ハンガリーGP

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ハミルトン車に火災、ポールはロズベルグ!

M.S.
2014年7月26日
炎を上げながらピットを目指すハミルトンのマシン © Sutton Images
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すり鉢状の浅い谷間の底に広がるユニークなサーキット、ハンガロリンクにて26日(土)日本時間21時から2014年FIA F1世界選手権第11戦ハンガリーGP予選が実施された。

これまでに3回行われたフリー走行でライバルたちに差をつけたのは、過去にこのサーキットで4勝を挙げているメルセデスのルイス・ハミルトンで、すべてのセッションを最速タイムで終えている。同様にこれまでの全セッションで2番手につけたのがその相棒のニコ・ロズベルグだ。

今週末のドライタイヤにはピレリのミディアムコンパウンド(プライム)とソフトコンパウンド(オプション)の2種類が選ばれた。セッションスタート時の空には雲がかかっており、気温28度、路面温度47度のドライコンディションだった。

Q1がスタートすると先陣を切ったケータハムの小林可夢偉らを先頭に次々とドライバーたちがコースに姿を現した。しかし、ロータスのパストール・マルドナドは激しくフロントをロックさせた後にマシンをコース外に出し、ノータイムのまま早くも予選を終えている。

暫定トップにつけたバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)を含めて半数以上のドライバーのタイムが出たところで、今週末の優勝候補であるハミルトンのマシンリア部分から炎と白煙が上がった。ラップの終盤に来ていたハミルトンはそのままピットレーンに入り、ガレージにたどり着く前にマシンを止めている。

ハミルトンが為す術もなく消火活動を遠巻きに見ている間にも、僚友ロズベルグはタイムシートのトップに立つ。ダニエル・リカルドとセバスチャン・ベッテルのレッドブルコンビがそれに続き、ケータハムの小林可夢偉はQ2進出可能な16番手につけていた。

終盤にはオプションタイヤを投入したトロ・ロッソのジャン-エリック・ベルヌがトップタイム、ダニール・クビアトが3番手タイムをたたき出す。

ノックアウトゾーン付近では最後に大番狂わせが起こり、マルシャのジュール・ビアンキがタイム更新して16番手につけた影響で、すでにピットに引き上げていたフェラーリのキミ・ライコネンがQ1落ち。予選17番手に終わったライコネンと共に、可夢偉、マックス・チルトン(マルシャ)、マーカス・エリクソン(ケータハム)、そしてハミルトンとマルドナドがここで姿を消した。

メルセデスによればハミルトン車の火災は燃料漏れによりエンジンが燃えたものだとのこと。詳しい原因についてはマシンがチームの手に戻ってからの調査が待たれる。

フォース・インディア勢が最初にタイムアタックをスタートしたQ2では、ボッタスが1分24秒フラットでトップに立つも、ロズベルグが1分23秒310という目覚ましいタイムをたたき出してライバルたちを引き離す。

後からコースインしたベッテルとリカルドが1分23秒台に乗せるもロズベルグには届かず、タイムシート上位はロズベルグ、ベッテル、リカルド、ボッタス、アロンソというオーダーとなる。

残り3分ごろから各車がQ2最後のタイムアタックへ向かったが、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)はハイドロリック漏れで以降の予選セッションには参加できず。ロズベルグ、ベッテル、リカルドのトップ3はガレージにとどまり、残る12名がトップ10入りを懸けて争った。

このラストアタック中にクビアトがターン12でスピンを喫し、グラベルでストップしてステアリングを外している。11番手タイムから更新することができなかったクビアトをはじめ、12番手エイドリアン・スーティル(ザウバー)以降、ペレス、エステバン・グティエレス(ザウバー)、ロマン・グロージャン(ロータス)、ビアンキの予選順位がここで決している。

Q3進出を決めた10名はロズベルグ、ベッテル、リカルド、ボッタス、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、アロンソ、ジェンソン・バトン、ケビン・マグヌッセン(共にマクラーレン)、ベルヌ、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)だった。

Q3開始を前に観客席では次々と傘が広がる。できるかぎりコースコンディションが良い状態でアタックラップを決めようとピットレーンにはロズベルグを先頭に各車が列を作り、オープンと同時にコースへと飛び出していった。

タイヤは全員がソフトをチョイス。真っ先にコースインしたロズベルグは雨に足をとられてターン1で大きくコースを外れ、後ろから来たマグヌッセンが同じ場所でフロントからタイヤウオールに突っ込んだ。

さらにバトンもコースオフを喫したが、こちらはロズベルグと同様に体勢を立てなおしてコースに復帰。このインシデントを受けて赤旗が掲示され、マグヌッセン以外の全車がピットへ帰還した。時計は残り9分59秒で止まっている。

数分のセッション中断後にロズベルグから1台ずつコースに現れたマシンは、すべてドライのソフトタイヤを履いていた。セッション再開後の最初のアタックラップでは後方に沈んだベッテルが2周目にトップタイムを刻むも、ロズベルグがそれを上回る1分23秒236をたたき出す。

まずはロズベルグ、ベッテル、ボッタス、リカルド、ヒュルケンベルグ、アロンソ、バトン、マッサと並び、ベルヌはノータイムだった。

いったんピットへ戻ったドライバーたちは、さらなる雨の可能性を見て早々にタイムアタックを再開する。最終アタックで自己ベストを塗り替えたベッテルがタイムシートの最上位に浮上したものの、それに続いて全セクターを最速タイムでまとめあげたロズベルグがポールポジションを勝ち取った。

ロズベルグのベストタイムは1分22秒715。2番手からはベッテル、ボッタス、リカルド、アロンソ、マッサ、バトン、ベルヌ、ヒュルケンベルグ、マグヌッセンが予選トップ10に続いている。

ハンガリーGP決勝は27日(日)日本時間21時スタート予定。決勝レースもお楽しみに!

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