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ハミルトン優勝、マッサ今季初表彰台!

M.S.
2014年9月7日
トップチェッカーを受けたハミルトン © Getty Images
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今季ヨーロッパラウンド最後の舞台であるモンツア・サーキットにて、24日(日)日本時間21時から2014年FIA F1世界選手権第13戦イタリアGP決勝が実施された。

土曜日に行われた予選ではメルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。チームメイトであるニコ・ロズベルグがハミルトンの隣、2番グリッドにつけている。

予選11番手だったトロ・ロッソのダニール・クビアトは今季6基目のエンジンを投入したペナルティとして10グリッド降格され、21番グリッドへ。また、ケータハムのマーカス・エリクソンはイエローフラッグ区間での減速が十分ではなかったとしてグリッド降格のペナルティが適用されるも、予選順位が最後尾の22番手だったため、ピットレーンからのスタートとなった。

サーキットは1周5.793km、決勝レースは53周で行われる。超高速のモンツァに用意されたドライタイヤはピレリのハードコンパウンド(プライム)とミディアムコンパウンド(オプション)だった。

第1スティントのタイヤにハードを選んだのは13番グリッドのニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、14番グリッドと15番グリッドのエイドリアン・スーティルとエステバン・グティエレス(共にザウバー)、17番グリッドのロマン・グロージャン、そしてクビアトとエリクソンだった。

決勝日も前日までと同様の晴天に恵まれ、レーススタート時は気温25度、路面温度44度のドライコンディションだった。

シグナルが消えて22台がグリッドからスタートすると、ポールのハミルトンが遅れてロズベルグが先頭に。2番手につけるのは5番グリッドスタートのケビン・マグヌッセン(マクラーレン)で、ウィリアムズのフェリペ・マッサをおいてハミルトンが4番手に下がっている。

1周目が終わった時点で得点圏内にいたのはロズベルグ、マグヌッセン、マッサ、ハミルトン、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、ヒュルケンベルグ、キミ・ライコネン(フェラーリ)。予選3番手のバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)は蹴り出しで伸び悩んで11番手を走っていた。

後続を置き去りにしてギャップを築いていくロズベルグの後ろでマグヌッセンがマッサとハミルトンを抑える形になっていたが、5周目に2人はマグヌッセンをパスしていった。7周目にはマルシャのマックス・チルトンが第2シケインで縁石に乗り上げ、グラベルでマシンを止めている。

9周目、ロズベルグが第1シケインでエスケープゾーンに飛び出してしまう。ラップリーダーのミスで差を縮めたマッサとハミルトンはさらにプッシュし、10周目にはハミルトンがマッサを料理した。

これでハミルトンは先頭を行くチームメイトを追いかけ始め、2人の差は徐々に縮まっていくものの、ロズベルグの方もそう簡単にはライバルを寄せ付けない。2人がファステストラップを塗り替えながらバトルする間にも、スタートで得点圏外に下がったボッタスが1つずつ確実にポジションを上げ、16周目にはアロンソをパスして7番手につけている。

20周目を超えた頃から1回目のタイヤ交換の動きがさかんになり、トップのロズベルグは25周目にピットへ。4番手まで上がっていたボッタスも同じ周にタイヤ交換を実施する。その翌周にハミルトンがピットレーンへ向かい、ロズベルグの後ろでコースに戻った。

ところが28周目、ロズベルグが同じ場所で同じミスを犯し、今度はハミルトンが先行に成功する。同じ頃、ペースが伸び悩むアロンソはトラブルに見舞われていた模様で、叩きつけるようにグローブをとる仕草に悔しさをにじませながらターン1のエスケープゾーンでマシンを降りた。

5番手を走行していたクビアトが31周目に初回のピットストップを行い、トップ10はハミルトン、ロズベルグ、マッサ、ベッテル、マグヌッセン、ボッタス、ペレス、バトン、ライコネン、リカルドのオーダーとなる。34周目にはリカルドがターン1で鮮やかにライコネンをパスした。

中盤から終盤にかけては6番手前後で激しい競り合いが繰り広げられる。ボッタスが一団を抜いて4番手に上がる一方、マグヌッセンの後ろではペレスとバトンが抜きつ抜かれつのバトルを展開した。さらに後ろから来たリカルドが混戦のさなかを縫って隊列を前に進んでいく。

6番手に出たリカルドの次なる標的はチームメイトのベッテル。相棒よりもタイヤが新しいリカルドは確実にギャップをつめ、接近戦を幾度か交わした末にベッテルをオーバーテイクした。

残る周回わずかの50周目、16番手と17番手を走っていたグロージャンとグティエレスが接触し、グティエレスのタイヤがパンクした。これでケータハムの小林可夢偉が1つポジションを上げている。

トップのハミルトンはロズベルグに3.1秒の差をつけてチェッカーフラッグを受けた。2位ロズベルグに次いでマッサが今季初表彰台を獲得している。

4位ボッタス以下、リカルド、ベッテル、マグヌッセン、ペレス、バトン、ライコネンの順にチェッカーフラッグを受けたものの、マグヌッセンにはボッタスをコース外に押し出したとして38周目にストップ・アンド・ゴーペナルティが発令されており、これをレース後の5秒加算として消化することを選んだマグヌッセンは結果として10位フィニッシュで1ポイントを獲得した。

ペナルティ適用後の7位からの順位はペレス、バトン、ライコネン、マグヌッセンとなる。

また、グロージャンとの接触がドライブスルーペナルティに値すると判断されたグティエレスは、レース後に20秒加算ペナルティの対象となり、チェッカー時のエリクソンとグティエレスの順位が入れ替わった。

これを受け、11位以降の完走者はクビアト、ヒュルケンベルグ、ジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)、パストール・マルドナド(ロータス)、スーティル、グロージャン、可夢偉、ジュール・ビアンキ(マルシャ)、エリクソン、グティエレスと並んでいる。

ヨーロッパを後にしたF1サーカスが向かうは夜の光煌めくシンガポール。第14戦シンガポールGP最初のセッションである金曜フリー走行回目は19日(金)19時にスタートする予定だ。次戦もお楽しみに!

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