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ベッテル優勝で王座確定!

M.S.
2013年10月27日
4年連続チャンピオンとなったベッテル © Sutton Images
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今年でF1初開催から3年目を迎えたブッダ・インターナショナル・サーキットにて27日(日)日本時間18時30分から2013年FIA F1世界選手権第16戦インドGP決勝が行われた。

前日に実施された予選ではレッドブルのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得し、過去2回のレースの両方を制したインドで今季のタイトル確定に向けてこれ以上ない態勢を整えた。

舞台となるサーキットは1周5.125km、決勝レースは60周で行われる。DRSゾーンはメインストレートとターン3からターン4にかけての2カ所に設定された。ピレリは今週末のドライタイヤとしてミディアムコンパウンド(プライム)とソフトコンパウンド(オプション)の2種類を用意している。

レース開始時の空は曇がかっていたものの晴れ、気温30度、路面温度34度のドライコンディションだった。

予選Q3をミディアムで戦った4番グリッドのマーク・ウェバー(レッドブル)、8番グリッドのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、9番グリッドと10番グリッドのセルジオ・ペレスとジェンソン・バトン(共にマクラーレン)を含め、保ちのいいプライムタイヤでのスタートを選ぶドライバーが多かったものの、ソフトタイヤを温存してQ1落ちを喫して17番グリッドにつけたロマン・グロージャン(ロータス)はオプションスタートで巻き返しを狙う。

レースがスタートすると先頭をキープしたベッテルに2番手、3番手スタートのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンのメルセデス勢が続く。後方ではやや出遅れた感のあるウェバーがキミ・ライコネン(ロータス)と接触した模様だ。

5番手スタートのマッサがメルセデスコンビを追い抜き、1周目が終わった時点で隊列はベッテル、マッサ、ロズベルグ、ハミルトン、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、ライコネン、ウェバー、ペレス、アロンソという形になった。

オープニングラップを終えて早々にピットへ向かうマシンが数台見られる中、ラップリーダーのベッテルはチームの指示に従い、2周目を終えたタイミングで1回目のタイヤ交換を実施。オープニングラップの接触でフロントウイングにダメージを負ったアロンソも同時にピットストップを行い、2人ともミディアムタイヤでコースに戻っている。

それに続いてソフトスタートのメンバーが順次タイヤを交換する中、ベッテルは次々とコース上でポジションを取り戻していく。新品のソフトを使用していたグロージャンが14周目にミディアムへ履き替えたところで上位の並びはウェバー、ペレス、ベッテル、ダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、エステバン・グティエレス(ザウバー)、マッサ、ロズベルグ、ハミルトン、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)となっていた。

しかし、グティエレスにはジャンプスタートによってドライブスルーペナルティが科されてトップ10圏外へ。プライムでトップ10からスタートした面々としては、上位に抜け出たウェバーとペレスとは対照的に、序盤にトラブルに巻き込まれたアロンソが14番手。バトンはパンクチャーを喫して7周目にソフトタイヤに交換し、再びミディアムに戻していた。

ポールシッターのベッテルは21周目にペレスをかわして2番手に浮上する。先頭のウェバーとの間には11.8秒以上の差があった。29周目にはスタート時のタイヤで踏みとどまっていたトップのウェバーと3番手ペレスが同じタイミングで初回のタイヤ交換を実施する。

続いてマッサ、ハミルトン、アロンソらもピット作業を行い、アロンソのみがまだレースで履いていなかったソフトを選んだ。ベッテルは32周目にチェッカーフラッグまでつなぐべく新たなミディアムタイヤに履き替えており、その翌周にウェバーがソフトを装着してベッテルから12秒後方の2番手に復帰している。

レースが後半に入ってしばらく、35周目の時点でトップ10はベッテル、ウェバー、スーティル、ライコネン、ロズベルグ、グロージャン、マッサ、リカルド、ハミルトン、ペレスというオーダーに。3番手スーティルはまだ1度もピットに入っていない。

38周目にアロンソがミディアムに戻し、コース上ではライコネンがスーティルをパスして3番手に浮上した。40周目、2番手を走っていたウェバーにオルタネーターのトラブルが発生してあえなくリタイアとなってしまう。

これで暫定の表彰台メンバーはベッテル、ライコネン、ロズベルグとなった。2番手ライコネンは序盤に一度ミディアムタイヤに履き替えたきり、タイヤを交換していない。背後にいたロズベルグがまたたく間にギャップをつめ、52周目にライコネンをひらりとかわしていった。

ウェバーがトラブルに見舞われたレッドブルはベッテルにドリンクボトルの使用をやめるよう指示。すわ問題発生かと思われたが、ベッテルは続く周回でファステストラップを更新する走りを見せている。一方、8番手ヒュルケンベルグはピットストップを2度繰り返した末にレースを終えた。

終盤には激しい3番手争いが繰り広げられ、56周目にグロージャンが僚友のライコネンをオーバーテイクして3番手に上がる。ライコネンはマッサにもポジションを奪われ、後ろから来たハミルトンとペレスにも先行されてしまう。残り周回わずかにしてライコネンはタイヤを交換するためにピットへと向かった。

そんなライバルたちの約30秒前でチェッカーフラッグを受けたのはベッテル。3年連続の優勝を飾ったインドにて4年連続タイトルを確定させ、ファンの大歓声を受けながらドーナツターンを披露した。また、レッドブルもコンストラクターズ選手権優勝を決めている。

2位ロズベルグ以下、グロージャン、マッサ、ペレス、ハミルトン、ライコネン、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、スーティル、リカルドが入賞を果たした。

11位以降はアロンソ、パストール・マルドナド(ウィリアムズ)、ジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)、バトン、グティエレス、ボッタス、マックス・チルトン、ジュール・ビアンキ(共にマルシャ)までが完走。ヒュルケンベルグは完走扱いとなり、ウェバー、シャルル・ピック、ギド・ヴァン・デル・ガルデ(共にケータハム)がリタイアを喫している。

インドGPは2015年の序盤戦への移行を前に、来年は一時的にカレンダーを外れることになっている。

次戦は連戦で行われる第17戦アブダビGP。最初のセッションである金曜フリー走行1回目は25日(金)日本時間18時スタート予定だ。次戦もお楽しみに!

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