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2012年第15戦ドライバーコメント予選

Jim / Me / M.S.
2012年10月6日 « 出る杭はFIAに打たれるとホーナー | エクレストン、依然ニュージャージーに疑問符 »
予選4番手タイムをたたき出した可夢偉 © Sutton Images
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鈴鹿サーキットで開催されている2012年シーズン第15戦日本GPは6日(土)にグランプリ2日目を迎え、土曜フリー走行と予選が実施された。

レースのスターティンググリッドを決める重要な予選では鈴鹿と相性の良いレッドブルのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得。2番手にチームメイトのマーク・ウェバーが続き、レッドブルがフロントローを独占した。

マクラーレンのジェンソン・バトンが3番手タイムを残したが、バトンはシンガポールGP後にギアボックスを交換しているため5グリッド降格ペナルティを受ける。結果、予選4番手だったザウバーの小林可夢偉が決勝レースを3番グリッドからスタートさせることになった。

また、メルセデスのミハエル・シューマッハは前戦シンガポールGPのアクシデントを受けて鈴鹿で10グリッド降格処分を受けることが決まっている。加えて予選Q3をノータイムで終えたもののトップ10入りしたフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグもバトン同様にギアボックスを交換して5グリッド降格ペナルティを科せられた。

さらに予選終了後にはブルーノ・セナ(ウィリアムズ)の走行を妨害したとしてトロ・ロッソのジャン-エリック・ベルヌに3グリッド降格の処分が下されている。

予選を終えたドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル
土曜フリー走行:1番手
予選:1番手

「終盤にイエローフラッグが掲示されたから最初の走行でタイムを残していてよかったよ。マシンのバランスは驚異的。今日はまるでコースと一体化したような感触だったんだ。どのセッションでも必要なアタックは一度だけだった。常にうまくはいかなかったけれど、マシンが思い通りに機能しているときにここを走ると本当に楽しめる。特に燃料を軽くして新しいタイヤを履いているときはね。本当にスペシャルだ。最初のセクターでタイムを失っていたから昨日の夜はあまり満足していなかったけど、自分のミスに気づいて今日のフリー走行ではすぐにうまくいったから、なんでこれまでのシーズンで同じようにしなかったのかが分からないくらいさ。日々精進ってことだね。明日はおもしろくなりそうだ。ここはタイヤに厳しいから今のポジションにとどまるにはやらなきゃいけない仕事がある」

マーク・ウェバー
土曜フリー走行:2番手
予選:2番手

「とても堅実なセッションだった。Q3では速さが増していくだろうと分かってはいたけど、燃料が軽い状態で新しいタイヤを履いてここを走るのは別格なんだ。ヘアピン以外は最初のアタックにかなり満足していたんだけど、セバスチャンの方がコンマ数秒速かった。彼がコンペティティブなラップを走ったんだから"フェアプレイ"だと思っている。全体的には僕たち2人とも予選でかなり競争力を発揮できたし、明日に向けていい位置に着けられた。ファクトリーのハードワークが報われている。それでも大事なのはポイントが与えられる明日だ」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「見事なチームパフォーマンスだった。明日のレースに向けてフロントローを独占したことはチームにとって最高の結果だ。2人ともがラップタイムを更新しようとしていた最後にイエローフラッグが振られたことは残念だったが、1-2の結果は明日のレースをスタートする上でベストなポジション。キャリア通算34回目のポールポジションを獲得したセバスチャンにおめでとうと言いたい。これで彼は(ポールポジション獲得記録で)ミハエル・シューマッハとアイルトン・セナという2人の偉大な名前に次ぐ3位となった」

マクラーレン

ジェンソン・バトン
土曜フリー走行:8番手
予選:3番手

「いい予選セッションだった――Q3の2回のラップは両方とも良かったよ。オーバーテイクが楽になるようなローダウンフォースのセットアップを試した昨日から、クルマを大幅に改善した。今日はそこから巻き返すことができて、クルマはかなり良くなっている。ギアボックスペナルティで大きく下がってしまうのが残念だ。ここではオーバーテイクが容易だったことはない――DRSが導入されてもね――それなのに今年はDRSゾーンが短縮されて驚いた。それでも僕はここでレースをするのが大好き。明日はみんな戦略がまだ漠然としているし――タイヤのグレイニングとブリスターが激しいことも考えられるから――まだまだ予想はできないよ。僕にとってチャンピオンシップは遠いところにあるけど、日本の人たちの前でいい走りができれば最高だ。勝利を目指す」

ルイス・ハミルトン
土曜フリー走行:13番手
予選:9番手

「今年一番ガッカリした予選と言ってもいいくらいだ。実はセットアップを間違ってしまって、アンダーステアが多すぎる状態だったんだ。予選までクルマはずっと素晴らしかったのに、午後の結果につなげられなかった。結果として僕はそのベストを引き出すことができなかった。ジェンソンはクルマの良さを十分に見せる素晴らしい仕事をしたし、僕らの昨日のロングランペースは悪くなかったはず。明日のレースはまだ分からない。苦しむことにはなるだろうけど、このセットアップで可能な限りハードにプッシュする。タイヤマネジメントをうまくできれば、前にいる何台かを抜けるんじゃないかと期待している。明日はできる限り多くポイントを取りたい」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「昨日ここで速さを見せていたので、それに比べると今日の予選Q3ではエキサイティングなパフォーマンスを示すことができず、ガッカリしている。ジェンソンはレッドブル以外では最速となる良い走りを見せたが、シンガポールで起きたギアボックストラブルによって鈴鹿で5グリッドの降格ペナルティを負うことが決まっていたため、明日のレースでは8番グリッドからのスタートだ。3番手タイムという予選本来の速さからは大きく後退してしまう。そうは言っても彼は鈴鹿のちょっとした名手だ。フロントローからスタートし、道中ファステストラップを記録して勝利を飾った昨年を見れば分かるだろう。明日は彼から目を離さない方がいい。一方、昨日コンスタントに速かったルイスのQ3はやや期待外れだったかもしれない――彼の最速ラップ中に長いスプーンコーナーで黄旗が振られ、バックオフしなければならなかったのが主な原因だ。これによって彼は大きくタイムを失い、結果的にラップが損なわれてしまった。しかし明日はまた違う1日――日本GPはいつもの日本GPらしく、鈴鹿の厳しさをわれわれに突きつけるだろうし、その素晴らしくチャレンジングレースコースにふさわしいレースが展開されることだろう。ジェンソンとルイスは次々と順位を上げようと最善を尽くすはずだし、熱狂的な日本の観衆と数千万のテレビ視聴者のためのショーを見せてくれるはずだ」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ
土曜フリー走行:11番手
予選:7番手

「不運に見舞われたことに怒りを覚える以外、何と言えばいいんだ? ちょうどターン14に向かっているところでイエローフラッグが最悪のタイミングで振られた。そこまでは最高のラップだったし、4番手タイムをたたき出す可能性は大いにあったと思っている。そうなれば3番グリッドからスタートできたことになる。その場所からならレースは完全に異なる絵図を描けるけど、起きてしまったものは受け入れるしかない。今日は不運だったから、明日は運がめぐってくるかもね! 上位にいるレッドブルや後方のマクラーレンなど手強いライバルを相手にしないといけないから、前も後ろも気を配る必要がある。日曜日は難しくなるんじゃないかと思っている。一番の目標は完走すること。信頼性は大事だし、ポイントを持ち帰ることも重要。マシンは昨日からいろいろといじったけど、FP3(土曜フリー走行)で走ってみて、あまり変更に確信が持てなかったから元に戻している。正直、明日は今日よりも楽観しているんだ。基本的にフライングラップのパフォーマンスよりレースペースがいいことの方が多いからね。今回もそれが現実になるよう願おう」

フェリペ・マッサ
土曜フリー走行:3番手
予選:11番手

「今日の予選の展開にはとてもがっかりしている。Q2は2回目の走行まですべてがうまくいっていたんだ。マシンはかなり速かったし、バランスにも満足していた。なのに、新しいソフトタイヤのセットを履いた途端、突然フロントのグリップを失い、第1コーナーからラップを走り切るまでまったく取り戻せなかった。たった0.021秒差でQ3進出を逃したことは追い打ちだね。マシンが優れているときにちゃんとした結果を出せないのは本当に悔しい。ここみたいなコースで順位を上げるのが簡単じゃないのは間違いないけど、全力を尽くして大量点を勝ち取りたい」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「今日は女神がわれわれに微笑んでくれたとは言えないね! イエローフラッグが振られた結果、フェルナンドが前方2列のポジションを確保できなくなってしまった。これもゲームの一部ではあるが、少なくとも今の失望は軽くしてくれない。2つ分のグリッドポジションはわれわれのポテンシャルを反映するものだったので残念だ。フェリペもいい結果を残せるはずだった。Q2での彼の2回目の走行で何があったのかを理解せねば。というのも、同じタイプの新しいタイヤで走った時にユーズドタイヤでマークしたラップタイムを改善できないのはおかしいからだ。予選を終えて、レースに向けてのアプローチが完全に代わってしまったのは明白。タイヤの摩耗を考えると非常にタフで厄介ではあるが、レースでは可能な限り多くのポイントを獲得できるようにがんばる。いつも通り、最も優先すべきは信頼性だ。それがなければどうしようもない」

パット・フライ(テクニカルディレクター)

「負のスパイラルから抜け出せない、たまにあるそんな一日だった。フェリペは終始速さを見せていたものの、2セット目のソフトタイヤを一番生かせるタイミングですべてのポテンシャルを引き出せなかったので、なぜこういうことが起きたのか理解しなければならない。Q3ではイエローフラッグに遭遇し、少なくとも4番手に相当するタイムを刻もうとしていたフェルナンドが影響を被ってしまった。特にチャンピオンシップの一番のライバルがポールを取っているので、このグリッドポジションからスタートするレースはかなり難しくなると予想している。マシンを適切に調整するため、この二日間はさまざまなことに取り組んだ。いい形の妥協点を見いだせたと思っている。ただ、それがラップタイムに反映されるタイミングで100%発揮できなかったのが悔しい。ポイントは明日の午後にしか与えられないのだという事実を胸に、この悔しさを過去のものにしてレースの準備に集中している」

メルセデス

ミハエル・シューマッハ
土曜フリー走行:4番手
予選:13番手

「今日はこれ以上の結果が出せず悔しい。今朝はあまり悪くなかったんだけど、単純にパフォーマンスをまとめられなかった。高速というこのサーキットの特性を踏まえると、ここではそれほど調子がいいとは予想していなかったと言わざるをえない。データではトラフィックの影響からターン11で0.2秒を失っていたから、もしかするとQ3に進めたかもしれないけれど、自分の前にいたハミルトンが何をしていたのかよく分からなかった。タイヤはたくさん温存できたし、それを念頭にこの状況を最大に生かしたい。後は明日どうなるか見てみないとね。もちろん、後方グリッドから可能な限りベストな結果を出すことが目標だ」

ニコ・ロズベルグ
土曜フリー走行:15番手
予選:15番手

「僕たちにとっては難しい週末だ。(他車の)グリッドペナルティでいくつか繰り上がるとはいえ、予選15番手は自分たちが望むポジションじゃない。今日のタイムはかなり接戦だったし、Q3に進出できずがっかりしている。僕たちのペースは燃料が重い状態の方がいいから、レースでそれが生きて順位を上げられるよう願っている」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「今日は私たちにとってかなりチャレンジングだった。2台ともがQ2でノックアウトされたことに満足していないことは言うまでもない。ここ数戦は気まぐれなマシンパフォーマンスを調べるため多くの作業に取り組んできた。理解を深めているとはいえ、まだ競争力を発揮するには足りない。マシンバランスはそれほど悪くはないので、レースペースはもっと強力だと思っている。うまくレースを戦い、何ができるか考えていく」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)

「最速タイムがマイケル(シューマッハ)のベストタイムより1秒と速くない予選の第2セッションから先に進むのに苦労した。Q3進出まで足りなかったのはたったの0.2秒。ニコ(ロズベルグ)は0.4秒だ。結論を言えば、自分たちがレースのスタートに望んだグリッドポジションには着けない」

ロータス

キミ・ライコネン
土曜フリー走行:12番手
予選:8番手

「スピンした。いいラップだったし、プッシュしていたんだ。多分それが少しハードすぎて、リアを失ってしまった。マシンは週末で一番の感触だったから残念。明日もマシンが良ければ前へ行けるはず。何が起こるか見てみよう」

ロマン・グロージャン
土曜フリー走行:7番手
予選:5番手

「僕らにとって昨日の2回のセッションはトリッキーだったから、2台ともQ3にいけたのは立て直せたと思う。予選はすごくタイトになるだろうと分かっていて、最初のセクターでクリーンな走りができたらもう一つ上だったかもしれないとは思うけど、今日のトップ集団は速すぎた。今のところ少しダウンフォースが不足している。とは言え夜に若干の調整をし、正しい戦略があれば、明日は大量得点ができると思う」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ
土曜フリー走行:9番手
予選:12番手

「トラフィックに悩まされたタフなセッションだった。Q2でアタック中にもセクター2で少し邪魔が入った。ホイールをロックさせてしまって、0.1秒ほどだったかもしれないけどそれがトップ10との差だった。昨日、走行時間を大きく失ったことを思えば今日のパフォーマンスは満足と言っていいだろう。トップ10に近いところには来ていて、ポイントのチャンスはある。明日はタイヤウエアが誰にとっても大きな問題なのは明らかだ。戦略を生かして前にいる人たちと戦いたい。重い状態での走行ができていないから、レースにはいくつか疑問が残されているけど、もう一台のデータがある」

ニコ・ヒュルケンベルグ
土曜フリー走行:18番手
予選:10番手

「午前中のアクシデントで壊れたクルマを直そうとみんな必死だったから、予選の前はかなりの緊張感だった。衝撃は大きくなかったんだけど、角度が悪くて大幅な修理が必要だったんだ――Q1でタイムが出せるように僕を送り出してくれたみんなに感謝している。出ていった時からフィーリングも良く、いつも目標にしているQ3まで進むことができた。その後は戦略的判断からタイヤをセーブするためにタイムは出さなかった。ギアボックスを交換したから5グリッドのペナルティを受けるのは分かっていたし、これで明日の選択肢が広がる。作戦がうまくいけばポイントを取るチャンスは残っているはずだ」

ロバート・ファーンリー(副チーム代表)

「予選前のすべてのセッションでまずまずの競争力を見せていたので、トップ10には行けると感じていた。だがニコのマシンを予選までに修復しなければならないというプレッシャーがあり、また用心のためにギアボックスを交換しなければならなかった。いつものようにチームは素晴らしい仕事ぶりで時間内にマシンを直し、ニコはすぐに速さを発揮した。ギアボックスペナルティによって下がるとはいえ、Q3進出はよく頑張ったと思う。ポールは昨日のタイムロスを取り戻すための戦いで、彼ももう少しでQ3に行けた。われわれはポイントを獲得する可能性をつかむために全力を尽くし、2台そろって戦略面での柔軟性を残した」

ザウバー

小林可夢偉
土曜フリー走行:6番手
予選:4番手

「満足しています。今日は精いっぱいの結果を出せたと思うので。最後のラップはイエローフラッグが掲示されたのでペースを落とし、DRSのスイッチも切ったので少しタイムを失ってしまいました。金曜日からマシンの改善に努め、大幅な前進を成し遂げてくれたチームに感謝したいです。最初は新しいパーツに苦戦していたんですが、今は要領を得始めたので表彰台を争うチャンスがあると思っていますし、もし自分のF1初表彰台を母国のファンの目の前で達成できたら夢のようです。それでも、まずはしっかりスタートを決める必要があります。フロントローからスタートしたにもかかわらずアクシデントに見舞われたスパよりも運を味方につける必要もあるかもしれません」

セルジオ・ペレス
土曜フリー走行:5番手
予選:6番手

「Q3のラストラップは完ぺきじゃなかったけど、それでも良かったと思う。今日みたいな強力な予選結果を残せたことはチームのためにもうれしい。皆、本当によくやってくれた。金曜日の初めはかなりペースが不足していたからね。力強くてスピーディーな巻き返しだ。明日のレースはまた表彰台を争う自信がある」

モニーシャ・カルテンボーン(CEO)

「予選で4番手と6番手とは、なんとセンセーショナルな結果でしょう! 鈴鹿には新しい空力パッケージを持ち込み、昨日はたくさんの評価作業に励みましたが、ようやく報われました。チームにとっても、見事な仕事を果たしてくれた2人のドライバーにとっても最高の称賛です。ここからの目標はこの予選結果をレースに反映させることです」

ジャンパオロ・ダラーラ(トラックエンジニアリング責任者)

「昨日はとても生産的な一日を過ごし、夜を通してすべてのデータを分析するのにかなりの時間を使った。今日も予想外のトラブルなく、うまくいった。フリー走行で取り組んだいくつかの確認作業が功を奏したのだと思う。最終的に期待通りの結果を得られている。両ドライバーには最高の賛辞だね! レースに向けて冷静さを保たねば」

トロ・ロッソ

ダニエル・リカルド
土曜フリー走行:17番手
予選:16番手

「グリッドポジションを考えなければ、今日の予選セッションはすごく楽しかった。燃料の軽い状態で週末のベストタイヤ――新品オプションのセット――で走るのはすごく楽しいよ。今日のQ2は事実上、僕とジャン-エリックの戦いだった。ほかの人たちにはだいぶ先に行ってしまっていたからね。でもそんなにガッカリはしていない。明るい面を考えれば昨日から確実に進歩しているし、明日に向けてもう一歩前進できたら、またポイント圏内に食い込めるかもしれない」

ジャン-エリック・ベルヌ
土曜フリー走行:14番手
予選:17番手

「週末ずっとクルマのバランスに苦しんでいて、今日の予選はあまり満足できるものじゃなかった。予選ではセットアップの方向性を誤ってしまったかもしれない。バランスが正しくないと高速コーナーで大きくタイムロスしてしまうんだ。明日のレースはもう少し良くなることを願っているよ。通常はそうだからね。セナとのインシデントだけど、僕はアタックラップでグロックに追い付いてしまっていたから、そのために減速しなければいけなかったんだ。ブルーノが急速に近づいてくるのが見えたけど、スペースのないシケインで追い付かれてしまったのが不運だった。でも僕は彼をパスさせる必要があると分かっていたから、できるだけ外側に動いた。コーナー出口でベストポジションにつけないことが分かっていたにもかかわらずね。彼はそのあとですごくスピードを落とし、僕はもう一度ストレートで彼を抜き返すことになった。そうしないければきちんとしたタイムを出せなかっただろう」

ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)

「やや残念な予選結果だ。われわれはセクター1でのパフォーマンスを改善しようと夜通し仕事をした。今週末はバランス問題のためにそこで苦戦している。ドライバーとともに懸命に取り組んだ結果、今朝は進歩が見られた。しかしもう少し作業が必要だったため、午後はもう一歩踏み込んでさらにセットアップを変更した。ちょっとしたギャンブルだったよ。確かに良くは見えたのだが、大きな違いを生むほどではなかった。セクター2と3はかなり良くなっていて、週末の開始時から比べると全般的に改善している。過去数戦で見たように、われわれのレースペースは予選よりも良い。ドライバーたちがタイヤマネジメントについていい仕事をしているためだ。このグリッドポジションからならポイント獲得が期待できる。だがそう楽にはいかないだろう」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド
土曜フリー走行:10番手
予選:14番手

「マシンの競争力を上げるために必死にがんばったけれど、どういうわけか今日はすべてをうまくまとめられなかった。理由は理解していかないといけない。でも、明日は長いレースになるだろうから、わりと楽観している。ギャップはかなり接近しているし、僕たちのロングランのペースは励みになるものだったから、明日はプッシュして何点か取ることが目標だ」

ブルーノ・セナ
土曜フリー走行:16番手
予選:18番手

「Q1終盤のラストアタック中に前を塞がれて自分の思うようなタイムを残せず本当にフラストレーションのたまる予選セッションだった。でも、明日は長いレースになるだろうし、このコースはオーバーテイクが難しいけれど、前にもこのポジションになったことはあるから、とにかくレースでポイントを獲得できるようにベストを尽くすつもりだ」

マーク・ジラン(チーフオペレーションエンジニア)

「今日はパストールがマシンバランスに苦しみ、ペースのポテンシャルが制限されて予選14番手に終わるという厳しい一日だった。ブルーノはその前の走行で0.6秒速いタイムをマークしていたこともあって、パストールと共に楽にQ2進出を決められそうだったが、ベルヌのブロックによって1.6秒も失い、非常に苛立たしい18番手の結果に終わってしまった。何人かペナルティを受けるドライバーがいるので2人ともグリッドはもう少し上位になる。明日のレースペースには自信を持っている」

ケータハム

ヘイキ・コバライネン
土曜フリー走行:19番手
予選:19番手

「今日はクルマの力を引き出せて満足している。2回目の走行では、アウトラップでヒュルケンベルグについて走っていたから、タイヤ温度を理想のレベルまで上げられなかった。そのためアタックラップのセクター1ではちょっとオーバーステアになってしまったけど、あとの2つのセクターはおおむね期待通りだった。今年はいつも日曜日のクルマのペースがいいから、狙いは強いレースをすることと、前で何かが起きた時にアドバンテージを得られるような場所にいることだ。後ろの人たちについては正直、心配していない。チームは進歩を続けようと全力で頑張ってくれている。僕も精一杯彼らに協力したい。速さの面ではまだ物足りないけど、今日のようなラップが僕にできることなんだ――ミスをせず、クルマのベストを引きだして、チームを正しい方向に導く手助けをすることだよ」

ヴィタリー・ペトロフ
土曜フリー走行:20番手
予選:23番手

「昨日のFP2で感じていたクルマの良さが、FP3ではあまり見られないことが分かったんだ。データを見直したら、タイヤの温度が思い通りに上がっていないことが判明し、予選ではいくつか変更を加えたところ、セットアップがすぐに改善した。最初の走行ではフィーリングがかなり良くなっていて、2回目の走行では少なくとも前の自己ベストよりも0.7秒は速かったはずなんだけど、ターン14でミスして大きくタイムロスしてしまった。でも最終的な位置にはガッカリしていない。ヘイキのラップを見ると、後ろのクルマとは0.6秒くらいの差ができているからね。彼らが僕らに追い付こうと努力しているのと同じくらい、僕らも彼らを引き離し、前と戦おうと懸命に仕事をしている。明日のレースはそのためのチャンスを僕らに与えてくれるはずだ。いい戦略でタイヤを慎重に使いこなせば、悪くない日曜日にできるはず」

HRT

ペドロ・デ・ラ・ロサ
土曜フリー走行:24番手
予選:21番手

「今日はすべてを出し切った。出来には満足している。チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれたし、マシンのセットアップはとりわけ改善された。予選では2回ともいいラップを走れた。2回目の方がはるかに良くて、ほぼパーフェクトに近い。明日はケータハムとマルシャより前でスタートできるから、それだけでもうすでに成功さ。しかも、こんなタイプのサーキットだからその意味はずっと大きい。自分たちが成し遂げたことが何よりもうれしい。明日のレースはすべてをぶつける。大事なのは良いペースを発揮すること、タイヤをケアすること、しっかり完走することだ」

ナレイン・カーティケヤン
土曜フリー走行:23番手
予選:24番手

「今朝のマシンはかなりうまく機能していたし、序盤のラップは最高だったんだけど、スピンを喫して新しいフロアにダメージを負ってしまったせいで旧型に戻さなきゃいけなくなった。予選ではグリップがほとんど得られず、最後のラップは130Rで強く行き過ぎた。僕にとってはあまりいい予選じゃなかったけど、マシンははるかにパフォーマンスが良くなっている。明日はタフなレースになるだろうけど、最高の形で終えられるようにしたい」

アントニオ・クケレラ(テクニカルディレクター)

「今日はアンダーステアを軽減してマシンがもっとニュートラルになるよう昨日と異なるバランスを選び、それがうまくはまった。正直、ここのような高ダウンフォースのサーキットでライバルにこれほど近づけるとは予想していなかったが、うれしい驚きだ。しっかり取り組んできた仕事に対するご褒美だと思っている。ペドロのタイムはとても競争力があり(トップから)103.6%だ。これは今年の予選で2番目にいい結果。ナレインが新しいフロアを傷つけてしまい、旧型に戻さなければならなくなったのは残念だった。この結果はわれわれが分析したデータを増やし、シンガポールで導入した空力アップグレードが重要な前進であることも確認できた。明日のレースはタイヤ摩耗が重要な役目を果たすだろう。一番見込みが高いのは2回あるいは3回のピットストップ戦略を選ぶことだ」

マルシャ

ティモ・グロック
土曜フリー走行:21番手
予選:20番手

「終わり良ければすべて良し。とはいえ、FP3(土曜フリー走行)は難しいスタートだった。ちょっとシンガポールみたいな感じかな。ここではエンジンにオイル圧の問題が発生してあまりたくさん走れなかったし、路面温度の変化によって微調整が必要になってしまったから少し残念に思っている。僕たちのマシンはその辺でちょっとセンシティブなんだ。だから予選に挑むにあたって、また未知な部分が出てきたからペースが落ちてしまいそうで少し心配していた。どうすべきかについては僕とエンジニアにいい考えがあって、その変更すべてがうまく機能したと思っている。2回目の走行では一度しかアタックラップを走らなかったし、セクター1ではわずかにミスも犯しちゃったけど、マシンは良かった。いろいろ困難はあったけど、ケータハムの一台より前に着けられたからとてもうれしい。レースでもっと行けるかどうかは様子を見てみる」

シャルル・ピック
土曜フリー走行:22番手
予選:22番手

「自分の予選ラップにはわりと満足している。ケータハムの1台を上回るという僕らの目標が達成されたこともうれしい。それでも、マシンの力はまだまだこんなもんじゃないと思うし、今日この後もその力を引き出せるようにしっかり集中し続ける。今はシンガポールよりも競争力が衰えているような気がしているから、レースまでの時間を使って明日もっと進歩できるようにするにはどうしたらいいのか考えていく」

ジョン・ブース(チーム代表)

「今朝は特にティモが困難を抱えてしまい、予選で本来の力を発揮できなかったのは間違いないので、今日の展開には満足していいと思う。レースではパフォーマンスがいいとはいえ、予選でもパフォーマンスを見いだす必要があった。今日はティモもシャルルも(ケータハムの)ヴィタリー・ペトロフより上位につけられたので、ひとまずはそれができたと思っている。これまでと同じように前方のマシンにはさほど近づけていない。加えて(HRTの)ペドロがティモとシャルルの間に割って入る素晴らしいラップを披露している。それにもかかわらず、いつもの流れを踏まえるとレーストリムではもっと活躍できると確信しているし、さまざまな戦略がどのように働くのか、明日を楽しみにしている」

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