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可夢偉&左近、モータースポーツジャパン2010に登場!

Kay Tanaka
2010年10月3日 « 2連勝で勢いに乗るアロンソ | 鈴鹿に向けてポジティブなシューマッハ »
トークショーに参加した可夢偉と左近 © ESPNF1
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秋晴れに恵まれた東京・台場で3日(日)、"モータースポーツジャパン2010 フェスティバル イン お台場"が開催された。

土曜日を含めて2日間の日程で行われたこのイベントは、2006年からスタートした毎年恒例のモータースポーツの祭典。国内外のレースシーンで活躍する各マシンのデモンストレーション走行やドライバーのトークショーのみならず、レーシングカーの同乗走行やカート体験などモータースポーツを身近に感じることができるイベントだ。3日にはF1世界選手権に参戦する小林可夢偉(BMWザウバー)と山本左近(HRT)が登場し、トークショーに参加した。

ルーキーシーズンを過ごす可夢偉はここまでの15戦を振り返り、「最初はつらいスタートになりましたが、クルマもチームも良くなり成績も残せるようになっているので、残り・・・4戦が本当に楽しみです」とコメントしている。途中の沈黙について「残りレースが3戦やったか4戦やったか迷いました(笑)」と明かし、集まったファンの笑いを誘った可夢偉。同席した近藤真彦モータースポーツジャパンスーパーバイザーから「韓国GP(の問題)がありますからね」とフォローが入るシーンもあった。

2007年以来の日本GP挑戦となる左近は「今シーズン初め、経験あるドライバーを求めていたHRTにテストドライバーとして加わりましたが、イギリスGPではレースに出場する機会を得ることができました。当初は1戦のみと言われていたのですが、パフォーマンスを発揮すればさらにチャンスを手にできると考え、全力を尽くしました。(結果として)その後もレースに出ることができていますし、日本のファンの皆さんの前でF1ドライバーとして日本GPに参戦できることをうれしく思っています」と話している。

また、近藤氏に「ザウバーのマシンはカラーリングが真っ白でスポンサーがあまりついていませんが、さほど開発ができない状況にめげたりすることはありませんか?」と問われた可夢偉は、「いや、ホントにすごく悔しいんです。周りのチームはアップデートだけじゃなくスポンサーも決まっていく中、僕らはあまり変わらず、クルマも白いまんまなので。でも僕の仕事は今のマシンをどうやって最大限に生かすかということです。限られた予算でパフォーマンスをどのように上げるか、という風に、シーズン途中で考え方を変えました」と説明。

続いて「それに輪をかけたようにもっと悪いチームで戦うのが左近選手なわけですが(笑)、シーズン途中でチームメイトが変わるというのはどういう心境なのですか?」との質問が飛ぶと、左近は「慣れるというのもおかしな話なんですが、チームメイトが変わるということを受け止めています。可夢偉選手が言ったように、僕らもシーズン開幕からマシンが変わっていません。(ダウンフォースレベルが大きく異なる)モンツァもシンガポールもモナコもリアウイングの角度が一緒でした。本当によくやっているなという感じです。乗っていてすごく大変ですね」と答えた。

モータースポーツジャパン2010に展示されたアイルトン・セナのマクラーレン・ホンダMP4/4 © ESPNF1
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来週末に控える日本GPに向けて、左近は「僕自身にとって3回目となる日本GPですが、皆さんの前で走れることを本当に楽しみにしています。本当はもっともっと速く走りたいんですが、今は限られた状況の中で自分たちができることに集中したいと思います。レースをスタートしてからフィニッシュするまで一瞬も気を抜かずに戦います」と宣言。前戦シンガポールGPは出場がかなわなかったこともあり、母国レースにはいつも以上に熱い気持ちを抱いて臨むようだ。

一方、鈴鹿でのレースがフォーミュラ・トヨタ以来という可夢偉は次のように意気込みを語っている。

「初めてF1日本GPに出るということで、いろいろな部分で楽しみにしています。7年ぶりに日本のファンの皆さんの前でレースをすることがどういうことなのかはまだ分かりませんが、日本人が世界で戦えるんだということを皆さんと一緒に共感できればと思います。マシンはジェームズ・キー(テクニカルディレクター)が鈴鹿に合わせて開発を進めてきたということもあって、レースには自信を持つことができています。応援よろしくお願いします!」

ちなみに、寿司屋の板前として知られている可夢偉のお父さんも息子の凱旋(がいせん)レースに気合が入っているようで、日本GP開幕直前には鈴鹿サーキットに食材を持ち込んでBMWザウバーのチームスタッフに寿司を振舞う予定だという。

可夢偉や左近をはじめ、24名のF1ドライバーが熱戦を繰り広げる日本GP決勝は10日(日)15時スタート予定。1年に一度の大舞台に挑む2人の日本人ドライバーの活躍に注目したい。

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