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コックピットからの景色 - 2011年日本GP

Vitantonio Liuzzi / Jim 2011年10月13日

ESPNF1のコラムニストであるビタントニオ・リウッツィ(HRT)が2011年シーズン第15戦日本GPを振り返ってくれました。ESPNF1独占でお届けします!

ドライバーズパレード前のリウッツィ © Sutton Images
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【ビタントニオ・リウッツィ 2011年10月11日】

日曜日のレースまでに僕はたったの6周しか走れていなくて、かなり未知数な状態でレースに挑んだ。タイヤのデグラデーションをテストしていなかったし、予選までソフトコンパウンドも試せず、好みのバランスにモディファイするチャンスすらなかった。基本的にこういう状況だと自分のマシンがどんな挙動をするのか何も分からない。チームメイトのセットアップをベースにすることはできるけれど、皆それぞれスタイルが違う。だからレースであれだけ難しくなったんだ。

実際、日曜日の問題は速さじゃなく、タイヤの摩耗だった。僕にとって一番の難題は7周を走ったらリアタイヤが完全に摩耗しきってダメになっちゃったこと。すべてのスティントで7周から8周を走るとペースはガタ落ち。金曜日の走行不足のせいで本当に苦しかった。

リアタイヤのもちを長くしようとピットストップでセットアップを変更しようとしたけど、それでも足りず、リアが常に問題だった。セットアップをアンダーステア気味にしてもリアタイヤが最大の弱点。それにオープニングラップで少し接触があって、そこでフロントウイングの一部を失ったことも助けにならない。その時はチームも大きな問題になるとは考えていなかったんだ。でも、レース終盤にとてつもなくダウンフォースを失っていることに気づいた。

スティントの序盤はとてもいいペースで、レースの最初の数ラップはヴァージン勢やチームメイトのダニエル・リカルドについていけていたから本当に悔しい。だけど、7周か8周を走ると、まるでスイッチを押したようにリアタイヤを失っちゃったんだ。

もちろん、インドでコックピットに戻ってくるナレイン・カーティケヤンがドライブしていた金曜午前に僕は走っていない。結局、それが自分のセットアップ作業に影響したことは確か。それでもシーズンのこの段階で僕たちはポイントを争っているわけじゃないし、そういう(担当ドライバーの)判断についてはチームの決断をちゃんと受け入れる。

2012年型マシンにはいくつか可能性があって、いろいろと本当におもしろくなるだろうから来年に期待している。オーナーシップ変更の後は2011年型マシンの開発が少し後退してしまったかもしれないけど、今は今後に向けた動きやプログラムがあるし、本当に興味深い。その結果として、今からシーズン末まで2011年型マシンにこれ以上の開発が加わることはない。でも、もしチームが計画する通りに物事が進めばおもしろい2012年になるはずだ。

レースまでに6周しか走行できずセットアップに苦しんだリウッツィ © Sutton Images
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個人的な話をすると、僕はチームと長期的な結び付きがある。僕は自分のアドベンチャーをHRTと共に歩み続けたい。僕は最初から冒険だって言ってきたし、自分がギャンブルに出たことも分かっている。今でもチームを前進させたい。来年のマシンに投入される改善を見てみたいし、それを楽しみにしている。

話は変わるけれど、日本GP週末に2度目の世界選手権制覇を達成したセバスチャン・ベッテルとレッドブルにおめでとうと言いたい。今年ははじめから彼らに優れたペースがあることは明らかだった。昨年も彼らは本当に強力なマシンを持っていたし、今年はさらに強さを増していると思う。それに今年のセバスチャン(ベッテル)とチームはひとつもミスを犯していないはずだし完ぺきだ。だから4戦を残してタイトルを勝ち取れたんだと思っている。昨年は問題も多かったけれど、今年はミスを減らして他車に対するアドバンテージを維持、あるいは向上させたように思う。

セバスチャンがミハエル・シューマッハの持つ7度の世界タイトルに匹敵できるんじゃないかって話があるね。きっとエイドリアン・ニューイは来シーズンもまた素晴らしいマシンを生み出すだろう。それでも、2014年に導入される次の大規模なルール変更では事態に変化があるかもしれない。今の競争レベルで7回も世界タイトルを獲得するのは誰にとっても本当に難しいはず。だけどマシンは重要なツールだし、レッドブルには数多くのチャンピオンシップを制するポテンシャルがあると確信している。ただ、7回っていうのは本当に大きな偉業だと思うんだ・・・。

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Tonio Liuzzi gives his views at the end of every grand prix weekend

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Tonio Liuzzi gives his views at the end of every grand prix weekend Tonio Liuzzi has raced in Formula One since 2005, driving for Red Bull, Toro Rosso and Force India before landing his latest seat at HRT for 2011. He has been an ESPNF1 columnist since 2010, giving a driver's insight into every race weekend