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「皆、ありがとう」

Jim
2017年10月10日
© Mark Sutton/Sutton Images
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ルイス・ハミルトンが4度目の戴冠に近づいた日本GPでやり取りされた無線メッセージより『ESPN』特選の数々を紹介する。

「教えちゃいけないことは分かっているけど、もし何か安全性とか信頼性に関することがあったら言ってね」
「ドライバーデフォルトデルタ2を切れ。できるタイミングでドライバーデフォルトアルファ4-6だ」

セバスチャン・ベッテルが是が非でもつかみたかった日本での逆襲のチャンスが危うくなったことを理解した瞬間。レース開始直前、フェラーリはベッテル車のスパークプラグに問題があることを発見したものの、修正の時間が足りず。問題が末期的であることを示すかのように、ベッテルのタイトル獲得の可能性は灯火程度になってしまった。

「本当にゴメン。がんばりたかったんだけど・・・ダメだった」
「大丈夫だよ、カルロス。大丈夫。こんな風にレースを終えるのは残念だけど、でも、これまで本当にありがとう」

カルロス・サインツのトロ・ロッソでのラストレースは計画通りに行かず、鈴鹿のオープニングラップでスピンを喫し、バリアに突っ込み、悲しい口調でチームにメッセージを送った。

「ねえ、エステバンにアタックしてもいい? 超遅いんだけど」
「チェコ、ノーだ。ダメだぞ。ポジションを維持せよ、ポジションを維持だ。数周のうちにまた連絡する」

フォース・インディアはドライバー間でさらなる同士討ちを避けるため、鈴鹿ではチームオーダーを強制。これまでバクーとベルギーでクラッシュしてきたセルジオ・ペレスとエステバン・オコンはチームのためにダブル入賞を達成すべく、一切のドラマなく無事にチェッカーフラッグを受けている。

「DRSが開きっぱなしなんだけど! DRSが開きっぱだよ! 全然閉まらないんだけど!」

レース終盤、珍しいDRSの誤動作でポイントフィニッシュの可能性が消え失せたルノーのニコ・ヒュルケンベルグ。

「よくやった!」

42周目にウィリアムズのフェリペ・マッサを果敢にオーバーテイクしたケビン・マグヌッセン。われらがESPNの"最優秀オーバーテイク"として認定されたのみならず、チームもまた大いに満足したようだ。ハースF1はF1でのダブル入賞のベスト記録を達成した。

「OK、ここからはプッシュしていいぞ、キミ。今からプッシュしていい」
「そうね、こっちはずっとプッシュしているんだけど!」

アイスマンからまたも名言飛び出す。キミは決して変わらない・・・。

「全力を出しても大丈夫?」
「気をつけながらチャンスを生かせるのであれば、イエスだ」

ハミルトンとのバトルに際してあらゆる手段を講じても問題ないかと尋ねたマックス・フェルスタッペン。猛チャージで背中をとらえながらも、最後から2周目にトラフィックにはまってしまい、成功は果たせなかった。

「いいぞ、ルイス。最高の仕事だ。しっかりとレースを戦い抜いたな。最高の結果だ」
「インラップでバイブレーションがあるんだけど」
「了解、パワーユニットからか、それともタイヤか?」
「パワーユニットから」
「了解。報告する」
「シフトした後だよ」

鈴鹿を制したハミルトンだが、チェッカーフラッグを受けた直後に懸念が浮上。パワーユニットのバイブレーションを報告したが、メルセデスは後にエンジンの状態に関して一切の懸念はないと明かしている。

© Kym Illman/Sutton Images
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「ありがとう。皆、ありがとう。うれしかったよ」

F1最後の一戦になる可能性も含みつつ、ルノーでのラストレースを終えたジョリオン・パーマー。US GPからはパーマーに代わってカルロス・サインツがトロ・ロッソから移籍する。35レースを共に戦い抜いたルノーにパーマーは感謝を述べた。

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