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ハンガリーGP木曜日の記者会見パート2

Jim
2010年7月30日 « ハンガリーGP木曜日の記者会見パート1 | 他を寄せ付けぬレッドブルが1-2 »
事故の記憶はほとんどないと語るマッサ © Sutton Images
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ハンガリーGP開幕を控えた29日(木)、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、ヘイキ・コバライネン(ロータス)、ロバート・クビサ(ルノー)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、山本左近(HRT)が記者会見に出席した。

Q: ルーベンス(バリチェロ)、先週末にフェリペ(マッサ)が直面したことをお聞きになってどう思われましたか? 2002年にオーストリアであなた自身が同じことをやらざるを得なかったことを後悔されていますか? またフェリペにうかがいたいのですが、ブラジルメディアの発言を受けて先週末は何かをやるべきだったとお考えですか?

ルーベンス・バリチェロ: 僕に言えるのは、彼がああいう最悪のことに直面したところを見て本当に気の毒に思ったということだけ。他には何もない。ああいう気持ちになる人がいちゃいけない。フェリペは友人だし、彼がそうならないように願っていたんだけどね。

フェリペ・マッサ: 前回のレースで自分は最高のレースをしたし、あの事故から1年後だったから最高の時間を過ごせたけれど、まあ、とにかく僕たちは前を向かなきゃいけないし、今週末のことを考える必要がある。それが一番重要なこと。

Q: フェリペ、今回のことでフェラーリとご自身の関係について、あなたの見方は変わりますか? これは予想外のことだったのでしょうか、また今後のビジョンを変える可能性はありますか?

マッサ: 当然、自分をもっと強くしてくれた。

Q: フェリペ、前回のレース後、私はブラジルでのあなたのイメージを心配されていませんかと質問しましたが、あなたは"絶対にない"とおっしゃっていました。それから約1週間、どう言われているかは存じております。それに対するコメントはありますか? 国を裏切ったと言う方もいらっしゃるようですが。

マッサ: 当然ない。僕は常に母国のためにできるすべてをやっている。僕にとって母国は一番大切なもの。これまでの人生でもそれを何度も証明してきているし、人生を通して、キャリアを通して、たくさんのことをやってきた。自分の国のためにやれることをね。それに、そんな風に思っている人がいるのなら、その人たちは完全に間違っている。僕はやれることをすべてやっているし、母国のためにできるすべてをやろうと思っていて、自分にとってはそれが一番大切なことなんだ。だって母国だから。

Q: フェリペ、まずはおかえりなさい。ドイツでの決勝後の記者会見ではあなたもフェルナンド(アロンソ)もチームオーダーがあったとは認めようとされませんでした。その後、FIAはフェラーリを有罪と見なし、罰金を科した上に本件は世界モータースポーツ評議会に委ねられることになっています。フェラーリが有罪と判決された事実を踏まえて、あなたのご意見をうかがえますか? また、あなたはここで優勝を争うことを楽しみにしているとおっしゃっていましたが、ドイツと同様の状況がここでも発生した場合、あなたは優勝争いを許されるのでしょうか?

マッサ: 前にも言ったように、先週末の話をすることに何の意味もない。僕たちは今を考える必要がある。前戦で何が起きたのかについてはたくさん話してきたはずだ。だから、うん、ここではコンディションがどうあれ優勝を争うつもり。

Q: つまり、今週末も同じ状況になった場合、あなたは同じような行動を取るおつもりですか、それとも違うのでしょうか?

マッサ: 僕は優勝するつもりでいる。

Q: フェリペ、あなたがチームのために働いているとおっしゃったときは理解できました。少なくとも先週はそうおっしゃっていましたが、チームのために働くことはチームメイトのために働くというリスクがありますね。

マッサ: 当然、そうじゃない。僕はチームのために働いていて、チームのために働くことがいかに重要かってことは分かっている。

Q: ですが、チームメイトがワールドチャンピオンになるべく戦わなければならない場合、主には彼自身が・・・。

マッサ: うんと、あなたは過去に起きたことをよく覚えているでしょ、違う? 2007年さ。2008年に何が起きたのか、きっとかなりよく覚えているはずだけど? だからすべてのポイントをおさらいする必要はないと思うよ。もちろん、チームのチャンピオンシップ制覇のチャンスが本当にあるのなら、僕はチームのためにベストを尽くしたい。

Q: フェリペ、勝利を目指して戦い続けることは可能だと、チームから保証を得られましたか? それに関してチームとお話しされたのでしょうか? これはあなたのモチベーションに影響しませんか?

マッサ: もちろん、チーム内の皆と話した。さっきも言ったけど、僕はただレースをするためだけにいるわけじゃない。勝つためにいるんだ。それが重要なこと。勝てる立場にいる限り、最後までやり切る必要があるし、優勝を目指して戦わないといけない。状況が変わり続ける限り、チームのためにベストを尽くしたい。僕はチームのために働いている。僕はプロだ。僕の話していることを分かってほしい。

Q: ルーベンスとフェリペ、それから回答をご希望される方に質問です。チームオーダーのルールは廃止されるべきだと思いますか? あなたの見解を聞かせていただけますか?

バリチェロ: 決めるのは僕たちじゃない。チームオーダーをやっちゃいけないと言われたら、別の方法でドライバーに伝えるやり方が導入されてきた。だから、その点に関して、"OK、つまりこれはやっちゃいけないんだ"と思うべきだし、チームはどんなことでもやると決めるべきだ。僕はただ、こういうことはやめるべきだと思っている。結局は演出のようなものが加えられる可能性があるからね。レースをしているときは片方を負かしたくなるものだけど、気分は良くないだろうね。もし僕が"もう1台のマシンより速く走れるようにしてやろう"なんて言われて優勝しても、いい気分はしないだろう。そういうのは好きじゃない。僕はそんなことしたことはないし、だからこそ僕は自分の人生を変えようとした。だからこそチームを変えたり移籍したりしてきたんだ。だから、これを変えるのは上層部の人たち次第だと思うよ。僕たちは競争することを許されるべきだと思うから。何が問題だっていうんだ? 1ポイントでチャンピオンシップに勝てなかったとすれば、それだけのこと。チャンスはあったはずだし、そこできちんと行っておかなきゃいけない。そうしてチャンピオンシップを1点差で勝つんだ。誰が勝たせてくれるっていうのさ? だから何なの? それが僕の意見さ。僕が悪いヤツで世界チャンピオンになりたければ、そんなことは気にしないけどね。僕は自分の息子たちに父が教えてくれたのと同じことを教えるつもり。自分はそれでハッピーだ。

ヘイキ・コバライネン: あんまりこの議論に深く関わりたいとは思わない。僕はここにレースをしにきているから。

ロバート・クビサ: そんなに単純なことじゃないと思う。僕たちは全員がそれぞれのチームのために働いている。一番重要なことは・・・好き嫌いは別として、チームなんだ。チームがより良い結果を残せたり、多くのポイントを得られたりするようなチャンスや機会があれば、そうするよう求められるのは普通のことだと思う。自分がそうするのも普通だと思うし、それはとてもシンプルなことだ。確かにチームメイトを先に行かせることは楽じゃないけど、チームにとって大事なこともある。そうやって機能してきたわけだし、この先もそうやって機能していくだろうから、チームメイトをオーバーテイクすることが許されないと言わない限りはこれをストップさせる唯一のルールだと思うけど、そうすることはできない。10年前のような話だ。この先の10年は今回のような感じだろう。

Q: ルーベンス、以前はフェラーリでこの状況にずっといらっしゃったわけですが、残りのシーズンに向けて、あなたからフェリペにどのようなアドバイスを送られますか? 彼は今、チームでどのように答えるべきでしょうか?

バリチェロ: 彼に電話してもう話してあるし、これは僕と彼との話だ。自分の思うところは彼に伝えたけど、教えるようなことはあまりないよ。ちょっと前に僕が感じていたのと同じようなことを彼も感じている。それは当然のことさ。

Q: フェリペ、事実をはっきりさせていただけますか? あなたは今、ナンバー2ドライバーなのですか? また、もしそうでない場合、フェルナンドに7点を譲った意味は何だったのでしょうか? あなたが素晴らしいドライバーであることは存じておりますし、素晴らしいコンペティターだと思います。なぜ先週末にあなたがああしたのか、われわれの多くがとても混乱しているのです。

マッサ: 僕が自分で自分はナンバー2ドライバーだと言うようになったら、僕はもうレースはしない。だから違う。

Q: シルバーストーンの週末中に、ウェバー(レッドブル)が"もし自分が今回の立場になると分かっていたら再契約はしなかった・・・契約を延長しなかっただろう"とおっしゃっていましたが、あなたもこの数日同じことをお考えになりましたか、フェリペ?

マッサ: いや。正直、皆さん全員が僕に言ってもいないことを言わせようとしている。僕は自分の考えがあるし、ひとつひとつ議論するつもりはない。真実とは異なっているから。

Q: ルーベンス、これまでの話題から離れます。ルーベンス、300戦目ですね。257戦目に達した際にはマシンに特別な称号があったのを覚えていますが、今回は何か計画されていますか? 300という数字は本当にとてつもない数字ですよね。

バリチェロ: そうだね、皆さんがどこから300を数えているのかは分からないけど、僕はスパで300に達するカウントだ。トルコで257戦目を迎えたように、スパが僕の300戦目になる。まず、話題を変えてくれてありがとう。ご親切にどうも! 次に、300回目のグランプリに達するのは本当にファンタスティックな瞬間だ。自分らしい競争力があって、マシンでの時間を楽しめて、素晴らしいスピリットを持った偉大なチームのためにレースができる、それがファンタスティックだ。スパではヘルメットのカラーリングを一新するつもり。記念だからね。チームが何か変わったことをするかどうかは知らないけど、本当に正直、この数字に達することを心から誇りに思う。考えたこともなかったからね。だけど、いつか腰を落ち着けて振り返ってみると、きっと本当に特別な思いになるだろうから、ある意味、この数字が自分の報いになると思っている。今はこのマシンをドライブすることが喜びだし、300戦目である程度は競争力があることもうれしい。僕にとってはそれが一番重要なこと。

Q: では、おめでとうございます。ただ、257戦目に達した際、あなたが300にすることが目標だとおっしゃっていたことをお知らせしておきます。次のゴールは何でしょう? 350?

バリチェロ: 400とか? アハハ。

Q: フェリペ、あの悲惨な事故から1年が経ち、ここに戻ってこられたわけですが、最初の数周は少し不安に感じると思われますか?

マッサ: まったく。自分の仕事に何の違いもないよ。正直、事故については細かいことを覚えていない。コーナーも覚えていないんだ。何度も見たけど、何も覚えていないから、バイザーを閉じればそういうことは何も考えないし、とにかく自分のベストを尽くすこと、精いっぱいやることだけを考える。だから、もちろん、そんな(不安というような)ことはない。それに、ルーベンスが本当に、本当に強力なスプリングをマシンに搭載していると確信しているしね。

バリチェロ: 本当に彼はこんな具合なんだ。彼は何も不安に感じていないと思う。3、4カ月前にブラジルに戻ってポーカーをやったんだけど、彼が"サプライズプレゼントがあるんだ"と言って、あのアクシデントの時のヘルメットをテーブルに置いたんだ。あれで僕は完全に使いものにならなくなった。あの夜は完ぺきに打ちのめされたよ。ポーカーでお金がどんどん出て行っちゃって、彼はそれを楽しんでいたんだ。だから、彼は全開でドライブするはずだよ・・・僕は今違うチームにいるから、大丈夫、君は安全さ。

Q: ヘイキ(コバライネン)に質問です。スポーツ精神に欠けるチームオーダーに関して、フェラーリに対する非難が続いていますが、私が間違っていなければ(マクラーレン時代の)2008年にホッケンハイムでロン・デニスから無線で同じメッセージを受け取られていますよね? "ルイス(ハミルトン)の方が君よりずっと速い"と言われたかと思いますが、その後、ルイスが今回のフェリペと同じコーナーであなたを追い抜き、1点差でチャンピオンシップを制しています。事実ですよね?

コバライネン: 覚えていないな。僕にすれば、昔を振り返る意味なんかない。僕はロータスと共にレースをしに来ている。僕に言えるのはそれだけさ。

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