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母国で長旅の羽を休める可夢偉

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2010年10月1日 « フィアット、フェラーリ株売却を検討? | 韓国タイヤメーカーのクムホ、F1を目指す »
「自分で2回車を買ったけど、2台とも父が売っちゃいました」という可夢偉 © Sutton Images
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来週末の日本GPで走るのが待ち切れないと言う小林可夢偉。彼にとってはF1で迎える初のホームレースだ。

「F1ドライバーとして日本でレースできることは大きいですね」と可夢偉は言う。「去年はちょっとだけティモ・グロックのトヨタで金曜フリー走行に出られましたけど。これは直前の決定でしたが、今年のレースにはたくさんのサポーターが来てくれることになっています」

「ターン2と3の間に"小林可夢偉特別応援席"が設けられているんです。2,000席以上あるんですが、かなり前に売り切れたと聞いています。僕も友達のために何とかチケットを手に入れた感じで、楽しんでもらえればうれしいですね」

日本でのレースは久しぶりだと彼は認める。「それほど日本ではレースをしていませんし、それもだいぶ前のことです。グランプリサーキットじゃなくて鈴鹿のショートコースでフォーミュラ・トヨタに乗った2003年ですね。当時17歳でした」

「日本GPに来たことのある人なら誰でも、あの熱狂と人々の情熱を知っているはずです。でも、日本の人たちがF1を見続けるのってそんなに簡単じゃないんですよ。ヨーロッパのレースが放映されるのは夜が多いですから」

10代でドライバーとしての腕を磨くためヨーロッパに渡った可夢偉。母国を離れることについては思ったほどつらくなかったという。「ヨーロッパの人たちには理解しがたいことかもしれないけど、日本人にとって家族と離れて別の場所で仕事をするのはそんなに珍しいことじゃない。日本にいた時でさえ、めったに家族には会いませんでしたからね。僕はほとんど東京にいましたけど、家族はまだ大阪に近い尼崎に住んでいるので、東京からは結構距離がある。気に入った場所に住むのは好きですけど、それがどこの国かはあんまり関係ないんです」

「両親はレースに全く関心ありませんね。家に車すらないんですから。自分で2回、車を買ったことがあるんですけど、2回とも父が売っちゃいました。父は尼崎で寿司屋をやってます。たぶん、カートで速くなかったら僕も寿司職人になってたでしょうね。でも刺身、嫌いなんですよね」

また可夢偉は子供の頃からレーシングドライバーになることを夢見ていたわけではなかったという。「どっちかというお笑い芸人になりたかったですね――尼崎はお笑いで有名ですから。でも残念ながらその才能はあんまりなかったみたいで」

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