韓国GP

/ Features

  • 誰にとっても初挑戦

2010年韓国GPの見どころ

Kay Tanaka
2010年10月21日
【英語音声/和訳字幕なし。ご了承ください】

レッドブルの速さと小林可夢偉(BMWザウバー)の素晴らしいオーバーテイクが注目を集めた日本GPを終え、2010年F1世界選手権は終盤の3戦に突入する。シーズン第17戦は初開催となる韓国GPだ。どのチーム、どのドライバーにとっても初体験のサーキットとあって、好結果を手にするには金曜日からの作業をうまく組み立てることが重要になるだろう。タイトル争いも佳境に入り、絶対に見逃すことができない韓国GPの見どころを押さえてレースをより楽しもう。

【その1 - どんなコース?】

今年からF1世界選手権のカレンダーに加わった韓国GPの舞台は首都ソウルから南へ320kmのところに位置する韓国インターナショナル・サーキット。全長5.621kmのサーキットを建設するにあたり、アドバイザー的な立場で指揮したのは多くの近代サーキットを手掛けてきたヘルマン・ティルケである。コースや施設の建設が大幅に遅れたことでレース中止の可能性が報じられたが、日本GP閉幕翌日の10月11日にFIAによる査察が行われ、最終的な承認を受けた。コースは3本の直線を含むターン6までがセクター1、ターン12までがセクター2、ターン13から最終コーナーのターン18までがセクター3となる。セクター1はエンジン性能に、ある程度タイムが影響される高速区間、セクター2とセクター3は低速、中速、高速コーナーがふんだんに盛り込まれたテクニカルな区間だ。しかし最大の問題は舗装路面が完成して間もないという点。数年前にバルセロナのカタロニア・サーキットがセクター3のコース改修を行った際に路面を再舗装したが、その直後に行われた冬季テストでは路面の油浮きが発生し、タイムが大幅に低下する問題を抱えた。それと同じことが今回の韓国GPで起きないとは限らない。いろいろな意味で注目のレース週末になる。

【その2 - 戦略は?】

韓国GPにブリヂストンが投入するドライタイヤは、ソフトコンパウンド(オプション/ソフトタイヤ)とハードコンパウンド(プライム/ハードタイヤ)。日本GPなどと同じ硬めのスペックが選ばれたが、これはサーキット建設が遅れたことによりブリヂストンによる舗装調査が十分に行えていないため、硬めのコンパウンドを選択する安全策が講じられたため。これにより、タイヤへの熱入れに難があるフェラーリなどが苦労する可能性も考えられる。ピットストップ戦略は通常であれば1ストップ。しかし前述のように、舗装の問題が大きなファクターになる可能性はある。

【その3 - 注目の場所は?】

オーバーテイクポイントと考えられているのは、ストレートエンドに設定されているターン1、ターン3、ターン4。いずれも時速300km前後から時速100km程度にスピードを落として進入するコーナーであり、ここでバトルが見られる可能性が高い。ターン4以降はコーナーが連続していることもあって、空力性能に優れたマシンが競争力を発揮するだろう。セクター1に重点を置いてトップスピードを高めるセッティングであればレースでの追い抜きはやりやすくなるだろうが、その代わりにテクニカル区間でのパフォーマンスが落ち、タイヤも傷めやすくなる。そのあたりのセッティングをどのように決めるか、ドライバーとエンジニアたちは金曜日と土曜午前のフリー走行で頭を悩ませることになりそうだ。

【その4 - 優勝争いは?】

日本GPで強力なパフォーマンスを発揮したレッドブルが今週末も優勝争いに加わることは間違いないだろう。やはり対抗馬はフェラーリとマクラーレンが予想され、この3チームがどのように上位を占めるかでタイトル争いに大きな影響が出る。鈴鹿の予選で2列目に並んだロバート・クビサ(ルノー)のようなドライバーが韓国でも上位グリッドからスタートしてレースをひっかきまわすと、おもしろい展開になるかもしれない。

【その5 - ポイント争いは?】

ルノー、ウィリアムズ、メルセデスGP、BMWザウバー、トロ・ロッソ、フォース・インディアがし烈な入賞争いを展開するのは日本GPと同じだろう。ルノー、ウィリアムズ、メルセデスGPは予選を得意としているが、BMWザウバーのレースペースはトップチームに次ぐものがある。日本GPに続き激しいバトルが繰り広げられそうだ。

【その6 - 注目のドライバーたち】

ドライバーズ選手権争いでトップ5につけるマーク・ウェバー、セバスチャン・ベッテル(共にレッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン、ジェンソン・バトン(共にマクラーレン)にとっては、これからの一戦一戦が非常に重要。特にアロンソ、ハミルトン、バトンとしては上位入賞を果たせなければタイトルレースから脱落しかねないため、気を抜けない。前戦で輝きを放った可夢偉ももちろん注目の存在だ。新しいサーキットではルーキーも結果を残しやすく、今シーズン7戦目の入賞に期待したい。可夢偉は現在27ポイントを手にしており、目標は30ポイント獲得。チームとしてはランキング7位のウィリアムズに21ポイント差をつけられていることから追いつくのは厳しい状況だが、再びレースを盛り上げてくれることだろう。

携帯サイト『F1-Live.com MOBILES』ではタイムテーブルや見どころなど、現地の最新情報をまとめてお届けするグランプリスペシャルページを特設! 霊岩(ヨンアム)の情報は"韓国GPスペシャル"でご覧ください! F1最新ニュースをイチ早く、さらに盛りだくさんの内容でお届けするF1-Live.com MOBILES(月額315円)で、ぜひF1シーズンをご堪能ください。

携帯サイトURL⇒http://k.F1-Live.com/m

i-mode: メニューリストスポーツモータースポーツ
EZweb: トップメニューカテゴリで探すスポーツその他
Y! ケータイ: メニューリストスポーツF1・モータースポーツ

公式twitter URL: @F1_Live_com

QR Code

© ESPN Sports Media Ltd.