イタリアGP

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2011年第13戦イタリアGPの見どころ

Kay Tanaka
2011年9月9日
ティフォシが大集結するモンツァ © Getty Images
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5月のトルコGPからスタートしたヨーロッパラウンドは、今週末にイタリア・モンツァで行われるレースが最終戦。どのドライバーも、伝統的な超高速サーキットにしっかりと対応し、いい状態で終盤のフライアウェイ6戦に向かうことを望んでいるはずだ。モンツァでのレース週末を楽しむために、要チェックの見どころを押さえておこう。

【その1 - どんなコース?】

イタリアGPは全長5.793kmのアウトードロモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ、通称モンツァ・サーキットが舞台となる。現在F1世界選手権が開催されているサーキットの中では唯一となる超高速レイアウトが特徴で、平均時速や最高速度が最も高いコースだ。歴史と伝統あふれるサーキットとして知られており、F1世界選手権が誕生した1950年から今日まで、ほぼすべてのイタリアGPを開催している。熱狂的なフェラーリファンである"ティフォシ"が数多く詰めかけるグランプリ。フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が勝利を収めた昨シーズンのレースは大いに盛り上がった。

【その2 - 戦略は?】

ピレリがイタリアGPに持ち込むタイヤコンパウンドは、ミディアムコンパウンド(プライム/ハードタイヤ)とソフトコンパウンド(オプション/ソフトタイヤ)の2種類。ベルギーGPと同じスペックになったのは、路面温度がスパより高くなると予想されてはいるものの、タイヤに負荷がかかる区間が少ないためだ。ブリヂストンがタイヤを供給していた昨年の戦略はほぼ1ストップのみだったが、今年のレースではピットストップが増えると予測されている。また、昨年はジェンソン・バトン(マクラーレン)がモンツァの常識を覆す比較的高いダウンフォース仕様で戦い、Fダクトを有効活用して上位を得ていることから、DRS(ドラッグ・リダクション・システム/可変リアウイング)がある今シーズンは昨年のバトンと同じようなセットアップで週末に挑む陣営も増えるかもしれない。

【その3 - 注目の場所は?】

極端にダウンフォースを削るセットアップが主流のモンツァでは、追い抜きに必要なトップスピードは得られるもののブレーキング時のスタビリティ不足により、思い切って前車の懐に飛び込むことは意外に難しい。FIAは今回のイタリアGP決勝レースでは2カ所のDRSゾーンを設定すると発表しており、メインストレートの他に、2つのコーナーを有するレズモからアスカリシケインまでの直線区間が該当する。DRSとKERS(運動エネルギー回生システム)により、エキサイティングな超高速バトルが見られそうだ。

イタリアGP週末の天気予報 © Getty Images
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【その4 - 優勝争いは?】

ヨーロッパGP以来となる2カ月ぶりの勝利を、中高速サーキットのスパ・フランコルシャンでマークしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、モンツァでも好成績を残してタイトル獲得の可能性をより高めたいと考えているはずだ。レッドブルはスパの高速区間であるセクター1とセクター2でそれなりに速さを発揮していたため、高速サーキットを得意とするマクラーレン、あるいはフェラーリに十分対抗できると思われる。

【その5 - ポイント争いは?】

モンツァが特殊なコースとはいえ、第2グループを率いるメルセデスGPやルノー、フォース・インディアが上位チームを脅かして優勝や表彰台を競うのはかなり困難と思われる。この3チームに加え、ザウバーとトロ・ロッソがポイント争いを展開する流れは今週末も同様だろう。

【その6 - 注目のドライバーたち】

ここまでの12戦で7勝を手にしているベッテルとしては、ガムシャラに勝利を追い求めなくとも表彰台フィニッシュを目標として戦えば十分という気楽な考えでアプローチすることも可能だろうが、本人の性格を考えるとポールポジションからの優勝を狙ってくるはずだ。ただ、ティフォシを前に跳ね馬を駆るアロンソが燃えないはずはなく、ベッテルとは100ポイント以上の大差があるためにリスキーに攻めても不思議ではない。同様に前戦リタイアで厳しい状況に陥ったルイス・ハミルトン(マクラーレン)の戦いぶりも注目したい。小林可夢偉(ザウバー)はここ数戦、チームの不可解な戦略もあって輝きを放てていないが、1カ月後に迫る日本GPで最高の走りを披露するためにも、ヨーロッパラウンド最終戦でベストを尽くしてくれるはずだ。

★2010年イタリアGPの展開

フェラーリドライバーとして初めてモンツァに挑んだアロンソがポールポジションを獲得し、2番手にジェンソン・バトン(マクラーレン)、3番手にフェリペ・マッサ(フェラーリ)が入った。レースを制したのはアロンソで、2位バトン、3位マッサと続いている。ポイントリーダーとしてイタリアGPに臨んだハミルトンは1周目にマッサに接触、サスペンションを破損してマシンを降りた。決勝直前にマシントラブルを抱えてピットレーンスタートを余儀なくされた可夢偉は、結局ECUの問題によってオープニングラップを走ることなくリタイアを喫している。

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