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2013年第16戦ドライバーコメント決勝

Jim / Me / M.S.
2013年10月28日 « レベルを高め続けるベッテル | 来年こそレッドブルに挑みたいロズベルグ »

チャンピオンシップリーダーであるセバスチャン・ベッテルの戴冠がかかった一戦、シーズン第16戦インドGP決勝レースが27日(日)、ブッダ・インターナショナル・サーキットで開催された。

前日の予選でポールポジションを獲得したベッテルは寿命が短いソフトタイヤでレースをスタートさせ、ミディアムタイヤを選んだライバルたちからのプレッシャーを受けながらも安定したペースでトップチェッカー。3レースを残して2013年の世界チャンピオンに輝いた。

相棒のマーク・ウェバーがオルタネータートラブルでリタイアを強いられたものの、レッドブルがインドでコンストラクターズ選手権制覇を決めている。

2位にはメルセデスのニコ・ロズベルグが入り、1ストップ戦略を成功させたロータスのロマン・グロージャンが3位表彰台に上った。

レースを終えたドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル(1位)

「まずは観客の皆にありがとうと言いたい。今日はものすごい歓迎を受けた。来年ここでレースをしないのが残念だ。言葉にならないよ。コントロールラインを通過して、もう頭真っ白。何かを話すにしても、もうちょっと歳を重ねてからになるんじゃないかな。いろいろ話したいことは山ほどあるはずなのにできない。驚異的なシーズンだ。チームやチーム内のスピリットが本当に力強いんだ。無線でも言ったけど、それが僕にたくさんのパワーを与えてくれる。皆のためにマシンに乗って走り、すべてを出し切ろうとするのは僕の喜びさ。今日もマシンは最高だった。今日のレース前はドーナツ(ターン)をするなんて考えてもいなかったけど、やっちゃった。エンジニアからはいつも通りの手順を指示されたんだけど、"今回は無理!"って。メインのグランドスタンドには本当にたくさんの人が来てくれていて、やるっきゃないって感じだったんだ。チームの皆や影で支えてくれている人たち全員に心から感謝している。楽なシーズンじゃなかったのは確かだし、外にいる人から見たら思い通りにやれているように見えたかもしれないけど僕は難しかったと思う。個人的にはタフなシーズンだった。何も間違ったことはしていないのにブーイングを受けたり。それを乗り越え、コース上で正解を得て合格をもらえたことは僕にとって本当に誇りだ。プロストやファンジオ、マイケル(ミハエル・シューマッハ)のような人たちに加われるなんて信じられない。僕の人生で最高の一日のひとつだ。感謝しなきゃいけない人はたくさんいる。僕はいつも耳を傾け、学ぼうと努力している。だって世界中のベストドライバーとレースするなんてものすごいことだからね」

マーク・ウェバー(リタイア)

「確かに今日のレースにはかなりがっかりしているけれど、僕にやれることはほとんどないし、あっという間にオルタネーターが壊れちゃったからすぐにストップせざるを得なかった。今週末はいろいろとうまくいっていたからキツイけど、自分は精いっぱいやったと思うから笑顔でいないとね。セブはチャンピオンシップを本当によくやった。チームも。4度目のタイトル獲得なんてすごい。4年連続の王座を射止めたことはチーム全体の素晴らしい仕事があったからこそ。またしても自らベンチマークを設定した」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「4度に渡って両方の世界選手権を制覇できたことはチーム全体のとてつもない熱心さと献身の結果だ。ファンジオやプロスト、シューマッハといった輝かしいメンバーの中にセバスチャンが加わることは驚異的な偉業であり、特に、これだけ若い年齢で達成したことは彼の名誉だと思う。コンストラクターズ選手権4連覇を決めたチームにとってはものすごい一日だった。会社全体のあらゆる部門の全スタッフによる専心や献身をはじめ、すべてのパートナーやディートリッヒ・マテシッツの支援、レッドブルへのサポートがなければこれを達成することはできなかっただろう。ミルトンキーンズやザルツブルグの皆は大喜びの夜を過ごすことになりそうだ。まだ3レース残っているので、われわれはとにかくがんばる。今日の一番の失望は当然ながら1-2態勢を築いていたタイミングでマークのマシンに起きた故障だ。突然オルタネーターが壊れたのだが、これもレース。1-2フィニッシュを達成できそうな中で起きたことだけにひどくがっかりしているだけだ。この成功をじっくり噛みしめるには数日かかるだろう。ブラジルでチェッカーフラッグが振られるまで全力を尽くすチームにとってはこの瞬間を楽しむことが重要になる」

エイドリアン・ニューイ(CTO/最高技術責任者)

「正直、これらのチャンピオンシップがもたらす意味を言葉で表現するのは難しい。今週末に挑むにあたり、両方のタイトルを決める可能性が高いことは分かっていたが、チャンスがあると考えることと、実際にそれを達成するのは別の話だ。自分たちの成し遂げたことにはホッとしているが、実感するにはしばらくかかるだろう。すべてはミルトンキーンズの皆のハードワークや才能、集中力のおかげ。あらゆる予想に反して、われわれは2009年にとてもいい形でシーズンをスタートさせ、そこから4年連続のダブル(タイトル)獲得は間違いなく衝撃的だ。何よりも、これについてはチームのメンバー、一人ひとりに感謝したい。今やセバスチャンは史上最高のドライバーの一人と目されるべきだ。ミスを犯すこともあるが、常にそこから学んでいる。とても謙虚であり、過去数年を通して彼が手に入れた成功や名声に我を失ったことは一度もない。常にしっかりと両足を地に着けている。チーム内の雰囲気は本当に素晴らしい。われわれは正直なチームであり、自分たちを偽るつもりはない。4回のチャンピオンシップ制覇はミルトンキーンズにいる一人ひとりのハードワークや独創力、熱意の結果である」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ(11位)

「今日は1周目の問題が僕のレース全体に響いてしまった。すぐにノーズを交換しなければならず、余分なピットストップが増えて、オーバーテイクのチャンスもなかったから苦しい戦いだった。前にいたウェバーが誰かと軽く接触して、僕と当たった。それからターン4でバトンとも接触してしまった。右コーナーでステアリングがすごく重く感じられて、ピットに入るしかなかった。ウェバーやペレスのレースを見ると、僕らの戦略も良かったはずだ。ほかの人たちがピットに入り始めた時にリードしていたのはその2人だから。でも、ソフトでスタートした人たち有利にレースが進んだのもまた事実。ベッテルのことは祝福しないとね。他のスポーツと同じように、ここでも一番の人が勝つんだ。コンストラクター選手権でポイントが取れなかったことが少し悲しい。2位になるために僕らは次の3戦でもっと頑張らなければいけないし、2台そろっての表彰台は無理でも、少なくとも1台は上がり続けなければいけない」

フェリペ・マッサ(4位)

「いいレースだったし、戦略がうまくいってハッピーだよ。ソフトタイヤの時も常にいいペースで走れた。表彰台を争うことも可能だったはずだけど、路面が改善するとロータスのグロージャンのように数台には1ストップが可能になった。それは僕らには不可能だった。2回目のストップに早く入ったロズベルグにポジションを失ったけど、ミスがない1日だったことを喜ばないとね。今日はメルセデスがすごく速かったから、コンストラクターズランキングの2番手から後退してしまった。楽な仕事じゃないのはよく分かっているけど、まだ3戦残っている。最後まで最善を尽くしたい。セバスチャンにはお祝いを言いたい。彼はここまで達成したすべてにふさわしいよ。すごいドライバーだし、ナイスガイだから僕もうれしい。今日から彼の名前は、セナやシューマッハといったF1史で最も偉大なドライバーたちと並んで記されることになる」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「何よりもまずはセバスチャン・ベッテルとレッドブルの4年連続ワールドタイトルを祝福するのが妥当だろう。たぐいまれなものだとよく承知している瞬間ではあるが、当然われわれは将来に向けて行っているすべてのハードワークがこの一連の成功を阻止できるよう願っている。今日のレースには2つの側面があった。フェリペにとってはポジティブなレースで、オープニングラップで本当に素晴らしいドライブを見せた。一方、フェルナンドは不運ながらも最初のコーナーにおけるウェバーとの接触に妨げられた。それがなければより多くのポイントを持ち帰ることができただろう。コンストラクターズチャンピオンシップを2位で終えたいのならそれが不可欠だ。まだ3レースあり、間違いなく何でもあり得る。そして、われわれには2位につけるために最後まで激しい接戦の中でプッシュし続ける義務がある」

パット・フライ(シャシーディレクター)

「レッドブルに祝福を。より優れたテクニカルパッケージと、常に素晴らしい一貫性を持ってドライブしたベッテルの力で彼らはタイトルを勝ち取った。彼らの両者がこの成功に値する。今日のレースに関して言えば、このグランプリのリザルトはほろ苦い後味を残した。フェリペは予想より高い位置でフィニッシュしており、そのレース結果に満足できる。彼は最高のスタートを決めてタイヤをうまく使い、特にソフトタイヤでは8周目まで走り切っている。彼は良いペースを保ってハミルトンを後ろにとどめた。ロズベルグに対しては彼のメルセデスがわれわれより若干優っていたと認めざるを得ないとは言え、同じことができなかったのは残念だ。フェルナンドについては大変残念に思う。どちらの戦略もやるだけの価値があったと証明されており、彼はきっと素晴らしいリザルトを残せたはずだ。ウェバーとの接触でフロントウイングを損傷したためにアンダーステアが激しく、そのときは予定より速く彼を呼び戻すしかなかった。そして、当然の成り行きとしてそれが彼のレースを難しくした。このハンディキャップにもかかわらずフェルナンドはできるだけポジションを上げるために彼の知るかぎりのことにトライしており、彼にはポイント圏内でのフィニッシュがふさわしかった。これからはただちにアブダビへと目を向ける。2位は間違いなく手の届くところにあるのだ」

マクラーレン

ジェンソン・バトン(14位完走扱い)

「今日はツイていない1日だった・・・1周目のターン4で右側をフェルナンド(アロンソ)に強くぶつけられた。スペースはたっぷり開けておいたのに、どうして彼がエイペックスにつけなかったのか分からないんだけど、かなり強く側面に当たってきた。その接触でマシンにダメージがあり、ホイールリムを傷めてパンクチャーまで起こしてしまった。3周走るまでは問題なかったんだけどね。ちょうどミディアムタイヤの時だったのは本当に残念。それで長く走るつもりだったのに! そのインシデントが残りのレース全体の戦略を台無しにしてしまった。接触とその後のパンクチャーがなかったら、楽しめたはずなんだけど。クルマは速かったから本当に残念だよ――チェコ(ペレス)はすごくいいレースをしてクルマの可能性を見せてくれた。4度目のタイトルを取ったセブ(ベッテル)にはおめでとうと言いたい。すごいことだよ――何といっても4年連続だからね。彼のチームは最高の仕事をしたし、エイドリアン・ニューイは才能を見せつけ、セブは勝利でタイトルを手に入れた」

セルジオ・ペレス(5位)

「ここ2、3戦とは違い、やっと不運じゃないクリーンなレースを楽しめたよ! 5位は僕にとって素晴らしいリザルトだ。言うまでもなく、僕の肩には多くのプレッシャーがかかっている。でもプレッシャーの下で力を出せた時の満足感は一層大きくなる。すごく満足だよ。最後にキミ(ライコネン)とルイス(ハミルトン)を一度にパスした時の気分は最高だった。ターン4でルイスを抑えようとできるだけブレーキングを遅らせたら、できたんだ。タフなシーズンになっているけど、今日のリザルトは明るい兆しだし、残る3戦に向けてみんなのモチベーションを高めてくれる。いいフィニッシュを続けられるようにベストを尽くしたい。最後に、セバスチャンにおめでとうと言わせて。彼は数年来、本当に偉大なチャンピオンであることを示している。最高のシーズンを過ごし、驚くような偉業を達成した。来シーズンは僕も彼と戦えたらいいね!」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「今日のチェコはとても集中して自制されたレースを見せ、5位でチェッカーを受けた。一度もミスはなかった。良いスタートを決め、レースを通してハードにプッシュし、見事なオーバーテイクを何度か成功させた。長い第1スティントだったが、その間もタイヤをよくケアしてくれた。ジェンソンの午後は運がなかった。1周目でフェルナンドに当てられ、その接触で右リアホイールのリムが割れてパンクチャーを引き起こした。これは非常に悔やまれる。彼はミディアムで25周走るはずだったんだ! その後は3ストップにせざるを得ず、成功は非常に難しかった。残念ながら終盤にギアボックスのミスシフトを報告してきたので、念のためにマシンを止めることにした。セバスチャンには祝福を述べたい。彼は再びミスのない走りでライバルのタイトルの望みを絶ち切った。4度のワールドタイトル――それも4年連続で――というのは非常に見事だ。数日間はこの成功の喜びをかみしめるだろうが、飽くなき競争心を持つ彼のことだ。1週間後のアブダビでは再び勝利のために戦っていることだろう」

ロータス

キミ・ライコネン(7位)

「最初の20周はオーバーヒートがひどく、誰かに近づくたびにブレーキングを失っていたから、ブレーキなしで走っているかのようだった。レース終盤はタイヤパフォーマンスが低下し過ぎて、かなりがっかりの一日になってしまった。タイヤのタレが早いのは分かっていたけど、タイムロスに関して言えば最後まで走り切ろうとするのと、もう一回ピットストップをするのとじゃ、失うタイムにそれほど違いはない。結局、うまくいかなかった」

ロマン・グロージャン(3位)

「昨日、ここで表彰台に上れるよ、と言われていたら、おかしいんじゃないのって言っていただろうね! レースの序盤からすぐにオプションタイヤに満足感を得られたし、調子はかなり良さそうだった。ミディアムに履き替えてからのマシンは本当に速かった。グティエレスの後ろでだいぶ時間を食ったから、たぶんそれが2位争いに影響したんだと思うけど、そこからうまく巻き返したもんだと思う。残り27周の時点でマッサの前の4番手を走っているとき、最終的に彼との接戦になることは分かっていたから、タイヤをしっかりケアしないといけないと思っていたし、レース終盤にはエンジンに問題が起きてしまってかなりトリッキーだったんだ。終盤はキミがとてもタイヤに苦戦していたから、僕は彼を追い抜くことができたし、幸い、フェリペを後ろに抑えておくだけのペースはあった。レース前は強力なスタートを決めて完ぺきなレースを戦えても4位が最高だろうと思っていたから、ものすごい結果だと思うし、チームの素晴らしいパフォーマンスだと思っている」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「波乱の週末だった。最終的にはチームが見事な仕事を成し遂げ、とても力強いドライブで最後の最後までタイヤパフォーマンスを一定に保ち続けることに成功したロマンの素晴らしいパフォーマンスを見られた。エンジンをケアしなければならなかったにもかかわらず、速さを示し、表彰台に上れたことはチーム全体にとっていいご褒美だ。もちろん、キミのタイヤが最後まで持たなかったことはがっかりしている。チームにとっては3位と4位の結果を得られればとてつもないリザルトになったし、コンストラクターズ選手権においてもとても有益だったが、シーズンが終わるまで戦い続けるつもりだ。他のチームを苦悩させたい。今日、チャンピオンシップ制覇を決めたセバスチャン・ベッテルとレッドブルに祝辞を述べると共に、2014年には彼らにより厳しい戦いを強いるべく必死に取り組んでいくことを誓う」

アラン・パーメイン(トラックサイドオペレーションディレクター)

「キミの戦略はうまく機能しなかったものの、両ドライバーとも素晴らしいレースだった。キミには2ストップの予定だったが、ニコ(ヒュルケンベルグ)の後ろでスタックしてしまい、タイムを失ったため1ストップに切り替える判断を下した。残念ながらタイヤが必要なだけ長くは持ってくれず、フレッシュラバーに履き替えるため終盤での(ピット)ストップを強いられた。ロマンは今回も見事なドライブを披露し、彼を17番手から3位に押し上げた戦略部隊は素晴らしい判断を下したと思う。とにかく最高だ。ロマンのエンジンは空気圧縮システムの空気消費量にかなりの懸念があり、シンガポールのようなリタイアを避けるために可能な限りのあらゆる手段を講じなければならなかった。全体として今日は素晴らしいチームパフォーマンスだったと思っている」

メルセデス

ニコ・ロズベルグ(2位)

「今日のセバスチャンはものすごかったし、4度目のタイトルはとてもふさわしい。僕たちのチームにとっては本当に重要なレースだったと思う。大量点を獲得し、再びコンストラクターズ選手権2位の座に戻れた。チームはものすごくがんばっているし、マシンもいいからシーズンの最後までこのポジションを維持できると確信している。でも、バトルにはなるだろう。今日はペースが良くて、ここではセットアップをかなりうまくやれたと思う。チームは戦略面で最高の仕事をしてくれたから、そのことについては皆に感謝しいている。唯一、完ぺきにいかなかったのはスタートでフェリペに先行されてしまったこと。コース上で彼をオーバーテイクするのは簡単じゃなかったけれど、ピットで彼を上回ることができた。今週末の僕たちの目標は2番手以降のベストだったから、完ぺきだね」

ルイス・ハミルトン(6位)

「今日、4度目の世界チャンピオンに輝いたセブ(ベッテル)には心からおめでとうと言いたい。ものすごい偉業だと思うし、今シーズンの彼は何度もとてつもないパフォーマンスを披露している。来年こそ彼と本格的に戦えるようになるといいな! 今日の僕のレースを振り返ると、まずまずのポイントを取れたこと、特にニコ(ロズベルグ)が表彰台に上れたのはよかったし、チームは(コンストラクターズ選手権)2位に返り咲いた。今週末のマシンはとてもいい感じだったけれど、僕のレースはフラストレーションがたまった。フェリペを追い抜こうと本気でがんばったけど、とにかくできなくて、そうしているうちに自分のタイヤを傷めてしまったんだ。6位フィニッシュは決して満足できる結果ではないけれど、まだ3レースあるし、プッシュし続ける。チームが2位を維持できるように、もっといい結果を残せると確信しているし、そのためにも戦い続ける」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「まずは4度目の世界選手権制覇を成し遂げたセバスチャン・ベッテルを祝福したい。彼が成し遂げたように複数回に渡ってチャンピオンシップを制することはドライバーだけの力ではなく、最高のチームメンバーがいてこそ。それでも彼が要求される素質を持っていることは明らかだ。彼を止められるかどうかはわれわれにかかっている。わがチームの視点から言うと、今日はとても堅実なチームリザルトを得られたと思っている。ニコはとても素晴らしい午後を過ごした。彼にとっては戦略が完ぺきにはまり、マシンが持つ力をフルに発揮できている。ルイスについてはレース序盤にマッサに対してポジションを失ったことが決定的に重要だった。その結果、本来のペースを発揮できなかったためオープニングスティントでギャップを築けず、後方のマシンがピットストップを行っていく中で、まだタイヤの寿命がかなりある状態にもかかわらず最初のピットストップを実施せざるを得なかった。これ以降のルイスにはフェリペを追い抜き、マシン本来のパフォーマンスを最大に発揮するほどのストレートライン速度がなかった。当然ながら彼はフラストレーションを抱えていたが、今週末に両ドライバーとエンジニアリングチームが成し遂げた素晴らしい仕事を忘れてはならない。今日は大量点を獲得できたので、残りのレースでもこれを維持する必要がある」

クリスチャン・トト・ウォルフ(エグゼクティブディレクター)

「4回続けて世界選手権を制したセバスチャン・ベッテルにおめでとうと言いたい。夏休み以降の彼は完ぺきな仕事を成し遂げており、十二分にふさわしいタイトルだ。わがメルセデスチームはニコが本当に素晴らしい走りを披露してくれた。大事な場面でペースを発揮し、重要な局面ではレースを管理した。彼が再び表彰台に戻ったところを見られてうれしい。ルイスはオープニングラップで妥協を強いられ、今日のわれわれはコース上でマッサを追い抜けるほどのトップスピードを持ち合わせていなかった。あれだけ長い周回数を前のマシンの真後ろで走ってしまうと、タイヤのデグラデーションには何の役にも立たない。彼のタイヤが終盤に果ててしまったのはこれが理由だ。これらすべてを踏まえてなお、6位は堅実な結果であり、価値あるポイント獲得につなげてくれた。今日は直接的なライバルよりも良い午後を過ごせたが、まだ自分たちのミッションを達成されるまでは長い道程がある。現状に満足することなど決してない。われわれの目標は今シーズン残りの3レースも強力な週末を過ごせるようにすることだ」

ザウバー

ニコ・ヒュルケンベルグ(19位完走扱い)

「今日は8位でフィニッシュラインを通過できるはずだった。まだ何が起きたのか分からない。最終コーナーに向けてブレーキングしたら、何かをクリックしちゃって突然ブレーキがダメになった。マシンの何かが壊れたんだと思う。その後はピットに戻ってもう一度コースに出たんだけど何かがダメだった。本当に悔しい」

エステバン・グティエレス(15位)

「最高の週末とはいかなかったけれど、今回のレースで貴重な経験を積むことができた。スタートでミスを犯してドライブスルーペナルティを受けてしまったのは残念。今日はペースが良くてフェルナンドやロマンといいバトルを展開できた。楽しかったよ。マシンのバランスが本当に良かったんだ。最後はオプションにちょっと苦戦したけど、もし(スタートの)ミスを避け、予選で上位につけられていたら今回もトップ10フィニッシュは確実だったんじゃないかと思っている」

モニーシャ・カルテンボーン(チーム代表)

「ニコ(ヒュルケンベルグ)はテクニカルトラブルでリタイアを強いられるまでポイント圏内にいたので、本当にがっかりしています。今日の結果が後退だったとしても、自分たちに今でも競争力があることを確認できたことが重要です。ポイント獲得は可能だと思いますし、さらに改善するチャンスもあると思っています。世界選手権を制したセバスチャン・ベッテルとレッドブルを祝福します」

トム・マッカラ(トラックエンジニアリング責任者)

「2台ともペースがあったにもかかわらずポイント圏内に入れず全体的にはがっかりしている。残念なことに、まだ何だったのかは分からないが、ニコのマシンにトラブルが発生した。フレッシュなタイヤセットを履かせて送り出したものの、マシンがドライブできる状態にはなく、レースを続けるのは不可能だった。トラブルの原因が何だったのかを特定するにはパルクフェルメからマシンが戻ってくるのを待たなければならない。エステバンはジャンプスタートでドライブスルーペナルティを食らってしまい、結果的にポイントを獲得できなかった。ポジティブな面を見ると、今日のマシンパフォーマンスは残りのレースに向けて自信を与えてくれるものだったと思う」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ(8位)

「ここインドでポイントを獲得できて最高だ。チームのホームグランプリだし、僕らにとってすごく重要なレースなんだ。1周目の最後にピットインしてソフトからミディアムに替えるというアグレッシブな戦略をとったけど、ずっとそうする計画だった。そこからはレースを事実上2分割して、30周目に2セット目のミディアムに履き替えた。他にもいい材料だったのは、僕らがここ数週間で急速にマシンを改善したっていう点。より快適になったから、来週のアブダビでも同じようなレベルのパフォーマンスができると期待している」

エイドリアン・スーティル(9位)

「得点を上げるのが目標だったから8位と9位というのは今日の僕らにとって素晴らしいリザルト。僕の1ストップ戦略はリスキーなアプローチだったし、それを実行しようって決めたのはレース中のことだった。スタートのときに選んだのはミディアムで、このパフォーマンスがすごく良かったから1ストップのレースが可能だって分かったんだ。ソフトタイヤは5周くらいしか保たないと思っていたので、確実にケアするよう気をつけたら最終的にはちょうど20周いかないくらいだったね。最近は難しいレースが続いていたから、今日は最高のチームワークで僕らにできることをみんなに示せたよ」

ビジェイ・マルヤ(チーム代表兼マネジングディレクター)

「チームの全員と同様、私もサハラ・フォース・インディアの両マシンがわれわれのホームレースでポイントを上げられてうれしい。これこそ週末を前にわれわれが自らに課したゴールであり、この6ポイントはコンストラクターズチャンピオンシップにおけるポジションを強化するためにとても重要だ。シーズン後半はチャレンジングだったが、今日はわれわれが決してあきらめないこと、そして、最近のハードワークがついに報われたことをお見せした。正しい戦略を実行したエンジニアや、強力なパフォーマンスを発揮したドライバーたち、安定して迅速なピットストップを行ったメカニックを祝福したい。今季の残りはわずか3レース。だが、できることはたくさんあるし、この勢いを維持すると決意してアブダビへ向かう」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド(12位)

「僕らにとってより良い週末だった。マシンのレースペースが良くなったのが励みになる。今回も強力なスタートを決め、オープニングラップにかなりポジションを上げられた。レース終盤はトップ10に入ろうとして頑張っていたけれど、達成できなかったのが残念。今週末にはポジティブな面があったし、ポイント獲得に近づいているのを感じるから、ラスト3レースでもっと得点できるよう願っている」

バルテリ・ボッタス(16位)

「僕にとって最初の1周はすごくスリッピーで、他のマシンよりも大きくスライドしていくつかポジションを失った。でも、最初のスティントのペースは良くなっていったし、タイヤからのグリップも増していったんだ。それなのに無線トラブルがあって1回目のピットストップが計画より遅くなり、コース上のポジションを落としてしまった。第2スティントは多くのマシンと接戦になって、トラフィックのせいで少しタイムロスしている。これまでの数戦よりレースペースが強かったし、正しい戦略だと感じていた。だけど、クリアな状況であまり走れなかったためにそれを生かすことができず、ポイントに挑戦できなかったね」

セビ・プヒョラー(チーフレースエンジニア)

「コンパウンドによってタイヤの寿命とパフォーマンスが大きく異なるため、両マシンでタイヤを使う順番を変えることで戦略を分けようと決めた。バルテリはミディアム、パストールはソフトでスタートし、2人とも2ストップというプランだ。パストールは素晴らしいスタートでポジションを上げ、第1スティントのペースも良かった。オプションタイヤのデグラデーションが速かったので、レースのきわめて早い段階で彼のピットストップを行う必要があった。その後、前方のマシンが苦しくなってくる中で彼はミディアムで好ペースを維持して強力な形のレース終盤を迎え、最後のポイントを求めるマシンの一群と戦っている。バルテリは最初のスティントでミディアムタイヤをケアしたものの、1回目のピットストップ直前に彼のマシンの無線に問題が生じた結果、当初の狙いよりもピットインのタイミングが遅れて彼のポジションは後退してしまった。概してわれわれのペースと一貫性は日本に比べて改善している。無線の問題や安全性を確実にするためにピットストップ時間で譲歩したことを踏まえれば、この結果は今日望みうる最高の結果だった」

トロ・ロッソ

ジャン-エリック・ベルヌ(13位)

「数周でソフトタイヤを捨てるという僕らの戦略は良かったと思う。うまくいけばポイント圏内に入れたんだけど、今日の僕らはとにかく遅すぎた。できるだけのことはしたんだけどね。これ以上のことはできなかった。グリッドより1つ上では十分とはいえないから、もちろんガッカリだよ。アブダビでの再挑戦までの時間が短いのが救いかな。ベッテル? 彼の成し遂げたことは本当に特別だ。おめでとう」

ダニエル・リカルド(10位)

「第1スティントが良くて、ペースは順調だったから、レース中は10位より上を狙えると思っていた。でも、今日のパフォーマンスには満足だ。スーティル、ディ・レスタと戦えそうだったんだけど、彼らをパスできずにあと数2ポイント多く稼げなかったのは少し残念だ。自分のドライビングにはおおむね満足。次は僕らのサポーターが多いアブダビだから、いいリザルトで彼らに応えたい。ベッテル? すごいね! 特に夏休み以降は彼がタイトルを握りしめて、ほかの誰にもすきを与えなかった」

フランツ・トスト(チーム代表)

「まずは偉業を達成したセバスチャン・ベッテルとインフィニティ・レッドブル・レーシングに祝福を述べたい。セブ(ベッテル)は本当に驚くべき4年連続のドライバーズタイトルを、そしてチームも同様にコンストラクターズタイトルを勝ち取った。われわれとしては、中団の多くが同じようなペースを持っているため、激しいバトルになると予想していたが、その通りの展開だった。ダニエルはミディアムタイヤでスタートして、最初のスティントを長く走り、優れたペースで一時は3番手まで浮上した。その後は少し難しくなるのは分かっていたが、彼は周囲の人たちとよく戦ってくれた。終盤は遅いトレインに引っかかってしまい、スーティルをパスできなかった。ジェブ(ベルヌ)の方はソフトでスタートしたため、少し過激な戦略を試した。同じ選択をしたディ・レスタが良いリザルトを得ているのだから、それ自体は正解だったといえる。だがジェブはレース中のペースが伸びず、ポジションを上げるのに苦労した。そのため、彼もダニエルと同じようにスタート位置から1つ上でフィニッシュした」

ケータハム

シャルル・ピック(リタイア)

「スタート後のターン1を抜けたところではチルトンとチームメイトの前にいた。行き場を失っていたギドが僕の右リアタイヤにぶつかり、パンクしてしまったからすぐにピットに入らなきゃいけなくなった。ソフトタイヤでスタートしていたからどのみち早い段階でストップしなきゃいけなかったとはいえ、1周目の予定じゃなかったし、オープニングラップのパンクで時間を失った結果、日本で経験したのと同じポジションに戻ってしまい、レースの残りは他の皆を追いかけることに。1セット目のミディアムを履いたらマシンの挙動がおかしくなり始め、16周目にピットインするよう指示が出た。またしても右リアタイヤにパンクチャーが起きていたことが分かり、タイヤがかなりプレッシャーを失っていたから別の新しいミディアムのセットを履いて、そこからは前にいるマシンとのギャップを縮めようとプッシュしたけど、あれだけ大きな差ができてしまうと追い付いて追い抜くなんてあり得ない。実現させようとがんばったんだけど、油圧を失いはじめ、最初はギアボックスに影響が出てどんどん難しくなっていき、39周目にはステアリングが重くなったからリタイアするようにと指示された。後で、油圧漏れのせいでギアボックスとパワーステアリングに問題が生じ、マシンの他の部分にさらに支障をきたさないためにもリタイアするしかなかったんだとエンジニアから説明を受けた。全体的にはちょっとタフな週末になっちゃったけど、僕たちは来週末もシーズンの残りのレースも戦い続ける」

ギド・ヴァン・デル・ガルデ(リタイア)

「自分のレースがこんなに早く終わってしまって本当にがっかりしている。いい感じのスタートを決められたのに、ターン1を抜けるときにチルトンが僕にスペースを残してくれず接触してしまい、フロントウイングとサスペンションを壊してしまった。僕たちがお互いにスペースを与え合わなきゃいけないのははっきりしていたのに、今日はまったく残してもらえず、本格的なレースが始まる前におしまいさ。今週末のマシンは本当に感触が良くて、最初のフリー走行からバランスも取れていたし、日曜日には僕たちが競っているマシンを引き離すペースがあるはずだと分かっていただけにものすごく悔しい。これだけあっという間に終わっちゃうと最悪。僕にとっても、必死でがんばってくれているチームの皆にとってもね。だけど、来週末はアブダビだからすぐに立て直せる。まさに今の僕が目指すところさ」

マルシャ

ジュール・ビアンキ(18位)

「また2台でレースを完走できてハッピーだけど、正直、ポジションにはガッカリしている。2つの戦略はすごく近かったけど、理論上は僕の方が少し速いはずだった。クルマは良かったから、最初のピットストップでタイムロスしなければ戦略が成功するはずだったんだ。最後にそれが大きな違いを生んだ。クルマのパフォーマンスには満足だし、チームはチャンピオンシップでポジションを維持できそうだ。セバスチャンには賛辞を送りたい――素晴らしい偉業だよ」

マックス・チルトン(17位)

「自分のパフォーマンスにすごく満足している。スタートは大成功で、エンジニアたちの助けによって一時はリタイアの可能性もあった問題を乗り切ることができた。ありがたいことに問題が緩和されて、戦略をリカバーできたことが僕にはすごくいい方向に働いた。映像を見ると、1コーナーの状況は明白だ――僕はヴァン・デル・ガルデより前にいて、彼はフロントウイングをピックと僕にぶつけている。ミラーを見た時、彼がウイングにダメージを負っているのが分かった。全体的にはそれほど順調な週末じゃなかったけど、ペース的にはケータハムとそこそこ戦えたし、今日もいい仕事ができた。全戦完走中という記録を維持できてすごくうれしいけど、ブラジルでも同じことが言えたら、もっとうれしいだろうね! 明らかな成果を生んでいるチームのハードワークに感謝している。最後に、その活躍にふさわしい4度目のタイトルを獲得したセバスチャンに、おめでとうと言わせてほしい」

ジョン・ブース(チーム代表)

「ここでも2人は印象的なスタートを見せてくれた。特にマックスは両ケータハムを一気に抜き去った。ターン1でちょっとしたインシデントはあったものの、われわれが2台そろってケータハムより前に出られるのは明らかだった。ピックに十分な差をつけ、そこからは2人のドライバーによる魅力的なレースが展開された。ジュールとマックスにはグリッドポジションに対処するため、大きく異なる2つの戦略を与えており、その結末はマックスが6周の最終スティントでソフトタイヤに履き替えるまでは分からなかった。計算上はジュールの方が前に出るはずだったが、ピットでのタイムロスによって、わずかな差ながら最終的にマックスが前で戻ってきた。それでも両ドライバーのエクセレントなレースパフォーマンスに称賛を贈りたい。マックスは再び完走率100%の記録を維持した。レースペースにおいて引き続き進歩が見られることも心強い。最後に、4度目のドライバーズチャンピオンシップ優勝を決めたセバスチャン・ベッテルにお祝いの言葉を述べておきたい」

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