HRT F1

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オーナーを失う危機にあるHRT © Sutton Images
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今週末のHRTに漂う雰囲気は切迫したものだ。不安定な状態にある同チームのスタッフは"われわれは雇用されておらず、職に応じられる"ことをアピールしていると『Marca(マルカ)』紙が報じている。

今週の始めにチームオーナーの『Thesan Capital(テサン・キャピタル)』が新たな買い手を探していると明かした。

2012年の最終戦ブラジルGPが終わっても買い手が現れない場合、全スタッフが解雇される見通しだとチームの地元スペインで報じられており、32名がすでにチームを離れている。

ある匿名のHRTエンジニアは「面白いことに、彼らの内マクラーレンGTとマルシャから来た2名のシミュレーションエンジニアは5日間しかオフィスにいなかった」と語った。

「われわれは来年のマシンに取り組み、改善しようと努めていた。われわれ全員にとって不意打ちだった」

別のメカニックはHRTのオフィスが今は"もぬけの殻"だと言う。

「われわれの最終日は11月26日になるだろうと言われていた。われわれがここ(オースティン)にいるとすれば、それは彼ら(テサン)にFIAやFOMと契約があり、参戦することを強いられているからだ」

また別の匿名スタッフはチームがカタールのグループと売約間近までいったものの、最後の段階でお流れになったと話す。それが今の状況の引き金になったのだという。

さらに、とある事情通は「来年のグリッドには22台しかいないと思う」と語り、次のように続けた。

「誰かがやってきて減額された価格でチームを引き取る可能性があるのは真実だが、要因になるのは時間。2013年のマシンデザインはストップされており、2台のマシンをグリッドに送り出すのにそれが一番重要なことだ。ライセンスは重要だが、何よりもマシンが必要になる」

あるHRTチームメンバーは「資金の流動性不足により終わろうとしているのではない。単純にテサンがもはや採算がとれないと決めたからだ。彼らはすでにF1への興味を失っている」とコメントしている

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