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2012年第15戦ドライバーコメント決勝

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2012年10月7日 « FOTA会議にフェラーリとザウバーが出席 | スタートで押し出されたライコネン »
魅せた可夢偉! 鈴鹿でF1初の表彰台! © Press Association
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開場50周年を迎えた鈴鹿サーキットで7日(日)、2012年シーズン第15戦日本GP決勝レースが開催され、4年連続でポールポジションを獲得したレッドブルのセバスチャン・ベッテルが優勝した。

2位にはフェラーリのフェリペ・マッサが入り、2010年韓国GP以来の表彰台をマーク。そして3番手からスタートしたザウバーの小林可夢偉が3位でチェッカーを受けてF1キャリア初の表彰台に上った。

チャンピオンシップリーダーのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はオープニングラップでアクシデントに遭い、リタイアを喫している。ランキング2位のベッテルが25ポイントを獲得したため、アロンソのリードは4点に縮まった。

レース後のドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル(1位)

「最高の週末だ。昨日の予選は完ぺきだったし今日もそう。マシンバランスがとにかくすごい。(ピット)ストップでもほとんど変えなかった。とにかく最高にうまく機能していたんだと思う。とってもうれしいよ。皆が必死にプッシュしてくれて、ここには大きなパップグレードを持ち込んだわけじゃないけど、それでもすべてをしっかりまとめられてバランスも良かったから、それが今日のカギを握ったんだ。アロンソは悔しいと思う。こうなることを望む人はいないし、次のレースでは僕たちに起きるかもしれない。今年はかなりアップダウンが激しいし、物事はあっという間に変わってしまう。しっかり集中して一歩ずついかないとね」

マーク・ウェバー(9位)

「スタートは何が起きたのかはっきり分からなかったけど、グロージャンが僕にぶつかったんだと教えてもらった。僕たちは毎週末、結果を残そうと必死だし、何の役にも立たない。だから、うん、何人か上位の人たちが嫌な経験をしてしまったし、イラつく。その後は1ストップ戦略に切り替えたけど、プッシュは続けた。あきらめることなく、何かを得ようと必死にがんばった。5位から数秒差の8位でフィニッシュしたことは、その何かに値すると思う。途中で最後尾に落ちちゃったし、セーフティカーが入ってきたのも僕が後方集団に追いつく前だったからね。韓国では復活してみせる」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「セバスチャンにとっては最高の結果だ。チャンピオンシップ終盤にこれだけ圧倒的な形で勝利するのは素晴らしい。今日のセバスチャンは教本のような走りだった。一流の走りを見せてもらったよ。チームにとってのフラストレーションはターン2で発生したマークとグロージャンのインシデントだ。グロージャンは完全に判断を誤り、マークにぶつかって戦線離脱を強いた。マークは安全確認のためピットに戻らざるを得なくなり、タイヤとノーズを交換したが、隊列の後方に加わることができ、レースが再開されたときは20秒ビハインドだった。そこからの彼の巻き返しは実に見事だった。本当に素晴らしいドライブを披露してくれたと思っている。今日はこれ以上の結果を残せず残念だったが、鈴鹿の優勝はいつだってファンタスティックだ」

マクラーレン

ジェンソン・バトン(4位)

「4位は悪い結果じゃないよね――8番手からスタートしたんだから。第1スティントでは最高3番手を走っていたけど、今思うと最初のピットストップが早すぎたんだと思う。僕も(小林)可夢偉もトロ・ロッソの後ろに詰まってしまって、それがフェリペ(マッサ)に対するロスになってしまった。彼は新品セットのタイヤでスタートしていたことが大きな違いを生んだ。長くスピードを維持して走ることができたんだ。それで彼は1回目のストップで僕ら2人を飛び越えて前に出た。終盤、僕はプッシュして可夢偉を追い上げていた。でも彼は最後のセットのタイヤをすごくうまく管理していたよ――近づくことはできたけど、DRS圏内に入るためにはシケインのブレーキングをものすごく遅くしなければならず、トライするたびにロックアップしてふくらんでしまった。でもこの結果は悪くない――ポイントは取ったんだし――勝利に挑む速さがなかっただけさ」

ルイス・ハミルトン(5位)

「ジェンソン、おめでとう――彼はこの週末ずっといい走りをしていたし、僕らはチームのためにまずまずのポイントを獲得した。スタートのトラブルを避けられたのはすごく幸運だった。コースオフしているクルマが何台もいて、僕はダメージを負わずに走り抜けることに集中していた。レース中は全力でプッシュした。第1スティントはアンダーステアが多くてちょっと苦しかったけど、しばらくするとクルマが曲がるようになった。そこからはすごく良くなって、プッシュできた。でも結果に影響を与えるには遅すぎた。今週は僕の週末じゃなかったみたい。予選が良ければもっといいリザルトが得られるはず――それが来週の韓国での狙いだ。今から楽しみだよ」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「レッドブルの2人がフロントローからレースをスタートしたのに対し、われわれのドライバーたちは8番、9番グリッドからスタートした。それでいてコンストラクター選手権で彼らに5ポイント多く取られただけで済んだのは最小限のダメージだったと言えるだろう。ジェンソンもルイスも好戦的で優れた走りを見せ、2人で22ポイントを獲得してくれた。だが過去数戦の大量得点から見ると、鈴鹿では4位と5位より良い結果を期待していたのは事実だ。昨日の予選でパフォーマンスを最適化できなかったし、今日はレースのさまざまなタイミングでタイヤに苦労した。さらにジェンソンがダニエル(リカルド)の後ろに引っかかってしまったのも不運だった。それにより彼は1回目のピットストップ後にかなりタイムを失っている。ルイスの2回目のストップはエクセレントだった――戦略的タイミングもさることながら、ピットクルーの作業も見事で――結果としてルイスはキミ(ライコネン)と並ぶようにしてピットレーンを出ると、ターン1で彼の前に出た。そのまま彼を寄せ付けず、5位を獲得して貴重な10ポイントを手に入れてくれた。これからわれわれは日本から韓国へ飛ぶ。そこでは多くの得点を目指している。今シーズンの世界選手権――ドライバーとコンストラクターの両方――の駆け引きは非常に激しいものになる。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスは大いなる探求心をもって残る5戦に臨む。すべては究極の栄誉のため。この非常にエキサイティングなバトルにおいて混戦の中で確実な地位をものにする。いざ行かん!」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ(リタイア)

「今日はすごくツイてなかった。こんなふうにレースを1コーナーで終えてしまうなんて本当に残念だよ。ライコネンとの接触で左リアタイヤがパンクして、僕のレースは終わってしまった。集団の真ん中でスタートすると、こういうことが起きてしまうんだ。僕らは通常、日曜日の方がクルマのパフォーマンスがいいけど、それとは別に状況も大きな役割を果たす。10番手からスタートしながら、完ぺきなレース運びで最速のクルマと戦ったフェリペのレースを見れば分かる。このリザルトによって僕が以前持っていたアドバンテージは完全に消滅してしまった。でも開幕時に残り5戦でこの状況にいると言われたら、僕は喜んで受け入れただろう! クルマの開発を頑張らなければいけないのは明らかだ。心配はしていないけど、他のライバルたちの進歩に対応する必要がある。ここから、5戦のミニチャンピオンシップが始まるようなもの。狙いはほかの人たちより少なくとも1ポイントは多く稼ぐこと。今日僕らに起きたことが、次はほかの人たちに起きるかもしれない。運命は巡るもの。それがレースというものさ」

フェリペ・マッサ(2位)

「ファンタスティックなレースだった! ほぼ2年ぶりのポディウムは最高だし、本当に気分が高揚している。タフな2年だったよ。ものすごくいろんなことを考えたし、悪い方へ考えてしまったこともあったけど、これでやっとハッピーだ! 精神的にも僕の将来にとっても重要なリザルトだ。少なくとも僕はそう考えているよ! この大好きなコースで表彰台に戻れたというのもうれしい。キャリアの初期から知っているサーキットだ。時として、とてもつらい時期に最高の瞬間がやってくるものなんだね。一番に感謝したいのは僕の家族――妻と息子だ。これで残りのシーズンに向けてのモチベーションがさらに高まった。フェルナンドのことは気の毒に思う。今日は一緒に表彰台に上がれると確信していたから。昨日のQ2の出来事で、僕は決していいポジションからのスタートじゃなかった。スタートが成功して1コーナーのカオスを無傷ですり抜け、すぐにバトンと小林から離れずに走れるペースがあると感じた。最高の戦略のおかげでピットストップで2人を抜いたら、ハードタイヤでもコンペティティブなのがすぐに分かったんだ。チームは素晴らしい仕事をしてコンペティティブなクルマを用意してくれた。この週末で唯一悔やまれる瞬間は、いまだに理由が分からないんだけど、あのいまいましいQ2の2回目の走行だけ・・・でもすぐ次の韓国に集中しないとね。残りは5戦、どんなこともまだ可能なんだから」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「個人的に、運は信じていないが、ここ数日起きていることを思うと、考えを改めた方がいいのかもしれない・・・。昨日も女神が微笑んではくれなかったが、今日もまったくだ! このスポーツでは自分でコントロールできないことがさまざまあるが、スタートでフェルナンドに起きたことはそのいい例だ。私たちはそれを受け入れなければならない。ただ、今はわれわれ全員が非常にがっかりしている。特に、フェリペが華麗なレースを戦い、申し分のないパフォーマンスを発揮したとあっては、その悔しさは増す一方だ。随分と久しぶりだが、また表彰台に上った彼を見られてうれしいよ! 彼にとってもチームにとっても今回の2位という結果はとても重要だ。シーズンの中で最も難しく繊細なタイミングでの結果である。彼の将来に関する決定はどうするかって? 一歩ずつ確実に、だ。今はこの素晴らしい表彰台を共に楽しもう。今日の合計点としてはまったく異なるポイントを手に入れられたとは思うが、現実を受け入れなければ。今夜、笑う者がいても、最後に笑う者が最もよく笑う、というじゃないか! 残り5レースは多いし、何が起きるか分からない。この数カ月を通してやってきたように、マシン開発に全力を尽くすことでフェルナンドに対するこの容赦ない反撃を跳ね返さなければならない。最後のレースまでタイトルを争うポジションにいられれば、それはつまりわれわれの仕事が優れたスタンダードであるということ。さもなければ、あっという間に後退してしまうはずだ。われわれの開発に対するフェルナンドのコメント? 現時点の彼のフラストレーションは十分に理解できるし、私たちが彼の才能に見合うマシンを与えられていると信じてくれて構わない」

パット・フライ(テクニカルディレクター)

「鈴鹿ではほろ苦い日曜日の午後になってしまった。フェリペはスタートからずっと見事なレースだったと思う。第1スティントはバトンより速く、タイヤのマネジメントもできていたので最初のストップを遅らせられた結果、ピットストップで前に出るチャンスに恵まれた。それをうまくやり遂げた彼はコバヤシ(可夢偉)も追い抜き、さらに2ストップのレースにする展望も開けた。ハードタイヤを履いてなお、彼はとてもうまくタイヤを管理し、約2年ぶりの表彰台に上った。当然、フェルナンドについてはまったく異なる感情がある。スタート直後の第1コーナーでレースが終わってしまうなんて・・・。基本的にわれわれのマシンは予選よりもレースの方がいいのだ。ただ、それを念頭に置くと、(予選で)イエローフラッグに遭遇したフェルナンドが1.5秒前後の影響を被ったことは間違いなく不運だったと言わざるをえない。私たちがレッドブルほど強くなかったのは明白だが、シンガポールでは手が届かなかったマクラーレンには匹敵できていたはずだ。感情的にならず、冷静さを保ってマシン開発の仕事に集中しなければならない。それが最善の道だと思っている。次の韓国は目の前だ。ここ数戦は大きなアップデートを持ち込み、この先もさらに投入される。例えばシンガポールがそうだったように、すべてがすぐに機能したわけではないが、それは今シーズンを見てきて他のチームにも同じことが言える。今はほぼゼロからのスタートに近い。すべてはレースごとの開発にかかっている。他の人たちよりもうまくやらなければならない。自分たちにそれを成し遂げる可能性があることは分かっている」

メルセデス

ミハエル・シューマッハ(11位)

「日本でのレースを終えて複雑な気分だ。というのも、もちろん入賞に手が届きそうで届かなかったことは残念だけど、予想よりもレース自体はうまくいったからね。終盤はリカルドと最高におもしろいバトルを繰り広げられたけれど、彼のトロ・ロッソは直線で本当に速くて結局彼をパスできなかった。だから、今日はあまり多くを引き出せなかったと言わざるを得ない。次の韓国でどうなるか見てみよう」

ニコ・ロズベルグ(リタイア)

「レースのスタートは良かったのに、今日はだいぶ早く終わってしまって残念だ。第1コーナーでスピンしたグロージャンがウェバーに突っ込み、それによって僕のアクシデントが起きた。僕はブレーキをかけ始めていたんだけど、(ブルーノ)セナが後ろからぶつかってきてリアタイヤが破壊されたから、リタイアするほかなかったんだ。インストレーションラップでマシンの感触がとてもよかっただけに悔しい。ポイントを獲得する自信もあった。韓国ではもっと良い週末になるといいな」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「今日のスタート位置を考えるとマイケル(シューマッハ)は力強いレースを走ったと思うが、彼の努力を報うポイントにつながらなかったことは残念だ。とはいえ、23番グリッドからのスタートはそれだけで大いにチャレンジングだった。いくら、とても優れた戦略があり、気温が低いときのマシンペースに励まされたとはいってもだ。ニコ(ロズベルグ)をリタイアに追い込んだアクシデントはかなりがっかりしている。マシンの調子は良かったし、あそこで離脱していなければ重要なポイントを取れただろうと思うと悔しい。レースではいくつか励みになるサインもあったので、それを胸にマシンの開発作業を続けていく」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)

「レース中のマイケルは素晴らしいパフォーマンスを発揮し、見事なドライブを披露してくれたおかげで、今週末は初めていいラップタイムを刻めた。レースの4分の3あたりでは6番目に速いタイムを刻んでいたのだ。10グリッド降格ペナルティを受け、23番手からスタートしたマイケルが11位でゴール。最後の7周は前のマシンを追いかけてもいた。すぐに(前の)ドライバーに追いつき、最終スティントは彼(シューマッハ)の方が速いラップタイムをマークしていたものの、残念ながら結局はオーバーテイクできず、最後の1点をもぎ取れなかった。ニコは彼自身にまったく責任のない第1コーナーのクラッシュでリタイアしてしまったので、今日は彼もチームもノーポイント。今は来週末の韓国でのレースを楽しみにしている」

ロータス

キミ・ライコネン(6位)

「6位は願っていた結果じゃない。でも今日は残念だけど速さがなかった。スタートはかなりタイトで、すぐにフェルナンドの横に並んだんだ。彼は僕に行き場がなくなるまでさらに詰めてきた。そこでだいぶタイムを失ったし、2回目のピットストップが良くなかったから全体的にはかなり難しいレースだった。それでも、チャンピオンシップ争いにとどまるためのポイントを獲得できたことはよかったと思っている」

ロマン・グロージャン(19位完走扱い)

「シンガポールで復帰してからずっと、僕のプライオリティはスタートを慎重にいくこと。だから僕は自分の左側にいたセルジオ(ペレス)に接触しないよう彼のことをずっと見ていた。第1コーナーに向かって僕とマークには、僕自身びっくりしたくらいかなり大きなスピード差があってぶつかってしまった。バカげたミスだったと思っている。レース後、マークが僕のところにきて明らかに不満そうだったけど、僕は謝ったし、前に進まないといけない。次のレースまでにいろいろと状況を改善するために何ができるのか、じっくり腰を据えて考えていくつもり。レースのラスト数周はタイヤの寿命が尽きてきていて、ポイント圏外だったしリタイアしたことは筋が通っている。あまりいい一日じゃなかったけど、韓国に向けて改心するチャンスを生かさないといけない」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「想定していた通りにいかなかったことは明らかだ。ロマンがレースに復帰したシンガポールで他のドライバーたちがスタートで彼にいくらかプレッシャーをかけていたのは分かっている。ここではもう少し楽にいけたものの、若干マークとのペース差があったのにその判断を謝るという小さなミスを犯してしまった。私は彼が進歩を遂げたと思っているが、こういう状況で再び起きてしまったことは残念に思う。キミに関してはマシンペースが予想していたほど良くなかった。7番手スタートだったので期待は高かったが、ペースがなければうまくいくはずがない。彼が順位を上げてレースをうまく戦ってもらえるように、すべてをうまくまとめられなかった」

ジェームズ・アリソン(テクニカルディレクター)

「今回のグランプリで最高だったと言えるのは数ポイントを獲得できたこと。とはいえ、金曜日を経て土曜日が終わってなお自分たちが期待していたような週末にならなかったことは明白だ。キミが前を向いて攻めるレースではなく、ミラーを見ながらレースをしなければならなかったことにがっかりしている。コンストラクターズ選手権4位の座はほぼ確実ではあるが、それより上に行こうと思えばE20からもっとパフォーマンスを引き出さなければならない。2台揃ってポイントを獲得できればはるかにマシだったが、1周目に起きたロマンのインシデントの代償を払った」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ(12位)

「僕にとってはテストレースの意味合いが強かった。クラッチに問題が発生したパレードラップからいろいろと悪い方向に行き始めたから、スタートで出遅れたときもそれほど驚きはしなかった。ターン1にかけてはほぼ最後尾に近いところにいたから、トラブルやアクシデントは避けられたけど、スタートでかなりポジションを落としてしまうと巻き返すのは難しい。常にトラフィックに引っかかっていたから前がクリーンな状態で走れず、マシン本来のポテンシャルをまったく発揮できなかった。セットアップはそれほど悪くなかったのに、レース中はスウィートスポットを一度も見いだせなかった。韓国ではポイント圏内に戻れるよう願っている」

ニコ・ヒュルケンベルグ(7位)

「もしレース前に僕たちが7位になれると教えられていたら喜んで受け入れたさ。だから今日の結果にはとても満足している。最高のスタートが決まり、何台もマシンを追い抜いてターン1のトラブルも避けられた。1周目の最後にはすでに8番手につけていたから、良いペースを発揮できたと思う。レースを通してマシンは強力だった。バランスは最高だったし、ルイスやキミを追いかけてハードにプッシュすることもできた。終盤の彼らは凄まじかったから、最後の数周はとにかくマルドナドの前にいられるようにがんばったんだ。メカニックたちには苦しい週末だったし、また7位になれたことは本当にふさわしい結果だと思う。チャンピオンシップにとって重要な6ポイントを加算できてよかった」

ロバート・ファーンリー(副チーム代表)

「ニコ(ヒュルケンベルグ)は見事なドライブだった。われわれの長所が一度も機能したことのないコースでこれだけ強力なレースペースを発揮できたことは励みになる。戦略は適切に判断を下せたし、ニコはレースの大半で前にいるルイスを激しくプッシュしていた。ポールのレースは発進の失敗でかなり妥協を強いられたので、それについては調査するつもりだ。結果的に2台揃っての入賞は逃した。チャンピオンシップに関してはウィリアムズとの差を広げられたし、ザウバーもまだ手の届く範囲にいる。また、今週末を通して信じられないほどの努力を重ねてくれた両サイドのガレージの皆に心から敬意を払いたい。忙しくさせてしまったが、彼らは難しい状況の中で驚異的な仕事ぶりを披露してくれた。とてつもないチーム力だったと思っている」

ザウバー

小林可夢偉(3位)

「まだピンと来ませんし、信じられない気持ちです。鈴鹿で初表彰台ですよ! 最高のレースでした。ペースが不足していた金曜日からずっと、ここに来るために本当に必死で働いてきました。ザウバーF1チームはそこから見事な巻き返しを果たしたと思います。3番手スタートだったことはもちろんかなり助けになりましたし、金曜日に取り組んだロングランによってレースにかなり自信が持てたのも確かです。チームは今年最高のマシンを造りました。チームメイトが表彰台フィニッシュを果たしていることからも言えることです。僕自身、何度となく近づいたことはありましたが、運に恵まれませんでした。ようやくそれを達成できたことは僕にとってかなり大きいです。もしかするとこれからはいろいろと楽になるかもしれません。今日の最終スティントはとても長かったです。フレッシュタイヤに履き替えたのはジェンソンの方が遅かったですからね。終盤、僕のリアタイヤは本当に最悪でオーバーステアがひどかったんです。それでも、表彰台のポジションを死守するため、何が何でもプッシュするしかありませんでした。オーバーテイクに最適な場所が(ホーム)ストレートエンドなので、そこが終わったファイナルラップに入ってようやく彼を抑え続けられると思えたんです。だからファンの皆や次々と上がる手を見ることもできました。本当にうれしいです。日本のファンの皆さんにありがとうと言いたいです」

セルジオ・ペレス(リタイア)

「チームには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。6周目に初めてルイス・ハミルトンを追い抜いたときはうまくいったのに、もう一度仕掛けたときはダメだった。ルイスがかなり遅めに内側に入ったから僕にはアウトサイドのスペースしかなかったんだ。でも明らかに僕のミス。しかも僕にとってはロマン・グロージャンがきっかけでレースのスタートもあまりうまくいかず、たくさんポジションを落としてしまった」

モニーシャ・カルテンボーン(CEO)

「自分の喜びを表現しきれません! 可夢偉の母国で表彰台フィニッシュなんて、本当に信じられない気持ちでいっぱいです。今日の彼は凄まじいレースを戦いました。ジェンソン・バトンから激しいプレッシャーを受けた終盤は特にそうです。わずかなミスも犯さず、最高の形で3位を死守しました。セルジオも素晴らしい結果を期待できる良いポジションにいましたが、ルイス・ハミルトンへの攻撃がうまくいきませんでした。週末を通して進歩を遂げたチームにとっては最高の称賛です。ようやく、最高かつ、とても感動的な結果を残せました」

ジャンパオロ・ダラーラ(トラックエンジニアリング責任者)

「何とエキサイティングなレースだろう! 特に終盤の数周は凄まじかった! とはいえ、いろいろとコントロールできたとは思っている。可夢偉のタイヤが劣化していたので2回目のピットストップは当初の予定より早くに実施した。中盤のスティントであまりタイムを失い過ぎないようにしながら、最終スティントが長くなりすぎないように妥協点を見いださなければならなかった。可夢偉にとっては扱いにくかっただろうと思う。だが、彼はタイヤをマネジメントすると同時にジェンソン・バトンとの距離を保ち続ける見事な仕事を果たしてくれた。最後の2周は予想以上にスリリングだったが、最終的にすべて報われたのでよしとする。可夢偉のレースは最高に素晴らしかった。最初のピットストップでフェリペ・マッサにポジションを奪われたものの、さもなければジェンソンにも先に行かれていたかもしれない。セルジオも可夢偉と同じペースがあったが、結局その利点を生かすことができなかった」

トロ・ロッソ

ダニエル・リカルド(10位)

「盛り沢山のレースだった。スタートでちょっと出遅れてしまったけど、ギアを上げていくと駆動が得られるようになった。でもヒュルケンベルグにポジションを失ってしまった。セーフティカーが投入されたインシデントではいくつかポジションを上げた。目の前でアロンソがスピンしていて僕も危なかったよ。多くのクルマがアクシデントに巻き込まれる危険があった。幸いそこを切り抜けることができて、ターン3でグロージャンを抜いた。そこからは結構いいレースができたと思う。最初はマルドナドについていったんだけど、彼をパスすることはできなかった。最後の2スティントは良かったよ。初めは戦略の違うウェバーとのバトルだった。最後はマイケル(シューマッハ)を抑えながらの走りで、バトルを制して満足している。遅い方のクルマに乗っているのはタフだけど、ピットウオールからKERSの使い方やDRSゾーンでの守り方など、いいアドバイスをしてくれたからやり遂げられた。チームとしての仕事の効率は改善している。プレッシャーの下での自分のドライビングにはすごく満足だ。数レースで引退を控えた7度のワールドチャンピオンがテールにつくなんて、そうそうできる経験じゃない。彼とのバトルを僕のスクラップブックに加えることができて良かったよ!」

ジャン-エリック・ベルヌ(13位)

「いいスタートだったけど、全体的にもっといいレースにできたはずだ。第1スティントではコバライネンの後ろで大きくタイムロスした。ソフトタイヤの彼はコーナー出口のトラクションが僕より良かったんだ。2コーナーでは反対方向を向いたロズベルグが目の前にいて、ブレーキを踏まなければならず、みんなにパスされてしまった。その後はクルマのありったけの力を出して、強いペースを発揮し、できるだけハードにプッシュした。ペナルティで3グリッド降格させられてしまったけど、今日もフォース・インディアや(ブルーノ)セナより速かったから、レースでの強さを見せることができた。数日ですぐに韓国。去年トロ・ロッソで初めて金曜フリー走行を走った場所だ。ここではおおむね楽しい週末だったから、来年のレースが今から楽しみだよ」

フランツ・トスト(チーム代表)

「これでわれわれは過去4戦のうち3戦でポイントを獲得した。非常に勇気づけられる結果であり、コースとファクトリーにいる皆の努力のおかげだ。再びレースペースによって、グリッドのはるか後方からでもポイント獲得に挑戦できた。土曜日の予選でパフォーマンスを改善することさえできれば、もっと良い結果が期待できるということだ。ダニエルは14番グリッドから10位でチェッカーを受け、終盤にシューマッハを抑えた見事なバトルを含めて良いファイトを見せた。ジャン-エリックもこの難易度の高いサーキットは初めてでありながら、19番グリッドから13位までポジションを上げ、終盤にとても速いラップタイムを出していた」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド(8位)

「僕にとってはいいレースだった。マシンのペースが素晴らしくて、とても安定していたけれど、オーバーテイクは特に終盤に向けて難しいことが分かった。前を行くマシンよりも速いと感じていたのに、コースの性質的にギャップをつめるのは厳しかったんだ。ポイントを持ち帰ることができたから満足。次のレースに向けて大きな自信になるね」

ブルーノ・セナ(14位)

「いいスタートで2台のマシンを抜くことができたけど、ターン2でイン側のラインをとった後に不運にもロズベルグ(メルセデス)とぶつかってしまった。その後はレースが少し妨げられたものの、それでもペースは良かった。マシンはとてもコンペティティブでかなりのマシンをオーバーテイクすることができたし、タイヤの反応も良かった。これから向かう韓国でポイントを目指すつもりだ」

マーク・ジラン(チーフオペレーティングエンジニア)

「今日は2人ともレースを通して強いペースでいいドライブをしている。ブルーノのレースはダメージを受けたフロントウイングを交換するための序盤のピットストップとロズベルグとの接触によるドライブスルーペナルティで妨げられてしまった。パストールは終始タイヤをうまく扱い、その走りに相応しい8位で帰ってきた。われわれは直ちに来週の韓国GPへと注意を向ける」

ケータハム

ヘイキ・コバライネン(15位)

「素晴らしいスタートができて、ターン1ではすべてのトラブルを回避し、セーフティカーが出てすぐにグロックをパスした。1回目のピットストップが始まるまではすごく順調に11番手を走っていたんだ。第1スティントのクルマは最高のフィーリングだった。後ろの集団を抑えられていたし、ソフトタイヤのウエア状態も良かった。第2スティントではハードタイヤに履き替え、そのウエアの値も素晴らしかった。1ストップで行くことも考えたほどだったけど、スティントの終盤になってタレ始めたから、残り10周でもう1回入り、そこからはトラブルなくチェッカーまで走り切ることだけを考えた」

ヴィタリー・ペトロフ(17位)

「スタートでは前方のトラブルを避けなければならず、そこを無事に切り抜けてからは早い段階でいいリズムをつかめた。1回目のストップは良かったけど、KERSを失ってしまってタイムロスした。ラジオにも問題があったからブルーフラッグの連絡が聞こえなかったんだ。それでドライブスルーペナルティを科されてしまった。グリッドのスタート位置とKERSトラブルを考えると、今日はこれがクルマから引き出せるベストだったと思う。ちょっとタフな週末だったけど、チームがこれほどハードに僕らをプッシュし続けてくれるのはありがたいし、来週の韓国でまた戦うチャンスがあるはずだ」

HRT

ペドロ・デ・ラ・ロサ(18位)

「今日のレースはかなり良かった。まだまだやることはたくさんあるけど、それでも一歩前進したと言っていいと思う。第1スティントは良かったのに、最初のピットストップで問題が起き、かなりタイムをロスしてしまった。ハードタイヤを履いて走った終盤のタイムは本当に良かったと思っている。マシンのハンドリングも素晴らしく、ピックやペトロフにも近づけた。こういうタイプのコースでそれができたことは僕たちにとってファンタスティックなことなんだ」

ナレイン・カーティケヤン(リタイア)

「スタートが決まって、1周目にピックを追い抜けた。マシンはかなり機能していたし、ペースも良く、最初のピットストップを終えた後はペドロの前に出られて良い感じに競い合っていたんだ。でも、マシンにトラブルを抱えてしまい、2回目のタイヤ交換のため(ピットに)入ることにした。チームが決めたことだけど、予防策としてはストップ(リタイア)するのが最善だった。韓国に気持ちを切り替える。前進できるようにがんばるよ」

ルイス・ペレス・サラ(チーム代表)

「こういったレースではこうなる傾向があるが、ウイナーから1周遅れでゴールできたことはペースが良かったことを示しており、自分たちには競争力があったと思うのでうれしい。しかしながら、その一方ではナレインがリタイアを強いられたのでがっかりもしている。彼はいいスタートを決めて順調に走っていたものの、マシンの底部分に小さな問題が発生したため、安全性の理由からやめさせるしかなかった。問題の大きさについてはこれから調べる。それでも、全体としては進歩できたし、タイヤもうまく使え、タイムも改善できたのでポジティブな週末だった。この進歩が続くことを願っている」

マルシャ

ティモ・グロック(16位)

「僕らにとっていいレースだったと言うことができてうれしい。スタートではたくさんのマシンがコースを横切っていくのを見て衝撃だった。ヘイキ(コバライネン/ケータハム)はすごくうまくそれを抜けていったけど、僕は彼のすぐ後ろにいてS字でオーバーテイクすることができた。僕は11番手まで上がったものの、最終コーナー出口でトラクションに苦戦していたし、彼らにはKERSがあるけど僕らにはないからそれは長続きしないって分かっていたんだ。ヘイキがパスしていって、その後はそのコーナーで多くのタイムを失い、ターン1からS字までで一周あたり0.3秒か0.4秒タイムロスしている。そのせいで、やはりKERSのある他のドライバーたちが僕をパスしていったんだ。それでも全体としては僕らのペースは良く、とても安定していた。マシンに対するタイヤの振る舞いはとても良かったし、すごく長い間コースにとどまることができた。最初のピットストップはとても強かったね。このレースで4番目に速かった。この部分に毎日取り組んできたピットクルーが素晴らしい仕事をしている。プライムタイヤでのペースが良くてうまくいっていたけれど、最後のピットストップでグリップをミスジャッジしてピットボックスを出るのが遅れてしまった。僕のミスだし、申し訳ない。その後はヘイキとのギャップを縮めることができたから、僕らの戦略はぴったりはまっていたんだ。一時は4秒まで近づいたけど、ブルーフラッグのせいで差は再び開いた。でも、8秒差でのフィニッシュはすごく良かった! それに満足すべきだと思う。僕らはよく戦い、マシンはドライブするのがとても楽しかったから、また一貫性のあるマシンを持てたことは素晴らしい。レースではさらに良いペースを続けているので、全体のパフォーマンスに取り組み続けてこのすごくポジティブなシーズン終盤を楽しんでいく」

シャルル・ピック(リタイア)

「レースのその時点までは強さを見せていたから、リタイアしたのは当然ガッカリだ。それに、ここ最近はしばらくリタイアがなかったしね。最初のコーナーのトラブルを避けなくちゃならなくて、スタートは難しかった。その後の第1スティントで僕はハードタイヤのグリップに手を焼いていた。第2スティントにソフトタイヤに履き替えたら良くなったよ。僕のレースはうまく進んでいて、ティモの後ろでヴィタリー(ペトロフ/ケータハム)とペドロ(デ・ラ・ロサ/HRT)の前にいた。残念ながら2回目のピットストップでピットボックスの判断を誤ってすごく長くかかり、多くのタイムを失ってしまった。その後すぐにエンジンのトラブルでまたピットストップしなければならなかった。全体的にはいい週末で、この素晴らしいテクニカルなサーキットでの初めての経験を楽しんだ。来週は僕にとってまた新しいサーキットを楽しみにしているし、もっといいリザルトを期待している」

ジョン・ブース(チーム代表)

「ティモがグリッドに向かう際にピットレーンでストップしてしまい、左フロントホイールの問題だと感じたようだったので、ちょっとした恐怖があった。マシンを安全にガレージに戻すと、彼がピットレーンを通過しているときに他のチームのマシンから外れたホイールナットにスタックしたことが判明した。最悪の場合、マシンにかなりのダメージを与えていた可能性があったので破滅的に思えたものの、グリッドに向かってからマシンを徹底的に検査したところ問題がなかったのでかなり幸運だったと思う。レースではティモが見事なパフォーマンスを披露してくれた。過去のさまざまなレースでもそうだったように、KERSの利点がない最初のスティントではタイムを失い、コース上のポジションを維持するのが難しかった。残りの2つのスティントは完ぺきだ。コバライネンの4秒後方に迫れたからね。ただ、最後から3周目にハミルトンに道を譲れと振られた青旗によって8秒差に広がってしまったが、それでもわれわれにとっては改善だと言える。シャルルはハードタイヤを履いた第1スティントでグリップに苦悩していたようだ。ゆえに、早めに彼をストップさせてソフトのオプションに履き替えたところ、いくらか巻き返すことができた。残念ながら、最後のピットストップを行う際にピットレーンでグリップ不足に見舞われてピットボックスを行き過ぎてしまい、クルーの手によって定位置に戻さなければならなくなったので大きくタイムを失った。それまでは比較的高いエンジンの空気消費量を管理しながら戦っていたが、末期になってしまったのでシャルルはリタイアするしかなかった。自分たちより前にいるライバルについていくという目標は達成できたと思っている。もちろん、レースで彼らの前に出るにはもっと前進しなければならない。とはいえ、今回の結果でコンストラクターズ選手権のポジションがより強固なものとなった」

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