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ハミルトンが逆転勝利!

M.S.
2015年9月27日
スタートでリードを奪って優勝したハミルトン © Sutton Images
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27日(日)14時から2015年FIA F1世界選手権第14戦日本GP決勝が行われ、三重県は鈴鹿サーキットの空にF1サウンドがとどろいた。

前日の予選ではQ3終盤にレッドブルのダニール・クビアトがクラッシュして赤旗が振られ、トップ10の面々はラストアタックを完了できないままセッションを終えた。初回タイム計測時のオーダーがそのまま予選順位になり、ポールポジションはメルセデスのニコ・ロズベルグ、その隣には同チームのルイス・ハミルトンが並ぶ。3番手はウィリアムズのバルテリ・ボッタスだった。

なお、前戦での他車と接触したニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア/予選11番手)が3グリッド降格、Q1の終わりにストップしたマックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ/15番手)が危険な場所に停車したとして3グリッド降格のペナルティを科されている。また、予選10番手だったクビアトはマシン修復のためにピットレーンからのスタートを強いられた。

ヒュルケンベルグとフェルスタッペンのペナルティが適用された上、10番手以降のドライバーのポジションが一つずつ繰り上がり、ヒュルケンベルグは13番グリッド、フェルスタッペンが17番グリッドに着いた。マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ(予選14番手)は12番グリッド、ジェンソン・バトン(予選16番手)は14番グリッドからのスタートになる。

1週間前に市街地で行われたシンガポールGPとは対照的に、タイヤに厳しい鈴鹿にはピレリのドライタイヤから最も硬い組み合わせであるハードコンパウンド(プライム)とミディアムコンパウンド(オプション)が選ばれた。第1スティントのタイヤとしてはバトンと15番グリッドのマーカス・エリクソン(ザウバー)のみがプライムを履いていた。

サーキットは1周5.807km、レースは53周で行なわれる。セッション開始時の天候は晴れ、気温は27度、路面温度38度、湿度54%のドライコンディションだった。

シグナルがオフになるとハミルトンがチームメイトに襲いかかる。ターン1で前に出たのはハミルトンで、ロズベルグは大きくポジションを落としてしまう。後ろではスタートのすぐあとにフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)とダニエル・リカルド(レッドブル)が衝突し、2人とも隊列の最後尾へ。さらにセルジオ・ぺレス(フォース・インディア)も2人の競り合いの影響を受けてトロ・ロッソのカルロス・サインツと接触した。3人ともこれでパンクチャーを喫している。

1周目が終わってトップ10はハミルトン、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ボッタス、ロズベルグ、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ロマン・グロージャン(ロータス)、パストール・マルドナド(ロータス)、ヒュルケンベルグ、アロンソ、サインツのオーダーに。接触でダメージを負った3人はペレス、リカルド、マッサの順にピットへ入り、タイヤをハードに替えてマッサはノーズも交換した。

スタートでポジションを上げたアロンソだが、ライバルとのバトルは厳しくサインツにオーバーテイクされている。先頭を行くハミルトンはベッテルをどんどん引き離し、独走態勢を築いていた。

9周目にクビアトがタイヤ交換に向かったのをきっかけに初回のピットストップが始まり、上位集団からは12周目にボッタスが新しいミディアムタイヤを装着している。

コース上では13周目にヒュルケンベルグがエリクソンをパスし、さらに後ろから来たグロージャンもエリクソンの前に出た。

フェラーリ勢は14周目ベッテル、15周目にライコネンがミディアムからハードに履き替え、隊列はハミルトンとロズベルグの1-2状態になる。その後メルセデスがロズベルグ、ハミルトンの順にピットへ呼び戻し、動きがひと段落したところでハミルトン、ベッテル、ロズベルグ、ボッタス、ライコネン、ヒュルケンベルグ、グロージャン。マルドナド、サインツ、ぺレスが得点圏内を走っていた。

この中ではハミルトンとボッタスのみがミディアムからミディアムへつなぎ、その他の面々はハードタイヤで第2スティントを走行。マノー・マルシャの2台だけがスタート時のタイヤで粘っていた。

20周目の時点でハミルトンとベッテルのギャップは10秒以上に開いている。10番手アロンソの後ろでクビアトとフェルスタッペンが激闘を繰り広げ、21周目にクビアトが2回目のピットインを実施したことでフェルスタッペンが11番手に上がった。

最も長い第1スティントを取ったマノー・マルシャは23周目と24周目にウィル・スティーブンスとアレキサンダー・ロッシをピットに入れ、新しいハードタイヤを履かせて送り出している。前のクビアトがいなくなったフェルスタッペンは10番手アロンソの後ろにつけ、2人はしばしテール・トゥ・ノーズの走りを継続。パワーという点で不利な状況にありながらも堅固な守りでルーキーを抑えていたアロンソだが、27周目のターン1でついにフェルスタッペンの先行を許した。

同じく接戦を展開していたのが4番手ボッタスと5番手ライコネンで、こちらは順位が変わらないままライコネンが29周目にタイヤ交換へ。その前の28周目にはサインツがピットレーン入口でボラードにぶつかり、タイヤと併せて急きょノーズも新しくしている。

上位勢は続々と2回目のピット作業を行い、その流れの中で先にタイヤ交換したロズベルグがベッテルの前に出ることに成功した。31周目の序列はハミルトン、ロズベルグ、ベッテル、ライコネン、ボッタスにいまだ1ストップのロータスコンビが続く形だった。

37周目に2度目のタイヤ交換が一通り終了し、ハミルトン、ロズベルグ、ベッテル、ライコネン、ボッタス、ヒュルケンベルグ、グロージャン、マルドナド、サインツ、フェルスタッペンがポイント圏内に並んでいた。

トップのハミルトンは周回遅れをかわしながらもロズベルグとの差を9秒から14秒ほどの間に保ち、ベッテルがロズベルグから2秒前後のところにつけていた。この頃に一番熱いバトルを演じていたのは12番手エリクソンとペレスで、エリクソンはペレスの猛攻を必死に防いでいる。

45周目、隊列の後方を走っていたマノー・マルシャのスティーブンスが単独スピンを喫し、後ろに続いていたチームメイトのロッシがあわやのところで見事に僚友のマシンを回避した。

レース周回もあとわずかの50周目にペレスがエリクソンをパス。上位のマシンと周回遅れのマシンが入り乱れる混戦の中、クビアトもエリクソンを抜いている。エリクソンの相棒であるフェリペ・ナッサーがピットへ入り、そのままレースを終えた。

敵なしの快走を続けたハミルトンはロズベルグに18秒900の大差をつけてフィニッシュラインに飛び込んでいる。ハミルトンと共に2位ロズベルグ、3位ベッテルが鈴鹿の表彰台に上った。

4位ライコネンからボッタス、ヒュルケンベルグ、グロージャン、マルドナド、フェルスタッペン、サインツまでが得点を持ち帰り、アロンソは惜しくも11位。12位ペレス以降、クビアト、エリクソン、リカルド、バトン、マッサ、ロッシ、スティーブンスがチェッカーフラッグを受け、ナッサーは完走扱いだった。

アジアの連戦を終えたF1サーカスは小休止の後にロシアへと向かう。シーズン第15戦ロシアGPの初回セッションである金曜フリー走行1回目は10月9日(金)日本時間16時スタート予定だ。次戦もお楽しみに!

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