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2010年第12戦ドライバーコメント決勝

Kay Tanaka / Jim / Me
2010年8月2日 « ルノーとメルセデスGPに罰金 | ハンガリーGP決勝後の記者会見パート1 »

70周で争われたハンガリーGP決勝は、さまざまな波乱がありながらもチームの力関係が反映されたレースとなった。勝利したのはマーク・ウェバー(レッドブル)で、セーフティカーが導入された際にピットに向かわずコースにとどまることを選択し、その後の周回でプッシュを続けたことがシーズン4勝目につながった。2位にはスタートで2番手に浮上したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。3位はポールポジションからスタートしてセーフティカー導入まで先頭を守ったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。セーフティカーラップで前車(ウェバー)との距離をあけ過ぎてしまい、ドライブスルーペナルティをもらって勝利の可能性を失ってしまったのが痛かった。

他にも、ピットレーンでニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)が右リアホイールの離脱によってリタイアを迫られたり、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)とロバート・クビサ(ルノー)がクラッシュするなど、さまざまな出来事が含まれるレースになった。ドライバーズ選手権リーダーのルイス・ハミルトン(マクラーレン)がリタイアに終わったことも大きかったと言えよう。

23番手スタートと厳しい条件を突きつけられた小林可夢偉(BMWザウバー)は、スタートで16番手に浮上。その後、セーフティカー導入をうまく乗り切り、前を走るマシンのリタイアなどにも助けられて9位入賞を達成している。山本左近(HRT)は今シーズン3戦目となったが、2回目の完走を果たした。

レースを終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。

【マクラーレン】

ジェンソン・バトン(8位)

「週末は本当にうまくスタートしたんだ。フリー走行ではいいペースを発揮できたし、予選が楽しみだった。残念ながら機能せず、僕は11番グリッドからスタートしたよ。スタートはよかったけど、他のマシンと並んでターン1に入ってアウト側にスタックしてしまい、4つか5つはポジションを落とした。その位置に落ちたことを考えれば、8位でゴールできたのは悪くない。かなりポイントを失ったし、今日は僕らのチームが4ポイントしか手にできなかったのも残念だ。でも、トップ4のドライバー間では大きなギャップがあるわけじゃない。僕はチャンピオンシップリーダーからわずか14ポイント差だしね。難しい週末だったけど、再びカムバックするさ。僕らはすごくポジティブで強力なチームだし、過去にも難しい状況を経験してきた。だから、今回も乗り越えられるのは間違いない。今月終わりにあるスパ・フランコルシャンでそれができればいいんだけど」

ルイス・ハミルトン(リタイア)

「ターン1でアクセルを踏んでいる時に突然バイブレーションを感じ、推進力を失ったんだ。最初はドライブシャフトのトラブルかと思ったんだけど、ギアボックスに問題があったことが判明している。実際、レース開始時にもギアボックスに問題を抱えていたけど、その時はブレーキに関係したバイブレーションかと心配していたんだ。とにかく、残念だよ。いつもと同じく、チームスタッフたちが週末を通じてすごく、すごく一生懸命働いてくれていたし、レースでは上位入賞を果たして大量点を手にできると思っていたんだ。シーズンのこの時点でトラブルが起きるのは残念だけど、これがレースってものさ。マシンを限界までプッシュすれば、こういったことは起きるんだ。この問題から学習し、今シーズン残りの戦いで同じ問題が起きないためにもさらに一生懸命働かなくちゃいけないね。上位集団に追いつくことは可能だと思っているよ」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「もちろん、ここハンガリーにおいて得たワールドチャンピオンシップポイントについては落胆しているが、依然としてドライバーズ選手権およびコンストラクターズ選手権のタイトル争いに絡んでいるし、これらは残り7レースで決まることになるのだ。ルースは素晴らしいスタートを決めたが、ターン1への進入でポジションを落とした。その後は2周目にヴィタリー(ペトロフ/ルノー)をうまくパスし、チームスタッフたちはピットストップ作業によってフェリペ(マッサ/フェラーリ)をかわすことに成功した。もしギアボックストラブルに見舞われていなければ、ルイスは3位でレースを終えていたことだろう。だから、とてもフラストレーションを感じている。ジェンソンもいいスタートを決めたが、ターン1で遅れてミハエル(シューマッハ/メルセデスGP)がワイドにふくらんでからコースに戻ったことでタイムロスしてしまった。しかし1周目の終わりに15番手だった彼は、忍耐と意欲を持って午後の戦いに挑み、結果的に4ポイントを手にすることに成功している。夏休むにリフレッシュして熱意を養い、再び可能な限りプッシュしてワールドチャンピオンの栄光をつかみたいと思う。われわれにはたくさんの素晴らしい人々とアイディアが味方しており、たくさんの作業に向けた準備を行っている。今年のワールドチャンピオンシップは難しいバトルになること走っているが、タフな戦いは望むまでだ。かかって来たまえ!」

【メルセデスGP】

ミハエル・シューマッハ(11位)

「今日のレースは、僕が経験した中で最も難しいものかもしれない。限界でドライブするのはかなり難しく、その状態で最後までドライブしたから、終盤はまるで氷の上を走っているみたいだった。ルーベンス(バリチェロ/ウィリアムズ)とのバトルについては、僕がイン側に寄るということは早めから伝えていたし、ただ簡単にラインを譲りたくはなかった。彼には僕をパスする際に接触することなくオーバーテイクできる十分なスペースを与えたよ。だけど、FIAのスチュワードが厳しいといった判断を受け入れる。これから休暇を迎えるのが楽しみだし、スパではより強力になって戻りたい」

ニコ・ロズベルグ(リタイア)

「難しい週末の終わりとしては落胆の結末だった。僕は路面が汚い側にいたからスタートがよくなく、ペトロフ(ルノー)についていくのも難しかったから、十分に戦うのは難しかっただろう。クビサ(ルノー)の前にとどまるためにはピットストップをうまくやる必要があったけど、残念ながら右リアホイールに問題が生じた。今シーズン初のリタイアというのは残念だけど、こういったことは起こり得るし、僕らは経験から学べるよ。僕のマシンから外れたタイヤが、僕がウィリアムズ時代のトラッキー(トラックドライバー)だったナイジに当たったと聞いた時は、彼よりもタイヤのほうを心配したよ! だけど真面目に言えば、彼が深刻なケガを負わなかったのは素晴らしかったね。今回の件について謝罪したい。より準備を整えてスパから戦いに戻りたい」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「今日の結果はとても残念だったが、時にはこういったことも起こるし、重要なのはここから学ぶことだ。ニコとミハエルはいずれも路面が汚れた側からのスタートということで苦労し、特にニコに影響があった。序盤のセーフティカー導入によって、ドライバーたちの作業は迅速に行う必要が生じた。ニコのピットストップでは右リアホイールに問題があり、ホイールナットを適切に締めることなく彼を送り出してしまった。われわれは問題を調査し、FIAにレポート結果を提出している。外れたタイヤによって深刻な影響がなかったことは感謝しているし、残念ながらケガをしてしまったウィリアムズのメカニックを心配している。ミハエルのピットストップは5秒ほど遅れてしまった。これによって重要なポイントで彼に大きなロスがあった。ミハエルとルーベンスはタフなバトルを繰り広げたが、スチュワードはその争いが厳しいものと判断したようだ。彼らの決定には賛成できないが、ペナルティは受け入れる。難しい週末だったが、前に進まなければ。これからのレースで巻き返したい」

【レッドブル】

セバスチャン・ベッテル(3位)

「レース中は、なぜ僕がドライブスルーペナルティを受けなきゃいけないのか理解できなかったけど、レース後に何が起きたかわかったんだ。スタートは悪くなかったよ。第1コーナーまでが長いことや、フェルナンド(アロンソ/フェラーリ)の蹴り出しがよかったことも知っていた。だけど僕はポジションを守れたし、第1スティントはよかったんだ。セーフティカーが導入された時、ピットストップを指示されたのが遅かったから、ギリギリのところでピットレーンに入った。その後はペース面のアドバンテージを生かし、順当なレースになるはずだった。リスタートの時はボケてしまっていて、無線が耳に入らなかったんだ。セーフティカーがいつ戻るかという指示を待っていたからね。セーフティカーの表示ランプが見えなかった。マークはセーフティカーに接近していたから、もう1周セーフティカーランがあると思ったんだ。だけど、その後セーフティカーが戻り、僕は後方のマシンに追いつかれたよ。かなり勢いを失ったし、ドライブスルーペナルティも受けなければならなかった。今日は勝てると期待していたから、落胆している。3位という結果はチームにはいいものだけど、僕自身は残念に思っているんだ」

マーク・ウェバー(優勝)

「決して今日は楽じゃなかったよ。スタートが重要なことは知っていたけど、オーバーテイクが難しいここなら特にそうだ。スタートではセバスチャンやフェルナンドの争いに遅れるだろうとわかっていた。第1スティントは安定していたけど、その後はどうやってフェラーリを追い越すかというチェスのような戦いになったんだ。セーフティカーが導入された時、僕らはフェルナンドとは完全に異なった戦い方を選んだ。セーフティカーが入ることになった際、僕はステイアウトするってチームに言って、フェルナンドがピットに向かうことを期待した。彼がピットに入るのが見えたときは、うまくいくチャンスが広がったとわかったんだ。その後はソフトタイヤでうまく走り、フェルナンドに20秒のギャップを築いた。ピットストップを終えてからは、レースをコントロールできたよ。今日は僕の150戦目と、レッドブルにとっての100戦目ということでお祝いができた。この結果はチームにとって報いとなり、彼らはいい戦略を決めていいマシンを作ってくれたよ。次はスパという美しいサーキットが舞台だ。レースが楽しみだけど、その前にいくらかの休暇を楽しむことにするよ」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「レッドブル・レーシングにとって最高の通算100戦目となった。今日なレースに勝利し、本当に圧倒したパフォーマンスを発揮できた。セーフティカーが導入されたのは、レースで最悪のタイミングだった。われわれは戦略を分けることにしたが、これはマークがフェラーリを追い越すための唯一の方法だった。残念ながらリスタートでセバスチャンがマークから離れ過ぎてしまったことでペナルティを受けた。マークはその後も集中してピットストップ後もトップにとどまるために必要な20秒のリードをフェルナンドに対して築けた。彼は最高の20周を走破し、必要なギャップを作ってレースに勝ったのだ。セバスチャンについては、ペナルティを受けることになったのが残念だ。残りの30周はできる限りフェルナンドをプッシュしたが、ここではオーバーテイクが難しかった。1-3フィニッシュによってわれわれはドライバーズ選手権およびコンストラクターズ選手権で首位に立って夏休みを迎えることができる。チームは再充電して、チャンピオンシップで最も重要な残り3分の1に対する準備をすることができるだろう」

【フェラーリ】

フェリペ・マッサ(4位)

「このグランプリでの僕のベストリザルトだし、去年の事故から1年でもあるからうれしいよ。全体的に見てポジティブな結果だった。スタートではグリップが足りなかったけど、汚れた側だったから予想はしてた。今日は圧倒的なライバルに対してやれるだけのことをやった。セーフティカー中にピットインした判断は正しかったと思う。ウェバーのようにオプションタイヤであんなに長く走り続けることはできなかった。2人続けてピットインしたことでハミルトンに抜かれてしまったけど、運もあってポジションを取り戻せた。1週前のホッケンハイム、開幕戦のバーレーンと僕らが最速だったけど、それ以外は常にレッドブルが最強だった。彼らに追いつくためには開発面のプッシュを続けなければいけない。4週間後のスパで、その力が発揮される。僕のチャンピオンシップはこんなところでは終わらないよ。この1週間は僕にとって特別だった。週末は僕とチームにとってポジティブなものとなった」

フェルナンド・アロンソ(2位)

「今日の結果はとても重要だ。これまでは運に見放されていたが、多少なりともようやく味方してくれるようになってきた。スタートに成功して最初にウェバーをパスし、ベッテルと並んで1コーナーに入った。でも、完全には前に出られなかった。リーダーについていくスピードはなかったので、自分のポジションを守ることを一番に考えた。セーフティカーが入った時は緊迫した瞬間が何度か訪れた。ギリギリのスピードを保ちながらもミスをしないことが肝心だったんだ。その後30周以上にわたってベッテルを抑え続けるのは楽じゃなかったよ。僕より彼のクルマの方が明らかに速いからね。でもこのコースには1コーナー以外にオーバーテイクのポイントがない。これからもタイトル争いに生き残りたければ、まだまだクルマの改良が必要だ。ここではレッドブルが無敵だったし、今日は苦しんだマクラーレンも、彼らのマシンに合うロングストレートがあるスパとモンツァではまた復活してくるはずだ。僕らもベルギーでアップデートを予定している。それが先頭とのギャップを縮めてくれることを願うよ。厳しかった7月を可能な限り最高の形で終えることが重要だった。ちょうどいい時の休みだ。5人のドライバーが20ポイント以内にいるチャンピオンシップの後半はとても面白くなるだろう」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「誕生したばかりのモンテゼモーロ会長の息子、ルーポに勝利を捧げたいところだったが、今週末はレッドブルがわれわれより強かったと認めざるを得ない。スパでもう一度挑戦するよ! それでもなお、1周目から最終ラップまでし烈な戦いとなったレースで30ポイントを獲得できて非常に満足だ。ドライバーとしても人としてもフェリペは立派だった。彼はわずかなミスも犯すことなく難しいレースを戦い抜いたばかりでなく、多くのプレッシャーにさらされた1週間で素晴らしい対処をみせた。フェルナンドもまた見事だ。パフォーマンスレベルで劣るマシンに乗りながら、30周にもわたってベッテルを抑え続けた。もちろん、素晴らしいスタートも忘れてはならない。今日の目的は両チャンピオンシップにおいてリーダーとのギャップを縮めることだったが、その通りの結果となった。状況は再びオープンになったが、まだまだやるべき事が多いのは自覚している。レッドブルは常に強く、マクラーレンも勢いを取り戻してくるだろう。自分たちの仕事に集中して常に最大限努力しなければならない。コースではあらゆるチャンスを見逃さないよう目を配り、マラネロではF10の開発の手を緩めぬよう前進する。最後に、昨日のGP2レースで深刻なアクシデントに遭った若きジュールズ・ビアンキへのメッセージを。苦しい時だろうがくじけないでほしい。フェラーリは常に彼を支持していることを心に留めておいてもらいたい」

【ウィリアムズ】

ルーベンス・バリチェロ(10位)

「僕らはパフォーマンス的には5位入賞も可能なマシンを持っていたけど、プライムでのスタートというチャンスはセーフティカーによってつぶされてしまった。そこでオプションタイヤに履き替えるにはタイミングが早すぎたから、僕はステイアウトしてポイント獲得が可能になるまでギャップを広げようとしたんだ。ポイント争いに激しく挑んだし、まったくフェアでもクリーンでもない戦いになったけど、この判断は皆にしてもらうことにしよう。とにかくはっきりしているのは、僕はレーサーだから、ああいった状況でも決してスロットルを戻さないってことさ」

ニコ・ヒュルケンベルグ(6位)

「今日の結果には大満足さ。チームとファクトリーの素晴らしい努力のおかげだよ。セーフティカーの恩恵を受けるのに適切なポジションにいたけど、マシンはすごくいいペースだったし、僕もミスをしなかった。大量点を得られたのはいいことだし、今日は運もついていたね。いい結果を得て休暇に入れるし、残りのシーズンに向けていい準備ができた」

パトリック・ヘッド(エンジニアリングディレクター)

「今日はチームにとっていい結果になった。ニコが力強いレースをしたことと、ルーベンスがレースに対する情熱という彼のキャリアを象徴する要素を見せたことはうれしいよ。ルーベンスはレースで3番目のファステストラップをマークしてもいる」

【ルノー】

ロバート・クビサ(リタイア)

「汚い方のグリッドから、とてもいいスタートだったんだけど、ポジションを上げることはできなかった。それからの第1スティントはセーフティカーが入ってピットストップするまでロズベルグ(メルセデスGP)の後ろに引っかかっていた。そのピットストップでスーティル(フォース・インディア)との事故があったんだ。僕はロリポップが上がるのを見て発進したけど、接触してしまい残念だ。その影響でフロントサスペンションがダメージを負ってリタイアに追い込まれた。ここにはポーランドから本当にたくさんのファンが駆けつけてくれていたから、少なくとも完走できればよかったんだけど。それにレースの展開を考えると、もしかしたらいい結果を残せたかもしれないしね」

ヴィタリー・ペトロフ(5位)

「今日はすべてがほぼ完ぺきだったと思うから、最高の気分だ。うまくスタートできたし、第1コーナーに向けてロズベルグとハミルトン(マクラーレン)をパスした。それが僕たちの目標だったんだ。その後、タイヤの熱入れに問題を抱えていたこともあって、ルイス(ハミルトン)に対するブロックはそんなにがんばろうとしなかった。グリップをかなり失ってしまい、マシンと戦っていたんだ。さらにポジションを失ってしまうよりはいいと思って彼を行かせることにした。メルセデスGPがノーポイントだったから、今日のポイントは僕たちにとって本当に重要だと思う。それに、今日はここにたくさんの友達や家族が来てくれていたから、いい結果をプレゼントできてうれしい」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「今日は貴重なポイントを多く手に入れられたが、ヴィタリー(ペトロフ)が最高の週末を過ごせたことも重要だ。彼はレースを5位でフィニッシュしている。これは明らかに素晴らしい結果だ。今日はメルセデスGPがノーポイントだったのでその分さらに満足できる。彼らとの差を10点縮められた。だが、完全に満足してはならない。それは明らかだ。ピットレーンでの事故はロバート(クビサ)が獲得できたかもしれないポイントに影響した。あれがなければ少なくとも彼は6位でフィニッシュできただろうと思うので、そうなればダブル入賞が可能だったということだ。だが、これがレースだし、チームにとってはそれでも満足できる週末だったと思っている」

【フォース・インディア】

エイドリアン・スーティル(リタイア)

「最初は本当にうまくいっていたんだ。スタートでポジションを2つ上げられてザウバーのデ・ラ・ロサの後ろを走っていた。本当は彼より速かったんだけど、このコースはチャンスを生み出すのがかなり難しいから、追い抜く方法を見つけられなかった。(ピットに入り)自分のエリアを走っていたら、突然ルノーが目の前に現れたんだ。僕にはどうすることもできなかった。僕が来ているところに彼ら(ルノー)が彼(クビサ)を発進させたから、僕は彼に突っ込むしかなく、マシンのダメージがひどすぎて走り続けられなくなった。あれは本当に危険。オーストラリア以来、初めてのDNF(リタイア)だから本当にガッカリだ。それに、自分たちの問題じゃないところでこうなったから余計にガッカリしている」

ビタントニオ・リウッツィ(13位)

「タフなレースだったよ。あれだけ後方からのスタートだとポジションを上げるのは難しいけど、僕たちはいいペースを見せられたと思うし、入賞圏内に近かった。第1コーナーでフロントウイングのパーツが落ちてしまい、そのせいでアンダーステアがひどくなったから、(フロントウイングの)交換のためにピットに入らなきゃいけなくなって、結局、かなり後ろまで下がってしまった。ソフトタイヤを履いたら速かったけど、僕以上に苦戦していたトロ・ロッソの後ろでかなりタイムを失った。それでもオーバーテイクのポイントは見つけられなかったんだけどね。難しい週末だったし、ポイントを逃してしまったけれど、自分たちがコンペティティブだということや、いつでもポイントを獲得するポテンシャルがあるということは確認できた。この先にはもっと僕たちに合うサーキットが控えているから、スパからはもっとポジティブな流れを見せられるよう願っている」

ビジェイ・マルヤ(チェアマン&チーム代表)

「難しいレースだったが、トニオ(リウッツィの愛称)に関しては自分たちにできるベストは尽くせたと思う。ペースは良かったものの、このツイスティなコースで追い抜く方法を見いだせなかったのだ。エイドリアン(スーティル)は本当に不運で、ルノーに持っていかれてしまった。われわれの立場から言えば非常にフラストレーションがたまる。あの事故がなければポイントを獲得するチャンスは十分あったと思う。結局、ポイントは逃してしまったが、今後はもっと自分たちに合うコースが控えているので、そこに期待しているし、すべてのチャンスを最大に生かせるよう集中していく」

【トロ・ロッソ】

セバスチャン・ブエミ(12位)

「スタートは最高とは言えなかったけど、最悪ってわけでもなかったんだ。第1コーナーまでの道のりでミハエル(シューマッハ/メルセデスGP)が僕を左側に押しやったから、僕はブレーキを踏まなきゃいけなかった。そうしてなかったらコースを外れていただろうから、彼の動きがフェアだったとは思えないね。その後はロータスの後ろになってしまったからポジションを取り戻そうとしたけど、トゥルーリ(ロータス)は極めて簡単にオーバーテイクできたよ。セーフティカー導入後は、ミハエルの後ろになったんだ。彼がプライムタイヤを履いてピットからコースに戻ってきたときにパスすべきだったけど、僕は十分に速さがなくて彼の前に出ることができなかった。レースの大部分でそのポジションに甘んじたよ。なんとか対処できていれば、10位に入ってポイントを手にすることもできていたはずだ。レース終盤にはタイヤのデグラデーションに悩まされたから、彼についていくことができなかった。ポイント獲得はいつだって難しいものだけど、12位でレースを終えるというのは残念だ」

ハイメ・アルグエルスアリ(リタイア)

「僕にとってはすごく短いレースになってしまったけど、問題については把握していない。マシンのダッシュボードには何の表示もなかったからね。トルクとパワーを失い始めていると感じ、ピットウオールからはマシンをコース脇に止めるように言われたんだ。それから大量の白煙に気づき、何らかの液体が漏れていることもわかったから、他のマシンに問題が起きないようにレーシングラインを外そうとしたよ。僕のF1デビューからの1周年を祝うレースとしては、最高の形ではなかった」

【ロータス】

ヤルノ・トゥルーリ(15位)

「本当にチームにとって素晴らしい1日だ。この週末はずっと良かったし、2台そろってフィニッシュできたことでチームのハードワークが報われた。スタートは大成功で3つポジションを上げたんだ。いったんティモの前に出ると、楽に抑えることができた。セーフティカー中の戦略によってヘイキに前に出られてしまったけど、チームの利益のためだ。今回も直近のライバルより上だったので、今日の目標は十分に達した」

ヘイキ・コバライネン(14位)

「チームにとって素晴らしい1日だ。14位と15位でフィニッシュできたのはみんなのおかげだ。たぶんこれが僕らのベストだったと思うので、すごくうれしいよ。スタートはティモ(グロック)の後ろからだったけど、彼をオーバーテイクする自信はあったし、その通りになった。僕のレースは比較的平和だったよ。スタートで少しポジションを落としてしまったけど、セーフティカーが出た時すぐにピットインして、何人か抜き返すことが出来た。それ以降は最後までペースをコントロールし、ミスをしないよう気を付けるだけだった。今日のパフォーマンスに満足して休みに入ることができる。チーム全体にとって素晴らしいことだよ」

マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「エクセレントな2台フィニッシュだ。新チームの中でも再びベストだった。ドライバーは2人ともいいレースをしてくれて、特にヤルノはスタートが抜群だった。セーフティカーピリオドは短時間になると分かっていたので、ヤルノにはステイアウトの指示を出した。チームとして正しい戦略だった。だがこのためにヤルノはチームメイトに抜かれることになってしまったので、申し訳なく思う。だが、チームのために正しいことをしたんだ。ヘイキは終始力強いレースだった。スタート直後はディ・グラッシに封じられたが、パスしてからは安定してチェッカーまで走り抜いた。すべてが素晴らしい結果となり、チームにとって非常にうれしい1日だ」

【HRT】

山本左近(19位)

「ダブル完走というチームの目標を達成できてうれしく思っています。スタートは異なるタイヤ戦略を採ることにして、僕たちはプライムタイヤを履きました。次のレースに向けた準備に生かせる異なるデータを得られたので良かったと思います。これから夏休みなので、この先のレースに向けてしっかりと準備していくつもりです」

ブルーノ・セナ(17位)

「僕たちのパフォーマンスは昨日の予選より良かったと思う。難しいレースだったし、他のチームと戦うのは本当に厳しかった。でも、最終的に2台とも完走できたから、素晴らしい仕事をしてくれたチームにありがとうと言いたい。今は夏休みを楽しみにしている。この先のレースで再び競争できることを期待する」

コリン・コレス(チーム代表)

「ハンガリーでダブル完走を果たせて本当に満足している。パフォーマンスは昨日よりかなり良くなっており、大きく改善することができた。他チームとのギャップは予想よりも小さかったし、セーフティカー導入中とそれに続くピットストップではポジションを改善することさえできた。われわれは別々の戦略を採ることにした。ブルーノ・セナにはオプションタイヤでスタートさせ、ピットストップでプライムタイヤに履き替える。一方の山本左近には先にプライムタイヤを履かせてそれからオプションタイヤに交換することにした。チームにとっては素晴らしい結果だったし、今週末は皆が素晴らしい仕事をしてくれたと思う。この後は夏休みに入り、それが終われば今回のポジティブな結果を続けていきたいと思っている」

【BMWザウバー】

ペドロ・デ・ラ・ロサ(7位)

「本当にうれしい。これだけ必死にたくさんのマシン開発に取り組んできたチームの努力にふさわしい、本当にいい結果だから特別うれしいよ。スタート後は難しかったけど、セーフティカーがいいタイミングで出てくれたし、チームはタイミングよく呼んでくれて素晴らしい仕事をしてくれた。僕のピットストップは本当にうまくいったし、その後はずっとポジションをキープすることができた。いろいろと学んだことも多かったけれど、レース中のマシンは問題なかった。ここに来たときは、このスローサーキットにあまり期待はしていなかったけど、今年初めて2台そろってポイント圏内でフィニッシュできた」

小林可夢偉(9位)

「最悪の予選を考えると、本当にうまく立て直せたと思っています。今日はベストを尽くすしかありませんでしたから。スタートは良かったですし、セーフティカーピリオドの後にミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)をオーバーテイクしたことが重要でした。あれがなければゴールの前にルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)に追いつかれてしまっていたと思います。今シーズン初めて、2台そろってポイントを獲得することができて、チームにとっては本当によかったと思いますし、本当にうれしいです。最高の気分で素晴らしい夏休みを過ごせると思います」

ペーター・ザウバー(チーム代表)

「チームの300戦記念にこの結果はとにかく最高だ。心からホッとした。見事な仕事を成し遂げたドライバーとチームのファンタスティックな努力のおかげだ。皆、おめでとう! スタート後にペドロ(デ・ラ・ロサ)は2つポジションを落としたが、その後はとても一貫した走りだったし、ジェンソン・バトン(マクラーレン)を抑え続けるには十分な速さがあった。そして貴重な6点をもたらしてくれた。可夢偉のスタートがうまいのは分かっていたが、今日の彼はとにかくずば抜けていた。オープニングラップでポジションを7つ上げると、最終的には23番手から9位フィニッシュ。この結果を得て夏休みを過ごせるのは本当に素晴らしい気分だ」

【ヴァージン】

ティモ・グロック(16位)

「最高のスタートを決めたけど、第1コーナーへの進入ラインを間違えてしまった。インサイドのほうがうまくいったはずだけどアウト側に進んでしまい、かなりポジションを落としたよ。セーフティカーが出たときは、ルーカスが先にピットに入ったから後ろで待たなければならなかった。セーフティカー後はコバライネン(ロータス)の後ろになり、トゥルーリ(ロータス)が遅れてピットに入ってから、僕の目の前でコース復帰した。だからターン1でバトルできたよ。その後はロータスについていこうとしたんだけど、青旗によって結果的に16位に終わった。だけど僕らは2台そろって完走できたし、力強い週末を送れたから、みんなは夏休みを楽しめると思っている。ここまでのチームの努力に感謝しているし、残りのシーズンでいい結果を残したい。僕は1週間を休暇に充てて、残りはトレーニングするつもりだ。再びレースするスパに向けて準備を整えるよ」

ルーカス・ディ・グラッシ(18位)

「1周目はとてもよくて、トゥルーリの後ろ、コバライネンの前で走れたんだ。セーフティカーが導入された時、ピットに入る決断をした。完ぺきな戦略で新チームでは一番先頭になれたけど、残念ながらホイールの1つに問題が生じ、次の周にもう1度ピットに入らなきゃいけなかったんだ。これで周回遅れになって僕のレースは終わってしまったようなものだから、その後はマシンを限界までプッシュして新チームの中で最速タイムを出すことしかできなかった。僕らのマシンがいかに強力だったかを物語っているけど、いいレースができなかったことが残念なんだ。これから夏休みを迎えるけど、僕はブラジルに帰って家族や友人と過ごすよ。チームのこれまでのハードワークに感謝しているし、いい休暇が取れればいいね。再びレースに戻ってからは、残り7レースでロータスとの戦いに挑むことになる」

ジョン・ブース(チーム代表)

「今週末はレースまでは最高だったし、マシンも新チーム勢のトップでゴールするだけの速さを持っていたから、これは望んでいた結果ではない。しかし、われわれはマシンパフォーマンスをこれからの数レースでも維持し、終盤の7レースでさらに改善ができると考えている。これからチームは夏休みを迎えるが、これは控えめに言っても豊かなものと言えるだろう。われわれは3月からここまで戦ってきたが、皆が素晴らしい仕事をした。我がチームを誇りに思っているし、4週間後にスパから戦いを再開する際には、さらなる改善が得られると理解している」

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