフティカー先導でスタートすることを決めたFIAはいい対応だった。今日、唯一残念だったのは、すごくいい週末を過ごしていたニコがレースを諦めなければならなかったことさ」

ニコ・ロズベルグ(リタイア)

「今日のレースで起きたクラッシュまでは、今週末はほぼ完ぺきだったよ。昨日の予選で得た5番手は最高だったし、マシンは週末を通じていい感触だった。チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、直線が速かったからレース序盤にハミルトン(マクラーレン)をオーバーテイクできた。だから、レースがあんなに早く終わってしまったのはすごく残念だ。マーク(ウェバー/レッドブル)のマシンがどう動くのか判断するのは本当に難しかった。僕は左側に動いたんだけど、彼はさらにスピンを繰り返してこっちに来たから、避けることができなかったんだ。今日は最高の結果を得られたはずだから、本当に残念だよ」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「今週末のチームは素晴らしい仕事をしたが、その報いは今日ミハエルが得た好結果だ。ニコも力強いポジションを得られればより良かったのだが、レースを離脱することになってしまったのは残念だ。ニコはハミルトンに対して素晴らしいオーバーテイクを見せたが、マシンに満足していたしその時点まではすべてがうまくいっていた。ミハエルも素晴らしいレースだった。チャンスをすべて生かし、難しいコンディションで慎重にドライブしたのだ。レース後半はタイヤのケアに力を入れたが、これは上位勢に挑戦することが難しいと考えたためだ。全体的にはとてもポジティブな週末だったし、この力強いパフォーマンスを持ってシーズンを終えたいと思う」

【レッドブル】

セバスチャン・ベッテル(リタイア)

「最高の瞬間じゃないけど、今日は僕たち皆にとって難しいレースだったと思う。レース全体を通して先頭に立ち、レースをコントロールしながらタイヤをケアした。これ以上何もできることはなかったと思っている。要するに、今日も昨日の予選も僕たちはほぼ完ぺきな仕事をしたってこと。レースの最後はだんだん暗くなっていった。ヘルメットにはミディアムのバイザーをつけていたから、路面のバンプやブレーキングを確認するのが難しかったけど、皆はレースをフィニッシュしたから、いくらかは視界があったんだろう。ドライバーズ選手権はまだ50点残っている。エンジンが壊れずに今日勝てれば楽にはなっただろうけど、これも人生。こんなことだってあるさ。残りの2戦に集中していく。僕たちはとても強いチームだし、強力なマシンもある。自分たちが一番速いってことも分かっている。今夜は今日の自分にできることはすべてやったと思って眠れるし、まだやれる」

マーク・ウェバー(リタイア)

「完全に僕の責任。ターン12の出口で縁石に乗ってしまったんだ。その瞬間は超スローモーションだったよ。僕のミスだし、今日はダメだった。自分はなんとか立て直せると思ったんだけど、マシンのコントロールを失ってウオールにぶつかり、それほど強くぶつかったわけじゃないけど、マシンがコースの反対側に飛ばされるには十分な衝撃で、そうしたらニコ(ロズベルグ/メルセデスGP)がぶつかってきて、彼のレースもそこでダメになってしまった。僕たちがレースをしていた時のコンディションは問題ない。ギリギリだけど、大丈夫。今日のレースは自分のチャンピオンシップに役立たなかったけど、まだ勝ち目はある。今年はまだこれが2度目のリタイアだ。ポジションはそれほど重要じゃない。ポイントが大事なんだ。それによって急激に変化する。他の人がポイントを獲得して自分は後退してしまったけど、まだ残り2レースあるし、必ずベストを尽くす」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「モーターレースは時に残酷なことがある。レッドブルにとっては残念ながら今日がそうだった。マーク(ウェバー)は運悪く縁石にタイヤを乗せてしまい、それが響いた――これは今年の彼が犯した数少ないミスのひとつだ。残り10周で突然のエンジントラブルに見舞われたセバスチャン(ベッテル)は最悪の不運だった。チームとして、今日はすべてを適切に行なえたと思うし、勝てるペースはあったと思っている。フロントローからスタートして戦略も正しく、コンディションも的確に読んだのに、レースがほぼ終わりかけた頃のエンジントラブル発生はひどい運だ。今年初めてのノーポイントレースだが、それでもコンストラクターズ選手権はリードする位置でここを去れるし、ドライバーズ選手権もマークは2位で、セバスチャンもポイントリーダーから1勝分(のポイント)しか離されていない。今日はフェルナンド(アロンソ/フェラーリ)に大きなプレゼントを与えてしまったが、1-2フィニッシュを祝ってからまだ2週間しか経ってないので、ブラジルでは復活してみせる」

【フェラーリ】

フェリペ・マッサ(3位)

「すごく難しいレースだったけど、最終的には最高の結果を得ることができた。僕だけでなくチームにとってすごくうれしい結果だ。フェルナンドは素晴らしい仕事をしたよ。最近の2レースは残念な週末になってしまったけど、再び表彰台に上れて満足さ。レースのスタートやセーフティカー導入といった適切な判断をうまく状況をマネジメントしてくれたレースディレクターにも感謝したい。レース終盤は暗かったしインターミディエイトタイヤは、特にリアが悪化してきた。ステアリングホイールについている計器類の光がすごく明るくて、気が散ったね。僕らは少しラッキーだったけど、このサーキットで競争力を発揮していい仕事ができた。インテルラゴスとアブダビについてかい? 何とも言えないけど、この2つのサーキットは特性がすごく異なっているんだ。表彰台を争えるマシンを持っていることが重要だろうし、ミスをしないように努力しなければ」

フェルナンド・アロンソ(優勝)

「こんな方法で勝つって言うのは素晴らしい気分だ。路面コンディションのせいですごく難しい勝利だった。特にスタートでは路面の状況と視界が本当に不安定だった。その時間帯が最も心配だったのは、コースにとどまるだけでも成功って言えるぐらいのコンディションだとわかっていたからさ。このサーキットをウエット状況下で走ったことがなかったし、何かを参照することもできなかった。ウェバー(レッドブル)のリタイアによって、僕らのアプローチは少し変化したよ。なぜなら、リスクを冒し過ぎることなく表彰台に上るだけでも十分になったから。終盤にはコースの半分がドライで残りがウエットという難しい状況だったし、タイヤがすぐにダメになっていったから大変だった。レッドブル勢のトラブルは近くで見たよ。こういった状況ではとにかく集中しなきゃいけない。高速コーナーを走っていれば考える暇なんてないからね。それがチャンピオンシップ争いにおいてチャンスを得る素晴らしい助けになったけど、こういった運こそがF1は単に数学に基づいているわけじゃないってことを証明しているよね! バレンシア市街地やシルバーストーンで起きたことを考えれば、これからどうなるかなんてことも言えないよ。残りのレースで最大限獲得できるのは50ポイントさ。レッドブルは今でも強力だけど、僕らは最善を尽くして常に表彰台に乗りたいね。マシンはシーズン後半でかなり進化しているから、継続的なアップデートを感謝したい。予想以上の結果を得ているけど、状況はたった1回の週末で変化するってことを理解しているよ。それと同様、この結果はチームにとっての完全なる報いだし、みんなが満足してくれることを夢見ているんだ・・・」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「今日のことについては冷静さを保っておこうじゃないか! ドライバーズ選手権の状況をひっくり返すことのできたファンタスティックな1日だったし、コンストラクターズ選手権でも強力な位置に巻き返すことができた。それでも、ここから最も厳しい戦いが幕を開けることは熟知している。残りは2戦だが、不可能だと思えたいくつもの事柄を乗り越えてきたこれまでと同様、しっかり挑まなければならない。過去に何度も同じことを言っているが、今日の結果を繰り返していきたい。シーズン終盤でチームにとってもドライバーたちにとっても重要になるのは、冷静な頭を保つことと、信頼性、集中力だ。今週末のわれわれは、今日経験したような異例なコンディションでもうまくやる能力があることを証明した。われわれが対するライバルは非常に強力だ。何せ17戦で14回もポールポジションをつかんだチームであり、残り2戦というのも重要な戦いだ。まず、ドライバーたちに感謝したい。彼らは素晴らしい走りを見せ、わずかなミスを犯すこともなく、ストレスがたまる難しいレースを戦いきった。チームも素晴らしい仕事をし、フェルナンドのピットストップで発生した小さなミスをコース上ですぐにカバーできた。いつもどおり、われわれの商業的および技術的なパートナーに感謝したい。フィリップモリス、サンタンデル銀行、シェルに感謝したいが、特にシェルは今回のレースに新しい燃料を持ち込んでくれた。最後に、スクーデリア・フェラーリ・マールボロという名前が韓国GPの初代ウイナーになる栄誉を得たことに感謝したい。この国は急速に進歩しており、われわれの市販車マーケットでも重要度が増しているのだ」

【ウィリアムズ】

ルーベンス・バリチェロ(7位)

「タフなレースだったけど、今日の僕らには競争力があった。セーフティカーのタイミングは僕にとってラッキーなもので、終盤までいいポジションを走行できたよ。残念ながら最後の5周でタイヤがヘタってしまい、2つポジションを落とした。すごく難しかったから、レースを完了できたことがうれしいね」

ニコ・ヒュルケンベルグ(10位)

「今日はすべてをうまくやろうとしたんだけど、単純にいってツキがなかった。僕がピットに飛び込んだのはセーフティカーが出た直後だったから、時間をロスしてポジションを落としたよ。ポジションを挽回しようとして、レース終盤まで6位を走っていたんだ。でも、エンジニアからタイヤがスローパンクチャーしているって聞かされた。マシンは完全にドライブ不能だったから、最後まで走りきることができなかったんだ。それでピットインを余儀なくされ、大きな結果を失うこととなった」

ジョン・ラッセル(シニアシステムエンジニア)

「初めての韓国GPはとても出来事がたくさんあるレースになった。2台がポイント圏内でレースを終えるというのは堅実的な結果だが、7位と10位というのは今週末のわれわれの競争力を反映したものではない。5位という位置でレースをケアしていたルーベンスは、タイヤの摩耗に見舞われてグリップを失ってしまった。何とかコースにマシンをとどめて、7位を得ることになったのだ。ニコは終盤に左リアタイヤのスローパンクチャーを抱えてしまい、予定外のピットストップを余儀なくされて6番手から11番手に落ちてしまったのだ。それでも最終周でトロ・ロッソの1台をかわし、10位を得た。チーム全員がいい仕事をしてくれた1日だった」

【ルノー】

ロバート・クビサ(5位)

「5位入賞によってチームのために効果的なポイントを手にできたし、このポイントは今週末の僕たちの努力に対する報いだよ。長くて難しいレースだった。レースは2つの部分に分けることができるけど、序盤はタイヤのウオームアップに難があったから僕にとっては難しかったね。まったくグリップがなかったからプッシュできなかったんだ。とにかく集中してマシンをコース上に収めた。後半はかなりよかったよ。インターミディエイトタイヤを大事に扱うというのが重要だったし、可能な限りいい状態に保ったんだ。終盤で益を得るのが目的だよ。それで終盤にかなりポジションを得ることができたんだけど、その戦い方が最終的にすべてをうまく進めることになったね」

ヴィタリー・ペトロフ(リタイア)

「インターミディエイトタイヤに交換するために、20周目という早い段階でピットに入ったんだ。だから2回目のセーフティカー導入があったことにはかなり摩耗していた。後ろのマシンに対してギャップを築くためにプッシュしなきゃいけなかったんだけど、最終コーナーの1つ前でマシンのコントロールを失い、大きなクラッシュを喫した。僕の体は大丈夫だよ。こんなコンディションでF1を走らせたのは初めての経験だったし、セーフティカーを先頭にしてレースを開始したFIAはいい仕事をしたと思う。チームはインターミディエイトタイヤへの交換タイミングをうまく決めてくれたし、クラッシュしたときは7番手という力強いポジションにいることができた。もちろんウオールにヒットしてレースを終えたのは残念だけど、トップ10を走れたということには励まされるよ」

エリック・ブーリエ(チーム代表&マネージングディレクター)

「今回のレースは複雑な気分だ。堅実的なトップ5フィニッシュを果たせたが、ダブル入賞する可能性もあったのだから。ヴィタリーのピットストップについていい戦略を実施できたし、最終コーナーでコントロールを失うまでの彼はいい仕事をしていた。彼はタイヤをケアして走っていたわけだが、このようなコンディションではいかなるミスも問題となる。ロバートは5位入賞を果たして力強いパフォーマンスを見せた。インターミディエイトタイヤをうまくマネジメントしたし、終盤に前のマシンに追いついたよ。彼の5位はわれわれの午後におけるプラスの要素だった」

【フォース・インディア】

エイドリアン・スーティル(リタイア)

「レースを通してコンディションはかなりタフだったし、セーフティカーの先導でスタートする決断を下したことは正解だった。路面が少し乾いた時にピットストップをして残りのレースをインターミディエイトタイヤで走り切ろうとしたんだ。とにかく、ずっとブレーキングに苦労していた。ブレーキ力がものすごくて常にロックしていたから、コンスタントに走るのがかなり難しかった。何度もコースオフしたり、ロックしたりして、誰かを追い抜いてはコースオフだ。最後はコバヤシ(可夢偉/BMWザウバー)をオーバーテイクしようとしたけど、思ったよりウエットだったところでマシンのコントロールを失い、彼のサイドにぶつかってしまった。自分のパフォーマンスには満足していないし、個人的には良いレースじゃなかったけど、チームとトニオ(リウッツィの愛称)が6位という結果を残したことはうれしい。今はブラジルでの次のレースを楽しみにしている」

ビタントニオ・リウッツィ(6位)

「今日はなんてクレイジーなレースだったんだろう。シーズン序盤のオーストラリアみたいだった気もするけど、走っているときは本当に楽しかった。コース上はかなり水がたまっていたからスタートを遅らせたのは正しい判断だったと思う。残念なことに、セーフティカーの後ろで長いこと走らなきゃいけなくなっちゃったけど、路面はかなり滑りやすくてブレーキングの時は本当に厳しかった。それから最後は照明なしのナイトレースのようだったね。ステアリングホイールのライトがとても明るくて目がくらみそうだった! グリップはほとんどなかったけど、いいリズムをつかめてチームのために素晴らしい結果を残せた。シーズンのこの時期に不運が続いていたけれど、こうして復活できたことは最高だし、再びポイントを獲得できたこともうれしい。ウィリアムズに対するリードを広げられたし、残りの2戦に向けていい調子だ」

ビジェイ・マルヤ(チェアマン&チーム代表)

「こんなレースは見たことがない! 興味深いレースになるだろうと言っていたように、変化の激しいコンディションがチャレンジをもたらした。今日はトニオが本当に素晴らしいパフォーマンスを披露し、最後まで集中して懸命に戦ってくれた。日没が近づく中、摩耗したタイヤでダンプ路面を走ることが簡単であるはずはないが、彼は見事に大事なポイントを獲得してくれている。エイドリアン(スーティル)は難しいレースだった。彼は実力を十分に発揮できなかったと思っているようだが、ブラジルとアブダビでは必ず復活すると確信している。全体的には素晴らしいチームパフォーマンスだったし、シーズン最後のダブルヘッダーに向けて本当に励みになる」

【トロ・ロッソ】

セバスチャン・ブエミ(リタイア)

「セーフティカーの後ろで長く過ごすという決断は正しかったと思う。だって視界が本当に悪かったんだ。アスファルトはあまり水はけが良くなかった。今日の午後はたくさんの可能性があったはずだから、自分のレースにはガッカリしている。皆がタイヤ交換のためにピットストップしたあの事故の前は7番手を走っていた。ペースは良かったし、コバヤシ(可夢偉)やハイドフェルド(共にBMWザウバー)、それからロータス勢とヴァージン勢をかわすことができたから、本当にいい感じだったんだ。今日はポイントを獲得できるチャンスを失ってしまった。事故? ブレーキングを遅くしたらフロントホイールがロックしちゃってコーナーを曲がれず直進した。それでティモ(グロック/ヴァージン)にぶつかったんだ。彼には申し訳ないと思っている」

ハイメ・アルグエルスアリ(11位)

「今日はポイントを獲得できるチャンスを逃してしまい、本当にガッカリしている。多くのマシンが完走できなかったことを考えるとゴールしたことさえ偉業だったとは思うけど。テクニカルトラブルに見舞われてピットストップしている間にかなりポジションを落とした。9番手でピットに入ったのに出てきたら15番手さ。レースを通してロングストレートで速さが足りず、だから順位を上げるのが難しかったんだ。それから最後、やっとのことでポイント圏内に入ったと思ったのに、ニュータイヤを履いたヒュルケンベルグは直線で僕より速かったから彼に対してどうすることもできなかった。トップスピードが足りないときは競うのが難しくなる。それを補うために他の人たちよりもダウンフォースを低くして走ることになるからね。この状況だとタイヤをマネジメントするのももっとつらくなる。ブラジルではもっといい週末を過ごせるよう願っている」

【ロータス】

ヤルノ・トゥルーリ(リタイア)

「ガッカリな1日だったけど、チームが(ランキング)10位に向けてさらに前進できたことはうれしい。セーフティカーの後ろを走っている時にパワーステアリングがかなり重くなり始めたからハイドロリック系のトラブルがあるかもしれないと思った。最初のコーナーを曲がるときに相当苦しくてスピンしたんだ。チームは僕をコースにまた送り出そうとがんばってくれたけど、まったくダメになっていた」

ヘイキ・コバライネン(13位)

「今日もチームにとって素晴らしい結果になった。トリッキーなコンディションで皆がミスを犯していたから、僕たちも10位のポジションを失う危険性があったわけだけど、最後まで走り切れたからそれが効いている。レースは本当に楽しくて、対応できない問題とかもまったくなかった。チームがずっと適切な判断を下してくれたから、レースの最後には強力な位置につくことができたんだと思う。フィニッシュした時は確かにとても暗かったけど、それは誰にとっても同じだからね。これからブラジルに向かう。今年の新チームの中でベストの場所を確保するにはあと2戦ある」

マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「まずはすべての韓国のファンと、今回のレース実現に向けて全力を投じたすべての人のためにもレースができて良かったと思う。暗闇の中でレースが終わり、コース上のあちこちで見事なアクションが披露された歴史的なイベントという報酬を得た。われわれにとっては運が分かれた1日だった。非常にトリッキーなコンディションでヘイキ(コバライネン)が素晴らしいレースを走り、またしても新チームの中でベストの結果という最高のフィニッシュだったが、ヤルノ(トゥルーリ)はまたハイドロリック系のトラブルを抱えて早々にレースを終える残念な結果になってしまった。だが、全体的には素晴らしい週末だったと思っている。予選もレースも新規チームでは最上位だったし、一番のゴールである10位のポジションを死守できた」

【HRT】

山本左近(15位)

「今日はチームにとって今シーズンの最高成績を得ることができたので、すごく満足しています。いろいろな出来事があったレースでしたし、スタート直後にレースを中断したのは、路面に相当水があったことを考えれば適切な判断でした。セーフティカー導入時に数台のマシンがインターミディエイトタイヤに交換しましたが、僕たちは雨がさらに降ると推測していたのでウエットタイヤのままで走行を継続したんです。その後、予想よりも路面が早く乾き始めてタイムを失うようになってきたので、インターミディエイトに交換しました。レースを通じ、タイヤをマネジメントしていいペースを発揮できましたよ。常にハードワークを重ねてくれたチームと、僕を応援してくれたファンに感謝したいです」

ブルーノ・セナ(14位)

「難しいレースだったけど、すごく満足しているんだ。コンディションはすごくトリッキーだったし、僕らは1セットのタイヤでかなり長い距離を走った。タイヤをすごく使ったからかなり厳しかったし、レースが終わるまでマシンをコースにとどめておけるかどうか疑問だったよ。でも幸運にも、すべてがうまくいって再び完走することができた。これまでの自己最高成績だ」

コリン・コレス(チーム代表)

「今日はわれわれのシーズンベストの成績を残すことができたので、これについては喜んでいる。韓国での初めてのレースはいろいろな出来事が盛りだくさんだったが、われわれはチャンピオンシップでポジションを守ることができた。両ドライバーは非常に難しいコンディションでいいパフォーマンスを発揮してくれた。今日はドライブが難しかったが、山本左近とブルーノ・セナはマシンをコースにとどめてくれた。週末を通して素晴らしい仕事を続けてくれたチーム全員に感謝したい。日本GPで刻んだ成績を上回ることができたが、ブラジルGPでもそうなればいいものだ」

【BMWザウバー】

ニック・ハイドフェルド(9位)

「再びポイントを刻めてうれしいよ。今日はコースにとどまることさえ簡単じゃなかった。視界がゼロだったから、スタートを遅らせたのは正しい判断だったと思う。僕たちはかなり早めにインターミディエイトに交換したんだ。何とか対応できたしその後はコンディションが改善していったけど、交換後はコースにとどまるのでさえ楽じゃなかったから、タイミングは早すぎてしまったと思う。かなり走ったし、路面が乾いていったから終盤はタイヤがタレてきてしまったけど、他のドライバーたちも同じ問題を抱えていたと思う。エイドリアン(スーティル/フォース・インディア)に対してポジションを守れなかったのは、ミラーがすごく汚れていて彼を見ることができなかったからなんだ。チームからの無線で彼が来ていることを知ったんだけど、彼を見た時にはすでに横に並ばれていた。僕にとっては暗闇の中でレースをするというのはギリギリのことだったけど、まだ見ることに関しては悪くないなって感じたよ」

小林可夢偉(8位)

「スタート時刻が延期されましたし、セーフティカー先導でのレースだったのでおかしな感じでした。僕としては問題ありませんでしたが、序盤はセーフティカーの後ろで何も見せませんでしたね。視界は悪かったですし、グリップ不足が今日の問題でした。セーフティカーが19周を走破した後にインターミディエイトに交換しましたが、本当に滑りやすかったのでドライブするのはすごく難しかったです。エイドリアン・スーティルが僕に攻撃を仕掛けてきたときは、僕はイン側を維持してラインを変更しませんでした。彼のことはミラーで見ていましたが、彼はブレーキができないだろうと感じました。接触しましたが、幸運にも僕のマシンにはあまりダメージがなかったですし、走行を続けることができました。終盤は視界が再び最悪になりましたね。水しぶきのせいではなく、暗闇のせいです」

ペーター・ザウバー(チーム代表)

「両ドライバーはすさまじく難しいレースでポイントを獲得したが、これはポジティブなことだ。レース終盤まで激しく戦ったドライバーたちを称賛する。今日は6ポイントを手にしたが、直接的なライバルたち(ウィリアムズやフォース・インディア)とのギャップを縮めることはできなかった。残るチャンスは2戦だ」

【ヴァージン】

ティモ・グロック(リタイア)

「力強い位置を走っていていい結果を残せそうだったわけだから、非常に残念なレースだった。リスタートはよかったし、路面も改善に向かい始めた。レース序盤はすごくいいペースを発揮でき、新チーム勢の中で最速だったのは明らかだ。ブエミ(トロ・ロッソ)のミスによってレースを完走できなかったのは大きな落胆だよ。彼はまるでおかしくなっていたみたいだった。これからブラジルに向かうけど、そこでは韓国で得たものよりもいいツキがあることを期待する」

ルーカス・ディ・グラッシ(リタイア)

「とても不満な1日になった。インターミディエイトタイヤに交換するタイミングは序盤の15周で、正しい判断だったんだ。僕の前を走っていたけどかなり遅かった山本(左近/HRT)とのクラッシュを避けるために、そのような戦略を採ったのさ。最後のセーフティカーピリオドが終わった直後、ザウバー勢やトロ・ロッソの1台といいレースができた。次戦は僕の母国レースであるブラジルGPだ。2週間後はより良い結果になることを期待しているよ」

ジョン・ブース(チーム代表)

「2台が力強いポジションで完走できそうだったが、本当に不運な1日となった。ルーカスは早めにインターミディエイトタイヤに交換したが、それによって利益を得ることができた。しかし、山本を避けようとしてクラッシュしてしまったのだ。ティモは12番手に浮上して新チーム同士のバトルを率いていたのだが、ブエミに衝突されてしまった。あれは完全なるブエミのミスであり、彼にペナルティが与えられたのはそれが理由だ。2台はダメージを受けたが、ブラジルでは力強く巻き返したい」

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