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タイヤセットを混合したルノーに執行猶予つき罰金

M.S.
2018年8月1日 « 短中長期のテスト作業に励んだレッドブル | ハミルトンが一部コンポーネントを交換 »
© Gabor MONOS / AFP
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シーズン第12戦ハンガリーGPでは不適切なタイヤ使用のあったルノーに執行猶予つきの罰金が言い渡された。

ガレージで同一コンパウンドの異なるセットに登録されていたタイヤが混ざり合ってしまったルノーはフリー走行2回目になってその手違いに気づき、自ら申告したことでチームへの約130万円の罰金は執行猶予つきとなっている。

一方、フリー走行2回目でピットストップからのリリースに問題があったザウバーには罰金約65万円との裁定が下った。

決勝では他車とのバトルで接触を引き起こしたメルセデスのバルテリ・ボッタスにレース後のタイムペナルティ10秒とペナルティポイント2点が発令されたものの、後続との差が十分に開いていたため、最終的な結果に影響はなかった。

その他を含め、ハンガリーGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

ハンガリーGP初日:7月27日(金)

(金曜フリー走行1回目はペナルティなし)

【金曜フリー走行2回目】

◆マーカス・エリクソン(ザウバー)
違反内容:安全性に欠ける状態でのピットストップからのリリース、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条13項(b)に違反
裁定:ザウバーに罰金5,000ユーロ(約65万円)
裁定理由:スチュワードは現地時間16時7分に実施されたカーナンバー9(エリクソン)のピットストップの映像を確認し、チーム代表者から事情を聴取した。マシンがリリースされた際にホイールが適切に装着されておらず、スチュワードは問題のマシンが第28条13項(b)に反して安全性に欠ける状態でリリースされたと判断した。チームは即座に反応し、ドライバーにマシンを即刻止めるよう指示しており、ドライバーは直ちに安全なやり方で停車した。

同様の性質の件に対する裁定に基づき、ドライバーが最初の機会で適切なアクションを取ったことを踏まえ、スチュワードは上記の条項で言及されているグリッド降格ペナルティはそぐわないと断じた。それ故、スチュワードはチームに罰金5,000ユーロを科すものとする。

◆ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
違反内容:タイヤの不適切な使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第24条2項(a)および第24条4項g(iv)に違反
裁定:ルノーに罰金10,000ユーロ(約130万円)、ただし、他にタイヤ使用に関連するレギュレーションの違反がない限り、2018年シーズン末までの執行猶予付き
裁定理由: スチュワードはチーム代表者およびタイヤ担当のFIA技術アシスタントから事情を聴取し、タイヤの精査データを確認した。チームはガレージで2つの異なるタイヤセットに含まれていた2本の左フロントタイヤを混合していた。結果として、FP1(フリー走行1回目)で混合したタイヤセットが使用された。マシンはセッション中にサーキット上でストップしたため、タイヤはピットで検査官による精査を受けなかった。そのため、このエラーはFP1で発見されなかった。この最初のセットはFP1終了後に電子的に返却されている。しかしながら、最初のセットに登録されていたタイヤの内3本は、実際には2セット目に入っており、FP2で使用された。チームはこの時にエラーに気づき、精査の際に検査官に報告している。

全てのタイヤが同一のウルトラソフトだったため、いずれのセッションでも余分なタイヤは使用されていない。タイヤそのものは正しくなかったにしろ、FP1後に正しい数量のタイヤが返却されており、有利に働く要素はなかった。また、チーム自身がエラーを報告していることから、スチュワードはこれに対する制裁を軽減し、シーズン末までの執行猶予つきの罰金10,000ユーロを申し渡した。

ハンガリーGP2日目:7月28日(土)

(土曜フリー走行はペナルティなし)

【予選】

◆ランス・ストロール(ウィリアムズ)
違反内容:マシンがパルクフェルメ状態に置かれている際に、パーツを異なる仕様のものに変更、FIA F1スポーティングレギュレーション第34条6に違反
裁定:ピットレーンスタート
裁定理由:問題のパーツが予選で使われたものと異なる仕様であること、また、サスペンションのセットアップも変更されたことから、コンペティターはピットレーンからのスタートを義務付けられるとともに、第36条2項で定められる手順に従わなくてはならない。

ハンガリーGP決勝:7月29日(日)

【決勝】

◆バルテリ・ボッタス(メルセデス)
違反内容:ターン1でカーナンバー3と接触、FIA F1スポーティングレギュレーション第38条1項に定義されているインシデントへの関与
裁定:レース後のタイムペナルティ10秒、およびペナルティポイント2点
裁定理由: スチュワードは映像証拠を見直し、カーナンバー77のドライバー(バルテリ・ボッタス)、カーナンバー3のドライバー(ダニエル・リカルド)、チームの代表者から聴取した。それ以前のインシデントにより、ボッタスは破損したフロントウイングを抱えていた。2台がターン1にアプローチする中でリカルドがアウト側におり、十分なスペースは与えていた。ラインを損ない、フロントウイングの影響でダウンフォースが不足していたボッタスはロックアップを喫し、リカルドと接触、これでリカルドがコースオフを強いられてダメージを引き起こした。2台とも走行は続けている。スチュワードは2点のペナルティポイントと共に10秒ペナルティを発令し、最終結果に適用することとする。

ボッタスの累積ペナルティポイント:2ポイント(2018年7月29日時点)

ドイツGP:ドイツはペナルティの少ない週末に
イギリスGP:泡と消えたガスリーの入賞
オーストリアGP:青旗無視のストロールに厳罰
フランスGP:スチュワード、フォース・インディアのタイヤ問題を重視
カナダGP:トロ・ロッソ勢のみがペナルティの対象に
モナコGP:罰金多発のモナコGP
スペインGP:計3台のリタイアを招いたグロージャン
アゼルバイジャンGP:5件のクラッシュにペナルティ
中国GP:クラッシュの責任を負ったフェルスタッペンとガスリー
バーレーンGP:ピットのトラブルに悩まされたライコネン
オーストラリアGP:たて続けに起こったハースF1の悲劇

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