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今もHRTの契約下にあるリウッツィ

Kay Tanaka
2012年1月17日 « ピレリ、予選専用タイヤ案を捨てず | エクレストン、スペインGPの交互開催を支持 »
「現時点ではすべてが曖昧」とリウッツィ © Sutton Images
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ビタントニオ・リウッツィは今でもHRTの契約下にあるようだが、チームの状況が「かなり曖昧」なため、2012年にレースができるかどうかもわからないようだ。

リウッツィはフォース・インディアに所属した後、2011年シーズンからHRTに加入。初戦はチームメイトと共に予選落ちを喫してしまったが、その後はヴァージン(現マルシャ)を抑えてコンストラクターズ選手権11位獲得に貢献。HRTはシーズン途中にスペインの投資会社『Thesan Capital(テサン・キャピタル)』によって買収されたことで、チームの本拠地はスペイン・バレンシアに変更となり、チーム代表のコリン・コレスも離脱。2012年のレースドライバーとしてスペイン出身のペドロ・デ・ラ・ロサが選定された。

しかしリウッツィによれば、リウッツィとデ・ラ・ロサはどちらもチームのスポンサー獲得状況によって「スタンバイ状態」にあるようで、チームとしてはペイドライバーの起用も考えているとのことだ。

「僕がチームと契約することを決めた時にオーナーだったカラバンテ親子より、テサン・キャピタルはよりスペイン色を出したプロジェクトを行っている」と『422race.com』に語るリウッツィは「そのプロジェクトはスペインにこだわったもので、スペインのスポンサーを獲得し、ドライバーのマネジメントも変更するんだ。現時点ではすべてが曖昧な状況だ。主な問題はチームが資金を有していないということだから、二人のドライバーによって資金を手にする方法を評価しているところだろう」とも述べ、こう続けている。

「僕は2年契約を結んだから、今でもHRTの契約下にある。でも、まだスポンサーを探している状況だから、状況は固まっていない。チームは僕とペドロを保持したいようだけど、僕らはスタンバイ状態にある。僕が判断しているわけじゃなく、現実的に考えているんだ。チーム内の状況は理解しているし、今はシーズン開幕が近いわけだから、とにかく一刻も早く状況を解決しようとしているんだ」

このように不透明な部分があるもののチームは新車開発に取り組んでいるようで、リウッツィは第1回冬季テストとなるヘレステストへの参加を予想している。

「僕は今もこのチームのドライバーだから、プロジェクトにしっかり関わっているよ。他のチームと同じように、わずかな期間で事態が変わることも分かっている。今は契約にはあまりこだわっていない。だって、資金を有した若手ドライバーがやってきてシートを買うことなんてよくあるからね。それがどう機能するかどうかだよ」

「僕は開発プログラムに完全に携わっているんだ。新車は開発が進んでいるし、バレンシアテスト(注:実際はヘレス)にも間に合うはずだ。大きく前進できると自信を持っている。2012年のマシンもポイント獲得は難しいだろうけど、2011年よりは大きく改善されているからね」

またリウッツィは、もしシートを失った際は別のオプションを探索すると認めたものの、現時点ではHRTのプロジェクトに関わると述べた。

「決断をしなきゃいけないから、評価しているところだ。最後の最後で状況が変化することがあったとしても、トップチームに加わるのは簡単じゃない。今のところはHRTにとどまるけど、様子を見ているよ。テストが始まる前に何かが変わるかもしれない」

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