ハンガリーGP

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2011年第11戦ハンガリーGPの見どころ

Kay Tanaka
2011年7月29日
ここ数戦はレッドブルに近づきつつあるライバル勢 © Getty Images
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これまでに行われた10戦はレッドブルが6勝、マクラーレンが2勝、フェラーリが1勝を記録する展開の2011年シーズン。前戦から連戦で挑むハンガロリンクでのレースを制し、いい形で約1カ月の夏休みを迎えるのはどの陣営、どのドライバーだろうか。第11戦ハンガリーGPの見どころを押さえてレースをより楽しもう!

【その1 - どんなコース?】

ハンガリーGPは今シーズンもブダペストのハンガロリンクが舞台。初めてF1カレンダーにハンガリーGPの名が刻まれたのは1986年のことで、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンの強いプッシュを受けて東欧諸国として初めてグランプリ開催の名誉にあずかった。それから毎年、7月末から8月にかけて真夏の熱戦が繰り広げられている。コックピット内の気温が50℃を優に超えるためドライバーたちはタフなコンディションとも戦わなければならないが、2003年にはルノーに所属していたフェルナンド・アロンソが当時の史上最年少優勝を果たし、2006年にはジェンソン・バトン(当時Honda Racing F1)がF1キャリア初、そしてHonda第三期F1活動唯一の勝利を挙げた場所でもある。4.381kmの全長はモンテカルロ市街地、インテルラゴス、モントリオールに次ぐ短さで、レースは70周で争われる。直線区間が少ないために平均速度は低いが、低速コーナーに加えて時速200km前後で通過する中高速コーナーがいくつか盛り込まれており、コース幅の狭さもあってなかなかエキサイティングなコースだ。

【その2 - 戦略は?】

タイヤに負荷がかかる横Gを受けながら回り込むコーナーが多くないため、ピレリはドライのプライム(ハード)タイヤとしてソフトコンパウンド、オプション(ソフト)タイヤとしてスーパーソフトコンパウンドを持ち込む。週初めには降雨が伝えられているものの、晴天率が高いコースであることから、路面温度が50℃まで上がるような展開となればレースではタイヤのケアも重要なファクターになってくる。左フロントタイヤに負荷がかかりやすいが、トラクションが大切なコースだけに最も気をつけたいのはリアタイヤ。マシン特性もあり、チームによってさまざまなピットストップ戦略が展開されるだろう。コースでの追い抜きが難しいためスタートも重要。レコードライン上ではない偶数列から発進する各車がポジションを落としてしまうシーンがよく見られる。またドイツGPでフェリペ・マッサ(フェラーリ)がピットストップのトラブルで順位を失ったように、今週末もコンマ数秒のロスが結果を大きく左右することになりそうだ。

【その3 - 注目の場所は?】

1980年代のトレンドを基に設計されているため、コース幅は決して広くなく、オーバーテイクポイントもあまりない。それでも決勝レースのDRS(ドラッグ・リダクション・システム/可変リアウイング)ゾーンがホームストレートの大部分に設定されたため、最終コーナーで前車に接近して立ち上がることができれば、ターン1のブレーキング勝負で前に出るチャンスは増えそうだ。前述したようにスタートが重要になるが、シグナルブラックアウトからターン1までの400mがレース結果を大きく左右するため、緊張の瞬間になる。

ハンガリーGP週末の天気予報 © ESPNF1
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【その4 - 優勝争いは?】

前述したようにハンガリーGPのカギを握るのはグリッドポジション。セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は昨年の予選で3番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に1秒以上の差をつけてポールポジションを獲得しており、ここ2戦で勝利を逃しているとはいえ予選で速いレッドブルのマシン特性を考えれば、ベッテルとマーク・ウェバーが勝利を手にするチャンスは大いにあるだろう。アロンソ率いるフェラーリや前戦を制したルイス・ハミルトン(マクラーレン)も上位を争うだろうが、予選でレッドブルに対抗できないとなると厳しいかもしれない。

【その5 - ポイント争いは?】

トップ10フィニッシュを果たすという面でも、やはり予選位置は重要。Q3に進出できなかったドライバーたちは、スタートでポジションアップを図ることが求められる。優勝候補の3チームが上位を占める可能性は高く、今週末もメルセデスGP、ルノー、ザウバー、フォース・インディア、トロ・ロッソ、ウィリアムズがし烈な入賞争いを繰り広げるはずだ。

【その6 - 注目のドライバーたち】

2戦連続で勝利を得られずドイツGPで12戦ぶりに表彰台を逃したベッテル的には、チャンピオンシップリーダーとしての意地を見せつけて夏休みに入りたいところだ。予選を考えればレッドブルやマクラーレンが強さを発揮しそうだが、タイヤのデグラデーションを踏まえるとフェラーリにもチャンスが生まれる可能性はある。3戦ぶりに入賞を果たしたザウバーの小林可夢偉は予選でトップ15以内には入っておきたい。

★2010年ハンガリーGPの展開

ベッテルがポールポジション、ウェバーが2番手で続きレッドブル勢がフロントローを独占するも、2列目につけたのは前戦で表彰台の頂点に上ったフェラーリ勢。レースでもレッドブルが優位な流れだったが、セーフティカー導入中に前車から離れすぎたことでベッテルがドライブスルーペナルティを受けることに。これがチームメイトにとっては好都合となり、ウェバーがシーズン4勝目を手にしてドライバーズ選手権首位に躍り出た。予選中の重量測定に気付かなかったことで5グリッド降格処分を受けた可夢偉は23番手、山本左近(HRT)は24番手からスタートしたが、可夢偉は見事9位入賞。左近は19位で完走を果たした。

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