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2013年第12戦ドライバーコメント予選

Jim / Me / M.S.
2013年9月8日 « 再選への意志をのぞかせるトッド | アロンソ、無線の発言は「勘違いされている」 »
モンツァで予選トップ3に入ったベッテル、ウェバー、ヒュルケンベルグ © Getty Images
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2013年F1シーズンのヨーロッパラウンドを締めくくる第12戦イタリアGPが開催されているモンツァで7日(土)、土曜フリー走行と予選の各セッションが行われた。

グランプリ2日目も快晴に恵まれ、予選ではフリー走行から速さを示し続けたレッドブルのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得している。チームメイトのマーク・ウェバーが2番手に入ってレッドブルがフロントローを独占。ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが素晴らしいアタックを披露して3番手タイムを記録した。

地元グランプリに挑むフェラーリはフェリペ・マッサが4番手、フェルナンド・アロンソが5番手から決戦に臨む。

フォース・インディアのエイドリアン・スーティルは予選14番手だったものの、Q2終盤にルイス・ハミルトン(メルセデス)の走行を妨害したとして3グリッド降格ペナルティが科された。

予選を終えたドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル
土曜フリー走行:1番手
予選:1番手

「2台がフロントローなんて、ここではそれほど強いと予想していなかった。これはチームの皆が長時間、必死にがんばったおかげ。ここ何年もマシンは優れているのに、低ダウンフォースのサーキットでは競争力を発揮できずにいたから、それを考えると課題は乗り越えられたんだと思う。このサーキットは僕たちにとって少しアップダウンがあったけど、今年は今のところ上り調子だね! マシンの感触は最高。ただ、明日何ができるか見てみよう。まだ今日はポイントを獲得できたわけじゃないからね」

マーク・ウェバー
土曜フリー走行:3番手
予選:2番手

「昨日の感じからフロントローに挑めるかもとは思っていたけど、ベルギーや今日もそうだったように、ときどきグリッドがミックスしちゃうことがあるから、どうなるかは分からなかった。でも僕たちはずっと強さを維持できたし、自分たちのことに集中しないとね。皆、本当によくやってくれた。このコースは1周ですべてをうまくまとめるのが簡単じゃない。この結果はチームにとってベストだし、今日の僕にとっても精いっぱいだ。セブはここでいつも強いし、このコースでは手強い相手。明日は力強いレースができるよう願っている」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「チームの50回目、セバスチャンにとっては40回目のポールポジションをモンツァで記録するファンタスティックなチームパフォーマンスだった。週末を通してマシンは強力だが、歴史的にわれわれにとって得意なコースではない。明日のレースをスタートする上で一番いいポジションにつけたので、今日の結果を多くのポイント獲得につなげたい。明日は転向がカギを握る可能性があり、まだ先は長いものの、今日はとても満足の一日だった」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ
土曜フリー走行:2番手
予選:5番手

「今日の予選は最近のレースに比べるとうまくいった。マシンはコンペティティブだし、全力を尽くせたと思う。もちろん、レッドブルと同じレベルじゃないし、今週末を通して彼らはものすごく調子がいいけど、レースは明日。僕たちのスタートする場所だっていい位置だと思っている。モンツァではスリップストリームの戦略がよく使われる。3秒から4秒前にマシンがいるとコンマ数秒を稼げるし、その点についてはフェリペに感謝しないといけない。特にQ3ではベルヌのトロ・ロッソに引っかかった僕を彼は待っていてくれたんだ。無線の発言は勘違いされている。直接関わっていない場合はよくあることだけどね。"天才"と言ったのはロズベルグがクイックラップを走る前に僕たちが出られたかもしれないってことを言っているのであって、チーム全体の完ぺきな仕事に疑問を投げかけているわけじゃない。今日はすべてのセッションでコンペティティブに走れたし、これまで以上にレッドブルに近づけたと思っている。Q3でとても強かったヒュルケンベルグは別として、彼らと僕たちの間にいるマシンの数が多くないのは初めてじゃないかな。彼らが僕たちを引き離さないように、オープニングラップで彼を追い抜けるようがんばらないとね」

フェリペ・マッサ
土曜フリー走行:7番手
予選:4番手

「昨日に比べてマシンが良くなったし、レースに向けて自信を持たせてくれる結果だったからこの予選リザルトにとても満足。Q3ではウェバーのスリップストリームを生かし、すごくいいラップをまとめることができた。彼が僕の4秒前にいたのはとても助かったし、アスカリでタイムを落としていたかもしれないけれど、それでも自分のパフォーマンスに満足している。こういうサーキットでは2台ともトップ4にいることがかなり重要だと僕らにはよく分かっていたから明日はタフなレースになるだろう。たとえ天気予報がはっきりしなくても僕らはあらゆることに備えるし、マシンから最大のポテンシャルを引き出せるようにトライする。僕らをサポートするためにこのホームレースに来ているすべてのファンに、目いっぱいの親愛の情と共にハッピーになれる理由を贈ることができれば素晴らしいね」

ルカ・ディ・モンテゼモーロ(フェラーリ社長)

「もちろん、今朝のセッションや予選前半2つのセッションの結果を踏まえ、今日はもっと良い結果を願っていたが、それでもレッドブルにはかなり近づけており、いいスタートを決められれば彼らにプレッシャーを与えられると確信している。ここでのレースは厳しいが、ロングランのペースはとても良い。ザウバーのヒュルケンベルグがわれわれより前にいることを喜べはしないが、われわれのエンジンが素晴らしいことを証明しているので、その点に関しては満足している(編集部注:ザウバーはフェラーリエンジン搭載)。世界選手権についてはベッテルの前になることが目標であり、多くのポイントを獲得できる位置にマッサを導くことも目指す。フェリペはいつもここでは調子が良く、特に予選を見る限り、明日のレースもうまくいきそうだと思っている。フェルナンドは素晴らしいドライバー。フェラーリのためにあらゆることをしてくれているし、良い結果を残せず不満を覚えることは正しいとも思う。それについては私の方が彼よりも不満だ。ただ、優れた一員の中で、勝つときも負けるときも一緒。私はチームが全力を尽くしてくれると予想している」

パット・フライ(シャシーディレクター)

「この5、6戦の結果を考えると、今日のモンツァでのパフォーマンスもフェルナンドとフェリペが明日のレースをスタートさせるポジションにも満足していいと思う。もちろん、2列目や3列目を目標にしたことはないが、4番と5番のグリッドはチーム全体が週末を通して取り組んだ素晴らしい仕事の結果だ。われわれは可能な限りこのコースに最適なパッケージを選べるように最大限の注意を払ってきた。とてつもなく接戦の予選になるだろうと分かっていたし、Q1からQ2に進むのに16台が0.7秒差だったことからも分かるはずだ。何も当然のことだとは思っていない。今日のトップ2のペースが手の届く範囲でなかったとしても、自分たちのマシンが速く競争力を有していると勘定できる。われわれはすでにレースに焦点をあてている。大事なのはレースだけだからね。マシンの全体的なパフォーマンスを分析することもできるだろう」

マクラーレン

ジェンソン・バトン
土曜フリー走行:8番手
予選:9番手

「正直、今日はこれ以上マシンの力を引き出せるとは思っていなかったし、やれるだけのことはできたと思う。チェコ(ペレスの愛称)も僕もとても似たようなタイムだった。ただ、ちょっと残念にも思っている。もしQ3でまったく走らなかったら明日のレースに向けてもう少し選択肢が広がっただろうからね。でも、(予選)最終セッションに加わらないなんて、僕たちがやりたいことじゃない。どっちにしても、結果は結果。明日はベストを尽くすよ。レースペースについては自分たちがどこに位置しているのかよく分からない。明日、それを見るのが楽しみだ。グリッドがきれいな方だっていうのはいいこと。ここでは最初のコーナーにかけていつもちょっとした波乱があったりするから、アドバンテージになるかもしれない。結局のところ、9番グリッドからなら何かやれるはず。明日はきっと全員が同じような戦略を採ってくると思う。だから自分たちのレースがうまくいくようにしっかり状況を見ていかないとね。明日の天気は変化が激しいとの予報もあるし、レース中に雨が降ればいろいろとおもしろくなりそうだ」

セルジオ・ペレス
土曜フリー走行:5番手
予選:8番手

「今朝はポジティブなフリー走行だったから、予選もいいセッションになるよう願っていた。2台揃ってQ3に進めたことはチーム全体にとって喜ばしいこと。でも、すぐ前にいるドライバーからは0.3秒遅れている。自分たちは今日のベストを尽くしたと思っているから、彼らがそのコンマ数秒をどこから見いだしたのか分からない。だけど今は明日のことだけ考える。今日逃したポジションを奪い返せると思っているけど、そのためにはレースで良い戦略を生かさないといけない。エンジニアたちはとても優秀だから、必ずやれると確信している」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「今日はチェコとジェンソンが本当に堅実なパフォーマンスを披露してくれ、その結果、明日のスターティンググリッドは4列目と5列目に並ぶことになった。ただ、昨日示唆したように、ここでは大半のサーキットと違って予選がそれほど重要ではないかもしれない。特に明日は雨が異なる可能性をもたらすことを心に留めておく必要がある。それに、ここ最近、うちのドライバーたちは2人とも、準最適なグリッドポジションからの前進が可能なコンペティティブで闘争的なレーサーであることを示してきた。ゆえに、彼らはきっと明日のレースで巻き返すべく全力を尽くしてくれるだろう。特にモンツァは近代のF1カレンダーの多くを占める流れの少ない曲がりくねったサーキットと違い、オーバーテイクがそれほど難しいコースではないので、非常にトリッキーなレースになるかもしれない」

ロータス

キミ・ライコネン
土曜フリー走行:10番手
予選:11番手

「今日は十分な速さがなかった。今週末を通してちょっと苦戦気味。今日も変わらなかった。小さいウイングで走らないといけないから、僕たちの得意なサーキットでもレイアウトでもないだけ。マシンの挙動はわりといいけど、この低ドラッグのパッケージでコーナーを速く抜けられるだけのダウンフォースがないんだ。明日はもう少し良くなってくれることを願っているけど、あまり大きなサプライズは期待していない。どうなるにせよ、ベストを尽くす」

ロマン・グロージャン
土曜フリー走行:14番手
予選:13番手

「今日はグリップがまったくなくて難しかった。昨日のフリー走行の出来にはかなりびっくりしたけど、今日は単純に話が違った。モンツァ用の空力は簡単じゃないし、僕たちが望む形になっていない。明日はグリップレベルを見いだして、できるだけ良いレースを戦えるよう願っている」

アラン・パーメイン(トラックサイドオペレーションディレクター)

「良くなかったし、このモンツァでマシンに必要なペースを見いだせていないことは明らかだ。トップ10に入れなかったのはかなり痛いが、モンツァは異なるチャレンジをもたらすため、マシンのパフォーマンスが良ければオーダーが入れ替わることも多い。今日もそれが当てはまる。11番手と13番手はわれわれが望む場所ではないし、レースに勝ったことのあるマシンが間に挟まっていることも何の慰めにもならない。各チームが取り組むプログラムはそれぞれであり、その他のさまざまな要素も踏まえて金曜日のタイムシートの順位が土曜日も同じとは限らない。今日はライバルとは違い、われわれはマシンの速さを引き出すことができなかった。高速コースとはいえ、ラップタイムはかなり接戦。とにかくわれわれには速さが足りなかった。上位10台は予選ラップで履いたコンパウンドを使用しなければならないが、われわれの場合、ドライレースならばピレリタイヤのコンパウンドはどちらも選択可能だ。ただ、予報では雨の可能性があるとのことなので、すべてが変わるかもしれない。明日はライバルに負けず劣らず空をしっかり見ていくつもりだ」

メルセデス

ニコ・ロズベルグ
土曜フリー走行:22番手
予選:6番手

「6番手スタートは望んでいた場所じゃないけど、今朝の最後のフリー走行でハイドロリック系のトラブルが起きてほとんど走れなかったことを考えるとそれほど悪くもない。昨日のセットアップを使わなきゃいけなくなって、予選中はずっとマシンに満足考えられず、特にアンダーステアがひどかった。明日に向けては金曜日に取り組んだロングランが良かったからこのセットアップが機能することを願っている。それに雨が降る可能性もある。僕たちのマシンがウエットでとても速いことは分かっているから、まだいいレースを期待できると思っている」

ルイス・ハミルトン
土曜フリー走行:4番手
予選:12番手

「今日はQ2のラップをうまくまとめられず、本当に悔しい。僕だけじゃない、チームにとっても。今日は速いマシンだったから彼らには謝るしかできない。予選は僕の長所なのに、今日は全然うまくまとまらなかった。Q1は問題なかったけれど、Q2では十分な走りができていない。最初の走行はパラボリカでコースを飛び出し、それでマシンにダメージを負ってしまった。そこからは負のスパイラル。ここから明日何ができるか考えるよ。良い結果を残せるように死に物狂いでプッシュするつもり。でも前には速いマシンがたくさんいる」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「残念なことに、今年最悪の予選になってしまった。われわれの標準でいくと、今日は非常にガッカリな結果だ。ただ、ニコ(ロズベルグ)は今朝のセッションでハイドロリック系のトラブルに見舞われ、ほぼすべての時間を失ったものの、そこからうまくリカバーしたと思う。こういったトラブルが起きると、マシンバランスを微調整する機会を逃してしまうので、彼は予選で自分好みのマシンバランスを使えなかった。ルイスはハードタイヤを履いたQ1で良いペースを発揮していたものの、シンプルに、2回の重要な走行でクリアなアタックラップを走れず、トップ10に入れなかった。明日はドライのままならタフなレースになるだろう。ただし、雨の予報がある。ともかくそれを願おう!」

クリスチャン・トト・ウォルフ(エグゼクティブディレクター)

「今回のような予選結果を目指してがんばってきたわけではない。今日はポジティブな走りが皆無だった。準備がスムーズに行かない代償だということを思い知らされた気分だ。ニコは今朝の最後のフリー走行で走るチャンスを失い、それがそのまま予選セッションに響いた。それを考えると、3番手から0.1秒しか離されなかったのは彼の力によるところが大きい。ルイスの予選Q2は慌ただしく、重要な場面で何の役にも立たないトラフィックに引っかかってしまい、12番手に終わった」

ザウバー

ニコ・ヒュルケンベルグ
土曜フリー走行:12番手
予選:3番手

「ハッピーだ。僕たちみんなにとってうれしいサプライズだよ。金曜日はすごく大変だったから、これは予想外だった。昨日はクルマに手こずったけど、チームが素晴らしい働きで方向を変えてくれて、今日はすごくコンペティティブなクルマにしてくれた。チーム全体にとっていいことだよ。こういうリザルトは気分を高揚させてくれる。クルマは予選中どんどん良くなり、同時に路面も良くなっていった。Q3は1アタックにして正解だった。その成果がこれさ。明日はロングランのペースがいいことを願う。この難しいシーズンでも決してあきらめることなく、ハードワークを続けてくれているチーム全員とヒンウィルのみんなに心から感謝したい」

エステバン・グティエレス
土曜フリー走行:13番手
予選:17番手

「すごくガッカリだ。今朝のプラクティスではペースも良く、いいリズムに乗っていた。予選がこんな結果になるなんて驚きだよ。周りとの差がとてもタイトで競争が激しく、トリッキーなセッションだった。午前中のFP3を終えて僕は自信を感じていた。すべてがうまく機能していたから、どうしてニコより0.4秒も遅かったのか分析しなければいけない。チャレンジングだけど、プッシュを続ける必要がある」

モニーシャ・カルテンボーン(チーム代表)

「このようなリザルトを得られてハッピーです。そこにはもちろん2つの面があります。少しずつ、マシンの開発が良い方向に進んでいるのは分かっていました。それに加えてエンジニアたちがマシンを切り替えるために徹夜で素晴らしい仕事をしてくれました。ドライバーもまた、クルマの力をすべて引き出し、完ぺきなラップを刻まなければなりません。エステバンはここ数戦とても良い走りを見せていますから、明日は彼もクルマのベストを引き出してくれると期待しています」

トム・マッカラ(トラックエンジニアリング責任者)

「金曜日は新しいパーツを評価し、パッケージのベストを引き出すのに苦労したが、素晴らしいリザルトだ。エンジニアたちはすべてのセッションを通して予選のためにマシンを改善しようと努め、いつものようにモンツァのグリッドはとてもタイトだった。ニコはラップを重ねるたびに彼自身とマシンから新しいものを見つけ出してくれた。Q3ではパーフェクトなラップを決め、3番グリッドをつかみ取った。レースパフォーマンスの観点からするとわれわれの競争力を少し上回るものだが、狙いはポイントを増やすことだ。エステバンはフリープラクティスでは強かったが、0.2秒の差でQ2を逃してしまい、不運だった。だが明日は良いレースを見せてくれるだろう」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ
土曜フリー走行:17番手
予選:16番手

「午前にブレーキディスクの問題が生じて難しい一日だった。そのせいで走行時間が削られ、とても最適とは言えないセットアップで予選に向かわなくちゃならなかったんだ。チームのみんながマシンを間に合わせるためにファンタスティックな仕事をしてくれたけど、結局僕らには16番手以上を望めるパフォーマンスはなかった。ここでは1周のペースの方に手を焼いたと言ってもいいだろうから、レースコンディションではもっと競争力があるといいんだけど。天気に波乱があるかもしれないし、戦略で前に出ることができるかもね」

エイドリアン・スーティル
土曜フリー走行:16番手
予選:14番手

「キツイ予選だった。昨夜にいくつかの変更をしたのに、最後のフリー走行であまり改善が見られなかったのが妙だった。バランスを良くするためにもう少し変更を加えることを別とすれば、予選前にできることはそんなになかったね。予選ではマシンの感触が少し上向いたけれど、あるべき位置からはまだ遠すぎる。Q2での僕のラップはそう悪くなかったし、14番手は今日できる最高のリザルトだった。明日はポイント獲得が僕らの狙いで、難しいタスクにはなるだろうけれどベストを尽くすよ」

ビジェイ・マルヤ(チーム代表兼マネージングディレクター)

「モンツァはこれまでサハラ・フォース・インディアにとって絶好の舞台だったが、今週末はペースが上がっていない。昨日はドライバーが2人ともバランスを見出すことができず、ブレーキ時のマシンに手を焼いていた。われわれの尽力にもかかわらずこれらの問題をまったく解決できていない。両マシンがグリップを失っていた今日の予選にそれが表れていたと思う。14番手と16番手からのスタートでは明日はちょっとしたバトルを強いられるだろうが、われわれは決してあきらめないし、ポイントを持ち帰るために全力で当たるつもりだ」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド
土曜フリー走行:9番手
予選:15番手

「Q2の間に計量台で足止めされて、計画していたその後のラップができなかった。もう少し走ることができれば現実的に言ってもトップ10にもっと近づけたはずさ。予選中のマシンの感覚はすごく良かったけど、今日はこれが精いっぱいだった」

バルテリ・ボッタス
土曜フリー走行:15番手
予選:18番手

「予選ではオプションを履いたアタックラップでミスのないクリーンなラップが取れたから、Q2進出に十分だって本当に思っていたんだ。でも、ラップタイムは届かなかった。実際のタイムよりもずっといい感じだったから、今夜はデータを調べて見なくちゃ。それでも明日のレースペースは良さそうでオーバーテイクのチャンスも多いから、いいレースができると思っている」

セビ・プヒョラー(チーフレースエンジニア)

「FP3(土曜フリー走行)ではリアウイングレベルのテストをいくらか行い、両ドライバーは予選を前にマシンバランスに満足していた。タイムが非常に接近していたので、1周にすべてをまとめこむことが重要なのは分かっていた。バルテリはQ1でグリップに苦戦し、特にオプションのミディアムタイヤを使用した際にそうだった。パストールはQ1で良い仕事をしたが、Q2ではウォームアップランの後に計量台にとどめられた。そういった事態は見越していたものの立ち止まった時間が長かったため、マシンを戻してタイヤのグリップを最適にするべく計画していた3周の走行を行う時間はなかった。しかし、レースには雨の可能性がある。期待以下のグリッドになってしまったとは言え、タイヤマネジメントが重要になるだろうし、ポイントを獲得するチャンスはまだある」

トロ・ロッソ

ジャン-エリック・ベルヌ
土曜フリー走行:11番手
予選:10番手

「予選でこんなにコンペティティブなクルマを与えてくれたチームの見事な働きに感謝したい。昨日はそれほど調子が良くなかったのに、昨夜の彼らの努力が今日のFP3と予選で成果を上げた。Q3の最後の走行では限界までプッシュしたけど、少し乱れてしまって、パラボリカでグラベルにはみ出してしまった。惜しかったけど10番手で満足だよ。明日は雨のリスクもあって面白くなりそうだ。でも10番手からスタートするからには大きなポイントを目指さなければならない。現実的な目標だ」

ダニエル・リカルド
土曜フリー走行:6番手
予選:7番手

「またQ3に返り咲けてうれしい。最終的にはトップ5フィニッシュも可能だったかもしれない。でも僕らはQ3で少しだけ何かが足りなかった。2ラップの走行を選んだけど、今から思うと燃料を軽くして1ラップの方が良かったかもしれない。でも僕は7番手でハッピーだよ。2つ目のシケインでホイールをグラベルに落として、少しタイムを失ったかもしれない。ドライのコースで実力で2台ともトップ10に入れたのはすごくいいリザルトだ。レースはウエットとドライ、どっちがいいかって? 僕はあまり気にしないよ。雨ならそこそこ扱いやすいと思うし、そうじゃなくてドライでもそう悪くはないはずだから。でもファンのためにはドライレースを望むかな。ここを走るのはすごく楽しいよ。観衆がモーターレースにすごく情熱的だから。といってもほとんどの人たちは赤いマシンの応援をしているけどね! 雰囲気が素晴らしいんだ。イタリアチームとして明日は多くのポイントを持ち帰りたい」

ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)

「金曜の午前中は、ユニークなセットアップが要求されるこの特別なサーキットでマシンをうまく機能させることができた。FP2ではやや方向性を誤ってしまったが、一晩リカバーに努め、気温の上がる予選のコンディションに合わせながら、ポジティブな面を生かすことを考えた。FP3もうまくいき、望み通りのバランスを得ることができた。特にジャン-エリックのマシンは良かった。その後はマシンがベストを発揮できるとの自信を感じており、予選で素晴らしい仕事ができた。その一部はもちろんチームの力だが、大部分は統制の取れたアプローチでタイヤのベストを引き出してくれたドライバーたちのおかげだ。結果的にわれわれは実力で2台をQ3に進め、ダニエルは7番手という素晴らしいポジションを得た。ジャン-エリックは最後のパラボリカコーナーでわずかに膨らんでしまったのが残念だったが、そうでなければ彼もチームメイトと同様のポジションにいただろう。再びコンペティティブな走りができているのは喜ばしい。Q3のスタートで2台とも"イン"と"アウト"のラップをしたのはなぜか? 単純に古いタイヤでバランスチェックをしただけだ。Q2の後で変更を加えたので、新品セットで最後の走行をする前のチェックだよ」

ケータハム

シャルル・ピック
土曜フリー走行:18番手
予選:18番手

「昨夜、チームが昨日得たすべてのデータを調べ、必死にがんばってくれたから、FP3(土曜フリー走行)の最初の走行後、進歩を遂げていることは明らかだった。中速コーナーは特にマシンのバランスが良くなっていて、セッションを通してさらに改善できたと思う。パフォーマンスランに移行するまでにはセットアップもうまく機能するようになっていたし、思っていたところに近づけていたからポジティブな気分で予選に挑んだ。FP3と予選の合間に路面温度が上昇し、Q1で最初に走ったときはマシンバランスがまったくダメになっていた。今朝から変わってしまっていて全然プッシュできなかったんだ。ミディアムで2回のアタックをすることにして、最初の最速ラップは問題なかった。2回目の走行ではもう少しフロントウイングを増やして、最後のラップで最速タイムを刻んだけれど、FP3と同じバランスがあればきっともっとタイムを伸ばせたはずだ。それでも、チームの一番の目標は直接のライバルより前でフィニッシュすることだったし、今日はそれをしっかり達成できている」

ギド・ヴァン・デル・ガルデ
土曜フリー走行:19番手
予選:19番手

「FP3の出だしは良かった。セクター2ではまだアンダーステア気味でフロントのロックが激しかったから、2回目の走行に向けて修正したけど、一番の問題はフロントタイヤの熱入れだ。それがパフォーマンスを最大に生かす上で重要なのは間違いない。ただ、セッションを通して作業を続けたら、パフォーマンスランのときには満足できるようになっていた。予選ではミディアムで2回走ることにして、セッション序盤に出て行って3回のアタックラップを走った。マシンの感触はとても良かったと思う。セクター1はもう少しいけそうだったから、2回目の走行に向けてフロントウイングを足したら最初のフライングラップで成功した。(1分)26秒台半ばなら僕たちが望める中では良いタイムだと言えると思うから予選の出来には満足している。今回もマシンに乗って経験を積み、自信を高められたセッションだったからレースはとてもいい感触で臨めると思う」

マルシャ

ジュール・ビアンキ
土曜フリー走行:20番手
予選:21番手

「いいマシンバランスを見つけようと努力しているうちに、残念ながら時間切れとなってしまった。僕がクルマに少し苦戦していて、そのためにタイムを失っているのは明らかだ。でも明日のレースペースはわずかに良くなるだろうと期待している。ここはこんなに素晴らしいサーキットだし、僕にとってはすごく特別な場所だから残念だよ。でも僕らは明日ベストを尽くしてチャンスが訪れるのを待つしかない」

マックス・チルトン
土曜フリー走行:21番手
予選:22番手

「昨日がすごくポジティブなスタートだったから、今日はもう少しいいリザルトを望んでいた。ちょっと後退してしまったのはガッカリだし、腹立たしいよ。でもその大部分は給油の問題によるものだから、その点は少し安心している。予選の最後になって分かったんだ。19.5kgがすべての違いを生んだ。すぐ前のグリッドの人たちに対してどれほどの影響があったかは計算すればすぐに分かることだ。その点と、昨日のレースペースが良かったことは励みになるよ。スタートの位置を考えると、明日できる仕事には限界があるけど、少しでも巻き返せるように全力を尽くす」

ジョン・ブース(チーム代表)

「今朝は2台で昨日からのバランスの問題を改善しようと、さまざまなメカニカルセットアップを試し続けた。このローダウンフォースのコンディションでマシンのドライブがかなり難しいのは明らかであり、2台で方向性のまったく違うセットアップにしてみたが、良い妥協点を見いだせなかった。予選ではタイヤのウオームアップが大事な要因となり、通常よりやや長めの走行が必要となった。2度目の走行では熱を入れるために少し違うことを試したが、それでも十分ではなく、やはり数周は必要だった。どちらのドライバーも2度目の走行で更新できなかったので、何がいけなかったのか時間をかけて分析したい。ジュールは2度目の走行でDRSのトラブルがあり、現在調査中だ。またセッションの最後に、マックスのマシンに給油のミスが見つかった――19.5kgの差だ。これがマックスのラップタイムと前のマシンとの差に大きな影響を与えていたのは間違いない。今からではどうしようもないが、われわれが恐れたほどギャップが大きくなかったという自信を持ってレースに臨むことはできる。明日のレースでは天気予報にもクエスチョンマークがついており、もう少し得るものの多い日を期待したい」

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