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2012年第11戦ドライバーコメント決勝

Jim / Me / M.S.
2012年7月30日 « ペースはあったとベッテル | バトン、フェラーリとのコンタクトを否定せず »
最高の形でシーズン前半戦を締めくくったハミルトン © Press Association
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降雨の可能性が予報されていたにもかかわらず、好天に恵まれたハンガロリンクで29日(日)、2012年シーズン第11戦ハンガリーGP決勝レースが開催され、ポールシッターのルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップでチェッカーを受けた。

キミ・ライコネンとロマン・グロージャンが2位と3位でゴールし、ロータスがダブル表彰台をマークして前半戦を締めくくっている。

レース後のドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル(4位)

「僕としては今日の実際の結果以上に全体的な速さがあったと思っている。第1スティントはジェンソンの後ろでスタックした。彼は僕より遅くてその時にタイムを失ってしまったけれど、もちろんピットに入って出てきたからといって単純にクリーンなスペースを得られるわけじゃない。トラフィックがあるからね。だから僕たちにはどうすることもできなかった。終盤、タイヤはそれほど悪くなかったけど、前のマシンのタイヤがダメになってきた場合に備えて何かやらなきゃいけないと考えたんだ。実際にはそうならなかったけどね。レースペースはとてもいいから、予選でもっといいスタート位置につけるかどうかは僕たち次第だ。そうすれば違ったレースになるからね」

マーク・ウェバー(8位)

「終盤にもっと皆がタイヤにトラブルを抱えてくれることを願っていたんだけどね。僕たちは5番手にいて、いい感じのクッションがあったけど、今年はレース終盤になってタイヤが機能しなくなる場面をたくさん見てきたから。今日は(自分たちの判断が)うまくはまらず、何か違うことをやろうとした中でポジションを失った。終盤は速くなっていたけど、ここはオーバーテイクが難しいし、達成できなかった。それでも、スタート位置からはポジションを3つ上げられたし、ポイントも獲得できたからシーズン後半戦はかなりオープンだと思うよ」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「午後は暑さもあって長くタフなレースだった。セブ(ベッテル)はターン1のアウト側からグロージャンに挑んだが、縁石に乗ってしまい、ターン2にかけてアウトサイドからバトンに先を越されてしまった。それ以降、ジェンソンの後ろだった第1スティントと第2スティントはかなりのタイムを失ってしまっている。マークは今回のレース戦略が2ストップなのか3ストップなのかはっきりしない中、ハードタイヤを履いて素晴らしいスタートを切った。ジェンソンが早めにピットに入ったので、コース上のポジションと見事なピット作業によりセバスチャンを彼の前に出すことに成功している。セバスチャンは優れたペースを取り戻したものの、今度はグロージャンの後方でトラフィックにつかまったので、3ストップ戦略でいくことに決めたのだ。マークも順調にポジションを上げたが、アロンソに対してクリアな状態で走っていたのでマークにも3ストップで行かせる方がいい選択肢だと考えた。ピットクルーは今日も見事な仕事ぶりで、セバスチャンをアロンソの前にキープできている。最後の10周は先頭集団を追いかけたものの、残念ながらもうあまり周回数が残されていなかった。マークは45周目あたりからディファレンシャルの問題が出始めており、(ブルーノ)セナに接近していたものの、追い抜くことはできなかった。とはいえ、コンストラクターズ選手権で53ポイントのリードを築き、ドライバーズ選手権では2位と3位のランキングで夏休みを迎えられるし、まだまだこの先もレースは続く。全員が休みを取るに値すると思うし、完全にリフレッシュして一月後のスパに戻ってきてくれるだろう」

マクラーレン

ジェンソン・バトン(6位)

「まず、ルイスとボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのチームの皆に"よくやったね!"と言いたい。皆、最高の仕事だった! でも僕は、今日はルイスよりもだいぶフラストレーションがたまっているような気がする。それでもオープニングラップのターン2でアウト側からセブを追い抜き、彼の前に出られたことは本当に満足しているし、3番手をキープできていたことも満足している。それに先頭のペースにもついていけていたしね。実際、最初のピットストップの後は先頭集団が見えていたんだ。だからまだかなり接戦だったはず。その後、3ストップ戦略でいくことにしたんだけど、2回目と3回目のストップが終わるとトラフィックにはまってしまい、残念なことにそれが僕の状況を難しくさせた。トラフィックにはまると、前がクリアな状態で走っているときよりもかなり遅くなってしまうから。だけど、今週末はたくさんのポジティブなことがあった。僕たちのマシンは間違いなく速い。ホッケンハイムでは僕が、ここではルイスがそれを証明している。シーズン後半戦も必ずボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの皆は全力でパフォーマンス向上を目指して開発作業に励み続けてくれるはずだ。これからシーズン半ばの休みに入る。僕は旅行してリラックスするつもり。かなり楽しみにしているんだ」

ルイス・ハミルトン(1位)

「何て言えばいいんだろう!? 大喜びさ! チームが本当に最高の仕事をしてくれた! もう完ぺき、最高! 本当に楽しいレースだった。簡単じゃなかったけどね。実際、これまで走ってきた中で一番キツイレースだとも思うくらい。でも、ね、だからこそうれしいんだ。69周を通してずっとプレッシャーがすごかった。まずはロマンで、次にキミが僕の真後ろにつけていて、それがずっと続いたんだ。ペースを落とさないようにしながらタイヤをケアしないといけなくて、本当に厄介だった。こんな風なレース展開だと落ち着いていられない。マシンの感触は変わり続けるしね。どのラップでもタイヤから異なるメッセージを受け取る。でも最後はちゃんと(タイヤを)もたせられた。周回ごとにラップを通して、後続とのギャップを維持することがすべてだった。特にピットストレートにDRSゾーンがあるから、そこでオーバーテイクされないように、どのラップでも最終コーナーでは十分なギャップを持っていられるようにがんばらなきゃいけなかったけど、全部やり遂げられた。さっきも言ったけど、チームは本当に信じられないくらい素晴らしい仕事ぶりだったし、イギリスから来てくれた人たちだけじゃなく地元ハンガリーのファンも含めてブダペストで受けた声援は最高だった。それに、イギリスでオリンピックが開幕した週末にグランプリ優勝を遂げられたことは、オリンピック期間を通してさらに多くのイギリス人選手の活躍を願っている僕にとって、それに貢献できたような気がしている。誰かが教えてくれたんだ、僕たちが2012年のイギリス最初のゴールドメダルだって。まあ、実際はしょうじゃないんだけどね。でも、オリンピック期間では今回がイギリスの初勝利だ。最高じゃん。シーズン全体を考えると、休み明けにやるべきことがたくさんあるのは間違いない。でも今はお祝いしよう。僕たち全員、家族や友人、ファンも一緒に、ボーダフォンのロケットレッドTシャツを着て、この瞬間を楽しもう。僕たちみたいにお祝いする人は他にいないからね」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「ルイスは午後を通してずっと冷静な走りを披露し、終始、激しいプレッシャーを受けながらも慎重な判断で勝利という結果を手に入れた。ポールポジションから見事なスタートを決めると、堂々たるドライビングでレースをコントロールし、タイヤを温存しなければならない必要性に対応すると同時に速いラップを刻みながら必要なバランスをうまく取っていた。今日彼が勝ち取った25ポイントにより、シーズンこれまでの合計点が117ポイントになった。ドライバーズ選手権リーダーからはまだ少し離されているが、残りのシーズン9戦を通してドライバーズ選手権の王冠を争うバトルの中ではとてもいい位置につけている。信じてくれていい、まだ誰の手に渡ってもおかしくはないのだ。ジェンソンはフラストレーションのたまるレースになったものの、それでも6位フィニッシュを果たして貴重な6ポイントを獲得している。ルイス同様、彼もまたシーズン後半戦でしっかり攻められるよう、エネルギーと熱意を養って休みから戻ってきてくれるだろう。加えて、こちらもルイス同様に、スパ・フランコルシャンからインテルラゴスまで、すべての会場で大量得点を狙ってくれるはずだ。昨日はルイスがマクラーレン史上150回目のポールポジションを獲得し、今日は通算178勝目を記録してくれた。今回は彼の101戦目なので、新たな参戦数の大台に向けてこれほど素晴らしいスタートもないのではないだろうか? 今日はルイスとジェンソンが2人で33ポイントを獲得してくれたので、チームはコンストラクターズ選手権2位に浮上した。繰り返しになるが、ドライバーズ選手権に関しても、シーズン終了までにリーダーとのギャップを縮めて栄光を勝ち取るために必死に働こうと思えるだけのいい位置につけている。ハードワークと言えば、これまでの2012年F1世界選手権を通して忍耐強く、見事で印象的な根気強い努力と完全な団結レベルを発揮してくれている(イギリス・サリー州)ウオーキングにいるボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの全員と、(イギリス・ノーサンプトンシャー州)ブリックスワースのメルセデス・ベンツAMGハイパフォーマンスパワートレインズの皆を称えたい。そして、とりわけ、(ドイツの)シュトゥットガルトとブリックスワースのわが友人たちに心からの感謝を伝えたい。今日の優勝はマクラーレンとメルセデス・ベンツのパートナーシップにおいて75回目の勝利である。実に感動的な数字だ! この後は休みを取って、しっかり充電する。1カ月後のスパ・フランコルシャンでは絶好調でバトルを再開させよう。望むところだ!」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ(5位)

「これは間違いなくポジティブな結果だよ。僕らはあまり速くなかったから、困難な末になるのは分かっていた。いろいろあったけど僕らはウェバーに対するリードを広げることができた。チャンピオンシップに関してはとてもいい週末だったってこと。こうした状況でレッドブル1台の前、もう1台のすぐ後ろでフィニッシュできたのはすごく大事だ。理論上は7位でフィニッシュのはずだったから。今週末のハミルトンは手の付けようがなかった。でもベッテルに対してはそれほど遅れていないし、僕の考えではチャンピオンシップで僕らより後ろにいる中では彼らが最強のグループだ。僕らの戦略的選択は正しかった。ペレスの後ろで少し時間を失い、そのためにライコネンに負けたのは事実だ。でも今日はライコネンにも手は届かなかっただろう。シーズン前半戦で最高のマシンではなかったものの、40ポイントのリードを築けた。チャンピオンシップのリードを保てるよう、これからも前進を続けられるように努力しなければいけない。今のままじゃ不十分なんだ。僕らが今の位置にいられるのは、持ってるものを常に最大限生かしたことに加えて、優れた信頼性を持っていたからだ。23戦連続での得点は偶然ではできないよ。7月は3戦が開催され、ファクトリーも忙しく、タフで緊張続きの1カ月だった。僕もここで一息ついてバッテリーを再充電したい。パーフェクトな状態でスパに臨めるようにね。シーズン後半も前半と同様にポジティブでプロダクティブなものになってほしい。休息と仕事、将来に目を向ける時間は5週間ある。それからスパとモンツァという2つの非常に過酷なレースが待っている」

フェリペ・マッサ(9位)

「僕のレースはスタートで台無しになってしまった。たぶんクラッチがオーバーヒートしていて、ホイールスピンを起こしたんだ。それでポジションを2つ落とし、取り戻すことはできなかった。このコースはオーバーテイクが本当に難しい。第2スティントでは一時ウェバーとセナより強かったにもかかわらず、彼らをパスするチャンスはゼロだった。素晴らしいレースじゃなかったけど、少なくとも2ポイント取れたのは良かったかな。シルバーストーンとホッケンハイムでの僕らのペースは勝利に匹敵するものだったけど、ここでは違い、それが週末全体を難しくした。シーズン前半戦は僕にとってあまりポジティブじゃなかったけど、今日はスタート時よりも確実にいい気分だ。後半戦は良くなると確信している。契約? 状況がはっきりするまでは何も言えないよ! 僕は次の数戦を成功させるのに集中しているし、それが今一番の目標だ」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「まさにグラス半分というところだね! フェルナンドの5位はランキングでの彼のリードを広げた。これは勝利を争うパフォーマンスのなかった週末における重要な成果だ。非常にハードなレースで、大部分はスタートのグリッドポジションで決まった。唯一の変数はタイヤデグラデーションと戦略の違いだった。後者に関する限り、われわれは正しい選択をしたと思う。その結果フェルナンドは彼より速いマシンを少なくとも2台はかわすことができた。フェリペにとってはスタートがまずかった。前を走るマシンと同様のレースペースを持っていたにもかかわらず、落としたポジションを取り戻すことができなかった。最初に述べた通り、この週末自体は悪いものではなかったが、なぜ前のレースと比べて競争力が足りなかったのか、週末をしっかり振り返り、原因を見つけ出す必要がある。これから夏休みに入るまでにはまだ1週間ある。パフォーマンスギャップを縮めるためにはやることが山積みだ。ヨーロッパラウンドのラスト2戦にも十分な準備を整えなければいけない。スパとモンツァはブダペストとはコンディションもコースも大きく違うので、何が起きてもおかしくない。あらゆる可能性に備えることが重要だ。数日間は短い休息を得られるが、チームの考えはただ1つのはずだ・・・」

パット・フライ(テクニカルディレクター)

「非常に難しい週末で、最後まで上位と対等には戦えなかった。自分たちがシーズン前半で最速でないことは分かっていた。この位置にいられるとは、想像すらできなかったよ。ハンガロリンクではグリッドポジションとスタートが結果に大きな影響を与える。DRSが導入されてもなおオーバーテイクは珍しく、困難だ。フェルナンドはダーティーな側からスタートしたが、オープニングラップの終わりで1つポジションを上げることに成功した。スタートで位置を守り、ターン2で攻めた結果だ。残念なことにフェリペはクリーンな側の利を生かせなかった。その原因を突き止めなければならない。これで彼のレースは終始苦戦を強いられてしまった。ロングスティントでのペースは良かっただけに悔やまれる。フェルナンドは戦略にも助けられ、いつも通りの優れたレースを見せた。チャンピオンシップで最も近いライバルを後ろにとどめ、グリッドで前にいた1台を抜いた。われわれには2つの選択肢――2ストップか3ストップ――があったが、デグラデーションがそれほどひどくなかったので、フェルナンドに関してはよりアグレッシブな作戦をとった上位3台のうち、少なくとも2台をオーバーテイクできた。しかしまだパフォーマンスは足りておらず、ゴールを達成するために最後まで戦いを続けたければ、F2012の開発を今以上にハードにプッシュしていかねばならない。休みの前には1週間あるが、40ポイントのリードを手にフェルナンドを休暇に送り出せるからといって、リラックスすることはできない。それどころかむしろその逆だ。周囲には強力なライバルがわれわれの失点を待ちかまえており、彼らの期待を裏切れるかどうかはわれわれに懸かっている」

メルセデス

ミハエル・シューマッハ(リタイア)

「今日のレースはあまり振り返りたくないレースの1つだった。スタート前にエンジン温度が非常に高くなっていて、イエローライトが点灯したためにエンジンを切った。ピットレーンからスタートしてペナルティを受け、さらにパンクチャーに見舞われた。レースの初めから、あまり愉快な展開ではなかった。来てほしくないものが全部集まってきたような感じだ。スタート前からテレメトリーの状態が完全ではなく、オーバーヒート中の様子もはっきり分からなかった。それで最後はリタイアを決めたんだ。次のレースで問題になるようなダメージを負いたくなかったからね。休み前にクルマをきちんとチェックして、スパに臨めるだろう。今週末はあまり記憶には残したくないけど、こういう受け入れるしかない週末というのもある。今後のレースではもっと改善できるはずだ」

ニコ・ロズベルグ(10位)

「今週末は僕らにとって難しい週末で、十分な速さがなかった。今日のレースではスタートがうまくいき、チェッカーまでに3つポジションを上げたから、最善を尽くしたと言えるだろう。でも、1ポイントで喜ぶなんて理想的な状況じゃない。なぜペースを欠いているのか答えを見つけ出さなければいけない。休み明けのスパではもっとうまくやれることを願っているよ。必要な改善ができるよう、ハードにプッシュする」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「ニコは良い仕事をしてくれた。10位というのはだいたいマシンの力通りだろう。非常にうまいドライビングでタイヤを持たせてくれたのはポジティブな兆候で、優れた戦略によって順位を上げた。マイケル(シューマッハ)の方はイベントフルなレースだった。ピットレーンからスタートし、ペナルティを科された上にパンクチャーを起こした。理想的なレースのスタートとは言い難い。その間に彼のマシンのテレメトリーを失ってしまい、レース中も原因がはっきりしないさまざまなトラブルが発生したので、最終的にリタイアさせることを決めた。今日はあるだけのものを引きだしたと思うが、期待したほどの競争力を持っていないのは明らかであり、もっとパフォーマンスとラップタイムを見いだす必要がある」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)

「今シーズン初めてQ3進出を逃すという厳しい予選の後だけに、良いレースリザルトは望めなかった。ニコは15周目の最初のピットインの時点ですでにリーダーから26秒遅れており、続く52周でさらに25秒を失った。1周につきおよそ0.5秒――これはシルバーストーンやホッケンハイムでも経験したギャップだ。多くの仕事が残されているのは明白であり、残る9戦ではパフォーマンスを改善してみせる。ピットレーンスタートとドライブスルーペナルティの後、チームは残り11周で用心のためマイケルをピットに呼び戻すことを決めた。この15年間で、メルセデスエンジンでの75勝目を記録したルイス・ハミルトンとボーダフォン・マクラーレン・メルセデスに祝福を述べたい」

ロータス

キミ・ライコネン(2位)

「優勝できなくて悔しいけどチームにとってはいい結果だし、最後の一歩を踏めるようにプッシュし続ける。僕のスタートは悪くなかったけど、KERSに問題があってフェルナンドにポジションを譲ってしまった。ちゃんと機能しだしたときには集団の中にスタックしちゃっていたから、ちょっとイラッとしたけど、クリアな場所を走れるようになったときにはプッシュできたし、2回目のピットストップで何台か追い抜ける感じがしていた。チームからはロマンとかなり接戦になるだろうと言われていたんだ。でも大丈夫だった。ルイスに追いつくことはできたけど、追い抜くのは不可能だった」

ロマン・グロージャン(3位)

「チームにとってはいい結果だけど、正直、ちょっとガッカリしている。前半2つのスティントはルイスといい形で先頭争いができていたのに、青旗をまったく尊重しないマイケル(シューマッハ)に引っかかってしまってかなりタイムロスした。そのせいでキミにもポジションを奪われてしまい、それと同時に優勝を争うチャンスも失った。ここはオーバーテイクが本当に難しい。前にいるマシンに近づく度にフロントエンドのグリップを少し失うんだ。だからオーバーテイクが不可能になる。それでも、これがレースだし、コンストラクターズ選手権のために大量点を獲得できたことは本当にポジティブだ」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「2台が表彰台に上ったのはチームにとって本当に素晴らしい週末の締めくくりだ。今回のような結果を得るために必死にがんばってくれているエンストンの皆は現場でシャンペンを味わうことがほとんどないので、彼らの仕事を称賛しなければならない。ドイツで厳しい週末を過ごしたロマンが復調してくれて本当にうれしいし、キミが優勝を争う場面が見られてとてもハッピーだ。新しい予選へのアプローチが機能している。今週末は予選をうまくやれたので、レースでも多くの周回に渡ってリーダーを追いかけることができた。コースレイアウトが変わればオーバーテイクを可能にしてくれたはずなので、今回のレースに勝つこともできたはずだと思っている」

ジェームズ・アリソン(テクニカルディレクター)

「両ドライバー、E20、チーム全体による見事なレースだった。ドライバーズおよびコンストラクターズの選手権ポイントを大量に獲得でき、本当に素晴らしい進歩を遂げられたと思っている。シーズンはまだ前半が終わっただけなので、両チャンピオンシップの射程圏内にいると考えるのは空想ではないはずだ。全体的なトレンドとして、私たちのマシンはどんどん強くなっているので、この先のレースでもさらに前進できることを願っている」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ(12位)

「12位は今日の僕らのスピードを正しく反映している結果だとは思わない。僕のレースはまずいスタートのせいで妨げられて、ターン1で少しポジションを落としてしまった。先週のドイツGPでも同じ問題があったから、どうしたらその点で前進できるかを理解しなければ。このせいでコース上のポジションが打撃を受けるからね。最初の何周かはすごくタフだったけど、マシンは4周目の終わった頃から良くなってバトルに戻ってくることができた。オーバーテイクのチャンスがなく、ピットストップが終わってしまえば後はマシンを最後までドライブするだけだから、速さを最大限に生かすことができなくて残念だった」

ニコ・ヒュルケンベルグ(11位)

「正直に言って、すごく難しいレースだった。今日の午後はバランスにとても手を焼いて、十分なペースを得られなかったんだ。リアタイヤのデグラデーションもひどくて、レース終盤にかけてはラクじゃなかった。だから、すべてを考慮にいれれば11位は最大の結果だったと思う。僕らは一つもミスをしなかったし、2ストップ作戦は確かに正しい決断だったから。ポイントから遠い位置にいるわけじゃないけど、次のレースまでに改善できるように何が起こったかを分析しなくちゃならない」

ビジェイ・マルヤ(チーム代表兼マネジングディレクター)

「今週末われわれは光る速さを見せたが、最終的にはポイントフィニッシュという目的を達成できるほどの一貫性がなかった。ここはオーバーテイクが非常に難しいサーキットで、コース上でポジションを上げる機会がほとんどないため、予選ポジションが十分ではなかったことが今日の午後に響いた。戦略でどうにかできる余地もなく、2ストップ作戦はわれわれが戦っていたマシンたちを考えれば間違いなく正しかった。ここ数日からポジティブな要素を汲み取り、夏休み後にさらに強い形で戻って来られるよう、どこでパフォーマンスを上げられるか理解に努めていく」

ザウバー

小林可夢偉(18位完走扱い)

「単純にここでの僕たちは遅すぎです。週末を通して苦戦していましたし、ミディアムタイヤのコンパウンドは特に苦労しました。スタート直後にコースの左端を走ることになり、それ以上どこにも行けない状態に陥ってしまったのでいくつかポジションを落としてしまいました。最後はハイドロリック漏れにより、ピットに戻るよう指示がありました。そんなところです。どういうわけか、ハンガロリンクは僕たちにとってうまくいきませんでした」

セルジオ・ペレス(14位)

「今日はほとんど語ることがなくて困ったな。とにかく僕たちはペースが不足している。僕は異なる戦略を採って最初のスティントを長くしようとしたけど、結局のところ今日は入賞できるポイントはまったくなかったんだと思う。残念だ。でも夏休みの後は復活してみせる」

モニーシャ・カルテンボーン(CEO)

「グリッドポジションを考えると、今日は自分たちにやれることをやったのだと思っています。両ドライバーとも素晴らしい仕事をしてくれました。とはいえ、このコースはオーバーテイクがひときわ難しく、それは他のドライバーの経験からも分かる通りです。弱点の予選が響いていますので、そこを改善していかなければなりません」

ジャンパオロ・ダラーラ(トラックエンジニアリング責任者)

「終わってみれば今週末のわれわれにとって可能な位置でフィニッシュしたのだと思う。うちのドライバーたちはトラフィックにはまることが多かったので、レースパフォーマンスを判断するのが難しい。可夢偉はスタートでポジションをいくつか落としてしまい、それが事態を難しくした。彼をトラフィックから抜け出させるため、予定よりも早くにピットに入れたのが少しは役だったと思う。それでも、レースが半分ほど終わった頃にわずかなハイドロリック漏れを確認し、徐々に悪化していたためレースが終わる1周前に彼をピットに呼び戻すことにした。チェコ(ペレスの愛称)はスタートでポジションを上げたものの、それでも入賞圏外だった。したがって、私たちはリスクを冒し、1ストップの可能性を探って第1スティントを長くすることに決めたのだ。しかしながら、タイヤがそれほど長くもたず、後知恵ではあるが、機能しなかった。2回目のストップも遅らせ、こちらは前のドライバーたちに追いつく役に立ったものの、結局のところは今週末を通して自分たちが早くなかったことを受け入れるしかない。これに対応していかねば」

トロ・ロッソ

ダニエル・リカルド(15位)

「スタートはまずまずで数台を抜いた。ディ・レスタについていこうとして、数ラップはDRSゾーンの中にいられた。でもその後次第に引き離されるようになってしまって、今日はとにかくライバルと戦うにはペースが足りなかった。ソフトを履いた序盤のスティントは、所々にバランスの問題があった以外はそれほど悪くなかった。レースが進むにつれてクルマは良くなっていったけど、ミディアムでの最終スティントはタイヤを機能させるまでしばらく時間がかかり、あのスティントは最初のセットアップがコンサバティブ過ぎたかもしれない。終盤にまだかなり余裕が残っていたからね。今日はこれ以上できることはなかったと思う。次は夏休み。スパではもっと強くなって戻ってきたい」

ジャン-エリック・ベルヌ(16位)

「スタートはすごく良くて、ザウバーの2台とフォース・インディアの1台を抜いた。でも、その後1コーナーで押し出されてしまって、2台のケータハムの後ろまでポジションを落とした。2台をパスした後は、小林とダニエルの後ろを走った。僕はユーズドのソフトでスタートしたのに対し、新品だった彼の方が少し速かった。新品ソフトに交換したピットストップでは小林の後ろに戻ってしまい、そのスティントの間中彼の後ろを走り続けた。その間にダニエルに引き離されてしまったのは残念だった。僕はもっと速く走れたんだけど。終盤のペースはあまり良くなくて、最後の最後で予定外の4回目のピットストップを強いられた。サイドポッドにデブリが入ってしまってオーバーヒートを起こしていたんだ。それさえなければダニエルのすぐ後ろかすぐ前に出られただろう。夏休み? 僕としてはレースの方がありがたいんだけど!」

フランツ・トスト(チーム代表)

「ダニエルが15位、ジャン-エリックが16位というのはもちろんわれわれの希望通りではないが、今のわれわれのパフォーマンスレベルが中団グループの上位に届かないという事実は隠せない。今日、両ドライバーはわれわれが与えた機材でベストを尽くしてくれた。2ストップと3ストップには差があまりなく、われわれは予選を終えて十分なセットのタイヤが残っていたことから、バランス的に3ストップを選ぶのが自然な流れだった。ジャン-エリックのマシンは高温になっていることが確認されたため、4度目のピットインをしなければならなかった。右のサイドポッドにデブリが入ったのが原因だった。強制的な作業禁止期間までには数日しか残されていない。チームはこの接戦シーズンの残りの9ラウンドで改善点を見つけ、方向転換を図るための努力を続ける」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド(13位)

「今日は難しいレースだった。最悪のスタートで、かなりポジションを失ってしまい、序盤から自分のレースは妥協を強いられたんだ。トラフィックの中で良いペースを保つのは難しく、さらにドライブスルーペナルティにも対応しなければならなかった。ディ・レスタと限界のところで競い合っているときにブレーキをロックしてグリップを失い、僕がコーナーのインサイドにいたから軽くぶつかってしまったんだ。今日はタイヤマネジメントに集中し、今後に向けてたくさんの情報を集めることができた。今までのように競争力はなかったけど、この後は夏休み後のシーズン後半戦に向けて必死に取り組んでいかなきゃいけない」

ブルーノ・セナ(7位)

「今日は最高のレースだった。路面コンディションも天気も僕たちが予想していたのとだいぶ違っていたから、戦略が機能するように必死でプッシュした。チームのためにもうれしいし、この勢いを維持したい。たくさんのバトルにからんだ僕にとっては気温がかなり高かった分、タイヤをちゃんとキープするのが難しかったけど、9番手からスタートして7位でフィニッシュしたことはいいと思っている。僕たちにとってはターニングポイントなんじゃないかな。レースは良かったし、楽しい週末だった。チームも喜んでくれている。シーズン後半戦でプッシュし続けるためにも、ゆっくりする機会になる休みは歓迎だ」

マーク・ジラン(チーフオペレーションエンジニア)

「見事なレースを戦い、6点を勝ち取ったブルーノの走りに満足しているし、8月の休みを迎えるにあたりチーム全体を押し上げてくれる結果だ。パストールはグリッドからの発進がうまくいかず、レースに影響した。その後は良いペースでプッシュしたものの、ディ・レスタに対するオーバーテイクに関連してドライブスルーペナルティを受けてしまった。今日とても素晴らしい仕事をしてくれたピットストップのクルーに感謝したい。これまでで最速の作業時間だった」

ケータハム

ヘイキ・コバライネン(17位完走扱い)

「まあまあのレースだった。スタートがうまくいき、1周目で16番手まで上がった。そこからもずっといいペースを維持できた。クルマのパフォーマンスについて僕らは現実的だけど、今週末のバランスとセットアップはとても良かったと思う。タイヤマネジメントに関しても満足だし、戦略も良かった。ハンガロリンクはオーバーテイクが難しいコースだから、あまり多くポジションは上げられないだろうと思っていた。でもクルマのパフォーマンスには満足しているし、チームの今週の仕事ぶりは素晴らしかった。夏休み中もフィットネストレーニングに励み、友人たちと一緒に忙しく過ごすよ。集中してシーズン後半戦に取り組むのを楽しみにしている」

ヴィタリー・ペトロフ(19位)

「全体として今週末は僕らにとって貴重なレッスンだった。クルマは予選とレースで変わってしまっていて、どうしてなのかデータを振り返って理解しなければいけない。ここまでは確かに改善していたはずなのに、少し変な気分だよ。でもとにかくレースでは感じが違ったんだ。今週末はいくつか違うセットアップを試し、何が機能して何が機能しないか分かっている。いったん今日のレースのデータを見直せば何が起きたのか分かるはずだし、そこから残りのシーズンに向けて学ばないとね。ポジティブな面はチームがとてもよく頑張ってくれたこと。夏休みはすごく楽しみだよ。チームのみんなには今までの分ゆっくり休んでほしいし、シーズン後半戦に取り掛かるのを心待ちにしている」

マーク・スミス(テクニカルディレクター)

「シーズンの前半が終わり、今日のレースはわれわれの位置を明確に示した。両ドライバーとも期待に答えるパフォーマンスを示し、完ぺきな走りをしてくれた。ピットストップと戦略もうまくいき、コース上とファクトリーの努力については言うまでもない。しかしながらまだ自分たちの目標には届いておらず、シーズンに設けたゴールを達成するためには努力が必要だ。ここまでの戦いを評価し、バッテリーを充電する時間があるので、休みに入るのは望ましい。後半戦では2012年に目指すパフォーマンスレベルを達成したい。リーフィールドへの移転で、必要なインフラや人材など必要なものはすべてそろっている」

リアド・アスマット(グループCEO)

「シーズン前半の終わり方としては満足している。両ドライバーサイドとも、ガレージとピットウオールでよくやってくれた。シーズン前半戦からはポジティブな面を見いだせるが、今は再充電し、戦いに戻ってくることがチームにとって必要だ。できる限り早い進歩を遂げるためにはまだ多くの仕事が残されており、夏休み後はエネルギーに満ちた状態で、チームの成長に全神経を集中し、引き続き慎重に歩みを進めていく」

HRT

ペドロ・デ・ラ・ロサ(22位)

「タフだったけどいいレースだった。すごく暑かったけど僕らのペースは良かった。2ストップ作戦を選び、ミディアムでスタートして、次もミディアム、最後にソフトを使った。終盤、僕はグロックを視界にとらえていて、彼は何度もタイヤをロックさせていた。でもオーバーテイクする前にレースが終わってしまったよ。ブルーフラッグも厄介で、今回はかなりてこずった。全体としてはハッピーだけど、サバイバルレースだったよ。シーズン後半にはいくつかのアップグレードが計画されていて、それがマルシャの前に出るためのステップにつながることを願っている。バッテリーを再充電して戻ってこられるよう、しばらくお休みだ」

ナレイン・カーティケヤン(リタイア)

「レースのスタートは良く、ペドロのペースについていき、グロックのスピン後は彼の前を走った。でも1回目のピットストップを終えると彼はソフトで非常にいい走りをしていて、ミディアムだった僕を抜いていった。またブルーフラッグへの対応もすごく大変だった。数が多すぎるんだ。残り5周になってクルマが右に寄っていくようになり、だんだん悪化していった。ターン3を出たところでステアリングが壊れてしまったので、原因を突き止めなければいけない。タフなレースだったけど、夏休み後に成長を示せるように仕事を続けないとね」

ルイス・ペレス・サラ(チーム代表)

「興味深いレースで、スタートからフィニッシュまでグロックとのマンツーマンの戦いだった。ペドロとナレインは彼の前に立ち、レース半分まではそのままの位置関係だったが、2度目のピットストップで彼にオーバーテイクされてしまった。終盤、ペドロは彼を視界にとらえていたが、今回は任務達成ならず。ライバルの後ろでのフィニッシュとなったものの、良いペースをキープできた。懸念される点はナレインのサスペンショントラブルだ。それについては分析しなければならない。これからマドリードのラ・カハ・マヒカに戻る。あと数日仕事をしたら、しばしの休みに入る。エネルギーをたっぷり蓄えて、シーズン後半でも進歩を続け、このプロジェクトを発展させていきたい」

マルシャ

ティモ・グロック(21位)

「僕にとってはまた忘れたいレースになった。少しホッケンハイムみたいな感じだったね。ペースがまったくなくて、最初からマシンのバランスが良くなかった。それでも最初の2周はまだ速かったんだけど、リアエンドが再び不安定になった。ブレーキング時に突然マシンの感覚を失って取り戻すことができなかったんだ。スピンを喫してからは2台のHRTの後ろでバランスにすごく苦しんだ。今は何が問題だったのか分からないけど、休むにはいいときだ。僕のマシンに起こった問題を解決しようと熱心に働いてくれたチームに感謝している。彼らが休みを楽しめるといいな。調子を取り戻してみんなでより強い後半戦を送りたい」

シャルル・ピック(20位)

「僕のデビューシーズンの前半戦をこういう形で終え、自分自身に課したターゲットを達成できて満足。またスタートがうまくいかなくてレースの始めはあまり良くなかったから、このことについては調べてスパまでに解決しなくちゃならない。それに、これはレースで僕らが進歩するのを助けてくれる要素でもある。その後のレースペースはすごく良かった。ケータハムと比較したときの僕らのパフォーマンスがはっきりと見えてきて、特にペトロフと接戦ができたのがうれしい。これからの長い休みは今季を振り返ってシーズン後半戦に何ができるのか考えるいい機会。僕のエンジニアやクルーだけじゃなく、チーム全体に対して僕のF1デビューにとても素晴らしいスタートをもたらしてくれたことを感謝したい。チームにとって容易なことではなかったけれど、僕らは真の前進を遂げている。みんながいい休暇を過ごせるように願っているし、4週間後のベルギーGPで戦いに戻ってくるのを楽しみにしている」

ジョン・ブース(チーム代表)

「何よりチーム全体に今季これまでの間で明確な前進を遂げたことを祝福したい。今日のパフォーマンスもそのはっきりとした証だ。シーズンのほとんどにおいて同じようなレースポジションにいるとは言え、われわれはゆっくりとした歩みながらもケータハムとのギャップを確実に削っており、HRTを引き離している。さらに大局を見ればトップチームとの差も縮めている。シャルルは再びとても印象的なドライブを披露し、われわれがどれだけ進んできたかを示した。彼はレースの大部分でペトロフの後ろにつけ、しばしば速さで上回っていた。対照的にティモはまたしても厳しい時を過ごし、われわれがパッケージで果たしてきた明らかな前進から恩恵を受けられていない。長い休みは今まさにこのスポーツが必要としているものだ。われわれはイギリスに戻って一週間を費やして遠くない将来に控えた長く連なるレースに備え、その後は文字通り2週間にわたって仕事をやめ、得るに十分値する休暇を楽しむ。今年初めの7カ月間はチャレンジングなものとなり、チーム全体がそれによく反応した。1カ月後にスパに戻ってきた時には両ドライバーが今のパッケージやモンツァに持ち込む予定の開発からさらに多くを得られると強く確信している」

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